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相談室(No.11901〜)

このページは乳がんに関する不安や悩みを解消していくことを目的としています。皆様からの乳癌に関する情報、体験談、意見、質問などをお待ちしております。 個人および病院への攻撃や中傷に関してはお答えできませんので、あらかじめご了承下さい。

ご相談メールの投稿はこちらからお願いします。

 

なお治療法は、患者さんと主治医がご相談されて決定されるものであり、この相談室でお答えできるのは、一般的な参考意見であることをご了解下さい。

当相談室にお寄せいただいたメールについては、編集・引用・公開させていただく権利を当会(神奈川乳癌治療研究会)が有するものとします。また、名前、メールアドレス等個人情報保護の観点から、皆様から頂戴したご相談のメールは、一定期間の後、アドレスも含めて削除させていただいております。再度ご相談いただく際はその旨ご留意いただき、掲載No.を書き添えて下さるようお願い致します。    

 

★ 『乳がん治療の歴史』 コーナー 新設のおしらせ

このたび、当サイト「乳癌インフォメーション from Doctors」 に 『乳がん治療の歴史』 コーナーを開設いたしました。

当サイトの トップページ から、または こちら からご覧いただけます。1世紀以上にわたる乳がん治療の変遷に沿って、様々な用語の解説をおこないます。ぜひご利用下さい。

    

 

★ 公開第16回かながわ乳がん市民フォーラムにご参加いただき、有難うございました

2017年 第16回かながわ乳がん市民フォーラムにご参加いただき、有難うございました。、「今こそ受けたい乳がん授業  」と題し、多くの医療者と乳がん体験者に参加して頂き、壇上で模擬教室を展開致しました。


 日 時  2017年8月26日(土) 午後1時〜午後4時(開場:12時30分) 参加無料
 会 場  はまぎんホール ヴィアマーレ  (〒220-8611 横浜市西区みなとみらい3-1-1 )
 
プログラム :

    1時限目 生 物 「そもそも乳がんとは?」
    2時限目 歴 史 「乳がん治療の変遷」
    3時限目 化 学 「お薬が世にでるまでの長い道のり」
    4時限目 家庭科 「乳がん治療と生活」
       中休み
       放課後  乳がん体験者のよもやま話

    司会 : 俵矢香苗

    出演者 : 校 長  清水  哲 (前 神奈川県立がんセンター 乳腺内分泌外科) 歴史担当 
           学級委員 三輪 晴美 (毎日新聞社 生活報道部 記者) 放課後担当
           講 師  谷  和行 (平塚共済病院 外科) 生物担当 
           講 師  勝俣 範之 (日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科) 化学担当
           講 師  京盛 千里 (聖マリアンナ医科大学病院 看護部) 家庭科担当
           講 師  橋口 宏司 (横浜南共済病院 薬剤科) 家庭科担当
           生 徒  乳がん体験者の方々
                   荒井 博子 宇治川 洋子 梶原 真理子 古武 好恵 後藤 綾香(仮名)
                   後藤 孝子 白石 幸子  杉  信子   中山 須美 茂木 伊奈江
  


 

目 次

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No

日 付

名 前

件  名

担 当

12078 17/11/16 今後の治療法について 石山
12077 17/10/30 K  左胸のしこり 徳田
12076 17/10/21 S.O 妻の乳がんについて
12075 17/10/21 E 乳がん治療とサプリメント(HPNo.12070)
12074 17/10/21 H.F.  放射線治療について
12073 17/10/13 N 骨転移の骨シンチについて 高橋
12072 17/10/13 K  術後の石灰化 高橋
12071 17/10/13 M リンパ、血行促進とガン転移について 高橋
12070
12070-2
17/10/09
17/10/21
E  術後の治療について
乳がん治療とサプリメント
須田
12069 17/09/28 T 左胸のシコリ 鈴木
12068 17/09/19 M  アナストロゾール 清水
12067 17/09/19 A  炎症性乳がんです 清水
12066 17/09/15 Y.O. 異時性両側乳がん ki67の値が手術前の生検と術後でかなり異なる場合の薬物療法 齋藤
12065 17/09/06 M.A.  非標準治療について 久保内
12064 17/09/06 M.S. 肺の影 久保内
12063 17/09/06 O 石灰化の増加について 久保内
12062 17/08/23 S 現在の私のステージはどれくらいなのでしょうか? 緒方
12061 17/08/23 S.M. 治療後の検診の頻度について 緒方
12060 17/08/23 S.S.  乳がん、乳頭のしこり 緒方
12059 17/08/14 乳癌の皮膚転移の場合の抗がん剤の種類について (HPNo.12049) 石山
12058 17/08/14 S  このままの治療法でいいのでしょうか? (HPNo.12055) 石山
12057 17/08/07 R.O. 乳がん診断について 石川
12056 17/08/07 K.M. 母の今後の治療について(HPNo.12053) 石川
12055
12055-2
17/08/07
17/08/14
このままの治療法でいいのでしょうか?
このままの治療法でいいのでしょうか?(2)
石川
石山
12054 17/08/07 乳癌の皮膚転移と今後の治療について(HPNo.12049) 石川
12053
12053-2
17/08/03
17/08/07
K.M. 母の今後の治療について
母の今後の治療について(2)
徳田
石川
12052 17/08/03 M.I. 緑内障  徳田
12051 17/08/03 左胸の乳首が陥没しています 徳田
12050 17/07/22 私の癌はどの程度のものでしょうか?
12049
12049-2
12049-3
17/07/22
17/08/07
17/08/14
乳癌の皮膚転移と今後の治療について
乳癌の皮膚転移と今後の治療について(2)
乳癌の皮膚転移と今後の治療について(3)

石川
石山
12048 17/07/09 薬は効いているのでしょうか? 高橋
12047 17/07/09 K.I. DCISが確定されました (HPNo.10781) 高橋
12046 17/07/04 M.M. 術後1ヶ月での転移? 須田
12045 17/07/04 乳頭からの分泌について 須田
12044 17/06/30  K ホルモン療法(HPNo.12042) 鈴木
12043 17/06/22 M.T しこりが大きくなり不安です 清水
12042
12042-2
17/06/22
17/06/30
K  リンパ転移、再発?
ホルモン療法
清水
鈴木
12041 17/06/22 Y.A.  乳がん転移について 清水
12040 17/06/17 K  ホルモン療法期間(5年か10年か?)(HPNo.11973) 齋藤
12039 17/06/08 K M アロマシンとハーセプチンの組み合わせ 久保内
12038 17/06/08 今後の治療薬について 久保内
12037 17/05/26 C.N. 髄様癌について 緒方
12036 17/04/30 M.K. 健側の腫瘍(HPNo.11043) 徳田
12035 17/04/30 良性石灰化の今後(HPNo.12028) 徳田
12034 17/04/25 マンモグラフィ 石灰化 カテゴリー4 俵矢
12033 17/04/25 Y  左胸のしこりと肥大について 俵矢
12032 17/04/25 乳がんの症状に当たりますか? 俵矢
12031 17/04/19 アリミデックスの副作用について
12030 17/04/19 K O DCIS切除後の断端について
12029 17/04/15 コイン 乳がんの再発=多発性肺ガン 高橋
12028
12028-2
17/04/15
17/04/30
乳腺の変化について
良性石灰化の今後
高橋
徳田
12027 17/03/30 すぐに摘出した方が良いでしょうか? 鈴木
12026 17/03/23 K.M. 54歳で乳がん見つかりました(2)(HPNo.12022) 清水
12025 17/03/23 TS-1について 清水
12024 17/03/23 不正出血というものなのでしょうか? 清水
12023 17/03/17 KK 乳汁分泌と石灰化 齋藤
12022
12022-2
17/03/07
17/03/23
K.M. 54歳で乳がん見つかりました
54歳で乳がん見つかりました(2)
久保内
清水
12021 17/03/07 M.S. ccrと考えてもいいのでしょうか? 加藤
12020 17/03/07 A.K. 今後の治療について 加藤
12019 17/02/22 E.E. 異時性両則乳癌の抗癌剤について 緒方
12018 17/02/22 右胸のしこりについて 緒方
12017 17/02/22 M.T. FEC 緒方
12016 17/02/13 M.M ホルモン療法 石山
12015 17/02/13 Y ノルバデックス10年の治療について 石山
12014 17/02/11 T 再発後のタモキシフェンについて/新たに肺に影(HPNo.11945) 石山
12013 17/02/11 全摘手術しようと思います 石山
12012 17/02/11 メメ トリプルネガティブで、化学療法しかないが本人の意志に任せると言われて 石山
12011 17/02/07 K 術後の治療方針 石川
12010 17/02/07 M.S. トリプルネガティブ 石川
12009 17/02/01 T.K. 化学療法+放射線+タモキシフエン E2上昇
12008 17/01/28 かよ 右乳房のしこり
12007 17/01/28 H.H.  左胸のしこりについて
12006 17/01/28 K.T. 高校2年生です 谷K.M.
12005 17/01/22 June 分泌物 徳田
12004 17/01/19 自分は、いつからガンになっていたのか? 徳田
12003 17/01/19 乳ガン検査結果について 徳田
12002 17/01/17 乳房の痛み 俵矢
12001 17/01/02 Y  局所再発乳癌の術後薬物治療について 須田
12000 17/01/02 今後の治療について 須田
11999 16/12/31 K.A ホルモン療法と子宮筋腫 鈴木
11998 16/12/22 M  乳がん BCA225 再発 転移 清水
11997 16/12/22 経過観察 清水
11996 16/12/22 T  今後の治療について(HPNo.11988) 清水
11995 16/12/22 M  術前抗がん剤の効果 清水
11994 16/12/22 術後の治療について 清水
11993 16/12/12 再発と生理の関係について 齋藤
11992 16/12/12 S  再発治療 薬の選択 齋藤
11991 16/12/12 Y 複数の検査について 齋藤
11990 16/12/06 保険適応外 久保内
11989 16/12/06 Y  母の乳癌について 久保内
11988
11988-2
16/12/06
16/12/22
今後の治療について
今後の治療について(2)
久保内
清水
11987 16/11/24 今後の治療について 緒方
11986 16/11/22 アナストロゾールは効いているのでしょうか? 緒方
11985 16/11/22 W  検査結果(HPNo.11980) 緒方
11984 16/11/22 M.I. 治療法についてアドバイスをいただきたく思います 緒方
11983 16/11/14 ひまわり ホルモン治療の追加について 石山
11982 16/11/14 H.U. 乳がん 部分切除後の断端陽性について 石山
11981 16/11/14 Y.S. 経過観察 石山
11980
11980-2
16/11/11
16/11/22
再検査
検査結果
石川
緒方
11979 16/11/11 乳腺線維腺腫疑について 石川
11978 16/11/11 E.F. 乳管内乳頭腫 石川
11977 16/10/31 乳がんの可能性はありますか? 徳田
11976 16/10/31 T  胸のしこりと痛み 徳田
11975 16/10/25 乳がんステージ1 俵矢
11974 16/10/17 M.J. ホルモン療法薬変更について(2)(HPNo.11960)
11973
11973-2
16/10/17
17/06/17
K  ホルモン療法薬の再変更
ホルモン療法期間(5年か10年か?)

齋藤
11972 16/10/17 W  乳がんの可能性はありますか?
11971 16/10/12 Y.S. 乳腺症診断について 高橋
11970 16/10/12 A  やはり癌でしょうか? 高橋
11969 16/10/12 Y.W. ノルバディクスの服用期間について 高橋
11968 16/10/12 しこりが気になります 高橋
11967 16/10/12 S.A.  やはり再発でしょうか?  高橋
11966 16/10/12 I  左胸脇近くのしこり 高橋
11965 16/10/12 ノルバディクス服用中です 高橋
11964 16/10/07 A  右胸の乳癌 須田
11963 16/10/07 M  乳がん経過観察中の卵巣摘出 須田
11962 16/10/07 M.T. 右胸のしこりについて 須田
11961 16/10/07 N.I 今後の通院について 須田
11960
11960-2
16/09/29
16/10/17
M.J. ホルモン療法薬変更について
ホルモン療法薬変更について(2)
鈴木
11959 16/09/29 A.S. 乳ガンの可能性 鈴木
11958 16/09/20 M.F. 授乳中のしこりについて 清水
11957 16/09/19 FS ランマーク皮下注射投与について 清水
11956 16/09/19 M 抗がん剤や放射線治療は必要ないのでしょうか? 清水
11955 16/09/19 B  乳管癌の手術を控えております 清水
11954 16/09/19 M 乳がんステージ4の診断を受けました 加藤
11953 16/09/19 H  今後の治療について 加藤
11952 16/09/14 T  こんなに待っても大丈夫でしょうか? 齋藤
11951 16/09/14 K  左乳房にえくぼがあります 齋藤
11950 16/09/14 T.S.  精密検査不要 齋藤
11949 16/09/10 F  肝臓、肺への転移 久保内
11948 16/09/10 T  乳輪のデキモノ 久保内
11947 16/08/26 M.S.  肺/肝臓転移疑い 緒方
11946 16/08/26 Y.T.  経過観察で良いのでしょうか? 緒方
11945
11945-2
16/08/26
17/02/11
T 再発後のタモキシフェンについて
再発後のタモキシフェンについて/新たに肺に影
緒方
石山
11944 16/08/17 N 乳がんの2bと診断されました(2)(HPNo.11943-2) 石山
11943
11943-2
16/08/13
16/08/17
N   乳がんの2bと診断されました
乳がんの2bと診断されました(2)
石山
石山
11942 16/08/13 K  今後の治療について(3)(HPNo.11923) 石山
11941 16/08/11 M.S.  ステージW(HPNo.11934) 石川
11940 16/08/11 Y 今後の治療について 石川
11939 16/08/09 K 今後の治療について(2)(HPNo.11923) 石川
11938 16/08/09 K 体外受精(HPNo.11927) 石川
11937 16/08/09 K 小さなしこりと今後の治療について 石川
11936 16/08/02 K  今後の治療について 徳田
11935 16/08/02 M.S. ダイエットサプリメントについて 徳田
11934
11934-2
16/08/02
16/08/11
M.S.  手術できるでしょうか?
ステージW
徳田
石川
11933 16/08/01 M  ランマ-ク皮下注 徳田
11932 16/08/01 B  パジェット病 徳田
11931 16/08/01 N 再発のリンパ摘出について 徳田
11930 16/07/26 F 外科的生検 俵矢
11929 16/07/26 N 乳癌の可能性はありますか? 俵矢
11928 16/07/26 K  経過観察 俵矢
11927
11927-2
16/07/16
16/08/09
K   心配です
体外受精

石川
11926 16/07/12 M.O  妊娠中の乳がん検診について 高橋
11925 16/07/12 再検査は必要ですか? 高橋
11924 16/07/12 乳癌の胃転移 高橋
11923
11923-2
11923-3
16/07/12
16/08/09
16/08/13
K  今後の治療法について
今後の治療について(2)
今後の治療について(3)
須田
石川
石山
11922 16/07/08 針生検 須田
11921 16/07/08 手術後の膨らみ 須田
11920 16/07/08 R.M. 病理検査・ki67のみ結果待ち 須田
11919 16/07/08 放射線治療について 須田
11918 16/06/28 nao 皮膚改善の方法がありませんか? 鈴木
11917 16/06/28 MH  手術後の治療法について(2)(HPNo.11910) 鈴木
11916 16/06/24 T  乳癌の可能性 清水
11915 16/06/24 C  抗ガン剤を受けるか悩んでいます 清水
11914 16/06/24 I  手術した方の胸に新たなしこり 清水
11913 16/06/24 S  今後の治療について 清水
11912 16/06/15 A.H.  胸のシコリがいびつ 齋藤
11911 16/06/15 S ホルモン療法について 齋藤
11910
11910-2
16/06/15
16/06/28
M.H.  手術後の治療法について
手術後の治療法について(2)
齋藤
鈴木
11909 16/06/06 T  異時性両側乳がん 久保内
11908 16/06/05 M   乳がん治療中の卵子凍結について 久保内
11907 16/06/05 K.M.  手術後の治療方針について 久保内
11906 16/05/24 H  治療方針について(3)(HPNo.11802-3) 緒方
11905 16/05/24 Y  マンモグラフィのみの検査 緒方
11904 16/05/17 さくら 脳転移の症状(2) (HPNo.11887)  石山
11903 16/05/17 F.M. ゾメタでも治療は可能なのでしょうか?(HPNo.11899) 石山
11902 16/05/12 B   転院先について 石山
11901 16/05/12 S  乳ガン検査、治療について 石山

 

No.12078】  17年11月16日    K
今後の治療法について

はじめて質問させていただきます。日々お忙しい中、このような形でも ご尽力頂いて感謝しております。50歳女性 妊娠・出産歴なし、最終月経2017年3月でした。2017年5月に右乳ガン診断(トリプルネガティブ、大きさ 48×52o、リンパ節転移1〜3、核グレード3、T3N1M0、ステージVa)。同6月からFEC4C施行。同10月19日に右乳房切除術(全摘、腋窩リンパ節郭清レベル1)。 手術後の病理検査の結果は、化学療法の効果判定 2b、検索範囲ほぼ全域に不自然な繊維化・脂肪化がみられ、浸潤ガンが存在していたと考えられます。A領域には、低グレードの核所見を伴う非浸潤性ガンを認めます(乳管内のみ)。非浸潤ガンの部分はER 90%・PgR5%・HER2 2+・Ki67 1%
リンパ節転移は、pNo、レベル1(0/12)でした。術後にドセタキセル4C施行予定でしたが…現在のところ 今後の治療方針は決まっていません。個人的にはタキサン系の薬剤を使用しないのは、とても不安です。このような場合 今後の治療はどうなるのでしょうか?

1)タキサン系の上乗せ効果は、どのくらいになるのでしょうか?また施行した方が良いでしょうか?
2)非浸潤部分のHER2感受性については どのように考えるのでしょうか?治療対象になるのでしょうか?
3)ホルモン療法は どのくらいの効果と考えたら良いでしょうか?また私のような閉経途中の場合 治療はどのようになるのでしょうか?
4)放射線療法は 行った方が良いでしょうか?
5)卵巣ガンの家族歴があります。治療の区切りがついたら 相談していく予定でしたが…この予定で良いのでしょうか?

多岐にわたる質問で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

1)術前化学療法後のタキサン上乗せ効果は不明ですが、一般的にはFEC単独よりさらに20%程度の再発予防効果と考えられます。当院でもお勧めしています。
2)化学療法後の非浸潤部のHER2の状態は余り治療には影響なく、化学療法前の組織診断でHER2の状況(免疫染色、FISHなど)で決定するのが一般的で、トリプルネガティブならハーセプチンなどの適応ではないと考えます。
3)当院では10年間のAI剤かTAMOを行いますが、閉経状態かどうかは血中エストロゲンとFSHを測定し、閉経状態と考えれば前者を、そうでなければ後者を投与します。
4)術前のリンパ節転移の記載は1〜3個ということでしょうか? 一般的には、そうであれば、断端に取り残しがなければ放射線治療は不要と考えます。
5)遺伝子外来があれば、その科を受診し、相談されるのが良いと思います。(文責 石山)

 

No.12077】  17年10月30日    K 
左胸のしこり

19歳です。左胸の内側の下側に硬いしこりなのか、骨なのか分からないものがあるのですが、これって乳がんなのでしょうか? ピリピリとした痛みがあります。現在浪人生活を送っておりまして、病院に行く時間も無く、両親に相談しても、若いからそんなことはないと言われるのですが、毎日不安で仕方がありません。

乳がんは、極めてまれな年齢です。しかし、不安で勉強が手につかない状況を考えると、専門医に相談して、安心した方がよろしいと思います。(文責 徳田)

 

No.12076】  17年10月21日    S.O
妻の乳がんについて

妻の乳がんについて相談です。術後、トリプルネガティブと診断されました。大きさは2.2〜1.3。 全摘でリンパの転移なしです。JBCSグレード3(3+3)、WHOグレード3(2+3+3)、Her−2(1+)、ER(score0)(0%)、PgR(score1+)(less than 1%)、
ki−67(80−90% positive)。 再発を防止したいので、抗がん剤治療を行いたいと思いますが、推奨する抗がん剤の種類はどのようなものでしょうか?

トリプルネガティブと診断されたとのことですので、乳癌術後の再発防止治療(補助療法)は抗癌剤治療を行うことになります。日本で現行の補助化学療法は、注射剤としてはアンスラサイクリンを含む治療(AC療法、EC療法、FEC療法など)、タキサン系薬剤(ドセタキセル、パクリタキセルなど)、経口抗癌剤としてユーエフティーなどがあります。種類によってもその効果と副作用が異なりますので、主治医の先生とよく相談なさってください。(文責 谷)

 

No.12075】  17年10月21日   E
乳がん治療とサプリメント(HPNo.12070-2

私の質問に回答をいただき、ありがとうございました。しっかり読ませていただきました。がん患者やその家族の方でうつ状態になこともあると知り、自分だけが不安なのではないと感じ、少し安心できました。その後、私は主治医と相談して、抗がん剤治療を始めることになりました。あれからこの相談室を教えてくれた友人や夫にも話を聞いてもらい、とにかく必要な治療を受けることが大切、ということで納得し、今は前回の質問時より落ち着いております。(夜は途中で目が覚めますが、朝まで眠れるようになりました。)自分でも「乳がんガイドライン」HPなどを読んで、恐れるならきちんと治療を受けようという気持ちになれました。そしてもう一つ質問したいことがあります。私は現在50歳で、出産経験はありません。また私のかかった小葉がんは「ホルモン補充療法に関連していることがある」そうですが、この療法は受けたことがありません。ですが、30代後半から、プロポリスとローヤルゼリーのサプリメント剤を毎日少量ずつとってきました。もしかしてこれが小葉がんを促進したのか?と感じました。今は手術の傷の治りが良いと思い、とりあえずプロポリスのみ少量とっています。主治医から指示は受けていませんが、今後の抗がん剤や放射線治療中は、サプリメントの服用はさけるべきでしょうか。乳がんガイドライン等にサプリメントの効能は証明されいない、とありますが、やはり通常は避けておくべきでしょうか。サプリメントは自己責任でとるものと理解していますが、医師の方の通常の指示や、他の乳がん患者さんの状況など可能ならば参考までに教えていただきたいです。お手数ですがよろしくお願いします。

ご存じの通り、すべてのいわゆるサプリメントにおいて乳癌治療に効果的であるという証明がないことより、これを積極的に推奨することはありません。しかし、プロポリスやローヤルゼリーを使用したことで小葉がんの発生が促進したとも考えられません。医師によってもその意見は少しずつ異なると思いますが、もしそれが貴女の体調にとって有用と判断されるのであれば、それらがこの治療の効果を妨げるという証明もありませんので、私見では使用されることを考慮されてもよいと考えます。ただし、自覚症状はなくても肝機能異常など有害事象の原因となっていることもしばしばありますので、使用する場合は必ず主治医の先生にその旨をご報告するべきだと考えます。(文責 谷)

 

No.12074】  17年10月21日   H.F. 
放射線治療について

みなさんの投稿を拝見し、乳がんについて勉強しているところです。放射線治療について教えてください。乳房温存手術後の放射線治療は、術後9カ月でも効果はあるのでしょうか。開始時期を遅らせることで再発率は変わりますか。一般的に言われている「放射線治療しなかった場合の乳房内再発率20〜30%、治療した場合の再発率10%以下」というのは、化学療法やホルモン療法を併用しての再発率なのでしょうか。ホルモン療法中は再発・転移しないのでしょうか。標準的な治療では、温存手術後2カ月以内に放射線治療を開始するかと思います。温存手術を受けた担当医は、「術後半年や1年以内でも効果はある」と言っていました。状況が許せば、すぐにでも放射線治療を始めたいのですが、5歳(幼稚園)と2歳(未就園児)がおり、通院時の子どもの預け先の問題もあって、術後1年でも効果があるのであれば、来年5月以降にしたいのが本音です。すぐに始めないと効果が無いのであれば、少しでも治療期間を減らせたらと思っています。そこで、照射量を増やして回数を減らす寡分割照射は35歳でも受けることはできるのでしょうか。ガイドラインは50歳以上が条件のようですが、50歳未満が受けることのデメリットは何でしょうか。照射量を増やした場合、副作用は強くなりますか。35歳です。

8月19日 超音波、マンモ、MRIの結果、乳がんの可能性が高いと判断
8月26日 乳房温存手術
9月21日 病理検査の結果が出る
大きさ1.8センチ(1カ所) 
リンパへの転移なし
断端陰性
ホルモン受容体陽性
Ki-67 20%
タモキシフェンを服用中

乳房温存術後の乳房照射に関するご質問ですが、この点に関し、とてもよく勉強されており、敬服いたしました。おっしゃるとおり、特に制限がない場合は術後2ヶ月以内には放射線照射を行うことが好ましく、諸事情でそれが困難な場合は、可及的速やかに開始するというのが一般的なコンセンサスと考えてよいでしょう。乳癌診療ガイドライン(2015)でも、術後20週を超えると局所生存率も生存率も低下するため、それまでに施行することが望ましいと記載されております。ただし化学療法と放射線療法の併用は好ましくないとされているため、術後化学療法を施行する場合は、化学療法終了後に通常放射線療法を行うことになりますが、ホルモン治療と放射線療法の併用は問題なく施行出来るため、やはりなるべく早い段階での放射線治療が望まれます。おそらく術後半年以上経ってからでも放射線治療の効果がないことはないと思われますが、どの程度効果が減弱するかはよく知られておりません。これらより放射線治療の開始時期は、ともすると命に関わる重要な決定事項となり、私見ではご家族や周囲の方にもこの事情をよく御理解頂いて、その方々のご協力のもと、早々に開始することをお奨めしたいと思います。また通常の放射線療法より1回の放射線量を少し増加し、totalの照射期間を短くする寡分割照射は、その効果や有害事象に差がないとされておりますが、まだ施設によってはその照射法を行っていないところもあると思われますので、それを希望する場合は事前に確認する必要はあると思います。この臨床試験が50歳以上で行われたことで年齢の記載が記されておりますが、それより若年でも可能と思われますので、それも担当の放射線治療医に相談することになると思います。是非今後の治療がスムーズに行われることを願っております。(文責 谷)

 

No.12073】  17年10月13日   N
骨転移の骨シンチについて

骨転移の骨シンチについてお聞かせください。乳癌の骨転移治療をし(抗癌剤と放射線治療)、溶けた骨が再生し、痛みも全くなくりました。治療から2年立ちますが、骨シンチ検査で再発当初と大きさが変わらず、黒く写ります。癌細胞が死滅していれば、骨シンチでは白く映るのでしょうか? 骨をまるまる取り出すことは出来ませんが、癌が存在するのか詳しく検査する方法はありますか? よろしくお願い致します。

ご相談どうもありがとうございます。骨シンチに関するご質問ですね。おっしゃる通り、骨シンチでは転移の病巣は黒く写ります。ただし、がん細胞が存在する場合だけでなく、骨折や炎症など骨が傷んでいる場合にも黒く写りますので、治療の効果判定としては不正確です。骨転移の治療効果を厳密に診断するのは困難で、どちらかというと新しい病巣が出現していないかの確認が大切です。そのためには、PET-CT検査やdiffusion MRI検査(拡散強調画像MRI)をおこなうのも一つの方法です。主治医の先生にもご相談なさってみてくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.12072】  17年10月13日   K
術後の石灰化

術後3年。腫瘍8ミリ、おとなしいタイプのガンとの診断。放射線治療ののち、現在はタモキシフェン服用のみ。現在51歳です。血液検査は3か月毎で異常なし。年1度マンモを撮っています。実は今回撮ったマンモに石灰化が見つかりました。去年の画像とくらべて、明らかに白く写っている所が2,3か所確認できます。先生は、「術後、石灰化することはありますから、大丈夫だと思います。3か月後もう一度患側のマンモとりましょう」と言われました。その時は「わかりました」と言って帰りましたが、大丈夫だったら3か月後のマンモは何のために? 3か月で石灰化にそんなに変化がでるものですか? いろいろネットで調べても、先生がおっしゃった術後石灰化が増えるという情報が出てこないので、とても心配になってきました。本当に乳がん術後の石灰化はよくあることなんでしょうか。3か月後のマンモより針生検をしていただいた方がよいでしょうか。ご意見よろしくお願いします。

ご相談どうもありがとうございます。石灰化の原因の一つに、出血がございます。手術後は使用した糸や出血などが原因で、石灰化が出現することはございます。主治医の先生もそのようにお考えになっていると思います。しかし、術後の問題のない石灰化なのか、あるいは新しい乳がんの細胞が原因なのかの判断ができないので、念のため3ヶ月後に石灰化に変化がないかを確認してくださるのだと考えます。いずれにしてもまずは、3ヶ月後のマンモグラフィーをお受けになってから、また主治医の先生と今後の方針をご相談いただくのが良いでしょう。応援しています。(文責 高橋)

 

No.12071】  17年10月13日   M
リンパ、血行促進とガン転移について

乳がんを患っています。日常肩こり、背中のこりに悩んでおります。先日、東急ハンズで1分間に3000回振動も可能なマッサージ機の実演をやっておりまして、試してみたところ、とても気持ちよく、終わった後、血行が良くなり、体中が、かゆくなったほどです。購入を考えてはいるのですが、疑問は、ガンはリンパ・血液の流れにのって転移するとのことですが、マッサージ機を日常使用すると転移を促進してしまわないかということです。国内外にこのようなことに関する研究論文があるのかどうか、あるなら内容について教えていただけないでしょうか。どうぞよろしくお願い致します。

ご相談どうもありがとうございます。おっしゃるとおり、がんは血液やリンパ管を通して全身に流れる可能性がございます。しかし、マッサージ器により転移が促進されるという根拠はございません。気持ちよいのであれば問題ございません。もし乳がんに対して手術をお受けになっている場合には、手術側の腕へのマッサージはご注意くださいませ。肩こり、背中のこりについては、主治医の先生にも念のため一度ご相談してみてくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.12070】  17年10月09日   E  
術後の治療について

こちらの相談室を知人に教えてもらい、初めてメールをお送りしております。お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。8月に乳がんの手術を終え、先日術後の病理検査の結果がでたので、今後の治療について、主治医から話がありました。主治医とはもう一度話をして今後の治療計画を決定する予定ですが、現在感じている不安について、一般的な意見をいただけますと助かります。

<病理検査結果を聞いてメモしたこと>
左胸 浸潤性小葉がん、全摘出手術。 腫瘍大きさ 18mm×10o×25o、深さ(?)は30o。 術前に、腫瘍のまわりに小さなぽつぽつがあると言われ全摘となりました。センチネルリンパ節転移あり 3/6、3個のうち2個はごくわずかとのこと。ly0、v0 でしたが、センチネルリンパ節に転移があったので、リンパ管にも転移ありと考えられるといわれました。ホルモン受容体は陽性で、ホルモン療法が効果的と言われました(ER、PgRの数値は聞きませんでした)。 HER2は、術前と術後で結果が異なり、fish法で陰性ということでした。 Ki-67は 27.7%、増殖度は中間と考えられるとのこと、悪性度は聞いていません。

<主治医からの治療提案>
ステージは2(b)、サブタイプは、ルミナルB型なので、タキソテール(と思いました)を3週間×4回、アンスラタキサン系は不要と思っているとのことでした。プラスホルモン療法(タモキシフェン))10年と言われました。私の右胸にも、術前のMRで、グレー(?レベル3?)の小さな点がみられるので、右胸のがん発生を抑えるためにも抗がん剤は効果があるかもしれないということです。

<質問>
1) 主治医の提案する治療は適当と思われますか? 疑っているわけではなくて、よくわからないので、抗がん剤がタキソテールでよいか、意見をいただきたいです。
2) 私は、術前の検査(CT、MR、骨シンチ)、術後の胃内視鏡検査では、転移やなんらかの病気は無いということでした(大腸は検便の結果待ちですが)。 現在の傷は、きれいに治りつつあるそうです。ただ、今年の1〜4月ごろ、仕事のストレスと(自分としては)更年期障害による食欲不振と胃腸の不良で、体重が減りました。7月に癌がわかってから、そのストレスでさらに体重がへり、現在も食欲不振のままで、あまり食べられず、体重が戻りません。体調は普通ですが、165cmで48キロ程度です。これで抗がん剤治療ができるのかどうか、とても心配しています。主治医は、「あなたは抗がん剤治療ができる体力があると思うので、提案しています。血液検査と体調を見ながら薬物を投与していきます。吐き気をとめる薬も投与するので、副作用は昔より少ないと思われます」ということでした。この状況で抗がん剤投与は可能でしょうか。
3) Aのように、ストレスなどで、食欲不振、胃痛、時々眠れない、急に汗をかくことがあります。主治医にも聞いてみますが、この症状のため、同時に心療内科なども通院したほうがいいでしょうか。そういう患者さんはいるのでしょうか。

長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。

1)浸潤性小葉癌は、全乳癌の5〜15%で、50歳以上で好発し、ホルモン補充療法に関連していることがあると言われています。小葉癌はマンモグラフィーによる検出が困難で、進行例が多く、同側で多巣性で、しばしば両側性(6〜47%)に発生します。また転移については、髄膜、腹膜、後腹膜、消化管(胃など)、生殖器(卵巣、子宮など)等、特殊な場所に転移する場合があります。貴女の場合、リンパ節転移のある浸潤性小葉癌で、ルミナールBタイプですので、ホルモン療法に加えて化学療法を行うことが推奨されています。長期的スパンで見ると、化学療法を付け加えることによって、死亡率・再発率を16〜17%改善するというデータもあります。化学療法剤としては、「@アンスラサイクリンを含む治療法 Aタキサン(パクリタキセル、ドセタキセル)を含む治療法」が考えられます。組み合わせも含め、どのような薬剤を使用するかは、予後の改善(再発率、死亡率の低下)、副作用、ご本人の希望等を考慮して決めることになりますが、主治医と充分にご相談の上、納得のいく選択をすることが大切です。

2)抗癌剤の使用が無理になってきた時は、主治医が判断して中止となります。抗癌剤の副作用もケースバイケースで、それぞれによって異なりますので、使ってみないと判断できない部分があります。先々のご心配はあると思いますが、まずは現在行える治療を試みることが大切だと思います。主治医の先生とコミュニケーションをとりながら治療を進めていくことになりますので、ご心配なことがある場合は、その時々に申し出て、ご相談なさるとよいと思います。

3) 癌のような大病をした場合、家族も含めて30%の方々が、精神的ストレスでうつ状態になるという報告があります。貴女の場合、色々な身体症状も出現していますので、精神科、神経内科、心療内科等に受診した方がよいと思います。治療に前向きに取り組むためにも、専門の先生によく話を聞いていただくだけでも効果があると思います。がん患者さんの精神的サポートを専門に行っている専門医もいますので、主治医の先生にご相談して紹介して頂くのもいいかもしれません。紹介状をいただいて治療経過などをお持ちになった方が、ご相談しやすいと思います。(文責 須田)

 

No.12070-2】  17年10月21日   E  
乳がん治療とサプリメント

私の質問に回答をいただき、ありがとうございました。しっかり読ませていただきました。がん患者やその家族の方でうつ状態になこともあると知り、自分だけが不安なのではないと感じ、少し安心できました。その後、私は主治医と相談して、抗がん剤治療を始めることになりました。あれからこの相談室を教えてくれた友人や夫にも話を聞いてもらい、とにかく必要な治療を受けることが大切、ということで納得し、今は前回の質問時より落ち着いております。(夜は途中で目が覚めますが、朝まで眠れるようになりました。)自分でも「乳がんガイドライン」HPなどを読んで、恐れるならきちんと治療を受けようという気持ちになれました。そしてもう一つ質問したいことがあります。私は現在50歳で、出産経験はありません。また私のかかった小葉がんは「ホルモン補充療法に関連していることがある」そうですが、この療法は受けたことがありません。ですが、30代後半から、プロポリスとローヤルゼリーのサプリメント剤を毎日少量ずつとってきました。もしかしてこれが小葉がんを促進したのか?と感じました。今は手術の傷の治りが良いと思い、とりあえずプロポリスのみ少量とっています。主治医から指示は受けていませんが、今後の抗がん剤や放射線治療中は、サプリメントの服用はさけるべきでしょうか。乳がんガイドライン等にサプリメントの効能は証明されいない、とありますが、やはり通常は避けておくべきでしょうか。サプリメントは自己責任でとるものと理解していますが、医師の方の通常の指示や、他の乳がん患者さんの状況など可能ならば参考までに教えていただきたいです。お手数ですがよろしくお願いします。

ご存じの通り、すべてのいわゆるサプリメントにおいて乳癌治療に効果的であるという証明がないことより、これを積極的に推奨することはありません。しかし、プロポリスやローヤルゼリーを使用したことで小葉がんの発生が促進したとも考えられません。医師によってもその意見は少しずつ異なると思いますが、もしそれが貴女の体調にとって有用と判断されるのであれば、それらがこの治療の効果を妨げるという証明もありませんので、私見では使用されることを考慮されてもよいと考えます。ただし、自覚症状はなくても肝機能異常など有害事象の原因となっていることもしばしばありますので、使用する場合は必ず主治医の先生にその旨をご報告するべきだと考えます。(文責 谷)

 

No.12069】  17年09月28日   T
左胸のシコリ

37歳、二児の母 です。検査の事でご相談したいのですが、実は左胸のシコリに気づき、近所の産婦人科に行った所、直ぐに市がやっている検査機関でマンモグラフィーの検査を受けました。そして、検査結果は3週間後と言われました。それまで待つしかないのでしょうか? もし結果が悪く、早めに連絡がきても、それまでエコーもなにもせずに待つだけしかないのでしょうか…。他の専門病院に今すぐいくべきか、とても悩んでいます。実際にシコリがある以上、焦りがあります。アドバイスをお願いします。

ご質問有り難うございます。ご心配のことと思います。お近くの専門病院の受け入れのハードルがどれほど低いのかにもよるかと思います。私の勤務する大学病院では、まず近医なり、検診なりを受けて頂き、その結果をお持ち頂かないと、受診しにくい状況にあります。ご自宅近くのかかろうと思っている専門病院に聞かれるのがいいかと思います。受け入れOKであれば、マンモグラフィは再検査されるかもしれませんが、受診されてはいかがでしょうか。しこりがあってもすべてが乳がんではありません。もちろんその逆もありますので、慎重に対応した方が良いでしょう。仮にマンモグラフィで異常なしとなっても、エコーも含めて検査をした方が安心だと思います。(文責 鈴木)

 

No.12068】  17年09月19日   M 
アナストロゾール

アナストロゾールの事で相談させて下さい。先般の乳ガンフォーラムでもお話がありましたジェネリックの事でお聞き致します。先般のお話では、先生よってはお考えでジェネリックで主成分以外の混ざり物が入った場合、主成分がどうなるかわからないと言う様な内容だったと思います。私は術後1年間になりますが、主治医の先生の大丈夫と言うお言葉で、ジェネリックを飲んで参りました。だた不安はずっとあって、今からでも先発薬にした方がいいのか悩んでおります。またジェネリックの薬品会社も、有名な所の方がいいと言う先生もいらっしゃいます。この薬以外では迷わずジェネリックを飲んでおりましたが、やはり乳ガンの転移を思うと神経質になってしまいます。長文お許しください。よろしくお願いいたします。

“ジェネリックで主成分以外の混ざり物が入った場合、主成分がどうなるかわからないと言う様な内容”の話は、正確には“主成分以外の成分が異なっているため、主成分は変わりないが、薬としてみたときに、別の成分による副作用が出たりする可能性があることが懸念される“ということで、効果については”国は主成分が変わらなければ効果に変わりないと言っていますが、ジェネリックは臨床試験をしていないので、本当に有効かどうかと聞かれると、自信を持って大丈夫と言える先生は少ないかもしれません“。ジェネリック薬品は、あくまでも主成分が同じお薬であるということです。医療費が高いジェネリック先進国のアメリカでは、ジェネリックが発売されると、ほとんどジェネリックに変わってしまうということです。それで大きな問題は起きていませんから、ジェネリックに不安を持つ日本の医者が保守的なのかもしれません。(文責  清水)

 

No.12067】  17年09月19日   A
炎症性乳がんです

二年前炎症性乳がんと診断され、EC、ハーセプチンパージェタタキソテールを半年、全摘手術、放射線25回、ハーセプチン一年間やりました。病理結果は、がんは見当たらず完全奏効といわれました。ホルモンは陰性で、もう治療はなく、普通の日々です。元気にしていますが、2年を迎え不安になってきました。炎症性乳がんですし、再発は、やはりしますか。このまましない人や、しない確率はありますでしょうか。

難しい質問ですね。ひとまずは完全奏功であったことを素直に喜びましょう。この治療(化学療法のレジメン)が行われるようになってまだ3−4年ですから、今後転移再発が起こるかどうか、まだ誰もその答えは知りません。しかし、現時点において、同じ治療した多くの方が元気に暮らしていることも事実です。転移再発の心配は炎症性乳癌の方も、早期癌の方も一緒です。がんと診断された方(Cancer Surviver)に共通の悩みです。決して消えることはありませんから、難しいことですが、その不安を少しでも解消できるように努めてください。あとは時間が解決してくれます。(文責  清水)

 

No.12066】  17年09月15日   Y.O.
異時性両側乳がん ki67の値が手術前の生検と術後でかなり異なる場合の薬物療法

異時性両側乳がんで、本年7月に全摘しました。ki67の値が、手術前の生検と術後でかなり異なり、値の低い術後の結果で治療が進んでいることに不安を覚えています。初発は2007年(40歳)、腫瘍径11ミリ、ホルモン強陽性、HER2陰性、グレード1、リンパ節転移なし、温存手術に放射線25回、ノルバデックス5年とゾラデックス2年。10年めの検査(CT)にて、逆側乳房に腫瘤(5ミリひとつ、他に砂つぶのようなもの複数)と雲のようにぼんやりとしたものが造影、肺や肝臓には転移を疑う所見なし。手術前の生検では、浸潤がん、ホルモン強陽性、HER2陰性、グレード1、ki67は30%
MRIで広がりを確認。全摘手術で、腫瘍径7ミリ+0.5ミリの浸潤がん、ほか広範囲にDCISが存在、リンパ節転移なし。術後の病理検査では、ki67が5%以下、脈管侵襲なし、他は手術前の生検と同じ。
今回の術後の治療は、当初はノルバデックスのみ、年齢的にも生理を止めなくてもよいとのことでした。それが、術後にも関わらず、腫瘍マーカー(NCC-ST-439とI-CTP)が増加したのと、エストラジオールの値が144とまだ高いこともあり、生理を止めることになりました。ご相談させていただきたいのは、化学療法の要否です。ki67が5%以下なら化学療法は不要で納得ですが、術前の30%では検討が要りませんでしょうか。また、両側であることを勘案する必要はありませんでしょうか。主治医からは、経口抗ガン剤の話しがチラッと出ています。ただし、生理を止めるのが先でしょうと。この状況では、術後の治療として化学療法を行いますでしょうか。もし行われる場合、何を選択されますでしょうか。以上、情報に不足がありましたら、補足させていただきます。ご意見いただけましたら幸いです。

Y.O.様 ご質問ありがとうございます。私のお返事で少しでも疑問が解消すれば嬉しく思います。Y.O.様のご質問の文面から、今回の乳がんは、ほとんどが非浸潤癌(DCIS)であり、浸潤がんは0.5mmに加え手術前生検の大きさと理解し、お返事申し上げます。手術前の生検がどのような生検なのかはわかりかねますが、CTで5mmであれば針生検でしょうか。いずれにしても非常に小さな浸潤がんです。早期に見つけて頂き良かったですね。さて、ご心配の術後治療ですが、ホルモン強陽性であれば化学療法は不要であり、ノ
ルバデックスの1種類のみで十分と私は考えます。化学療法を行わないことについて不安が取りきれない場合は、オンコタイプDx.という検査を行い、再発リスクを測定する検査方法もあります。しかしこの検査は保険適応では無いため、たいへん高額です。術後の治療について、再度ご担当先生と良くご相談して頂き、後悔の無い治療をご選択頂きたいと思います。(文責 斎藤)

 

No.12065】  17年09月06日   M.A. 
非標準治療について

ステージUa ホルモン感受性+ HER2タンパクの過剰発現− Ki67 20%〜30% サブタイプ ルミナールA 腫瘍の大きさは約2cm と診断されました。他詳細は判りません。私としては、手術前に温熱療法や血管内治療等、標準治療以外もやってみたいと思い、申しでたのですが、標準治療以外をするのであれば、この病院では今後治療を引き受ける事はできない、と言われました。確かに責任は持てないわけですし、正論だとは思いますが、標準治療と非標準治療は、両立できないのが普通なのでしょうか? できれば血管内治療等で腫瘍をできるだけ小さくしてからの方が、手術するにしても体に負担がかからないだろうと思い、言ってみたのですが、非常識な話なのでしょうか? お手数ですが、回答宜しくお願いします。

はっきり言って非常識だと思います。術前治療は、以前は温存できない乳癌に対して化学療法で温存できるようにする目的があったのですが、現在では、全身にあるかもしれないミクロの転移を叩いてから手術することにより、生存率を上げる目的で行っています。化学療法(内分泌療法)は、主病変にも転移巣にも同じように効くので利き方が分かりますが、血管内治療や温熱療法は主病巣局所にしか利きませんので、術前治療の意味がほとんどありません。それらの非標準治療は、主病巣を手術しないでも良い状態にするために行うのですから、手術自体が根治手術にならないので、両立できないと考えるのが妥当です。
ともかく、腫瘍径2cmのルミナールAならば、通常は乳房温存術で切除出来て、術後は放射線治療と内分泌療法のはずですから、どのみち身体の負担は最小の乳癌治療だと思いますが、何が不足なのでしょうか? ただし、(施設の免疫染色の染色性等にもよりますが)20%<Ki67<30%が、果たして「ルミナールA」と言い切れるかどうかは、主治医に良くお聞きください。ルミナールBの可能性が有るかどうかです。その場合も、Ki67がこの程度の値なら、手術先行で切除標本から多遺伝子診断をしてもらわないと、再発リスクや術後化学療法の是非は判定できません。まして血管内治療や温熱療法で腫瘍が壊死してしまえば、多遺伝子診断は決してできず、再発リスクや術後化学療法の是非は闇の中になります。(文責 久保内)

 

No.12064】  17年09月06日   M.S. 
肺の影

2015年7月、部分切除後フルコース治療し、今現在経過観察中です。11月に2回目の検診が待っていますが、その前の会社の健康診断で肺に影は見えるとかで、肺ろう包症となっていました。ネットで調べた様な症状(胸の圧痛と若干の呼吸困難)が、最近の1年内に2回ほどありました。

1)この症状は転移ガンと区別がつきにくいという事はないでしょうか? 明記してある病名を信じていいのか、または転移を疑った方がいいのか。
2)医者に相談したいと思っています。気管支の専門医か、または今の乳腺外科の主治医に相談すべきか、どちらかいいでしょう。
3)転移の肺がんだとして、11月の検診まで待ってもそれほど支障はないでしょうか。 *転移ガンは治療は早くても遅くても、それほど終末時期に変わりはないと、乳がんガイドラインに明記しています。

ご教示願います。

「肺ろう包症」という病名は存じ上げません。「肺嚢胞症」なら理解できますが、胸部X線撮影で『白く』みえる肺癌や乳癌の転移と異なり、『黒く』見える病変なので、容易に鑑別が付くはずです。いずれにしろ、精密検査を要する胸部X線所見が健康診断で見られたのなら、呼吸器内科の先生に受診するべきでしょうし、その際に乳癌の既往をきちんと述べ、呼吸器科の先生に「転移の疑いがあれば、主治医の乳腺科の先生に情報提供書(俗に言うところの紹介状です)を書いて欲しいとおっしゃれば、満点だと思います。乳癌の転移だった場合は、11月でも問題ないかもしれませんが、原発性肺癌なら早く診断して治療した方が良いですね。だから早く診察に向かうべきです。(文責 久保内)

 

No.12063】  17年09月06日   O
石灰化の増加について

42歳女性です。H27年4月に、検診センターで、不明瞭集簇性の石灰化が、左上側乳房に見つかりました。精査となり、市内の病院の乳腺外科を受診。「石灰化が増えたら、マンモトームの検査をしましょう。」と、経過観察してきました。H29年3月の定期検査で、石灰化が増えたように見えるという事で、MRIとエコーを実施。異常なしで、先生は経過観察という方向性を示されましたが、私の不安が強く、先生にマンモトームをお願いしました。2年前、石灰化が見つかった際に、マンモトーム検査の希望をしたところ、場所的に、マンモグラフィーで挟むと、乳房が柔らか過ぎて、上手く針が当たらないという理由で検査できなかった為、先生は渋々でしたが、H29年5月に、困難ながらも実施。結果は、微細石灰化は見られるが、癌ではありませんでした。しかし、H29年8月、マンモトームから3ヶ月後の定期検査で、やはり石灰化の増加が、気になるとの事。マンモトームでは採取しにくい場所だから、全てを採取できてるわけではない。良性でも増加するが、癌の可能性もある。毎回の定期検査で、増加した事を話し合うようにもなる。それを踏まえて、経過観察するか、石灰化を切り取って、外科的生検し、白黒ハッキリするか、決めるように言われています。MRI、エコー、マンモトームで癌の可能性を否定されているのに、外科的生検まで行う必要性があるのでしょうか? マンモトームでの結果が、ひとまずの確定診断と考えている為、外科的生検をする事に戸惑っています。よろしくお願いします。

乳腺の石灰化病変の経過観察とのこと、乳腺科医によって結構幅があり、いろいろな対応があろうかと思いますし、今回は全く所見を見ないで質問に答えるため、正しい意見が言えるかどうか100%の自信がないことを前提にお読みください。
このご質問を読む限りは、あなたの主治医の言われることに一理あろうかと思います。あなたの石灰化病変は、多分カテゴリー3と診断されるものと思いますが、この中に乳癌が含まれる割合は6~7%と考えます。マンモトームが出来たての頃は、カテゴリー3の石灰化病変にどんどん行っていましたが、癌の確率が少ないことから、MRIや超音波で乳癌を疑う所見が無ければ、経過観察を行って増加傾向にあるものを後日生検しようという風潮で、現在に至っています。乳癌であったとしても、非浸潤性乳管癌か小さな浸潤癌ですので、発育は緩徐ですし、ほとんどすべてが完治します。一度マンモトームまで行って、その時「乳腺症の石灰化」と診断されたのに、6~7年経過して数が増えてきて、生検しなおしてみたら非浸潤癌だったという症例は2~3経験がありますし、長く診ている先生が、「数が増えてきたので生検をしましょう」と勧められたのであれば、そういうことも十分考えられると思われた方が良いと思います。生検の方法は、超音波で見えれば超音波ガイド下生検も一手ですし、超音波では見えずマンモトームで刺せるのならステレオガイド下のマンモトームでしょうし、マンモトームの困難な部位ならば(その可能性が高いですね)切除生検も検討しなければならないかと思います。まだ「有っても非浸潤癌」という状態なら、期間を短くした経過観察も可能かとは思いますが…。(文責 久保内)

 

No.12062】  17年08月23日   S
現在の私のステージはどれくらいなのでしょうか?

7年前、乳癌小葉癌でステージ1、温存手術をし、3年前再発、全摘しました。ホルモン感受性乳癌、ハーツ陰性。現在、胸腹部の皮膚にしこり、鎖骨上リンパ、傍大動脈リンパ、胃の小湾側リンパ転移。胸膜転移癌性胸膜炎で胸膜癒着術をしました。肺転移と胸膜転移とは別になるのでしょうか?現在の私のステージはどれくらいなのでしょうか? あまり主治医の先生からは詳しく聞く機会がなく、教えていただければと思います。余命には関わってない状態ですか? 胃のリンパに転移がある場合、胃に転移することはあるのでしょうか?

病期(ステージ)は、あくまでも再発する可能性を予想する指標の一つです。ですから、再発を来しているSさんの場合、現在のステージというものはありません。肺の周囲の膜を胸膜といい、肺の中の転移とは別になりますが、同時に認められる人もいますし、別々に治療するわけではないので、あまり意味がありません。主治医の先生と、一度、時間を取って貰って、良く話を伺うことをお勧めします。(文責 緒方)

 

No.12061】  17年08月23日   S.M.
治療後の検診の頻度について

リンパ1個転移あり ステージ3 グレード2 Her2弱陽性。先生からは進行癌と言われました。15年7月の術後、フルコース治療を終了して、2年経ちました。治療後の検査について質問です。いろいろなブログや乳がんサイトを見ると、治療後の検査は、3ヶ月から半年ごとに行っている様です。私はというと、16年の2月ごろに治療を終了して(ホルモン剤は服用しています)、最初の検査は16年9月、かつ1年ごとの検査と言われ、次回は11月という、何とも間延びした感じです。多くの方はもっと頻繁に検査している様ですがと聞いたところ、「無駄な被曝を避ける。転移がんは、自覚症状がでてから治療しても、早期発見して治療しても、治療効果に変わりないと言われている。」と言う理由で必要ないということになっています。当初は主治医の言い分にしっくりこなかったのですが、最近では、検査が近くなると転移の不安がつのり、精神衛生上悪いので、いっそ検査なんかしないで(通常のがん検診はしますが)、自覚症状が出てから検査に臨んだ方がストレスがなくていいのではないかと思い始めています。だとすれば、他の病院は何故にそんなに頻繁に検査をするのでしょうか。セカンドオピニオンを受けておらず、今の主治医しか知らないので、是非、他の専門医の方にもご意見お伺いしたく、メールしました。先生方はいかがお考えでしょうか。ご教示願います。

S.M.さんの主治医の方針と同じです。実際の経過観察の患者さんも、10年来同じように拝見しています。ただし、乳腺の超音波やマンモグラフィは定期的に行っています。それも、ガイドラインなどで有効性が示されています。他の施設の方針や実状は、その施設ごとで違うと思いますので、立ち入ったコメントはできません。ただし、再発の可能性が非常に高い患者さんや、腫瘍マーカーが高かったりと、頻繁に検査が必要な場合も、もちろんあります。(文責 緒方)

 

No.12060】  17年08月23日   S.S.
乳がん、乳頭のしこり

お忙しい中に失礼します、お教え願います。昨年8月に初めて出産し、現在授乳中の37歳です。ここ数ヶ月くらいからだと思いますが、右胸の乳首の左側面に、丸い、直径0.8センチ程のしこりがあります。触るとコリコリとしていて、しこりの一部がしこりを縁取る様に皮膚が少し赤茶っぽくなっています。びらん等はなく、しこりがある以外、痛みや他自覚症状はないです。ただ、授乳時は、両胸とも、子供の乳首のくわえ方などで痛い時もあり、右胸授乳時は左胸と比較すると痛い事が多い気もします。昨日、乳腺外科でエコーとマンモグラフィーをしましたが、「しこりは、恐らくは母乳がたまったり出たりをしている為に出来た物だと思う、切開する様な検査をすると授乳出来なくなるし、そこまでは必要ないと思う。」と言われました。 また、マンモグラフィーかエコーの物と思われる白黒写真を見ながら、「左胸乳房にも何かが見えるが、恐らくは良性の何かだと思う、ただ授乳中は正直判断が難しい。」と言われ、不安になりました。四ヶ月後に念の為また検査に来てと言われ、予約しましたが、四ヶ月も放置して、問題ないのでしょうか?

1、ガンなど悪いものの可能性を考え、切開をする様な検査をしたり、もしくは何か他にした方が良い検査はありますか? または他病院でもみてもらう方が安心でしょうか。
2、もし、切開をする検査をしたら、どれくらいの期間、授乳不可になりますか?
3、もし何か悪いものやガン、もしくは大きな問題のないもの、いずれの場合であっても、授乳をしても赤ちゃんに悪影響は一切ないのでしょうか。

授乳中は診断しずらいという事、また四ヶ月後に再度検査となり、確定出来ず、とても不安です。ご回答、どうぞ宜しくお願い致します。

1. 必要ありません。考えすぎです。放置ではなく、問題ないことを4か月後に確認すると考えてください。
2. おそよ数日でしょう。
3. 一切ありません。(文責 緒方)

 

No.12059】  17年08月14日   D
乳癌の皮膚転移の場合の抗がん剤の種類について (HPNo.12049-3)

先日は乳癌の皮膚転移と抗がん剤治療について教えていただきまして、本当にありがとうございました。今も抗がん剤治療には抵抗がありますが、主治医の先生としっかり話し合って今後の治療(おそらく抗がん剤治療)を考えたいと思います。何度も申し訳ございませんが、参考までにもうひとつだけ教えていただきたいのですが、私のような場合の抗がん剤の主流的な薬剤名はどのようなものでしょうか。事前に知っておきたいという思いがやはりありましてお願いいたします。念のため、今までの経緯を再度記載しますのでどうかよろしくお願いします。簡単な経過は以下の通りです。

10年ほど前に左乳房の非浸潤癌が見つかり、温存手術と放射線治療を行う。 7年前、同じ左乳房に石灰化が見つかり左乳房同時再建を行う。 2年前に右乳房全摘を行い、ユーエフティ内服を2年間行い、これからホルモン治療に入る寸前だったのですが、 全摘した左乳房にまた、5ミリ程度のしこりを発見し、先日日帰り手術にて摘出しました。 病理検査の結果とPET CT検査の結果で抗がん剤治療と場合によっては放射線治療との方針。
【病理診断】
Invasive ductal carcinoma, recurrent and metastasis into skin, skin, excisional biopsy.
[ Additional report on ER , PgR , HER-2 immunostains ]
皮膚生検標本により、真皮内に主に小索状構造を呈し浸潤する異型細胞が明らかで、
浸潤性乳頭癌の皮膚転移再発と考えられる像です。
[ ER , PgR , HER-2 に関する追加のご報告 ]
ER 陽性(Proportion Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、 PgR陽性(Proportion
Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、HER‐2 陰性(score 0)でした。

【PET検査報告】 〜別の病院で受けました〜
FDG-PET
右傍胸骨リンパ節への軽度の集積亢進あり
SUVmax2.4→2.88
リンパ節転移を否定できず、貴院でのCTでの経過と併せ評価ください。
また、その尾側でも傍胸骨領域にごく淡い集積あり。
SUVmax1.38→1.63
こちらは有意な所見とは言い難い。
右乳腺または近傍の胸壁には淡く索状の集積亢進あり。
SUVmax2.77→3.41
性状からは術後変化を疑う。局所所見と併せ評価ください。
他、有意な集積亢進を指摘できない。

一般的に、これまでの治療経過から、抗がん剤を使うならアンソラサイクリン系抗がん剤やタキサン系抗がん剤を使うことになります。たぶん補助療法と考えれば、そういった選択肢となります。PETでは再発が決定的と考えるのか判断が難しく、全身に広がっている再発乳癌と考えれば、ホルモン治療やゲムシタビン、ビノレルビン、ハラヴェンなどの再発用単剤抗がん剤治療となるのが一般的です。(文責 石山)

 

No.12058】  17年08月14日   S
このままの治療法でいいのでしょうか? (HPNo.12055-2

ご回答ありがとうございます。一番大事なことを書き忘れていました。胸骨傍リンパ節再発しています。もう放射線治療は出来ないので、ホルモン治療のみです。PET検査は半年毎にしています。マーカーは上昇していますが画像所見では光り方が鈍いそうです。このままのホルモン治療のみでいいのか迷っています。ご教授願えれば幸いです。

再発乳癌の治療では、自覚症状が乏しく、すぐに生命の危機がなく、ホルモン感受性陽性なら、ホルモン治療を継続するべきという原則があります。そのほうが副作用も少なく長く治療が続けられ、結果的に長生きできるというデータがあるからです。(文責 石山)

 

No.12057】  17年08月07日   R.O. 
乳がん診断について

ご相談させて頂きます。検診を受けた病院にて乳がんと診断され、針生検の結果、エストロゲン受容体陽性、プロゲステロン受容体陰性、HER2陰性で、初期だと言われました。セカンドオピニオンにも行き、前病院の検査結果も全て渡しました。そちらに転院して手術を受けようと、一連の検査(針生検、MRI等)をやり直したところ、ガンじゃない可能性が出てきたと言われました。病理検査の方法、精度等あるにせよ、一度ガンと診断されたものが覆る事はあるのでしょうか? 安心していいのか不安で、相談メールを出させて頂きました。よろしくお願い致します。

一度癌と診断されたものが覆る事は稀ですがあります。逆に良性と診断されたものが、別の病理医の診断では悪性となることもあります。また悪性か良性かグレイゾーン(borderline case)と判定される場合もあります。(文責 石川)

 

No.12056】  17年08月07日   K.M.
母の今後の治療について(HPNo.12053-2)

ご回答いただきありがとうございました。その後8月1日に主治医の診察があり、7月28日の骨シンチの結果が増悪しており、CT上肝臓に一ヶ所2p位の薄い影があるようで、経口抗がん剤等ではどうかと質問してみたのですが、経口抗がん剤では、あまり期待できないと思われるので、病状の進行が早く、8月7日から入院し、初回のアバスチン+パクリタキセルをすると治療方針が決定しています。主治医には、アバスチン+パクリタキセルは、術後使用したFEC・タキソテールより副作用もきつくなく、母の年齢でも可能だと言われいますが、現在の所、我慢できないような強い痛みや食欲不振等もなく、転移告知前と変わらず生活できていますが、抗がん剤をすることによりQOLが下がることや、副作用により余命が短縮されるのではないかと不安です。下記質問にご回答いただけれれば幸いです。どうよろしくお願い致します。

1)75歳以上の転移性乳がんで、アバスチン+パクリタキセルは、どのような病院でも普通に使われているのでしょうか?
2)術後使用したFECのような間隔でできる抗がん剤で、転移性乳がんに期待できるものはないのでしょうか?(自宅から1時間程かかる病院で、一週間に一度通院するのもかなり厳しいと感じています。)
3)現病状では、一番期待できる治療法は、アバスチン+パクリタキセルだと思われるでしょうか?
4)アバスチンは、一般に全生存期間改善のエビデンスは弱く,無増悪生存期間改善で有効と評価されますが,本当にリスクを上回る有用性があるか、よく検討した方がよいと言うような情報があり、米国では乳がんに対する適応が削除されたと言うことですが、この件に関しての見解をお聞かせください。

1)乳がん専門病院(乳腺科または乳腺外科、乳腺センターの標榜がある医療機関)なら行っています。
2)投与量を少なくしたり、投与間隔を長くしたり、また別の抗がん剤投与も考え得るとは思います。それは患者さん側と主治医側の相談で決めることだと思います。
3)現病状では、アバスチン+パクリタキセルが、life-threateningな肝転移には一番期待できる治療法のひとつだと考えます。
4)おっしゃる通り、アバスチンは全生存期間改善のエビデンスは弱く,副作用も重篤なものがあったので、米国では乳がんに対する適応が削除されたわけです。日本では有効例の報告もあります。今のところ、効くかどうかはやってみなければわからないので、どの抗がん剤でもそうですが、個別に期待できる効果(奏効率)と有害事象(副作用・リスク)を天秤にかけて検討するということになります。(文責 石川)

 

No.12055】  17年08月07日   S
このままの治療法でいいのでしょうか?

42歳、2012年右乳がん発症。部分切除。25日の放射線、その後タスオミン、リュープリン三か月製剤。2016年11月NCC-ST439上昇
大きさ 浸潤部 6×4o
乳管内進展 18mm以内 乳管内病変を含めた全体25×30×7mm
pT pT1b
形状 中間
組織型 invasive ductal carcinoma,papillotubular type with a prominent intraductal component and lobular carcinoma in situ Grading Nottingham grade=1(Total score 5) tubular formation:1 Nuclear pleomorphism:3 Mitotic count:1
浸潤範囲 g f
脈管侵襲 ly0,v0
断端 negative
免疫染色 ER(+) 95%以上,PgR(+)80%,HER-2 score 2,CK19(+)100%
リンパ節 pN0 n1(-)--sentinel(0/2)
Comments 浸潤部は乳管癌であるが、非浸潤部は乳管癌と小葉癌が混在している

現在 リュープリン三か月、レトロゾール、を服用しております。PET検査では光り方が鈍くなっているので、このままの治療法で行くそうですが、腫瘍マーカーはNCC-ST439が86にもなり、CEAも1.1推移だったのが2.2に上昇してきました。このままの治療法で良いのか、どんどん腫瘍マーカーが上がっていくのが不安です。遠隔転移も時間の問題なのか、なんとかここで食い止めたいと思っております。よろしくお願いいたします。

乳癌の腫瘍マーカーとしては、普通CA15-3とCEAは測定しますが、NCC-ST439を測定することはそれほど多くないと思います。NCC-ST439は乳癌だけでなく、膵癌、胆道癌、肝癌,大腸癌などでも高値となることがあります。そちらの方の検策も必要と考えます。また、小さな病巣でもわかることがあるPET-CT検査を一度受けてみたらいかがでしょうか。これら検査で異常所見が無ければ、経過を見ていくことになると思います。どんな腫瘍マーカーでも、偽陽性、偽陰性はつきもので、万全ではありません。(文責 石川)

 

No.12055-2】  17年08月14日   S
このままの治療法でいいのでしょうか?(2)

ご回答ありがとうございます。一番大事なことを書き忘れていました。胸骨傍リンパ節再発しています。もう放射線治療は出来ないので、ホルモン治療のみです。PET検査は半年毎にしています。マーカーは上昇していますが画像所見では光り方が鈍いそうです。このままのホルモン治療のみでいいのか迷っています。ご教授願えれば幸いです。

再発乳癌の治療では、自覚症状が乏しく、すぐに生命の危機がなく、ホルモン感受性陽性なら、ホルモン治療を継続するべきという原則があります。そのほうが副作用も少なく長く治療が続けられ、結果的に長生きできるというデータがあるからです。(文責 石山)

 

No.12054】  17年08月07日   D
乳癌の皮膚転移と今後の治療について(HPNo.12049-2)

先日は乳癌の皮膚転移と今後の治療についてのご回答をいただきまして、本当にありがとうございました。やはり抗がん剤治療には抵抗があったため、今後の治療について、主治医の先生にもう一度相談した結果、PET CT検査の結果で、「右傍胸骨リンパ節への軽度の集積亢進あり」と「右乳腺または近傍の胸壁には淡く索状の集積亢進あり」だったことで、再度CT検査を行って確認してもらうことにしました。その結果で、リンパ節転移の可能性が低かった場合は、ホルモン治療(場合によっては放射線治療も)でお願いしてみます。ただし、主治医の先生は、皮膚生検標本により、真皮内に主に小索状構造を呈し浸潤する異型細胞が明らかで、浸潤性乳頭癌の皮膚転移再発なので、抗がん剤は行うべきとの考えがあるみたいでした。そこで再度ご質問があるのですが、このような場合の抗がん剤は、どのような種類の物を使うのでしょうか。私としては、仕事を続けたいため、体への負担(副作用)が極力少ないと助かるのですが(髪の毛も抜けないような)。以前、主治医の先生からは、3週間に1回の点滴で4カ月、その後経過を見て、場合によっては放射線、さらに3週間に1回の点滴で4カ月と言われました。今までの詳しい経過や結果もわからずお答えしようもないかもしれませんが、一般的なものでも構いませんので、よろしくお願いします。簡単な経過は以下の通りです。

10年ほど前に左乳房の非浸潤癌が見つかり、温存手術と放射線治療を行う。 7年前、同じ左乳房に石灰化が見つかり左乳房同時再建を行う。 2年前に右乳房全摘を行い、ユーエフティ内服を2年間行い、これからホルモン治療に入る寸前だったのですが、全摘した左乳房にまた、5ミリ程度のしこりを発見し、先日日帰り手術にて摘出しました。 病理検査の結果とPET CT検査の結果で抗がん剤治療と場合によっては放射線治療との方針。
【病理診断】
Invasive ductal carcinoma, recurrent and metastasis into skin, skin, excisional biopsy.
[ Additional report on ER , PgR , HER-2 immunostains ]
皮膚生検標本により、真皮内に主に小索状構造を呈し浸潤する異型細胞が明らかで、浸潤性乳頭癌の皮膚転移再発と考えられる像です。
[ ER , PgR , HER-2 に関する追加のご報告 ]
ER 陽性(Proportion Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、 PgR陽性(Proportion
Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、HER‐2 陰性(score 0)でした。

【PET検査報告】 〜別の病院で受けました〜
FDG-PET
右傍胸骨リンパ節への軽度の集積亢進あり
SUVmax2.4→2.88
リンパ節転移を否定できず、貴院でのCTでの経過と併せ評価ください。
また、その尾側でも傍胸骨領域にごく淡い集積あり。
SUVmax1.38→1.63
こちらは有意な所見とは言い難い。
右乳腺または近傍の胸壁には淡く索状の集積亢進あり。
SUVmax2.77→3.41
性状からは術後変化を疑う。局所所見と併せ評価ください。
他、有意な集積亢進を指摘できない。

乳癌の皮膚転移なので、他の皮膚にも再発しやすいこと、他の臓器にも転移が発現することが稀ではないことから、リンパ節転移をも疑って、抗がん剤治療もお勧めいたします。その場合、私は強めの副作用も出現してもおかしくない、脱毛の可能性のある薬剤を使います。その方が効果が期待できるからです。使う抗がん剤もいろいろな種類があります。その治療は3週間に1回の点滴から投与量を少なくして3週連続の点滴など、投与量・間隔など変えて行う場合もあります。仕事を続けながら抗がん剤治療を受けている方もたくさんおられます。どうぞ、ざっくばらんに主治医と相談してください。(文責 石川)

 

No.12053】  17年08月03日   K.M.
母の今後の治療について

もうすぐ75歳の母の乳がん転移後の治療についての相談です。2010年1月に温存手術し、リンパ節転移13個・グレード2・ホルモン陽性(普通位)と言うことで、抗がん剤(FEC・タキソテール4クールずつ)、放射線治療後に、フェマーラを5年間服用しておりました。2016年1月にフェマーラの服用期間も終了し、2017年1月に、1年ぶりの血液検査で CEA:11.6、CA-15-3:37.5と、これまで基準値以内で安定していた腫瘍マーカーが大きく上昇し、骨シンチとCT検査をすると、胸椎、腰椎、背骨の骨転移を告知され、下記のような経過となっております。

2017年2月20日 フェソロデックス、ランマーク1回目
2017年3月6日 フェソロデックス、ランマーク2回目
2017年3月21日 フェソロデックス、ランマーク3回目、血液検査(CEA:22.6、
CA-15-3:55.4)
2017年4月17日 フェソロデックス、ランマーク4回目、血液検査(CEA:26、
CA-15-3:61.2)
2017年5月15日 CT、血液検査(CEA:32.6、CA-15-3:75.2)
2017年5月19日 骨シンチ
2017年5月22日 骨シンチ結果 新たに肋骨転移(頭蓋骨、大腿骨)
2017年5月23日 フェマーラ服用
2017年6月19日 血液検査、ランマーク5回目(CEA:38.1、CA-15-3:81.1)
2017年7月20日 CT検査
2017年7月24日 血液検査、CT結果(CEA:46.5、CA-15-3:92.6、肝臓転移判断できないが薄い影今後経過観察、骨増悪傾向)

7月28日に骨シンチの検査があり、その結果次第で、抗がん剤(アバスチン+パクリタキセル)になるかもしれないと言われておりますが、来月75歳になる母には副作用のきつい抗がん剤は体力的に厳しいのではないか、高齢者に抗がん剤は効果が期待できないような情報もあり、心配しております。(現在の母の具合は、腰や背骨が少し痛むようですが、早朝に40分位ウォーキングをしたり、近場に自転車で買い物をしたりと、再発前と変わらず、食欲もあり、術後の抗がん剤治療後よりも体重が7s位増えています。)
現在の状況では、他のホルモン剤や飲み薬の抗がん剤等で期待できそうな治療はないものでしょうか? 長文で申しわけありませんが、よろしくお願いいたします。

骨転移が進行していたら、アロマシン(経口ホルモン療法)とアフィニトール(経口分子標的薬)、あるいはTS-1(経口抗がん剤)も候補にあがると思います。それぞれ副作用がありますので、主治医とご相談ください。(文責 徳田)

 

No.12053-2】  17年08月07日   K.M.
母の今後の治療について(2)

ご回答いただきありがとうございました。その後8月1日に主治医の診察があり、7月28日の骨シンチの結果が増悪しており、CT上肝臓に一ヶ所2p位の薄い影があるようで、経口抗がん剤等ではどうかと質問してみたのですが、経口抗がん剤では、あまり期待できないと思われるので、病状の進行が早く、8月7日から入院し、初回のアバスチン+パクリタキセルをすると治療方針が決定しています。主治医には、アバスチン+パクリタキセルは、術後使用したFEC・タキソテールより副作用もきつくなく、母の年齢でも可能だと言われいますが、現在の所、我慢できないような強い痛みや食欲不振等もなく、転移告知前と変わらず生活できていますが、抗がん剤をすることによりQOLが下がることや、副作用により余命が短縮されるのではないかと不安です。下記質問にご回答いただけれれば幸いです。どうよろしくお願い致します。

1)75歳以上の転移性乳がんで、アバスチン+パクリタキセルは、どのような病院でも普通に使われているのでしょうか?
2)術後使用したFECのような間隔でできる抗がん剤で、転移性乳がんに期待できるものはないのでしょうか?(自宅から1時間程かかる病院で、一週間に一度通院するのもかなり厳しいと感じています。)
3)現病状では、一番期待できる治療法は、アバスチン+パクリタキセルだと思われるでしょうか?
4)アバスチンは、一般に全生存期間改善のエビデンスは弱く,無増悪生存期間改善で有効と評価されますが,本当にリスクを上回る有用性があるか、よく検討した方がよいと言うような情報があり、米国では乳がんに対する適応が削除されたと言うことですが、この件に関しての見解をお聞かせください。

1)乳がん専門病院(乳腺科または乳腺外科、乳腺センターの標榜がある医療機関)なら行っています。
2)投与量を少なくしたり、投与間隔を長くしたり、また別の抗がん剤投与も考え得るとは思います。それは患者さん側と主治医側の相談で決めることだと思います。
3)現病状では、アバスチン+パクリタキセルが、life-threateningな肝転移には一番期待できる治療法のひとつだと考えます。
4)おっしゃる通り、アバスチンは全生存期間改善のエビデンスは弱く,副作用も重篤なものがあったので、米国では乳がんに対する適応が削除されたわけです。日本では有効例の報告もあります。今のところ、効くかどうかはやってみなければわからないので、どの抗がん剤でもそうですが、個別に期待できる効果(奏効率)と有害事象(副作用・リスク)を天秤にかけて検討するということになります。(文責 石川)

 

No.12052】  17年08月03日   M.I.
緑内障

お世話になります。現在51歳です。2013年、47歳の時に左乳がん切除をし、その後ノルバデックスを飲んでいます。昨日、近所の眼科で緑内障と診断されました。点眼治療を1週間し、その後、総合病院(乳腺外科とは別の病院)へ紹介されるようです。近所眼科は診察と待合室の仕切りがなく、他の人に全て聞かれるため、がんの話ができませんでした。今後どうしたらよいか、ご相談させてください。
2013年9月左乳がん手術
2.2*1.4cm invasive ductal carcinoma, papillotubular carcinoma. 核異型スコア:2、核分裂スコア:1(4/10HPF)、核グレード:1、 波及度:g−in situ g f、リンパ管侵襲:ly0、静脈侵襲:v0 ER:陽性 PS5+IS2=TS7、PgR:陽性 PS5+IS3=TS8
   HER2陰性 HER2 score:1+、MIB−1LI:10%

治療はノルバデックス10年とのことでした。ノルバデックス処方後、すぐに生理がなくなりました。ノルバデックスを1年半飲んだところでアリミデックスに変更。しかし50日ほどで生理になり、ノルバデックスに戻しました。その際に、半年ほど吐き気、めまいに悩まされ、セファドールというめまいの薬やワイパックス、漢方薬をしばらく飲んでいました(今も時々)。

質問
1) 1週間の点眼治療を待たずに乳腺主治医に相談すべきでしょうか。それともノルバデックスを飲みながら、まずは1週間の点眼、総合病院での診察、方針が決まってから、必要があれば主治医に連絡すべきでしょうか。
2) 主治医のいる病院にも眼科があるので、情報共有のため、近所眼科のいう総合病院より主治医のいる総合病院眼科に紹介の方がいいのでしょうか。
3) ノルバデックスが緑内障に悪い場合、アリミデックスに変更になるのでしょうか。(また生理、ノルバに戻し、体調不良が心配です)

以上、長々と申し訳ありませんがよろしくお願いします。

1) ノルバデックスと緑内障の関連はないとされています。しかし、緑内障の点眼治療を開始するにあたっては、まず、かかりつけの眼科医にノルバデックスを内服中であることを情報提供すべきです。話ができないのであれば、おくすり手帳を提示すればよいのです。
2)ノルバデックスを中止する必要があるような場合には、その方がよろしいと思います。継続の場合には、次回の処方時に主治医に報告すればよいと思います。
3) 前述のとおり、可能性は極めて少ないと思います。緑内障が通常の治療に抵抗性で、ノルバデックスが原因と考えられる、休薬ないし中止する必要がある場合には、乳がんの主治医に相談してください。(文責 徳田)

 

No.12051】  17年08月03日   A  
左胸の乳首が陥没しています

私は28歳で、出産経験はありません。記憶が曖昧なのですが、昨年の12月頃から自分の左胸の乳首が陥没していることに気が付きました。刺激したり、くしゃみしたり、鳥肌がたったりすると出てきます。先日、陥没乳首は乳がんの可能性があると聞き、毎日不安です。乳がんなのでしょうか?病院で相談しても、年齢的にまだ大丈夫と言われてしまいました。どうぞ、よろしくお願い致します。

陥没乳頭は、乳がんとは無関係のことが多いですが、乳頭直下の乳がんにより引き起こされることもあります。しかし、年齢だけで乳がんの否定はできませんので、可能性は極めて低いですが、一度専門医を受診してください。(文責 徳田)

 

No.12050】  17年07月22日   R  
私の癌はどの程度のものでしょうか?

昨年10月頃から、左胸下部分にしこりを感じていたのですが、仕事や子供達の習い事の送迎などで忙しく、あまり気にしてなかったのですが、しこりが大きくなり、時々痛みも感じ、左右の乳頭の位置がずれていました。子供の入試も終わり、個人病院へ行ってみたところ、がんセンターの紹介状をもらい、エコーとマンモの検査などを受け、乳ガン発覚しました。脇のリンパに転移もあり、しこりが3.2ミリで、乳頭までとの事、4月に全摘しました。病理で実際取った癌が5.1ミリで、脇のリンパに5個の転移があり、浸潤性の中間期、ハーツありでした。ホルモン療法は効かないタイプとの事で、今3w間隔で抗がん剤治療をしてます。素人なので何を聞けばいいかもよく分からず、先生の話を何となく聴く感じでした。実際の所、私の癌はどの程度のものでしょうか? 完治するものか、命に関わるものか、色々教えて頂きたいと思います。

ステージ分類ではT3(しこりが5.1ミリでなく5.1cmとして)N1M0(遠隔転移が画像上なかったものとして)となりステージVA、サブタイプ分類ではHER2型ということになります。もちろん主治医の先生は完治を目指して治療を続けておられることと思いますが、再発率も少なからずあるため、その可能性を少しでも低くする目的で抗癌剤+ハーセプチン治療を行っているのだと思います。是非完治すると信じて今後も治療を頑張ってください。(文責 谷)

 

No.12049】  17年07月22日   D 
乳癌の皮膚転移と今後の治療について

乳癌の皮膚転移と今後の治療についてお尋ねします。現在までの経過ですが、10年ほど前に左乳房の非浸潤癌が見つかり、温存手術と放射線治療を行う。7年前、同じ左乳房に石灰化が見つかり、左乳房同時再建を行う。2年前に右乳房全摘を行い、ユーエフティ内服を2年間行い、これからホルモン治療に入る寸前だったのですが、全摘した左乳房にまた5ミリ程度のしこりを発見し、先日日帰り手術にて摘出しました。病理検査の結果とPET CT検査の結果で今後の治療方針を決定。結果は、次の通りでした。
【病理診断】
Invasive ductal carcinoma, recurrent and metastasis into skin, skin, excisional biopsy.
[ Additional report on ER , PgR , HER-2 immunostains ]

皮膚生検標本により、真皮内に主に小索状構造を呈し浸潤する異型細胞が明らかで、浸潤性乳頭癌の皮膚転移再発と考えられる像です。

[ ER , PgR , HER-2 に関する追加のご報告 ]
ER 陽性(Proportion Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、 PgR陽性(Proportion Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、HER‐2 陰性(score 0)でした。

【PET検査報告】 〜別の病院で受けました〜
FDG-PET
右傍胸骨リンパ節への軽度の集積亢進あり
SUVmax2.4→2.88
リンパ節転移を否定できず、貴院でのCTでの経過と併せ評価ください。
また、その尾側でも傍胸骨領域にごく淡い集積あり。
SUVmax1.38→1.63
こちらは有意な所見とは言い難い。
右乳腺または近傍の胸壁には淡く索状の集積亢進あり。
SUVmax2.77→3.41
性状からは術後変化を疑う。局所所見と併せ評価ください。
他、有意な集積亢進を指摘できない。

以上により、先生からはPET検査結果により、はっきりはしていないが、リンパ節転移の可能性があり、胸の病理診断の結果から皮下再発ではなく、皮膚転移なので、やはり抗がん剤治療を行いましょうと言われました。私は皮膚内部なので皮下再発でホルモン療法とせめて放射線治療くらいだと思っていたのですが、やはり抗がん剤への拒絶が強く、まだ受け入れることができません。セカンドオピニオンができれば他の意見も聞いてみたいのですが、同時再建をはじめ何回かほかの病院で行っているため、先生にこれ以上不信感を与えたくありません。今後の転移等を考えて、やはり抗がん剤治療を行った方がよいのでしょうか? この診断結果だけでは判断できませんでしょうか? お伺いします。

経過が長く複雑で、また両側乳がんでもあり、現状がどのような再発かを正確に知ることが困難ですが、摘出病理結果やPET検査の結果より、浸潤がんの皮膚転移およびリンパ節転移があるものと考えます。それゆえ、主治医の先生がおっしゃるとおり抗癌剤治療が有力な選択肢のひとつであると考えます。しかし抗癌剤治療の受け入れが難しいのであれば、摘出病理結果ではホルモン感受性が強い、言い換えればホルモン治療が効果的に働く可能性が強いということですので、まずホルモン治療を開始して少し経過を見てみるのも有力であると考えます。主治医の先生とよくご相談なさってください。(文責 谷)

 

No.12049-2】  17年08月07日   D 
乳癌の皮膚転移と今後の治療について(2)

先日は乳癌の皮膚転移と今後の治療についてのご回答をいただきまして、本当にありがとうございました。やはり抗がん剤治療には抵抗があったため、今後の治療について、主治医の先生にもう一度相談した結果、PET CT検査の結果で、「右傍胸骨リンパ節への軽度の集積亢進あり」と「右乳腺または近傍の胸壁には淡く索状の集積亢進あり」だったことで、再度CT検査を行って確認してもらうことにしました。その結果で、リンパ節転移の可能性が低かった場合は、ホルモン治療(場合によっては放射線治療も)でお願いしてみます。ただし、主治医の先生は、皮膚生検標本により、真皮内に主に小索状構造を呈し浸潤する異型細胞が明らかで、浸潤性乳頭癌の皮膚転移再発なので、抗がん剤は行うべきとの考えがあるみたいでした。そこで再度ご質問があるのですが、このような場合の抗がん剤は、どのような種類の物を使うのでしょうか。私としては、仕事を続けたいため、体への負担(副作用)が極力少ないと助かるのですが(髪の毛も抜けないような)。以前、主治医の先生からは、3週間に1回の点滴で4カ月、その後経過を見て、場合によっては放射線、さらに3週間に1回の点滴で4カ月と言われました。今までの詳しい経過や結果もわからずお答えしようもないかもしれませんが、一般的なものでも構いませんので、よろしくお願いします。簡単な経過は以下の通りです。

10年ほど前に左乳房の非浸潤癌が見つかり、温存手術と放射線治療を行う。 7年前、同じ左乳房に石灰化が見つかり左乳房同時再建を行う。 2年前に右乳房全摘を行い、ユーエフティ内服を2年間行い、これからホルモン治療に入る寸前だったのですが、全摘した左乳房にまた、5ミリ程度のしこりを発見し、先日日帰り手術にて摘出しました。 病理検査の結果とPET CT検査の結果で抗がん剤治療と場合によっては放射線治療との方針。
【病理診断】
Invasive ductal carcinoma, recurrent and metastasis into skin, skin, excisional biopsy.
[ Additional report on ER , PgR , HER-2 immunostains ]
皮膚生検標本により、真皮内に主に小索状構造を呈し浸潤する異型細胞が明らかで、浸潤性乳頭癌の皮膚転移再発と考えられる像です。
[ ER , PgR , HER-2 に関する追加のご報告 ]
ER 陽性(Proportion Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、 PgR陽性(Proportion
Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、HER‐2 陰性(score 0)でした。

【PET検査報告】 〜別の病院で受けました〜
FDG-PET
右傍胸骨リンパ節への軽度の集積亢進あり
SUVmax2.4→2.88
リンパ節転移を否定できず、貴院でのCTでの経過と併せ評価ください。
また、その尾側でも傍胸骨領域にごく淡い集積あり。
SUVmax1.38→1.63
こちらは有意な所見とは言い難い。
右乳腺または近傍の胸壁には淡く索状の集積亢進あり。
SUVmax2.77→3.41
性状からは術後変化を疑う。局所所見と併せ評価ください。
他、有意な集積亢進を指摘できない。

乳癌の皮膚転移なので、他の皮膚にも再発しやすいこと、他の臓器にも転移が発現することが稀ではないことから、リンパ節転移をも疑って、抗がん剤治療もお勧めいたします。その場合、私は強めの副作用も出現してもおかしくない、脱毛の可能性のある薬剤を使います。その方が効果が期待できるからです。使う抗がん剤もいろいろな種類があります。その治療は3週間に1回の点滴から投与量を少なくして3週連続の点滴など、投与量・間隔など変えて行う場合もあります。仕事を続けながら抗がん剤治療を受けている方もたくさんおられます。どうぞ、ざっくばらんに主治医と相談してください。(文責 石川)

 

No.12049-3】  17年08月14日   D 
乳癌の皮膚転移と今後の治療について(3)

先日は乳癌の皮膚転移と抗がん剤治療について教えていただきまして、本当にありがとうございました。今も抗がん剤治療には抵抗がありますが、主治医の先生としっかり話し合って今後の治療(おそらく抗がん剤治療)を考えたいと思います。何度も申し訳ございませんが、参考までにもうひとつだけ教えていただきたいのですが、私のような場合の抗がん剤の主流的な薬剤名はどのようなものでしょうか。事前に知っておきたいという思いがやはりありましてお願いいたします。念のため、今までの経緯を再度記載しますのでどうかよろしくお願いします。簡単な経過は以下の通りです。

10年ほど前に左乳房の非浸潤癌が見つかり、温存手術と放射線治療を行う。 7年前、同じ左乳房に石灰化が見つかり左乳房同時再建を行う。 2年前に右乳房全摘を行い、ユーエフティ内服を2年間行い、これからホルモン治療に入る寸前だったのですが、 全摘した左乳房にまた、5ミリ程度のしこりを発見し、先日日帰り手術にて摘出しました。 病理検査の結果とPET CT検査の結果で抗がん剤治療と場合によっては放射線治療との方針。
【病理診断】
Invasive ductal carcinoma, recurrent and metastasis into skin, skin, excisional biopsy.
[ Additional report on ER , PgR , HER-2 immunostains ]
皮膚生検標本により、真皮内に主に小索状構造を呈し浸潤する異型細胞が明らかで、
浸潤性乳頭癌の皮膚転移再発と考えられる像です。
[ ER , PgR , HER-2 に関する追加のご報告 ]
ER 陽性(Proportion Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、 PgR陽性(Proportion
Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、HER‐2 陰性(score 0)でした。

【PET検査報告】 〜別の病院で受けました〜
FDG-PET
右傍胸骨リンパ節への軽度の集積亢進あり
SUVmax2.4→2.88
リンパ節転移を否定できず、貴院でのCTでの経過と併せ評価ください。
また、その尾側でも傍胸骨領域にごく淡い集積あり。
SUVmax1.38→1.63
こちらは有意な所見とは言い難い。
右乳腺または近傍の胸壁には淡く索状の集積亢進あり。
SUVmax2.77→3.41
性状からは術後変化を疑う。局所所見と併せ評価ください。
他、有意な集積亢進を指摘できない。

一般的に、これまでの治療経過から、抗がん剤を使うならアンソラサイクリン系抗がん剤やタキサン系抗がん剤を使うことになります。たぶん補助療法と考えれば、そういった選択肢となります。PETでは再発が決定的と考えるのか判断が難しく、全身に広がっている再発乳癌と考えれば、ホルモン治療やゲムシタビン、ビノレルビン、ハラヴェンなどの再発用単剤抗がん剤治療となるのが一般的です。(文責 石山)

 

No.12048】  17年07月09日   K
薬は効いているのでしょうか?

術後 1ヶ月半、 ホルモン治療中、ルミナールA のものです。乳ガンになったことを息子たちには言っていません。彼らの性格を考えると、とうてい無理です。悲しませたくありません。なので、主人と言わないことに決めました。ただ、術後のメンタル、再発転
移の不安がいっぱいで、地に足のついた生活が出来なくて、上がったり下がったりの繰り返しです。いつ頃から前の自分に戻った生活が出来るのでしょうか。うつなのでしょうか。術後すぐタモキシフェンを服用しておりますが、先生にも生理はまだありますと伝
え、単独治療になっております。生理はいつも通りに来ています。これで薬は効いているのでしょうか? 48才です。よろしくご回答、お願いいたします。

ご相談どうもありがとうございます。乳がんと向き合い、きちんと治療をお受けになっていらっしゃるのですね。ホルモン治療であるタモキシフェンには生理を止める副作用がありますが、通常通り生理が続く患者様もいらっしゃいます。生理を止める目的のホル
モン治療ではありませんので、生理が続いていてもホルモン治療の効果には差はありません。生理を止める目的のホルモン治療につきましては、病状に合わせて追加することがございます。主治医の先生にご相談くださいませ。お子様へ病気についてお伝えするか
どうかについては、私は基本的にお子様へお伝えしています。お母様を守って、支えていくのもお子様の役割だと考えておりますから。ご家族様みんなで一緒に病気と向き合うことが大切です。伝え方にはもちろんコツがありますし、お伝えしたあとにも、お子様
方のケアも必要です。この点につきましても、主治医の先生に御確認なさってみてくださいね。ママは一人で病気を抱え込んで悩みがちです。毎日悲しい想いで心がいっぱいになってしまって、笑顔も少なくなってしまいます。ひとりで抱え込んではいけません。
ご家族みんなで病気と向き合うのです。ママは決してひとりぼっちではありませんからね。これからも応援しています。(文責 高橋)

 

No.12047】  17年07月09日   K.I.
DCISが確定されました (HPNo.10781-2)

5年前に "非浸潤性乳がんの補助療法無しによる再発率について" 質問させていただいた者です。
2012年8月に非浸潤がんの左乳頭乳輪温存皮下乳腺全摘出の手術を、アメリカロサンゼルスで受けました。2012年6月の定期マンモで石灰化が見つかりました。術前術後の病理検査はともに非浸潤でしたが、グレード3のコメド型でした。乳頭からは離れた皮膚に近
いupper left superiorに広がる石灰化でした。術後唯一言われたのは、ER(3+)PR(1+)の標準治療であるホルモン剤治療でした。オプショナルだったため、術後なんの補助療法もしませんでした。以降毎年ロサンゼルス、転居先のピッツバーグで定期検査を受けて
いましたが、昨年の検査以降、痛みを伴う乳頭からの異常分泌が続き (絞れば出る程度)、今年5月に新たな転居先のニュージャージーで受けたマンモで異常を指摘され、MRI+マンモトームでDCISが確定されました。
問題箇所は、乳頭直下の微小石灰化 (6/30 DCIS確定)と、今年のマンモで初めて映ったleft posterior upper aspect 石灰化(乳腺がないはずなので、どこに石灰化があるのかわかりません、再建に使った臀部脂肪か胸筋か?)です。5年前の手術時に、左臀部の脂
肪移植による同時再建を受けた際、胸骨の一部を切り取って今回問題になっているエリアからの血管を乳頭に繋げたと記憶しています。この石灰化は、乳頭直下のDCISが広がったものでしょうか。奥深すぎて、biopsyが出来ないと言われています。
質問は、この奥深い石灰化が乳がんによるものの場合、取る乳腺がないので、何が標準治療となるのでしょうか。また今回のDCISは5年前の再発なのか、新たなDCISなのでしょうか。乳頭直下の石灰化に対しては2週間後に乳頭乳輪の摘出の予定です。
5年前の手術pathology レポートの記載と、先日出たマンモ及びマンモトームのレポートをコピーします。よろしくお願いいたします。

8/22/17 surgical pathology report
Final diagnosis
-DCIS, cribriform, comedo, and solid types, with central necrosis, high nuclear grade -Size of DCIS: 3.8 cm -Surgical margins:
0.3 cm from the anterior margin
0.4cm from the posterior margin
All other margined appear negative for carcinoma -lymph/vascular invasion: not definitively identified -negative for invasive carcinoma -ER >95% 3+ PR<1% 1+

6/27/17 FINAL PATHOLOGY REPORT
DIAGNOSIS
STEREOTACTIC NEEDLE CORE BIOPSY OF LEFT BREAST:
INTRADUCTAL CARCINOMA, PAPILLARY AND SOLID TYPE WITH FOCAL MINIMAL LUMINAL NECROSIS, INTERMEDIATE TO HIGH NUCLEAR GRADE, CONTAINING RARE MICROCALCIFICATIONS (SEE COMMENT) ESTROGEN AND PROGESTERONE RECEPTORS ARE PENDING ON PARAFFIN BLOCK
1A AND AN ADDENDUM REPORT TO FOLLOW

COMMENT: SEVERAL DEEPER SECTIONS EXAMINED AND NO MORE MICROCALCIFICATIONS IDENTIFIED

6/14/17 Diagnostic Mammography report
IMPRESSION: Reconstructed left breast. There are two groups of calcifications identified as described above. The most inferior and inner group compared to a present previously supporting benign etiology. The calcifications in the upper
outer aspect are not appreciated previously, however it may related to differences in technique. The calcifications do a probably benign been seen due to differences in positioning. It may represent fat necrosis. Follow-up left
mammogram is recommended in six months. Results were discussed with the patient.

6/30/17 Diagnositic Mammography addendum report In view of the appearance of the nipple, this raises concern for the group of calcifications that was identified at the very superior posterior aspect of the reconstructed breast. These
calcifications were difficult to demonstrate because of the very posterior location. Rather than follow-up, I would recommend a biopsy these calcifications. If a stereotactic core biopsy cannot be performed, needle localization with
excision would be recommended.

IMPRESSION: Abnormal microcalcifications within the nipple that is known to be abnormal by MRI in a patient with nipple sparing mastectomy, status post reconstruction with abnormal nipple discharge. There is concern for malignancy. In
view of the findings identified in the nipple, further evaluation recommended this time for the calcifications in the very superior outer left breast. A biopsy is recommended.

ご相談どうもありがとうございます。皮下乳腺全摘後の再発についてのご相談ですね。皮下乳腺全摘術はすべての乳腺を摘出することが目的の手術ですが、乳首近くや鎖骨、脇腹、乳房下端に乳腺が残る可能性がございます。移植した組織に再発したと考えるより
は、残っていた乳腺に乳がんが発生した、あるいは再発したと考えるのが自然です。その際には、基本的に乳房全摘術やがんが存在する部分の乳腺切除術を考慮します。まずは主治医の先生にご相談し、治療方針を決定していってくださいね。特別におかしなこと
が起こった訳ではありません。再発なのか、新しい乳がんなのかも、判断は難しいと思います。まずは出来る治療をおこなっていきましょう。応援しています。(文責 高橋)

 

No.12046】  17年07月04日   M.M.
術後1ヶ月での転移?

41歳です。5月31日に乳癌の部分摘出、リンパ郭清手術を行いました。6月23日の病理結果では、ホルモン(-)、Her2(-)、Ki67:60-70%、リンパ転移:1/14で、トリプルネガティブということでした。術前のCT、胸部レントゲン、MRIでは遠隔転移はなしでした。トリプルネガティブということで、術後の化学療法は決まっていましたが、念のため病理の結果を持ってセカンドオピニオンを受けに行ったところ、そもそも現段階で転移はないのかという話になり、CT、血液検査を行いました。血液検査でのマーカーは正常値でしたが、CTで肺に2mmの怪しい影があると指摘され、再度手術をした病院で確認してもらうようにと言われました。肝臓にも怪しい所があるが、エコー所見では脂肪の集積だろうということでした。根治を目指して術後の化学療法に臨むつもりでしたが、転移があったとすると、一気にステージ4になることになり、大変ショックを受けております。トリプルネガティブで、Ki67値も高いとはいえ、こんなに早く転移するものなのでしょうか? 週明けに確認するしか方法はありませんが、いてもたってもいられず、相談メールを出させていただきました。ご助言よろしくお願いいたします。

一般的に癌の転移の能力は、主病変が1mm程度の時に獲得するといわれています。しかし、肺病変は、画像上、小さな病変があっても存在の確認はできますが、良性か悪性か、またそれが転移であるのか、肺自体の病変であるのかという診断はできません。これらを明らかにするためには、検査のための手術をし、病理検査をしなければなりません。いずれにしても現時点で行える治療を進めていくことが必要だと思います。貴女の状態を一番よく把握してくださっているのは主治医ですから、今後の治療方針を充分ご相談の上、納得のいく治療を選択してください。

 

No.12045】  17年07月04日   W
乳頭からの分泌について

私は37歳で、子供は8歳と6歳です。一昨年の10月に胸を挟むと茶色の分泌があり、すぐに受診しました。分泌液の細胞検査は異常なし。エコーで腫瘍があったので、細胞診のあと 針生検しましたが、線維腺腫と診断されました。分泌液の直接の原因は分からないので、経過観察となりました。その後は分泌もなくなっていたのですが、最近また分泌液が出るようになりました。つまんだりしないと出ませんが、赤っぽい色です。病院で診察を受け、分泌液の細胞検査をしましたが、ガンではなかったそうです。エコーとマンモグラフィでも、新しい腫瘍は見つかりませんでした。また3ヶ月ごとの経過観察となりました。前回も今回も、乳管造影まではしなくてよいとのことですが、大丈夫でしょうか? 何から分泌液が出ているのか分からないのは、とても不安です。造影検査をしてくれる別の病院を探したほうがいいのなと思っています。乳管造影をしてもエコー検査と変わりがなく、悪性か良性かの判断はできないと言われました。叔母二人と祖母が乳ガンだったので、検診は20代の頃からずっと受けています。

茶色の乳頭分泌とは、おそらく血性のものだと思われます。血性の乳頭分泌の場合、一般的には70%が乳管内乳頭腫、30%が乳管内乳頭癌だと言われています。乳管内に乳頭状の病変があり、これからの分泌だと思いますが、乳頭状の病変がどこにあるのか、また良性か悪性化を判断するには、最終的には病理検査で判定することになります。貴女の場合、細胞診を何回か行い、悪性のものではないとの結果を得ているので、おそらく乳管内乳頭腫による乳頭分泌であろうと推測されますが、家族歴や乳頭分泌そのものが心配で、どうしてもはっきりさせたいという場合は、病理検査を行うことも一つの考え方かもしれません。乳管造影で、責任病変のある腺葉を確定した後、検査のための手術(マイクロドヘクトミー)で腺葉を摘除、その後、病理検査で連続切片による再構築を行うことになります。主治医と充分にご相談し、それでも納得がいかない場合はセカンドオピニオンを受けてみるのもいいかもしれません。(文責 須田)

 

No.12044】  17年06月30日   K
ホルモン療法(HPNo.12042-2)

先の質問にお答えいただき感謝しております。先日エコー検査で問題はありませんでした。ありがとうございます。
術後3年間地元の病院に行かなかったのは、相談する余地もなくアルマターぜ阻害剤の薬を出されると思ったからですが、やはり今回検査に行ったことで、そのような手はずになりました。処方された薬は手元にありますが、まだ飲んでいません。ネットでの知識からその薬の意味はわかっているのですが、どうしても副作用の起こる薬を10年も飲み続けることに抵抗があります。まして今の健康体(?)をわざわざ害することに納得がいかないのです。1ヶ月後にCTやMRIを撮るそうですが、その結果を見てから摂取を決めるというのは無謀な決断なのでしょうか。何かの異常が見られれば結局は同じ薬を処方されるわけですから、そうなってから飲んでも同じというのは、やはり素人の考えなのでしょうか。年齢は57歳なので、エストロゲンの量も多くないのではと考えてしまいますが・・・。
またもう一つの質問は、一度薬を飲み始めてから、やめても問題ないですか。どうぞよろしくお願いいたします。以下が私の針生検後と手術後の病理組織検査結果です。            
(針生検)    
浸潤性、大きさ:23mm×18mm(マンモ)、 リンパ節転移: 無、 核グレード 1、 ホルモンレセプタ 有、 HER2 無、 病期: UA
(術後)
硬癌、 大きさ:肉眼(15mm×15mm×9mm)顕微鏡(13mm×10mm)
脈管侵襲: 1y1+v0、 リンパ転移: センチネルリンパ節(0/1)
核異型度: 1、 免疫染色結果: ER: +(90%)、 PgR: +(80%)
HER2: score0, Ki67 labeling index: 約30% (増殖能力)
ガイドラインによると 増殖能力が20%以上の場合でホルモン受容体がある場合は、抗ガン治療と(か)ホルモン療法が薦められる。

ご質問有り難うございます。ひとまず再発ではなかったとのこと、良かったと思います。さて、術後の治療についての質問ですが、少々きつい言い方になるかもしれません。ご容赦ください。乳癌というのは、手術だけではなく、その後の治療で完治を目指す病気です。仰るとおり、何かイベントがあってから・・・という考えも理解できますが、再発してからの治療は半永久的になること、完治が難しいこと、時につらい治療になりますので、「再発予防の治療をしっかりとやる」というのが基本です。再発予防の治療は期間が限られています。副作用も全例におきる訳ではありませんし、内服して、副作用を見てから考えるというのもアリだとは思います。ただ、術後3年、内服せずに経過してしまったので、もう今さら・・とも言えます。今から内服してどれだけ効果的か、意味がないのかは答えがありませんので、主治医と相談のうえ、ご自身でお考えください。(文責 鈴木)

 

No.12043】  17年06月22日   M.T
しこりが大きくなり不安です

大学病院で、右胸の乳頭から近いところに、癌ではないようだけれども、しこりがあり、超音波とマンモを半年ごとに受けて、経過観察していました。11月の検査より3倍の大きさになったといわれ、不安になりましたが、がんではないようだし、受診は半年後でよいと言われました。大きくなったと聞いて、不安でしかたがありません。そして違う病院に、紹介状なしで、半年前より大きくなったと伝えて見てもらいましたが、超音波でも見つけられませんでした。大きくなるもので良性のものもあるのでしょうか? 半年たって手遅れだったらと不安です。 

診察もしていないし、画像も見ていないので、なんともお答えができません。良性の腫瘍でも葉状腫瘍と言って大きくなる腫瘍はあります。心配なら、主治医の先生によく見てもらって、よく説明を聞いてください。(文責 清水)

 

No.12042】  17年06月22日   K
リンパ転移、再発?

主治医に診察に行く予定ではいますが、少し前もって知っておくべきことがあればと思いメール致しました。3年前に右側に乳がんが見つかり全摘再建しましたが、術後治療は何も受けませんでした。半年前ぐらいから、右のリンパ腺あたり(脇の下より正面)が鏡に映ると膨らんで見えます。その下あたりが全摘でか、少し陥没しているので、余計膨らみが目立ちます。初めは脂肪か筋肉が付いてきたのかと思っていましたが、少しずつ大きくなってきているように感じます。押しても痛みはなく、硬さも筋肉程度です。リンパ腺転移や再発の可能性についてわかることを教えてください。よろしくお願いいたします。

診察をしていないので、mailの内容からはなんともお答えできません。リンパ節転移かどうかは主治医の触診である程度わかりますし、心配であれば、超音波検査、場合によっては細胞診で診断します。まずは主治医の先生の診察を受けてください。(文責 清水)

 

No.12042-2】  17年06月30日   K
ホルモン療法

先の質問にお答えいただき感謝しております。先日エコー検査で問題はありませんでした。ありがとうございます。
術後3年間地元の病院に行かなかったのは、相談する余地もなくアルマターぜ阻害剤の薬を出されると思ったからですが、やはり今回検査に行ったことで、そのような手はずになりました。処方された薬は手元にありますが、まだ飲んでいません。ネットでの知識からその薬の意味はわかっているのですが、どうしても副作用の起こる薬を10年も飲み続けることに抵抗があります。まして今の健康体(?)をわざわざ害することに納得がいかないのです。1ヶ月後にCTやMRIを撮るそうですが、その結果を見てから摂取を決めるというのは無謀な決断なのでしょうか。何かの異常が見られれば結局は同じ薬を処方されるわけですから、そうなってから飲んでも同じというのは、やはり素人の考えなのでしょうか。年齢は57歳なので、エストロゲンの量も多くないのではと考えてしまいますが・・・。
またもう一つの質問は、一度薬を飲み始めてから、やめても問題ないですか。どうぞよろしくお願いいたします。以下が私の針生検後と手術後の病理組織検査結果です。            
(針生検)    
浸潤性、大きさ:23mm×18mm(マンモ)、 リンパ節転移: 無、 核グレード 1、 ホルモンレセプタ 有、 HER2 無、 病期: UA
(術後)
硬癌、 大きさ:肉眼(15mm×15mm×9mm)顕微鏡(13mm×10mm)
脈管侵襲: 1y1+v0、 リンパ転移: センチネルリンパ節(0/1)
核異型度: 1、 免疫染色結果: ER: +(90%)、 PgR: +(80%)
HER2: score0, Ki67 labeling index: 約30% (増殖能力)
ガイドラインによると 増殖能力が20%以上の場合でホルモン受容体がある場合は、抗ガン治療と(か)ホルモン療法が薦められる。

ご質問有り難うございます。ひとまず再発ではなかったとのこと、良かったと思います。さて、術後の治療についての質問ですが、少々きつい言い方になるかもしれません。ご容赦ください。乳癌というのは、手術だけではなく、その後の治療で完治を目指す病気です。仰るとおり、何かイベントがあってから・・・という考えも理解できますが、再発してからの治療は半永久的になること、完治が難しいこと、時につらい治療になりますので、「再発予防の治療をしっかりとやる」というのが基本です。再発予防の治療は期間が限られています。副作用も全例におきる訳ではありませんし、内服して、副作用を見てから考えるというのもアリだとは思います。ただ、術後3年、内服せずに経過してしまったので、もう今さら・・とも言えます。今から内服してどれだけ効果的か、意味がないのかは答えがありませんので、主治医と相談のうえ、ご自身でお考えください。(文責 鈴木)

 

No.12041】  17年06月22日   Y.A.
乳がん転移について

初めて質問させて頂きます。乳がん右側温存手術後4年経ちました。今はホルモン治療中です。硬癌、ホルモンレセプターあり、HER2 ➖、リンパ節転移 センチネルのみ1つ。2年前の会社の健康診断で胃カメラをしたところ、胃粘膜下腫瘍といわれ、経過観察となりました。一年後に再度調べても大きさも変わらず、また一年後といわれました。今年もまた検査なのですが、もしかしたら胃に転移ということはありますでしょうか? よろしくお願いします。

胃転移の可能性があるかと聞かれれば、ありますというお返事になります。しかし、乳がんの胃転移の頻度は、肺や肝臓や骨転移に比べると極めて頻度は少ない転移です。また、胃転移をきたす乳がんは小葉癌が多いと言われています。また、胃転移の所見はタコイボ胃炎様の所見をきたすことが多いと言われています。そうなると、貴女の乳がんが硬癌であること、胃粘膜下腫瘍様の病変であることを考え合わせると、胃転移の可能性はかなり低いと思われます。心配しないで定期的な検査を受けて良いのではないかと思います。(文責 清水)

 

No.12040】  17年06月17日   K
ホルモン療法期間(5年か10年か?)(HPNo.11973-2)

このような相談室があることを心強く思い、感謝しながら、いつも参考にさせていただいています。前回、NO.11973で相談させていただいた者です。今回、ホルモン療法の期間について、相談させていただきたいと思います。よろしくお願いします。ホルモン療法が5年となり、次回診察時に継続か終了かを決めることになっています。主治医は、どちらでも・・・とのことです。10年継続の方が、再発率数パーセント下がるとのデータですが、効果と副作用(現状では、ほてりあり。またその他潜在的なもの)を考えると、何を基準に判断したら良いか、教えていただきたいと思います。私の場合、5年と10年の再発率が分かるようでしたら、教えてください。治療・病理診断等は下記のとおりです。

48歳時 右乳癌温存療法 センチネルリンパ節生検1/3転移 腋か郭清ステージUB ER100% PGR70% HER2− MIB-1 5% ルミナールA GradeU(3-2-1) 最大径3cmの浸潤性乳管癌、周辺にDCISを伴い、線維性間質内に個細胞性、索状配列を示して浸潤するscirrhousタイプ、管状構造はごく一部 脂肪織内に浸潤 放射線治療とリュープリン2年
ホルモン療法は、ノルバデックス2年5ヶ月後、フェマーラへスイッチするも、骨密度低下で1年11ヵ月後に、再度、ノルバデックスに戻し、8ヶ月 トータル5年(内訳ノルバデックス3年1ヶ月・フェマーラ1年11ヶ月)
また、骨密度低下時に、ビタミンD処方され飲みましたが、その影響?腎臓結石・尿管結石となり、現在治療中です。

Kさん ご相談ありがとうございます。 私の回答で少しでも疑問が減り方針決定の一助になれば嬉しいです。ノルバデックスを5年で終了するか、10年まで延長するか迷いますね。最新のガイドラインを見ると、閉経後乳がん患者さんのノルバデックス10年内服は推奨グレードB(科学的根拠があり実践するよう推奨する)となっています。しかし長期投与による子宮内膜癌と肺塞栓の発生率を増加させます。現在のKさんの月経状態がわかりませんが、前回のご質問に記載されていた年齢から、月経があったとしても閉経は近いと想像します。何を基準に判断したら良いかお悩みですが、この判断基準は個々の患者さんによって随分異なります。どなたでもお望みですが極僅かでも再発抑制を希望される方は、10年の内服継続を行っています。さらに5年という期間は大変長いですね。今までの内服時の副作用と今後多くはありませんが子宮内膜癌や肺塞栓の事を考え、10年の内服をお勧めしても遠慮される方もいます。ご期待に添えていないかもしれませんが、最終的にはご担当の先生とKさんがよくご相談になってお決めになるのが良いと考えます。(文責 斎藤)

No.12039】  17年06月08日   K M
アロマシンとハーセプチンの組み合わせ

ホルモン療法でアロマシンを使用してます。担当医から、アロマシンを続けながら、ハーセプチン投与をするとのお話がありました。インターネットでは、アロマシンとハーセプチンの組み合わせはまだ認められていないとの事でしたが、大丈夫なのでしょうか?

この質問にお答えするのに、背景が明らかでないので、もしかしたら的外れな答えになってしまうかもしれないことをお断りしておきます。術後治療として(あるいは再発治療として)アロマシンを使用していて、再発巣が出現してハーセプチンの併用をすることになったのでしょうか? もしそうなら、ハーセプチンは単独や内分泌治療との併用は有効性が極めて低いので、化学療法(特にTaxaneとの)併用が有効であるとされています。アロマシン等の内分泌治療薬とハーセプチンの併用は、健康保険で認められていないのではなく、効果が少ないため再発治療にはあまり使われないと認識なさった方がよろしいと考えます。ただし、化学療法がその副作用のため忌避される場合や、術後の補助療法等では内分泌療法との併用はあり得ない選択肢ではないと考えます。(文責 久保内)

 

No.12038】  17年06月08日    D
今後の治療薬について

今までに何度か相談させていただき、その都度ご丁寧なお返事をいただきありがとうございました。初発の33歳から18年が経過し、現在52歳です。1999年3月に乳房温存術を受け、ゾラデックス注・フルツロン2年、ノルバデックス5年、化学療法6回、放射線25回施行。2004年に温存乳房に再発、内服はフェアストン1錠。その後、2007年2009年2010年に再発があり、アリミデックス・アロマシン・フェマーラ内服。2011年からは、フェアストン3錠を内服していました。2012年に胸筋内リンパ節に転移が認められ、ゼローダを2か月服用し、その後アバスチン+タキソールを6か月した後、2013年1月からフェソロデックスを2017年1月まで試行。2016年9月のCTで肺に腫瘍あり、たぶん転移だと思われるとのことで、詳しく調べていません。2017年2月からアフィニトール+アロマシンを開始していますが、4月に呼吸苦が強くなり、CT上、間質性の変化が認められたためアフィニトールを一週間休薬し、症状が落ち着いたため再開しています。
そこで質問ですが、
1) 2007年から2010年にかけて(42~45歳)アロマターゼ阻害薬を使用したわけですが、再三の再発は完全な閉経状態でなかったため薬が効いていなかったと考えられますか?
2) もし閉経状態でなかった為に薬が効いていなかったとしたら、今回まだアロマターゼ阻害薬を使うことはできますか?
3) アロマターゼ阻害薬を使えなかったら、次はどんな薬が使えますか?

仕事を続けるために副作用の少ない薬を考えたいのですが、経過が長いために使える薬もどんどん減ってきており悩んでいます。長文なってしまい申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

このご質問にお答えするのに、いくつか明らかでないことがあり、それを確かめる必要は有りそうですが、判る範囲内でお答えします。
1) 術後の化療6回の内容が不明ですが、多分FECかTCだったのではないかと推定します。この化療が原因で完全な閉経に入っている可能性は否定できませんが、42~45歳ではお若すぎるようにも思うものの、この点が明確ではありません。明確な閉経でないとすれば、アロマターゼ阻害薬は効果が全くないであろうから、単独では使用しないと思います。もし使用するとすれば、リュープリンやゾラデックス等で閉経状態を作って使用するはずですが、いかがだったでしょうか?
2) 以前にアロマターゼ阻害薬を使用していて(一時有効で)無効になったとしても、後に別の治療を行ってその治療が無効になって別の薬剤を選択するときに、アロマターゼ阻害薬を使用して奏効することがあり得ます。ですから今回使うかどうかは別にして、今後使用できないと決めてかからない方が良いと思います。(ただし現在アフィニトールとともに使われているアロマシンはアロマターゼ阻害薬ですが…)
3) 内分泌療法は現在アロマシンを使っているので、アロマターゼ阻害薬の中で回していくのはあまり意味がないように思います。使用するとすればヒスロンくらいですが、列記された最近治療法に比べて有効率は低いと考えます。内分泌療法で使用できる薬がほとんど無いので、化学療法に向かう可能性が高いと考えます。通常FECかTC(術後に使われなかった方を使用する可能性あり)だと思いますが、ハラヴェンも使えると思います。副作用の少ないものを選びたい由ですので、有効率は低いですがナベルビンやジェムザールも検討の余地があろうかと考えます。(文責 久保内)

 

No.12037】  17年05月26日    C.N. 
髄様癌について

ゴールデンウィーク中に左乳浸潤癌、部分切除をして、病理結果が出たのですが、判断に迷いますので、相談させてください。腫瘍は9mm センチネルリンパで転移− 断端− トリプルネガティブのステージ1aの診断でした。抗ガン剤を覚悟していたところ、核グレード3 Ki67は80パーセントで、髄様癌の特徴を含むという結果でした。髄様癌は予後が良く、病巣も9mmと小さかったので、抗ガン剤はやる、やらないは患者判断に任せるとなりました。質問は

1) 髄様癌の特徴を含むとは完全な髄様癌ではないという事でしょうか? ならば抗ガン剤をした方が良いでしょうか?
2) 髄様癌に対してアンスラタキサンは効果的でしょうか?
3) Ki67が80パーセントと高いので、やる価値はあるのでしょうか?

以前は1センチ以下ならばトリプルネガティブは抗ガン剤をやらなかったという話も耳にします。髄様癌という、比較的珍しい癌なので、担当医師もはっきりと効果を伝えられないようです。私的には出来ればやりたくないのですが、子供の事を考えると、やるべきなんだろうと思います。データがないので、気持ちの上での判断しかできないので、こまっております。よろしくお願いします。

髄様癌は、特殊型という文字通り特殊な乳癌に分類されるタイプのものです。いわゆる、トリプルネガティブで核異形が強く、増殖因子も高いといった、一般的な乳癌であれば化学療法が必要な要素を持ち合わせているのですが、実際はおとなしいことが多く、臨床医が判断に迷うことが多いのが特徴です。C.N.さんの場合は、1cmと小さく、個人的には化学療法は行わず、乳房に照射をして経過観察で十分と思います。(文責 緒方)

 

No.12036】  17年04月30日    M.K. 
健側の腫瘍(HPNo.11043-6)

No.11043 で何度かご相談をさせていただいており、現在はノルバデクスを服用し、体調は良好です。いつもご丁寧な回答を戴きまして感謝しております。4年前(当時51歳)に右乳房を全摘出、その後インプラント挿入による再建手術をしています。その際に健側の乳房が元々小さかった為、バランスが悪くなるという理由から、左乳房にもインプラントを挿入しました。乳がんと診断された当時は、右乳房に3個 左乳房に1個の腫瘍が見つかりました。術後の検査の際は、マンモグラフィーだとインプラントが入っているため画像診断がつきにくいので、自分の希望で超音波の検査もお願いしています。これまでは健側にある1個の腫瘍は良性なので心配ないと言われていましたが、この度の検査結果では腫瘍が3個増えており そのうちの1個に?マークがついているので、7月にまた超音波の検査をすることになりました。心配なので直ぐにでも針生検をして頂きたいところですが、インプラントが入っている為、7月の検査で腫瘍(5o)が大きくなっていたら針生検をすることになりました。疑わしい腫瘍は今回初めて見つかったわけではなく、昨年も(5o)あったようでしたが、大学病院の主治医が転勤になったあとの先生からは何の説明もなく、順調ですと言われてました。今回また、新しい先生に代わり その先生から健側に4個の腫瘍があることを知らされました。7月には形成科の定期診断(年に1度)もありますが、インプラントを除去する方向で相談をした方が良いでしょうか。また、この腫瘍が悪性のものだとしたら これは再発ですか?転移ですか? 病院では少し動揺してしまい、担当の先生に冷静に質問ができませんでした。お忙しいところ大変申し訳ございません。ご教示いただけますと幸いです。宜しくお願いいたします。

インプラントについては、現時点で除去する必要はないです。経過から可能性は低いですが、腫瘤が悪性であることがわかってから考えればよいと思います。また、通常、針生検の障害にはなりませんので、心配な腫瘤が超音波検査で明らかになれば、穿刺していただきましょう。安心できると思います。(文責 徳田)

 

No.12035】  17年04月30日    F 
良性石灰化の今後(HPNo.12028-2)

NO12028で質問させて頂いた者です。その節はご回答いただき、ありがとうございました。その後どうしても違和感が拭えなかった事もあり、こちらでご助言を頂いた事もあって、乳腺専門医のいる乳腺外科に行ってきました。結果は触診と超音波の所見から異常無しで、私が懸念を抱いていた部位の触感は、女性ホルモンの影響と、強いて言えば乳腺症のようなものと、画像類や症例が載っている本を使って、とても丁寧に説明して頂きました。そして今回初診だった事もあり、他に異常が無いかマンモグラフィも撮って貰ったところ、左右の胸に幾つも石灰化がありました。左右合わせて10個は無かったと思いますし、どちらかに特に発生している訳でもなく、大きさも針の先ほどのごくごく小さい物から、一番大きい物でも超音波でも捉えられない位の大きさで、群集、列をなす、形がいびつなどの悪性を疑う所見はない、良性の石灰化との所見でした。そして今後は超音波を半年から1年後の間に、マンモグラフィは1年後で充分と言って頂いたのですが、超音波だけは半年後からでもと言うのは、どういう事が考えられますか? (医師にうっかりお聞きするのを忘れてしまいました) 因みにかかりつけの乳腺科でも、マンモグラフィの画像に石灰化がある事は知っていましたが、今回ほど画像をじっくり見た事はなく、石灰化があってもおそらく今回同様の良性所見だったのか、「異常ありません、また来年検診に来て下さい。気になる事があればその都度」と言われて終わっていました。良性の石灰化は悪性化する事はないとの事ですが、今になって今回診て頂いた医師の言葉と、自分で把握していたより石灰化が多かった事で、少し心に引っかかっています。

マンモグラフィーは、放射線被曝のリスクがありますが、超音波は無害ですので、不安なことがあれば、いつでも受診してほしいという事だと考えます。(文責 徳田)

 

No.12034】  17年04月25日    R  
マンモグラフィ 石灰化 カテゴリー4

39さい 既婚 ふたり子供がいます。4月10日のマンモグラフィで、左乳房石灰化カテゴリー4の、結果がきました。5月11日に、大学病院で検査を再度うける予定です。たぶん、またマンモグラフィとエコー、触診になると思います。4月10日の検診の一ヶ月前くらいから、左胸や左の背中や腰が痛かったのですが、生理前ということと、姿勢が悪いからだと思っていました。しかし、この結果をうけて、左胸もズキズキ痛いような気がして、背中、左胸、腰に癌がわるさをしているんじゃないかと思えてならなくなり、不安でたまりません。カテゴリー4で、転移とかはあるのでしょうか? また、5月11日までまだ時間がありますが、その間に進行してしまうってことはあるのでしょうか? 血縁に乳ガン患者はいないので、あまりにも唐突な結果だったので、かなり動揺しています。

カテゴリー4というと、マンモグラフィーに所見があり 悪性病変の可能性があるが良性の可能性もある状況と思います。まずは悪性なのか良性なのかを診断をつけることが大事です。仮に乳がんである場合でも、数週間で進行してしまうことは稀ですので、検査を待ちましょう。(文責 俵矢)

 

No.12033】  17年04月25日   Y 
左胸のしこりと肥大について

私は半年くらい前までは中性的なのもあって、ダボダボの服を着ていたら、男性と間違われる位、胸が平たかったです。でも何故か左胸だけ急に大きくなり、今や左だけ、右に合わせたら、Cカップのブラでも小さいくらいです。触ってみると全体的に硬く、しこりがある様に感じます。まだ19歳なのですが、乳がんの可能性はあるのでしょうか?

19歳という年齢を考えると乳がんの可能性は低そうですが、一度に専門医を受診なさると良いと思います。乳がんの除外も必要ですが、内科的な診察も必要かもしれません。 (文責 俵矢)

 

No.12032】  17年04月25日   R
乳がんの症状に当たりますか?

私は37歳、妊娠出産経験無しです。1番最近の乳がん検診は、去年8月の自治体で行なっている乳がん子宮頚がん検診の時のマンモグラフィーで、そのとき異常無しでした。毎日お風呂では、体に石鹸が付いた状態で、脇から胸下までしこりが無いか調べています。お風呂以外でも、部屋で横になりチェックしていますが、自分ではしこりのような物は感じませんが、最近、右胸の乳首の下の皮膚が一部白くなっている事に気付きました。小指の爪の半分くらいの大きさで、その部分の感触は、飛び出したり、ザラザラした感じはありません。痛み、痒みも、出血もありません。お風呂、部屋で触ってみてもしこりは感じません。気になっているのですが、これは乳がんの症状に当たりますか? 乳がんには、皮膚がくぼむことがあると聞いたので、気になっています。排卵日辺りから胸が痛む事があり、生理までは胸が張ります。身内では、父の妹が15年程前に乳がんになり、左胸を取りましたが、今、元気に生活してます。宜しくお願い致します。

文面を読む限りでは乳がんを考えさせる症状ではないように思います。しかし、ご心配であれば一度専門医を受診なさってはいかがでしょうか。(文責 俵矢)

 

No.12031】  17年04月19日   S
アリミデックスの副作用について

68歳です。抗がん剤点滴を半年投与の後、右乳房全摘手術(リンパ節はoPせず)でした。初診から数えますと、そろそろ4年と少しになります。術後より、アリミデックスのみを服用。抗がん剤副作用の後遺症に加えて、アリミデックス1rによるとみられる手足関節、腰、股関節の痛み、こわばり、朝起床時の両足の痙攣するような吊りつっぱりの痛みなどなど、この4年を迎えて、一段と痛みの強さを増してきたように感じています。起きてぼつぼつ動き始めますと、なんとか普通に行動出来ていて、今のところ寝込むことはありません。しかし、服用が5年という約束ですので、後一年はこのまま服用頑張っていけるかなぁと不安を感じています。アリミ10年という説も出ているようですが・・・。私の場合、それまではとても耐えて行けそうにありません。骨粗鬆症に対するお薬「ベネット」「エディロール」も整形で頂いて服用しています。しかし、アリミデックス服用のその行き着く先が、個人差はありましょうが、ガンは抑えたとしても、立ち上がることも出来ない身体になってしまってはと思うと、アリミデックスをこのまま飲み続けることに非常に不安を感じます。あと一年は体の様子をみつつ頑張るべきか、それとも骨粗鬆症の心配の無いホルモン治療剤なんて、あるのでしょうか。主治医にたずねるべきですし、尋ねるつもりではいますが、言葉の少ない怖い雰囲気の医師です。今までに何度もお話はしているのですが・・・。少し私自身としても、色々知ったり調べておきたいと思いまして。近頃はウツに近い状態も出てきて、薬をこっそりやめたいなど゛、悪魔のささやきの誘惑に負けそうなのです。よろしくご゛指導お願いします。

アリミデックスの副作用である手足の関節痛や手指のこわばりは、しばしば経験します。我慢しうる程度の軽度のものについては、そのまま経過を見ることもありますが、貴女の場合は、その症状は決して軽いものではなく、その対処が必要です。同等の薬剤という観点では、アリミデックス以外のアロマターゼ阻害剤(フェマーラ、アロマシン)に変更することも考えられますが、これではやはり関節痛やこわばりが治まらない可能性も高いので、タモキシフェン(ノルバデックス)に変更するのが一般的です。タモキシフェンにはこれらの副作用は少なく、またこの時期からの薬剤のswitchでは、再発予防効果もほぼ変わらないと考えます。主治医の先生とよくご相談ください。(文責 谷)

 

No.12030】  17年04月19日   K O
DCIS切除後の断端について

DCIS切除後の断端について質問があります。腫瘍径は約2-3cmで、もともとAtypical Hyperplasiaの術前診断のもと部分切除をしたため、後壁と下壁の断端がキリギリで1mm以下とのことです(その他の断端は2mm-10mm)。ガイドラインでは、DCISは放射線治療をすれば予後は断端のサイズに関わらないとのことですが 再部分切除をした方が良いのでしょうか。その場合、腫瘍はもうないのですが、場所は推定できるのでしょうか。またあるコラムで、後(筋膜)と下(腹)方向の腫瘍マージンはDICS腫瘍の進展の方向でないのであまり気にしなくても良いと言われている先生がいましたが、本当でしょうか。よろしくお願いします。

DCIS切除後の断端が陽性とのことですので、より慎重な姿勢で臨むのであれば、追加切除をすることになります。しかし、今後の放射線治療でコントロールできる可能性も十分にあると考え、このまま追加切除なく進める選択肢も有力です。一番大事なことは、患者さん本人のご意向に沿った方針を選択することだと考えますが、私自身のこれまでの経験では、同様のケースにおいては、このまま追加切除せずに放射線治療だけで経過を見たケースが多いと思います。(文責 谷)

 

No.12029】  17年04月15日   コイン
乳がんの再発=多発性肺ガン

10年前に相談をさせていただきました。多くを学べ、相談室の先生方へ深く感謝申し上げます。2017年1月に2CMの乳がんを部分切除(リンパ転移8個あり)、放射線、抗がん剤(AC+パクリタキセル)、ホルモン剤(フェマーラ)5年間の治療。10年目検診で、多発性肺癌転移が見つかり驚きました。両肺に最大2MMが1個、他無数に再発。その後3か月目の検診で変化がなく、経過観察中で、今無治療です。5月中旬にPet検査予定です。検査診断後、治療開始予定です。再発がわかって6か月ですが、元気に今まで通りの生活中です、これから先に向け、何か先生方のアドバイスをお聞きできれば、心強いのです。どうかよろしくお願いいたします。 新薬オプジーポの治療は72才の私の場合、如何でしょうか? どうかよろしくお願いいたします。

ご相談どうもありがとうございます。肺転移が見つかってご不安になってしまいましたね。少しでもお役に立てましたら嬉しいです。お話からは現在は無治療とのことですが、肺の状態は落ち着いているのですね。肺転移はもともとは乳がんから来るものですので、肺がんに対する治療薬のオプジーボは現時点では治療薬としては考えにくいと思います。ホルモン治療をやめてからの再発であれば、もういちどホルモン治療を開始するのも良い治療の選択肢です。つらい治療にいきなり取りかかるのではなく、身体に優しい治療を第一選択にされるのが良いでしょう。主治医の先生に、身体に優しくて有効性が期待される治療について、今一度ご相談なさってみてくださいね。何かご心配な時には、またご相談くださいませ。応援しています。(文責 橋)

 

No.12028】  17年04月15日   F
乳腺の変化について

46歳、女性です。2007年と2015年に出産経験があります。乳がん検診は年に1度受けており、昨年は2016年12月に、かかりつけの乳腺科にて、マンモグラフィ、視触診、超音波の検査を受け、異常無しでした。そして今年の3月中旬に、月に一度の自己検診の時に左胸に今迄とは違う触れる物の感触があり、再度かかりつけの乳腺科で超音波と視触診して貰ったところ、異常無しと言われました。しかし、今迄の自己検診の感触とは触れた感じが違った感がぬぐえず、ホームドクターに視触診と超音波をお願いしたところ、私が違和感を持った部分は乳腺との事で、非常に滑らかで綺麗な乳腺であり異常無し、と言われました。(因みにホームドクターは胃腸が専門の医師ですが、外科医です。かかりつけの乳腺科とは違う乳腺科は予約がいっぱいで、相当先にならないと診察を受けられない事から、ひとまずホームドクターにお願いしました) かかりつけの乳腺科の医師もホームドクターも、乳腺が固くなる事はあるとして、今後は月に一度の自己検診の継続と、その時に触れた感じがゴツゴツと固くなるとか、大きくなるなどしたら、その都度診察に来るように、そうでなければ、また12月の毎年一回の検診で良いとの事でした。なので大丈夫なのだとは思いますが、加齢やホルモンバランス等の影響で乳腺が変化するとしても、こんなに急に触れ心地が変わる事はあるのでしょうか? また、私が違和感を持った乳腺の触れる大きさ(長さ)は結構あるため、悪性・良性に関わらず腫瘤のような物であれば、超音波でも見当がつくように思いますが、念の為にマンモグラフィを受けておいた方がいいでしょうか? ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

ご相談どうもありがとうございます。乳腺の硬さはその時のホルモンバランスによって、変化が見られるのが普通です。もしご心配であれば、念のためにもう一度超音波検査を受けても良いかもしれません。しこりがご心配であれば、マンモグラフィーよりも超音波検査の方が向いています。触診だけで、あれこれ悩むよりは、一度超音波検査を受けてみてくださいね。必ず不安は解決できますので、外来受診なさってくださいませ。応援しています。(文責 橋)

 

No.12028-2】  17年04月30日   F
良性石灰化の今後

NO12028で質問させて頂いた者です。その節はご回答いただき、ありがとうございました。その後どうしても違和感が拭えなかった事もあり、こちらでご助言を頂いた事もあって、乳腺専門医のいる乳腺外科に行ってきました。結果は触診と超音波の所見から異常無しで、私が懸念を抱いていた部位の触感は、女性ホルモンの影響と、強いて言えば乳腺症のようなものと、画像類や症例が載っている本を使って、とても丁寧に説明して頂きました。そして今回初診だった事もあり、他に異常が無いかマンモグラフィも撮って貰ったところ、左右の胸に幾つも石灰化がありました。左右合わせて10個は無かったと思いますし、どちらかに特に発生している訳でもなく、大きさも針の先ほどのごくごく小さい物から、一番大きい物でも超音波でも捉えられない位の大きさで、群集、列をなす、形がいびつなどの悪性を疑う所見はない、良性の石灰化との所見でした。そして今後は超音波を半年から1年後の間に、マンモグラフィは1年後で充分と言って頂いたのですが、超音波だけは半年後からでもと言うのは、どういう事が考えられますか? (医師にうっかりお聞きするのを忘れてしまいました) 因みにかかりつけの乳腺科でも、マンモグラフィの画像に石灰化がある事は知っていましたが、今回ほど画像をじっくり見た事はなく、石灰化があってもおそらく今回同様の良性所見だったのか、「異常ありません、また来年検診に来て下さい。気になる事があればその都度」と言われて終わっていました。良性の石灰化は悪性化する事はないとの事ですが、今になって今回診て頂いた医師の言葉と、自分で把握していたより石灰化が多かった事で、少し心に引っかかっています。

マンモグラフィーは、放射線被曝のリスクがありますが、超音波は無害ですので、不安なことがあれば、いつでも受診してほしいという事だと考えます。(文責 徳田)

 

No.12027】  17年03月30日   E
すぐに摘出した方が良いでしょうか?

ご相談させていただきます。5年半前(当時37才)に乳ガンになり、右乳房全摘、抗がん剤(TC)治療を終え、やっと一息ついたところで反対の左胸に、しこりが見つかりました。マンモグラフィーでは異常なし、エコーには、しこりが写っていました。腫瘍マーカーも正常値でした。1年に一度のMRI、マンモグラフィー、半年ごとにエコーを受けていましたが、今回初めて左胸に異常が見つかり、動揺しています。場所は、乳首の奥で、1.3pくらいの大きさだそうです。先生は良性だと思うとおっしゃってくれましたが、細胞診(コアニードル)をお願いしました。結果は、やはり良性で、先生の見立て通りだったようです。しこりはまだ摘出しなくてもよく、半年の経過観察となったのですが、それで良いのでしょうか? すぐに摘出した方が良いでしょうか? しこりは、自然になくなることはないが、大きくなる可能性があると言われました。3pを越えるようなら摘出するとのことです。私は、HBOCでBRCA1に変異あり、右乳房はトリプルネガティブ、硬癌、グレード3と、乳ガンになりやすいことを自覚している為、不安になってしまいます。担当の先生を信用していないわけではありませんが、色々な意見を聞きたいです。宜しくお願い致します。

質問有り難うございます。手術を受けた反対側の乳房に出来たしこりの対応について、ということですが、針生検で良性と診断されたのであれば、ひとまず経過観察でいいと思います。経過を見る中で、増大傾向にある、形が変わるなどの変化があれば摘出する必要もありますが、良性の腫瘍を放置していて癌化するわけではないので(基本的に良性は良性のまま経過する、悪性は最初から悪性、ただし、良性でも育つことはある)、あまり神経質にならない方がいいと思います。HBOCとのことで、反対側に対しての心配のネタは尽きないと思いますが、しこりができたら切除、という原則では不必要な手術ばかりになってしまいますし、私たちも、怪しいしこりには、しっかりと目を光らせておりますので、ご心配なく、主治医の先生と相談しながら治療を進めて下さい。(文責 鈴木)

 

No.12026】  17年03月23日   K.M.
54歳で乳がん見つかりました(2)(HPNo.12022-2)

返信ありがとうございました。がんの数値が900から180に減少しているそうです。根本の乳がんの腫瘍を摘出して、そのあとがん検診して、残りを調査して、1つずつ処置していけば、普通の生活できるようになりますか? 本人はGOLFできるようになりたいと言っていますが。

骨転移のある乳がんで、手術後とお聞きしています。180がCEA(基準値 5)なのか、CA15-3(基準値 約30)なのかわかりませんが、いずれにしてもまだかなり高値です。前回の先生がお話ししているように、この病気で完治を望むのは難しいです。お考えになっているようなシナリオはありません。ガンを持った状態で普通の生活を送れるように治療を続けていきます。周囲の方には、そのことをよく理解してお付き合いして欲しいと思います。Golfについては、骨のどこに転移があるかによって変わってきますから、主治医の先生とよく相談しながら決めていくことで、一般論では語れません。(文責 清水)

 

No.12025】  17年03月23日   E
TS-1について

数年前ですが、乳がん手術後のファーストラインで、TS-1を隔日で一年服用いたしました。ホルモン療法との併用です。その前に、私はHER2が陽性だったため、ハーセプチンの治療を終えてからの服用でした。最近になり、病院側の都合で主治医の先生が変わりました。新しい主治医の方に、「この数年前のTS-1は意味があったように思えないんだが。。」と呟かれました。それがどうにも引っかったので自宅で少し勉強してみると、TS-1はHER2陰性の患者のみ有効と出てくることが多いです。もう過ぎてしまったことですが、それが正しいガイドラインなのでしょうか?

ガイドラインとかHer2以前の問題として、TS-1は“手術不能または転移再発乳がんの治療薬”として承認されていて、術前術後の治療薬としての保険適応がありません。もちろん、術前術後の有効性を確認した臨床試験もありません。ですから、ガイドラインにも載っていません。TS-1は最近、転移再発乳がんの1st lineの治療に用いる臨床試験が日本で行われて、従来の点滴の治療と同等の効果が示されました。そのために脚光を浴びたのですが、だからと言って術後の治療に使うことは、保険上もガイドライン上も認められません。しかし、その治療が無駄だったかどうかはわかりません。術後補助療法として使用することの有効性は示されてはいませんが、何らかの効果があった可能性は否定できません。もう過ぎたことですから、大きな副作用もなく内服できたのであれば、きっと効果があったに違いないと自分に都合よく考えてください。これからは、治療法を決める時は先生に任せるのではなく、最低限でも“患者さんのための乳がん診療ガイドライン”程度(いろいろなネット上の情報は混乱しますので避けて)は勉強して、主治医の先生と一緒に治療法を考えるようにしましょう。(文責  清水)

 

No.12024】  17年03月23日   T 
不正出血というものなのでしょうか?

現在、50歳です。ちょうど5年前に右全摘手術を受けました。閉経前だったので、ゾラデックスを1カ月に1回を2年間、タモキシフェンを5年間服用しています。今、手元に残っている薬が無くなるまで服用で、間も無く、なくなります。この5年間、生理は全く止まっていた訳ですが、今日突然出血がありまして、腰も痛く、結構な量で、生理のようなのですが、このタイミングで生理復活なのでしょうか? このまま閉経すると思っていたのですが、それとも不正出血というものなのでしょうか? 子宮頸がん体がんの検診は1年に一度受けていて、昨年も異常無しでした。5年経過し、ちょっとホッとしたところに出血で不安になっています。

考えられる状況は3つあります。
1)婦人科系悪性腫瘍(子宮頸がん、体がんetc)。可能性は高くはありませんが、昨年の検診で異常がなかったとしても、出血があった場合は婦人科での検査をお勧めします。
2)月経再開。最近5年間月経がなく、50歳を過ぎていればまさかと思うのですが、乳がんの内分泌療法を行った方では時々見受けられます。その場合は経過を見て周期的な月経が再開するかどうかを確認するか、採血で女性ホルモン量をはかって確認します。
3)消退出血。この可能性が一番高いと思います。長らく月経が停止していた方が数年経ってから残っていた経血が流出する現象で、かなり量が多く、一回だけ出血します。この場合は心配ありません。
何れにしても、一度婦人科を受診され、必要な検査をしてもらうことをお勧めします。(文責  清水)

 

No.12023】  17年03月17日   KK
乳汁分泌と石灰化

よろしくお願いいたします。4年前に血性乳汁から乳がんが発覚し、2mmの乳頭腺管がんで温存手術をしています。乳管内進展も6cmほどありました。過形成も多く、コメドタイプも二割ほどあったようです。T1aN0M0,グレード2、ルミナルA、ki67は8.9。 断端から2mmの所にもありましたが(乳管内、4本)、追加ブーストで処理しています。お薬はノルバデックスを服用しています。
今回、定期検診のマンモグラフィーで、患側の石灰化が見つかりました。今回見つかったというより、昨年の画像にもあったのですが、先生からは何も言われていませんでした。レントゲン画像を見ていてハッキリと白い部分があったので、「マーカーですか?」と尋ねたところ、石灰化だといわれました。白い部分は丸い物と、縦に細長い部分の二カ所が隣接してありました。先生は、大丈夫とは思うが定期検診ごとに経過を見ていきましょうという感じでした。昨年のレントゲンと並べて見ましたが、あまり変わりはないように見えました。レントゲンは拡大表示ではなかったので、大きさは数ミリのように思います(マーカーと同じくらい)。あと、乳がんになる前から高プロラクチン血症で、じわりと乳汁分泌もあったので、その影響かもしれないともおっしゃっていました。長細い石灰化像やはっきりと映っている物は、ガンの可能性が高いと知って不安です。乳汁分泌と石灰化は関係あるのですか? 石灰化を定期的にみていくとしたら、どれくらいの間隔でマンモグラフィーを撮ればいいですか? 

KK様 ご相談ありがとうございます。 私のお返事でKKさんの不安が少しでも減ると嬉しいです。現在のKKさんの状態は、乳房温存手術後4年、少なくとも術後3年から患側乳房に石灰化が見つかっている状態です。まず乳房温存術後のマンモグラフィの効果ですが、新たに発生した乳癌を定期的なマンモグラフィにより見つける事が可能と言われています。 ただし乳癌を見つけても生存への効果はありません。その撮影間隔ですが、年1回が有用と言われています。しかしKKさんの場合は所見があります。所見がある場合の撮影間隔についての明確な指針は、私の知る範囲ではありません。今回の石灰化と手術で切除した部分との位置関係が、ご質問からは不明です。しかしハッキリとわかる石灰化で昨年とあまり変化無いとお書きであることから、ご担当の先生も良性を疑っているのではないかと推察します。なお分泌物が結晶化して石灰化になることはございます。ご担当の先生にどのような石灰化を疑っていらっしゃるのか、お尋ねになってはいかがでしょうか。そしてぜひ不安を解消して頂きたいと思います。(文責 斎藤)

 

No.12022】  17年03月07日   K.M. 
54歳で乳がん見つかりました

私の知人が昨年5月に54歳で乳がん見つかり、薬剤投与等で治療してきました。当初は骨転移まで確認されました。がん数値は減少してきたと教えてくれました。3月末にもとの乳がんの摘出手術となりました。一般的にもとのがんを摘出すれば、その後症状が進行することはないのでしょうか? 1回/1年定期検査をしていれば、普通の生活が送れるのでしょうか?

あなたのご友人は、54歳で乳癌と診断された際、骨転移があったのですから、StageWということになります。通常StageWの患者様に、乳房の(部分あるいは全摘の)手術治療は致しません。何故なら手術では転移した部分をすべて切除することができないからです。ここで手術になった理由が何であるかは、判断した主治医ではないので解りかねますが、@局所が出血・潰瘍化等コントロール不能になるのを懸念してA原発巣である乳房を残しておくことが、医学的にあるいは患者心理的によくないと判断してということなのではないでしょうか? 小生はStageW乳癌に対する乳房切除を否定しませんが、多くの乳腺外科医が「根治性がない」という理由で否定的です。遠隔転移が判明していない通常の乳がんの方に対する根治手術に対し、骨転移等の遠隔転移のあるStagW乳癌に対する手術は姑息的手術と言い、意味が全く違うことを十分理解して手術を受けてください。
「がん数値」というのは腫瘍マーカーのことでしょうか?この値が低下しているとすれば、現在行っている治療法(化学療法・内分泌療法・分子標的治療・骨転移治療等の全身療法)がかなり効いている可能性があります。その効果を見るのだったら、入院して全身麻酔をかけて乳房を切除しなくても、局所麻酔下に針生検で病変の一部切除をすれば判明するはずです。
もう一つ重要なことを述べます。StageWの10年生存率は10%以下ですので、他の病気や事故にでも会わない限りは、この乳癌が死因になる可能性が高いと考えます。しかし今すぐというわけではなく、社会性が保たれ自立した人生が送れるのなら、しばらくは普通の方と同じ生活ができるわけですし、骨をはじめとする転移巣がなるべく身体をむしばまない様に、何とか抑えておく治療(現在有効な治療により腫瘍マーカーが低下しているようですが、このような治療のことです)にまい進されることが重要と考えます。(文責 久保内)

 

No.12022-2】  17年03月23日   K.M. 
54歳で乳がん見つかりました(2)

返信ありがとうございました。がんの数値が900から180に減少しているそうです。根本の乳がんの腫瘍を摘出して、そのあとがん検診して、残りを調査して、1つずつ処置していけば、普通の生活できるようになりますか? 本人はGOLFできるようになりたいと言っていますが。

骨転移のある乳がんで、手術後とお聞きしています。180がCEA(基準値 5)なのか、CA15-3(基準値 約30)なのかわかりませんが、いずれにしてもまだかなり高値です。前回の先生がお話ししているように、この病気で完治を望むのは難しいです。お考えになっているようなシナリオはありません。ガンを持った状態で普通の生活を送れるように治療を続けていきます。周囲の方には、そのことをよく理解してお付き合いして欲しいと思います。Golfについては、骨のどこに転移があるかによって変わってきますから、主治医の先生とよく相談しながら決めていくことで、一般論では語れません。(文責 清水)

 

No.12021】  17年03月07日   M.S. 
cCRと考えてもいいのでしょうか?

お世話になります。乳癌トリプルネガティブ 腋窩リンパ節転移ありで(2b)、術前抗ガン剤をやりました。そして先日手術しました。術後、主治医から、「抗がん剤が非常によく効いて、画像ではあまりわからなくなっていた。エコーでその名残らしいところが極僅かにあったので、抗ガン剤前の画像と照らし合わせて、切除箇所を決めた」「切除したところは、特に触っても肉眼でも病変はなかった」「リンパ節2,3には見えるものはなく、触れてもわからない」「あまり大きなものはないが、レベル1では認識できるリンパ節はある」「肉眼で明らかに転移があるようなリンパ節はなかった」「リンパ節に1つでも転移が残っていれば、乳房以外のルートのリンパ節や鎖骨上まで放射線をかけた方がいいが、おそらく乳房だけの放射線治療の可能性がそこそこ高い」等の説明がありました。特に主治医(執刀医)から、具体的にccrとは言われていませんが、上記の説明でccrと考えてもいいのでしょうか?「レベル1 では認識できるリンパ節はある」が少し気になりますが・・・。(ネットで調べると、通常でもエコーでレベル1 の腋窩リンパ節は認識できるとありましたが)  最終的には病理検査の結果が大事なのは十分理解しておりますが、トリプルネガティブはcCR の場合はpCR の可能性が比較的に高いとありますので気になります。よろしくお願いします。

主治医のコメントからはcCRに近い印象を受けます。ただcCRは目安のようなもので、実際にはおっしゃるように病理学的にどうか?が重要となります。手術を終えられた今、臨床的にどうだったかはあまり気になさらなくてもよい事項となりますので、慌てずに病理診断結果をお待ち頂ければと思います。(文責 加藤)

 

No.12020】  17年03月07日   A.K.
今後の治療について

昨年の春に左乳がんが見つかり、温存をすすめられましたが、色々と考え、全摘手術+エキスパンダー挿入術をしていただきました。病理の結果、殆どがDCISで、1oの浸潤があったということで、術後の治療は無しでいいと思うということでした。その際の主治医の説明で、一部皮膚に近いところがあり、追加して取ってきているから大丈夫だと思うんだけど断言はできないからと言われた事がとても気になり、自分なりに色々と調べ、病理の結果で断端が陽性かどうかは重要だと分かりましたので、先日の外来時に質問をしてみました。すると、陽性でしたと言われ、全く想像もしていなかった主治医の返事に頭の中が真っ白になってしまいました。手術から半年以上も経っており、全摘でほぼ根治と思い過ごしておりましたが一転し、何をしていても、陽性ということはガンが残っていて転移・再発する可能性が高くなるんじゃないかと不安で、そのことがひと時も頭から離れなくなり、落ち込んでおります。そこでお尋ねしたいのですが、DCISで1ミリの浸潤で全摘で断端陽性という結果でしたが、治療はどうするのが第一選択になるとお考えになられますか? 術後半年以上も経ってしまっておりますが、主治医の何もしなくていいと言う説明を受け入れられない状況におります。前向きに明るく生きれるように、できることがあれば行いたいと考えております。春にインプラントに入れ換える手術の予定になっておりますが、もしその前にすべき治療等がありましたら教えて頂けますか? 長々と質問してしまい申し訳ございませんが、どうぞご返答よろしくお願い致します。

断端状況は一つの目安にしか過ぎず、断端陽性であっても腫瘍残存があるとは限りませんし(逆に陰性であっても残存がないとはいえません)、追加切除しても腫瘍は見当たらなかったという場合も多くみられます。たとえ残存があったとしても、それが火種となるとはいいきれませんので、あまり心配なさらずに次の手術をお待ち頂ければと思います。(文責 加藤)

 

No.12019】  17年02月22日   E.E.
異時性両則乳癌の抗癌剤について

異時性両則乳癌の抗癌剤について質問させていただきます。 2012年6月、47才で右乳癌温存手術。ステージ1  1.9ミリ×1.6ミリ  リンパ節転移無し  グレード2  Ki 67=86%  トリプルネガティブ。 術後化学療法 FEC 100(3w)×3回  TC(3w)×3回 。放射線2グレイ×25=50グレイ 。
2016年11月、51才 、左乳癌温存手術。ステージ1  1.5ミリ×1.5ミリ  リンパ節転移無し  グレード3  Ki 67=20%  トリプルネガティブ 。 術後化学療法・予定  EC (2w+Gラスタ)×4回  1wパクリタキセル×12回 。 放射線2グレイ×25=50グレイ 。現在EC +Gラスタ、3回まで終ったところです。 FEC 、EC、TC、パクリタキセル。それぞれ心毒性が心配です。 特にEC ですが、既に前回FEC 100を3回打っているので、今回4回は多いのでは、と心配です。 前回FEC 100は3回でしたので、今回のEC も3回でいいのではないかと思うのですが。 EC の3回と4回では、生存率に大きな差があるのでしょうか。 パクリタキセルも12回必要でしょうか。 1期ですがトリプルネガティブ、 抗癌剤と放射線しかないのはわかっていますが、心毒性も心配です。 先生でしたらどの薬剤を何回打つか、ぜひ教えていただきたく、よろしくお願いいたします。

パクリタキセルやドセタキセルには心毒性はありません。Eのみの毒性と思ってください。EC (2w+Gラスタ)×4回 1wパクリタキセル×12回が、EC (2w+Gラスタ)×3回 1wパクリタキセル×12回になったら、生存率に大きな差が出るわけではありません。なぜなら比較したデータがないからです。前半4回をdose denseといって、ぎゅっと縮めて投与するスケジュールですが、後半とセットになっていて、それは臨床試験でいろいろな検討がなされた結果のセットだったり、スケジュールだったりします。前半4回のレジメンで、一定の評価を得ているものですから、3回に安易に減らすことは普通はしません。また、右乳癌の時の3回-3回のセットは、どこでも行われているわけではないので、治療された施設での臨床試験などの可能性もあると思われます。私なら、EC (2w+Gラスタ)×4回 1wパクリタキセル×12回で問題ないと思います。(文責 緒方)

 

No.12018】  17年02月22日   R
右胸のしこりについて

いつも拝見しています。ありがとうございます。6年7ヶ月前に、左乳がんの部分切除手術をしました。その後、放射線治療、抗ガン剤治療、ホルモン治療を終え、一年前より無治療です。去年の9月、エコーで診ていただきました。その際は特に異常なしでした。先日(前回の検査から5ヶ月後)、再度エコー検査したところ、右胸に1cm程度のしこりが見つかりました(マンモグラフィーでは異常なしでした)。先生は、明らかにガンという訳でもないが、念のためということで細胞診をしました。結果は三週間後です。そこで質問です。明らかにという訳ではないが、と先生はおっしゃいましたが、5ヶ月で1cmもの大きさにしこりが大きくなることなんて、良性で考えられるのか、やはりガンの可能性が高いのか、心配で眠れない日が続いています。お忙しいところ恐縮です。ご回答いただけると嬉しいです。

エコー検査の見え方の表現とは思いますが、1cm程度のしこりはエコーだけでは診断できないということです。細胞診の結果を待つほかありません。(文責 緒方)

 

No.12017】  17年02月22日   M.T.
FEC

お忙しいところ申し訳ありませんが、次回の診察まで2ヶ月あるので、質問させてください。現在58歳ですが、51歳の時に手術後FEC100を6クール投与しました。心筋に影響があるかもしれないという副作用の説明は受けましたが、心エコー等の検査は実施していません。現在は遠隔転移はなく、ホルモン療法をしておりますが、最近、少しドキドキすることがあったり、数秒で回復しますが急にふわっとするめまいのような症状が出たりすることがあります。このところ体重減少で、体力が落ちているからかとも思いますが、心筋への影響が治療後数年経ってから出ることはありえるでしょうか?

一般的には、考えにくいことですが、もともと心機能が低めであれば詳しい検査をしても悪くないと思います。ただし、「少しドキドキすることがあったり、」するのは、ホルモン療法の影響ということも考えられます。急ぐことはないので、主治医に2か月後に相談するのでも問題ないと思います。(文責 緒方)

 

No.12016】  17年02月13日   M.M
ホルモン療法

49歳会社員です。昨年10月に受けた人間ドックで乳がん精密検査となり、12月2日に非浸潤性乳管癌と診断、2016年12月21日に乳房温存、センチネルリンパ節生検手術を受けました。病理の結果、リンパ節転移なし、Ki67 3.5%、悪性度Grade1、ER陽性、PgR陽性、HER2蛋白1+、断端陰性でした。抗がん剤治療不要、2月3日から放射線治療(20回)を受けています。その後の治療について、主治医からホルモン療法をどうするか決めるように言われていますが、副作用や服用期間の長さ等を考えると、するかしないか決めかねています。対側乳癌を減少させることは知っていますが、今後も定期検診はかかさず受診するし、もしそうなった時は、今回のように早期発見早期治療が出来るのではないかと思ったりします。この考えは甘いでしょうか。ご回答、よろしくお願いいたします。

当院でも内分泌療法はお勧めしませんが、ただ非浸潤性乳管癌の診断精度の高さが問題になります。浸潤部がないという保証が、病理医の熱意や能力によって少し違います。つまり5mm間隔で標本を全割し、浸潤部がないことを証明し、さらに免疫染色を行って、乳管上皮の破壊のないことを確認する場合もあり、その辺の精度が異なるので主治医に確認し、浸潤部が存在する可能性がわずかでもあるときは、理論上内分泌療法を勧める場合があります。それでも生存率にはあまり差はないと思いますが。(文責 石山)

 

No.12015】  17年02月13日   Y
ノルバデックス10年の治療について

いつも私達患者のためにありがとうございます。ノルバデックス10年の治療についてお尋ねします。ノルバデックスとゾラデックスの治療を6年間継続した後、無治療期間9か月を経て、@ ノルバデックスの治療を後4年続ければ、ノルバデックス10年の治療を完了したということになりますか? それとも A 無治療期間を挟んでいるので、その前の治療を考慮せず、無治療期間後さらにノルバデックスを10年服用する。つまり合計16年間ノルバデックスを服用するということになりますか? @とAのどちらになりますか?

昨年のASCOでの結果はこのような点の記載はなく、正確には判断しかねます。一般的に9カ月の休薬は薬物動態、作用機序から考えても10年のスパンの中では無視できると思うので、合計10年でいいと思いますが、厳密な意味でのエビデンスはありません。(文責 石山)

 

No.12014】  17年02月11日   T
再発後のタモキシフェンについて/新たに肺に影(HPNo.11945-2)

昨夏、No.11945にて質問させて頂き、丁寧なご回答を有難うございました。新たな展開となりましたので、再度よろしくお願い致します。現在68歳、術後11年目です。前回の皮ふ転移摘出後の検査では、ホルモン感受性は調べていないとの事で、不明です。又、子宮体癌の検査結果は、16年07月時点で問題なく、次回は1年後で良いという事でした。その為、私の意思でタモキシフェンは少し休薬してみたいと主治医の先生に申し出、無治療となり、血液検査等の通院は継続してきました。今回、循環器クリニックで受けたレントゲンの確認の為、CT検査を外科主治医に依頼しました結果、肺野:左下葉に小結節影(+)、縦隔肺門リンパ節腫大(−)、左腋窩リンパ節やや増大? の所見報告をうけました(循環器クリニックの指摘箇所は問題なし)。遡って検索された所、15年7月のCT画像に既にごく小さい影が認められるとの事でした。 大きさは、まだ1p位で小さい為、2ヶ月後まで経過観察した上で対応しましょうと言われました。長くなりましたが、ご教示頂きたいのは
1)皮ふ転移は局所再発ではなかったという事ですね。初発から11年目を迎えている現在、この様な状態で今後ズルズルと進行度合いが加速していくのでしょうか? 
2)これまでの再発位置が全て左創部周辺の為、左肺の影もやはり転移の可能性が高いと思いますが、乳がん由来のもので無いこともありますか?
3)循環器や子宮の状態を維持しながら、今後の治療をどの様にすべきなのか不安を感じています。いくつかの選択肢をご教示ください。

よろしくお願い致します。

ホルモン感受性を調べないのは、転移ではなかったからでしょうか? 転移なのに調べなかったのでしょうか? そこを確認し、転移であれば、残った標本から感受性を調べることをお勧めします。肺の単発結節は肺癌のことも考えられ、当院であれば呼吸器外科に依頼し、VATSという方法で肺結節を摘出、または少なくとも気管支鏡で針生検、細胞診などをして診断します。肺癌であれば内分泌療法は無効ですから。(文責 石山)

 

No.12013】  17年02月11日   S
全摘手術しようと思います

2014年9月にしこりがわかり、乳癌と告知、ステージ2a グレード3 リンパ転移なし、HER2.3+。すぐにFEC、ハーセプチン、アブラキサンを半年間投薬後、しこり0.5ミリになり、温存手術。温存手術後、放射線、ハーセプチン18回しました。その後、三ヶ月検診の2回目で、超音波腫瘍マーカー異常なしでした。その検診から一週間後に乳頭分泌物あり、血液が混ざっていたため、受診。プレパラート細胞診で、悪性クラス5の判断。造影MRI、超音波画像異常なし、突刺細胞診でも異常なし、もう一度分泌物プレパラート細胞診。やはり悪性クラス5の判断。超音波も、もう一度画像に映らない。でも私は全摘を希望しました。先生には、確実性と、今の段階で治療法が出ないかもというお話をして頂けました。良く理解しましたが、やはり全摘手術しようと思います。間違っていますか?

乳頭分泌で細胞診ClassXというのが珍しいですねえ。細胞診の診断は施設によってはっきりしないことが多く、セカンドオピニオンをして、もう一度乳がんの細胞診に慣れた施設での再検査をお勧めします。(文責 石山)

 

No.12012】  17年02月11日   メメ
トリプルネガティブで、化学療法しかないが本人の意志に任せると言われて

57才です。12月初旬に、3年ぶりにマンモグラフィと超音波の検診を受けました。前回も石灰化があり、定期的に検診を受けた方がいいと言われていました。石灰化の密集から怪しいと、マンモトーム生検を受け、乳管内ガンDCISだと、1/18に左乳房全摘及び一次再建手術をしました。順調に退院しましたが、先日の外来受診で水がたまったのを30cc抜いてもらったのと、実は組織検査の結果、浸潤が見つかったと大変ショックなことを告げられました。しかも、トリプルネガティブで、化学療法しかないと聞かされていました。ただ、大きさが4mm、核グレード1、リンパ節転移なしで、やるかどうかは本人の意志に任せるというレベルだそうです。しかし、やはり再発は怖い。でも化学療法で体調を悪くして、仕事もやめなければならなくなる、つまりもう現役引退を意味する。それはいやです。このレベルでやるべきでしょうか。どうぞアドバイス願います。

化学療法をやるかどうか、微妙なところですが、4mmであれば規約上T1aとなりますので、一般的には不要となりますが、トリプルネガティブであることから少し再発リスクが上がります。またKi67のインデックスが高いかどうかも考慮し、これが高ければ化学療法をお勧めします。化学療法も種類によって副作用も異なり、支持療法なども進んでいて、仕事をしながら化学療法をする人もたくさんいます。(文責 石山)

 

No.12011】  17年02月07日   K
術後の治療方針

12/末、右乳房全摘をしました。
診断 硬癌 EE'AC 22×17mm.pT2.f.ly1.v0.  margin in free tf2.na2.mc1
ER+6 PgR+6 センチネル 1/2 腋窩0/5 核グレード 1(異形の大きさ2 分裂1) Her2 2+ (fish陰性 0.9) ki67 17%

サブタイプがルミナルAなのかBなのか? TC療法4回を薦められています。病理結果でHer2 が2+だった為、結果待ちで、陽性なら抗癌剤、陰性ならホルモン療法と言われて、結果が陰性なのに、抗癌剤が必要と。ルミナルタイプで抗癌剤の上乗せ効果が低いのであれば、ホルモン療法で行きたいのですが、やはりそれは無理なのでしょうか?

サブタイプはルミナルBになると思います。センチネルリンパ節転移 陽性(1/2)、ki67 17%(>15%)なので、一般的にはホルモン療法に化学療法の上乗せが推奨されると考えます。(文責 石川)

 

No.12010】  17年02月07日   M.S. 
トリプルネガティブ

私の妻ですが、トリプルネガティブ 2b ki67 70-80 で抗がん剤治療が終わり、術前の画像診断では、マンモでしこりは消えていました。造影MRIも撮りましたが、特に何も言われていません。その後、手術の範囲の印付けでエコーをやりました。手術後の先生の話では、抗ガン剤が非常によく効いて画像ではあまり分からなくなっていて、エコーでその名残りらしいところが僅かにあったので、術前抗ガン剤の画像と照らし合わせて、手術範囲を決めて、その部分を取ったとの事でした。特に触っても肉眼でも病変はなく、あとは顕微鏡で観て、あるかどうかとの事でした。リンパ節はレベル2までとったそうです。レベル2,3には見えるリンパ節はなく、触っても分からないとの事、レベル1では確認できるリンパ節はあったようですが、あまり大きくなく、また見た目明らかな転移は見つからなかったそうです。ですので、あとは3/10の病理検査の結果次第で放射線の範囲を決めるそうです。もしリンパ節に1個でも転移が残っていたら鎖骨とかルートのリンパ節にも抗ガン剤やった方がいいが、もしなければ乳房だけでいいかもしれないとの事でした。先生からは、おそらく乳房だけの放射線治療の可能性がそこそこ高いと言っていただきました。このような状況ですが、病理検査の結果が出るまでは不安です。お尋ねですが、トリプルネガティブの場合、ccrとpcrの乖離はどの位あるのでしょうか? ネットで調べると、乳癌学会の資料に『MRIと超音波によるcCRと実際のpCR診断を評価した結果、・・・MRI+超音波では感度は79.1%、特異度は98.6%であり・・・』『術前画像診断でcCRと診断された91例における陽性的中率は、ER陽性乳癌92.9%、ER陰性HER2陽性乳癌81.5%、トリプルネガティブ乳癌100%だった。』とありましたが、どういう意味でしょうか? よろしくお願いします。

@『MRI+超音波』でcCRと判定されたが、実際にpCRだったのは79.1%(20.9%には腫瘍が残存していた)、cCRでない(腫瘍がまだ画像的に残っている)と判定された症例の98.6%に実際でも腫瘍が残っていた(pCRだったのは1.4%のみであった)。
A『術前画像診断』でcCRと診断された症例でpCRだったのが、ER陽性乳癌では92.9%、ER陰性HER2陽性乳癌では81.5%、トリプルネガティブ乳癌100%であった、すなわちトリプルネガティブ乳癌ではcCRならpCRと予想されるという意味だと思います。(文責 石川)

 

No.12009】  17年02月01日   T.K. 
化学療法+放射線+タモキシフエン E2上昇

左乳癌部分切除手術( 2016. 1. 18)、その後 Ac+タキサン系抗がん剤 放射線治療、現在タモキシフエンを約5ヵ月飲んでいます。現在50歳9ヵ月、48歳の時に子宮と右卵巣を切除しています。左の卵巣はあります。内視鏡で手術をする為に、リュープリンを8ヵ月程使用した影響かE2数値が上がらず、更年期障害が酷く、ホルモン補充療法を約1年半した後、乳癌検診で乳癌が見つかりました。
化学療法前 2016. 2.16 E2 16 FSH 52.8
化学療法後 2016. 11.22 E2 33 FSH 33.9
2017 1. 7 E2 40 FSH 33
Er90% pgr20-20% ki67 1-2%  リンパ転移2個 センチネルに5mm6mm
 
化学療法後はE2数値は、下がると思うのですが、抗がん剤が効かなかったのでしょうか? タモキシフエンが効いていないのでしょうか? タモキシフエンだけの治療で大丈夫なのでしょうか? なぜ、E2が上がってくるのでしょうか? 再発転移しないでしょうか?

E2値は抗癌剤使用の影響も受けますが、タモキシフェン服用、卵巣の手術、リュープリンの使用、ホルモン補充療法など他の要因からも多分に影響を受けていると考えられます。そのため今回のE2値の変動は、これらの影響を複合的に受けた結果と考えられます。一方、E2値と乳癌の再発との間には直接の相関はないものと思われ、またE2値のこの程度の上昇ではタモキシフェンの効果に関連はないと思われます。これらより、現在の治療を継続することを私は推奨いたします。(文責 谷)

 

No.12008】  17年01月28日   かよ
右乳房のしこり

初めて投稿させて頂きます。現在71歳、2人成人の子供がいます。昨年10月に右乳房の内側の上の方と外側の下の方にしこりを感じました。20代の頃豊胸をしていたので、マンモ検査が受けられず、一度も検査を受けたたことがありません。ネットから探して、ようやく乳腺外科のクリニックでエコー検査を受けました。豊胸だと、こういうこともあり、乳癌ではないとの診断でした。エコーだけでは心配だったので、MRIの予約を即取って貰って、2日後、造影のMRI検査を受けました。その日に結果(3時間程待って)をクリニックで画像診断をして頂き、癌ではないとのことで、すっかり安心しておりました。でも、昨今のいろんな情報から、エコーやMRI検査は乳腺外科の専門の医師が(技師ではなく)画像を診なくては確かな診断ではないとか、いろいろと・・。マンモの検査を受けてないこともあり、右の乳房にはずっと違和感もあるので、とても心配になりました。乳房自体が両方とも10年以上前から少し固く丸い感じになっているので、しこりがどの位の大きさか、自分ではよくわかりません。他の病院にも行ってみようとは思うのですが、乳腺外科では予約もずっと先になったりで、あちこち探しては迷っています。私のような状態で、エコーとMRIの検査で安心していても大丈夫でしょうか。長くなりましてすみません、よろしくお願いいたします。

豊胸術後とのことですので、マンモグラフィの際、強く圧迫することにより挿入物に何らかの影響が出る可能性があるという理由で、通常マンモグラフィ以外の検査で診断することとなります。貴女の場合、乳房エコーと乳房MRIの2つともお受けになられたとのことですので、かなり信頼のおける検査ができたと考えてよろしいかと思います。検査自体は技師さんが施行しますが、画像診断は必ず医師が責任をもって行っておりますので、そこで「癌ではない」と診断いただいているのであれば、安心してよいと思います。(文責 谷)

 

No.12007】  17年01月28日   H.H.
左胸のしこりについて

初めて投稿致します。48歳女性です。もともと乳腺症なのですが、今月の生理前から、左胸がジーンと、とにかく痛くて、気にして触っていたところ、大きなしこりに気が付きました。ゴリゴリとした感じです。 乳頭の左横部分です。それから生理が始まり、それでもそのしこりは乳房の上からすぐに触れるくらいわかったのですが、3日後くらいから小さく?なりはじめ、徐々に腫れが引いてくるような感じに変わりました。6日目には少し柔らかく、こりっと触れ、7日目の今日には乳房の上からはわからず、腕を上げて探してようやくこれだな・・と思えるまでになりました。それで乳腺の腫れかもしれないとは思ったのですが、不安でしたので、乳腺外科を受診しました。結果は触診では触れず、マンモでは形は映らず、「少し白くなっているけれど、癌を疑うまではいかない。ただ、エコーではっきりと、その気になる場所に、1pほどの黒い影が映り、形がギザギザでよくないので、癌を否定できない。」と言われました。細胞診をして、現在結果待ちです。そのしこりは、エコーで青色と緑のまだらで半々だそうです。癌は固い組織で、真っ青で映るけれど、私のは柔らかい緑も半分混じっているとのことでした。そのしこり自体は、触っても痛くないのが気になります。癌は小さくなったりはしないだろうとは思うのですが、こういった場合は、どんな事が考えられますか? もちろん、結果を待つのが一番なのですが、とても不安で投稿させて頂きました。どうぞよろしくお願い致します。

左乳房にしこりを自覚し乳腺外科を受診され、諸検査をお受けになられて現在結果待ちとのことですね。しかし直接拝見していない私からは、やはり「結果を待ちましょう」と言う以外、ご説明できることがらはありません。良い結果を一緒にお祈りしております。(文責 谷)

 

No.12006】  17年01月28日   K.T.
高校2年生です

現在高校2年生で、4月には高3になります。1年ほど前から左胸にしこりがあり、そこまで気になっていなかったのですが、ここ半年あたり左胸の方が右胸より大きいことに気づきました。症状としては、しこりを押すと少し痛む感じで、後、動きます。大きさは自分ではなかなか判断できません。ネットとかで調べると、学生で乳がんになることは滅多にないと聞いたのですが、一応一度病院で診てもらった方がいいですか? 親になかなか相談することができなくて悩んでいます。ありがとうございます。

左乳房にしこりがあるとのことですが、まだ高校2年生ということですので、一般的には乳癌の可能性はとても低いと言えます。乳房にとってはまだ成長期に当たる年代であり、それに伴う硬さのばらつきや痛みは多くの女性に見られる変化と考えます。しかし、いずれにせよ安心を得るためにも、一度乳腺外科を受診することをお奨めいたします。(文責 谷)

 

No.12005】  17年01月22日   June 
分泌物

55歳、2人の出産経験有りの主婦です。10年前に右胸に集簇性石灰化があり、マンモトームを受けましたが、良性と診断されました。その後1年ごとに検診を受けています。5年ほど前に再度石灰化と少量の血性分泌(赤)があり、検査をしましたが、怪しいものは無しとの事でした。その後、入浴時に時々セルフチェックをすると、透明な黄色い分泌物が出ることがありました。ここ2年ほどは、つまんでも何も分泌の無い状態でしたが、シャンプーをする際に、座って前屈みになると、右乳首が出てこない(埋まっているような状態)事に気づきました。分泌もなかったのでそのまま過ごし、2016年2月の検診の際に話をしましたが、マンモグラフィーで結果は異常無しでした。2016年12月31日の入浴時に何気なくつまんでみると、右乳頭より黒っぽい分泌があり、ティッシュでふき取りながらしぼると、まち針の頭くらいの量が3〜4回ほどでました。今までも、この時も、出る孔は1か所で、決まっています。心配になり、先週乳腺科を受診しました。エコーでも異常は無いようだとの事でしたが、最後にあおむけになって診てみましょうと先生が仰り、すると乳首直下に3mmくらいの影(しこりでなく)があるのがそうかなあ、との事でした。その時は分泌は止まっていて、しぼっても針の先ほどしかでず、分泌が有ったら病院に行き検査をする、なければ3月中旬まで様子見となりました。診断もつかない時点で心配しても仕方がないと思いますが、癌だった場合は早期ということでしょうか? あとはどのような検査をするのが早い診断になるのでしょうか? よろしくお願い申し上げます。

現時点では、画像で穿刺可能な異常陰影もなく、分泌もない状況ですので、主治医の方針でよろしいと考えます。(文責 徳田)

 

No.12004】  17年01月19日   S 
自分は、いつからガンになっていたのか?

今月、乳ガンと言われました。12月に受けた手術前日の説明では、葉状腫瘍で、10年前の手術の再発。。。と説明されました。以前は良性と言われ、左右の胸で、大小3コありました。今回は1コですが、悪性の場合あり・・・と。病理検査の結果、別物で? 乳癌だった・・・と言われました。2年前、自分で気付いた時、細胞検査をしていますが、「手術跡が固くなったものか? 次は2年後でいいよ。」と言われていました。心配だったので、1年後に受診しましたが、すぐには確定されませんでした。去年12月、腫瘍とその周囲を切除しました。葉状腫瘍と乳癌の判別は難しいものなのでしょうか? 自分は、いつからガンになっていたのか? 不安です。ガン専門病院の乳腺専門医に毎年受診していました。長くなってすみません。宜しくお願い致します。

切除した組織の病理検査で、葉状腫瘍と乳がんの判別は、十分可能です。葉状腫瘍の再発がみられなければ、前回手術創近傍の乳腺組織から発生した乳がんということになります。発生時期については、画像の変化から推定するしかないので、主治医にご質問ください。(文責 徳田)

 

No.12003】  17年01月19日   C
乳ガン検査結果について

38歳です。2013年(35歳)から毎年、健康診断で乳ガンエコー検査を受けました。2013〜2015年は異常なしでした。2016年9月、婦人科でエコー検査を受診しました。右胸に8.6ミリのかたまりがあるとのことでした。乳腺外科で詳しく診てもらった方がいいとの診断で、紹介状を書いてくださいました。同年10月、乳腺外科でエコーとマンモグラフィを受けました。右胸に8.9ミリのしこりのようなもの、左胸に石灰化ありとの結果でした。良性ともガンとも言えないとのことで、3ヶ月後にエコー検査をしましょうとの診断でした。2017年1月、エコー検査のみを受けました。「右胸に9ミリのしこりのようなものが確かにありますね、前回の検査の左胸の石灰化も気になりますね、良性かガンなのかは、見てるだけなのでわからないですね。」との診断でした。この時点で良性かガンなのかをはっきりさせなくても大丈夫なのでしょうか? 3年間は異常なしの結果で、4年目は上記のような結果になり、はっきりさせたいのですが・・・。

がんを否定するためには、まず針生検が必要です。針生検の適応かどうか、主治医にご相談ください。もし、経過観察でよいとの回答で、それに納得いかなければ、セカンドオピニオンを希望しましょう。(文責 徳田)

 

No.12002】  17年01月17日   R
乳房の痛み

47歳。低用量ピルのヤーズを約10年程服用しています。ピル服用のため、定期検査は、子宮癌年2回、乳癌については、乳腺エコーを年2回施行しています。平成28年11月半ばに乳腺エコーを施行して異常なし。マンモグラフィは、2年に1回で、平成27年10月施行して異常なしでした。自己検診も、定期的に行っています。元旦くらいから、右の乳首のやや内側くらいに疼痛が出現。触った感じでは、しこりはないのと、乳首からの分泌物も全くなし。鏡で見ても、くぼみ等は今のところ分かりません。検診先では、11月に検査異常なしだったので、軽い乳腺炎なのでは?と言われました。ただ、触った時に激痛。何となく触らなくても鈍痛があります。痛みの表現としては、ニキビやおできを押したら痛むような痛みです。見た目は何もないのと、しこり等もないのに激痛が気になります。宜しくお願いします。

乳房痛の多くは通常生理的なもので、病気とは関連がないものが多いです。乳腺の検査をして大丈夫ならば、乳腺の病気とは関係がないのだと思います。乳腺炎の場合は皮膚の赤みなども伴ってきますので、きっと違うのだと思います。乳房の痛みだと思っていても、左だと狭心症や、右だと胆石症の痛みのこともあります。あまりひどければ内科の先生にも相談されてはいかがでしょうか。またニキビやおできのようであれば、皮膚科にも相談なさると良いでしょう。(文責 俵矢)

 

No.12001】  17年01月02日   Y
局所再発乳癌の術後薬物治療について

乳房温存手術8年後に局所再発となり、乳房全摘手術を受けました。今後の薬物治療につきましてご教示いただければ幸いです。初発時(8年前)と今回の比較は下記になります。 (※8年前→今回で記載しております。)

術式:左乳房温存手術→左乳房全摘(+エキスパンダー)
リンパ節:陰性(センチネル生検、摘出リンパ数2)→陰性(センチネル生検、摘出リンパ数8)
組織型:浸潤性乳管癌、非浸潤癌主体→浸潤性乳管癌
大きさ(浸潤型):0.1cm以下→1.3cm
範囲:1.3cm→3.2cm
核異型度・組織異型度:3+→2
リンパ管・脈管侵襲:陰性→なし
Ki67:初発時の結果説明なし→15.8%
ホルモン感受性:なし→なし
HER2/meu:あり→あり
断端:陰性→陰性
術後治療:放射線25回→AC+(T)+ハーセプチン ※治療検討中
術前治療:なし→なし

質問
1) 2回目のセンチネルリンパ節生検の診断について
主治医より、初発時に放射線治療を受けている影響なのか、アイソトープが一部途切れていたと言われました。幸いなことに、再発時もリンパ節転移は陰性との診断ですが、それが本当に正しい診断であるのか不安に思っております。2回目も1回目同様の正確性は立証されているのでしょうか。

2) 術後薬物療法について
局所再発治療の場合、以下Aを行うことにより、@より再発率をどれ位抑えることが出来るのでしょうか。
@AC療法(3週毎4回)+ハーセプチン(1年間)
AAC療法(3週毎4回)+パクリタキセル(毎週12回)+ハーセプチン(1年間)

1) 腋窩リンパ節郭清とは、腋窩リンパ節を取り残しのないように脂肪と共に塊として切除することです。郭清をすることにより、骨・肝・肺等への遠隔転移を防ぐことができます。これらのリンパ節に乳癌の転移があるかどうかは顕微鏡で調べることになりますが、リンパ節転移が多くあるほど、再発の危険が高くなります。
乳房内の乳癌細胞が最初にたどり着くリンパ節をセンチネルリンパ節といいます。@センチネルリンパ節転移があった場合、腋窩リンパ節を郭清し、センチネルリンパ節に転移がない場合、腋窩リンパ節郭清を省略する患者さん群、Aすべて患者さんに腋窩リンパ節郭清をした群 を比較した場合の試験結果では、生存率に差がなかったと報告されています。これがセンチネルリンパ節生検の信頼性の根拠であり、センチネルリンパ節に転移のない場合には腋窩リンパ節郭清を行わなくてもよいと考えられています。貴女の場合も、8年前の乳癌の時、センチネルリンパ節2個を調べた結果、転移が認められなかったので、腋窩リンパ節郭清は行っていません。今回も8個採取し、すべてが陰性だったと確認されているので、腋窩リンパ節郭清は行っていません。つまり、前回の手術、放射線治療、化学療法等によってリンパの流れが変わり、前回と別ルートで、今回放射線同位元素が最初にたどり着いたリンパ節が8個あり、検査の結果、すべて陰性であったということです。

2)パクリタキセルを追加することによって、およそ17%再発率を抑えることになると考えられています。ただし、貴女の場合、8年前の乳癌手術時、断端は陰性だったので、今回の乳癌は、新しく発生した可能性もあります。主治医の先生に、再発か、新しい癌か、どちらの可能性が高いかを確認した上で、術後の薬物療法も検討して頂くことをお勧めいたします。納得のいく治療法を選択して、前向きに頑張っていただきたいと思います。(文責 須田)

 

No.12000】  17年01月02日   K
今後の治療について

40才。数日前に乳癌の温存手術を受けました。術中1回目の切除では断端陽性。2回目追加切除し、術中の病理検査では陰性を確認し、終了しました。術後 病理診断の結果、内側の側方にin situ carcinomaが露出(#7)、乳頭側の切除断端(F#7)では、凍後標本においてatypical ductal hyperplasia相当の乳管内病変あり。断端陽性のため、放射線治療を本来なら50グレイのところを追加で60グレイ実施しましょうと言われました。自分なりに調べたところ、断端陽性の場合は、陰性になるまで切除・または全摘する場合が多いようですが、このまま放射線治療とホルモン療法で良いのでしょうか? 追加切除を希望するなら乳頭は残せないと言われました。乳頭を残せないのであれば全摘術なのですが…。放射線+ホルモン療法と全摘術では、局所再発率は大きく変化するのでしょうか? 主治医の先生がおっしゃるには、私の癌はおとなしい性質だとのことで、抗がん剤はなし、ホルモン療法もノルバデックスのみでいいそうです。

術式右乳房円状部分切除術
局在部位:右A
大きさ:1.1×0.8Cm
組織型:硬癌
核グレード:1
核異型スコア:2
核分裂象スコア:1
T因子:pT1c
癌波及度:F
リンパ管侵襲:ly0
静脈侵襲:v0
リンパ節転移:pN0(0/1)
センチネル:(0/1)
ER:100% PgR:100% HER2:score0 Ki67:平均10% hotspot20%

乳房温存療法『乳房温存手術+乳房照射(放射線治療)』と乳房切除術(いわゆる全摘)とは、同等の治療成績であることが分かっています。現在貴女は乳房温存療法の途中で、乳房温存手術が終わったところですが、ここで問題が出現したわけです。手術中、断端は陰性でしたが、永久標本では、わずかに断端陽性が認められたことから、このまま温存療法を続けるべきか、または全摘に変更するか迷いが生じたのだと思います。この場合、選択肢として、以下の3つが考えられます。
1)更に追加で乳頭まで切除し、その後、放射線治療を行う。(乳房温存療法)
2)わずかながら断端陽性であるので、乳頭を温存し、その部位に10グレイの追加照射を行う。(乳房温存療法)
3)断端陽性なので、乳房切除術(全摘)の変更し、放射線治療は行わない。

ホルモン療法については、どの場合でも引き続き行うことになります。温存療法と全摘での治療成績が同じであるということは、局所の再発率については放射線治療では100%防ぐことはできませんが、生存率についても同等であるということです。いずれにしても納得のいく治療法を選択することが大切だと思いますので、貴女の状態を一番把握してくださっている主治医の先生と充分にご相談なさってください。(文責 須田)

 

No.11999】  16年12月31日   K.A
ホルモン療法と子宮筋腫

10年前に乳がん温存手術をしました。放射線治療25回、ホルモン療法を5年間続けました。今は定期的な検診を続けています。お尋ねしたいのは、ホルモン療法をすることによって、一旦小さくなっていた子宮筋腫が大きくなることがあるでしょうか。手術後、婦人科の先生に、子宮筋腫があったけど疣の様に小さくなっているので大丈夫と言われていました。年齢は70代です。筋腫が結構大きくなっていますので、ご相談させていただきました。ご回答のほど、よろしくお願いいたします。

質問ありがとうございます。ホルモン療法として何という薬剤を使われたかがはっきりしませんが、タモキシフェン(商品名ノルバデックス)を使われたのであれば、この薬剤は子宮内膜に女性ホルモンとして働きますので、内膜の増殖、筋腫の増大などの作用があります。ただ、内服終了して5年が経過していますので、現在、ホルモン療法の作用はほとんど無いと思われます。また、年齢的にも閉経状態にあれば、筋腫は小さくなるのが通常ですから、筋腫が大きくなっているのか、何か新たな疾患なのかを含めて、一度、産婦人科の受診をお勧めします。(文責 鈴木)

 

No.11998】  16年12月22日   M 
乳がん BCA225 再発 転移

初めて相談いたします。年齢は50歳です。術後6年経過しています。ステージ1で、温存療法。ホルモン感受性が5パーセント未満、悪性度が中程度(MIB20パーセント)ということで、放射線治療と抗がん剤(TC)をした後、ノルバティックス5年間服用しました。経過観察で、3カ月ごとにマンモとエコー、胸部CTと腹部エコーを交互にしております。また、毎回採決もしています。そこで、腫瘍マーカー5種類調べているのですが、BCA225のみ、以前は130程度だったものが、直近3回(H28年2月から12月)が、198、170、200と上昇しています。ほかのマーカーの値がかわらず、画像での変化はないので、病的な意味はないのではないかと言われていますが、とても心配です。これと時期を同じくして、閉経値だったホルモンE2が、5から73に上昇しています。プロゲステロンは0,07付近で、変わらずです。何かマーカーの値と関係があるのでしょうか。また、子宮内膜がとても厚いので、黄体ホルモンの薬を10日間飲んだ後、生理を起こしたのちに内膜の厚さを測るそうです。
ご相談は、
1) 腫瘍マーカーBCA225が上昇しているので、再発転移の可能性を探らなくてもいいのか。
2) ホルモン値の揺れはBCA225の値の上昇に関係あるか。
3) 10日間と限定でも、黄体ホルモン(デュファストン)の服用は、乳がん既往者にリスクはないのか。

ということです。どうぞよろしくお願いいたします。 

1) Mailの内容から、BCA225が上昇した時に一度画像検査をして異常なしとなったと理解しています。それ以上転移の可能性を探る方法はありません。腫瘍マーカー検査は偽陰性、偽陽性があります。高いからといって必ず再発があるわけではなく、逆に低いからといって再発がないということではありません。ですから、現在の術後経過観察のガイドラインでは、定期的な腫瘍マーカー検査は推奨されていません。
2) BCA225についてはあまり詳しくないのですが、ホルモンの影響は受けないと思います。
3) 10日間程度使用であれば、リスクにはならないと思います。(文責 清水)

 

No.11997】  16年12月22日   K    
経過観察

初めて投稿します。宜しくお願い致します。48歳ですが、右乳房の痛みをきっかけに、10年程前からマンモグラフィ、エコー、触診の定期検診を受けてきました。今回の検診で、マンモグラフィの画像に、右乳房の白い影が左乳房より多く写っていました。昨年の画像と比べても、明らかに白い影が右だけ増えていました。医師は、「乳腺が重なって、こんな風に写る事も無いわけでは無い。エコーでは、しこりなど無いし、胸も固い所が無いので、総合的に判断すると、次の検診まで様子を見ましょう。しかし、1年は長いので、9月頃に受診して下さい。」との事でした。私は、動揺してしまって、咄嗟に、今のところ大丈夫なのですか?と聞いてしまいましたが…、大丈夫だとは、今は言えないと、おっしゃいました。次回の検診まで自分で触るなどして様子を見ながら待つのでいいのか、とても、不安です。ご意見を伺えたら嬉しいです。

がん検診について考える良い機会ですね。皆さんは、がん検診を受ければ“ガンがあるかないかわかる”と思っていますよね。しかし、がん検診は受診者全てのガンの有無を判定するために行うのではなく、検診を受けた集団全体の生存率を上げることを目標としています。言い換えれば、がん検診で異常なしと言われても、ガンがある場合(偽陰性)もあれば、ガン疑いと言われてもガンがない場合(偽陽性)もあるのです。ガン検診は、この両方(偽陰性、偽陽性)をいかに小さくするかが課題なのです。例えば、乳がん検診は40歳以上、2年に一度のマンモグラフィー検診が推奨されています。なぜエコー検診が推奨されていないのでしょう? 何故毎年ではいけないのでしょう? エコー検査を追加すれば間違いなくガンの発見率は上がり、偽陰性は小さくなります。その代わりに、ガン疑いは増えて偽陽性が多くなり、多くの方にガンかもしれないという不安な思いを抱かせたり、不要な針生検検査が増えることになります。また、マンモグラフィーを毎年にすれば、やはり発見率は高くなるでしょうが、放射線被曝という問題が生じてきます。このように、メリットとデメリットのバランスを考えて標準的な検診方法が推奨されています。話が長くなりましたが、貴女の場合、触診もエコーも追加して行なっていますから、偽陰性になる可能性(ガンを見逃す可能性)は低くなっています(ゼロではありませんが)。その代わりに偽陽性になる可能性は高くなっています。今回はマンモグラフィーの所見で異常が指摘されたわけですが、触診、USで異常なければ、ガンである可能性は、マンモグラフィー単独の時より低くなっています。それでもガンを見逃している可能性はゼロにできません。そこで担当の先生は1年間隔を半年にして、見逃しだった場合のリスクを小さくしようと提案しているのです。現時点で考えうる最善の方法だと思います。理解していただきたいのは、がん検診でがんが100%見つかるわけではないということ、がん検診を受けることで、このようにガン疑いと言われて不安な気持ちになるという副作用?があるということです。それでも乳がん検診については、検診を受けない場合より受けた場合の方が、その集団全体の生存率が上がることが世界的に証明されているので、検診受診が勧められるのです。(文責 清水)

 

No.11996】  16年12月22日   T   
今後の治療について(HPNo.11988-2)

お忙しい中、お返事どうもありがとうございます。ki67について手術後の病理結果にはありませんでしたが、術前の針生検の結果では、ki67=11%となっています。またOncontypeDXは申し込みましたが、今結果待ちです、以上の追加情報をもとに、再度ご助言頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

Ki67=11%,ER,PRが強陽性、浸潤径が13mmであれば、0.5mmのリンパ節転移があったとしても、効果と副作用のバランスを考えると、内分泌療法のみで良いように思えます。もちろん、副作用は厭わないので、より再発を抑える治療を希望という場合は化学療法を追加することもやぶさかではありません。(文責 清水)

 

No.11995】  16年12月22日   M 
術前抗がん剤の効果

トリプルネガティブ 2bで、温存目的もあり、術前抗がん剤をしています。AC療法が終わり、原発巣及び腋窩リンパ節共にかなり小さくなり(直径が大体1/2〜1/3位になり10mm×8mm×3mm位)、その後、ウィークリーパクリタキセルを行っています。現在10回終了しております。3回目が終わり、4回目の前に触診をして、約6mm位と言われ、その後、6回目が終わり、7回目の前には、やはり触診で、しこりの存在が見つけられないと言われました。その後、訳あって(手術の仕方の相談等で)、ある都内の大きな病院でセカンドオピニオンを受けました。その際、エコーで原発巣のみ診ていただきました。腋窩リンパ節については診ていただいておりません。先生からは、しこりがほとんど分からなくなっている。crに近い。癌だと聞かなければ、誰がエコーをやっても見つけられない。それほど抗がん剤の効果があったということと、おっしゃっていただきました(セカンドオピニオンの報告書には near cr と判断すると記載あり・・・元の病院で確認)。腋窩リンパ節については、原発巣の効果とだいたい同じだろうともおっしゃっていただきました。来年の1月に術前の検査(造影MRI、マンモグラフィー等)を行い、手術をする予定です。ここでお尋ねですが、原発巣のあったところは、エコーでその存在が確認できないということでも、造影MRIで場所とか、まだしこりが残っている等の確認はできるのでしょうか? また、腋窩リンパ節については診ていただいていないのですが(触診では全く分からない)、セカンドの先生がおっしゃるように、原発巣の効果とだいたい同じだろうということは、エコーでは分からないくらい効果が出ている可能性が高いと考えてもよろしいのでしょうか? よろしくお願いします。

画像検査は、MMGはレントゲン、エコーは音、MRIは磁力を使って病巣を描き出します。ですから、どの検査もある一面しか見ていないことになります。3つの検査を総合して判断してください。
原発巣と腋窩リンパ節で効果が異なることもあります。腋窩の情報も原発巣の情報に加えて総合的に判断します。何れにしても最終的には手術をした後の切除標本にガンが残っていたかどうかが問題なので、画像情報は参考程度(大きくなったか、小さくなったか、消えたかの3つ程度)に考えてください。(文責 清水)

 

No.11994】  16年12月22日   N  
術後の治療について

術後の治療についての質問です。56歳 閉経しています。10月に乳癌の全摘手術をしました。以下病理診断の結果です。
腫瘍径浸潤部 2cm 広がり 7.2cm ER 90% PgR 60% ki-67 60% grade 3
sentinel 1/2
herceptest 2+
oncotypeDX
score 27 ER 11.3 PR 5.7
HER2 9.3
抗がん剤を使うかどうか迷っています。ご意見をお聞かせください。

リンパ節転移があったこと、G3であること、Ki67が高値であることを考えると化学療法をお勧めします。Oncotype Dx score 27は中間riskなので、これだけで化学療法を行わないと決めるのはちょっと逡巡します。(文責 清水)

 

No.11993】  16年12月12日   A 
再発と生理の関係について

昨年5月に、左乳がんにて全摘出しました。年齢は現在52歳です。AC、タキソール、ハーセプチンの投与は終わり、現在ノルバデックスを毎日1錠服用中です。ドセタキセルの服用4回めで生理が止まったのですが、先週から生理のような軽い出血があります。生理があるということは、女性ホルモンが活発化していて、再発につながったらどうしようと悩んでます。ノルバデックスを増やすとか、リュープリン注射をするとか、卵巣を摘出するとか、、、考えてもよくわからず、何かアドバイスはいただけないでしょうか。よろしくお願いします。

Aさん、ご相談ありがとうございます。私のお返事で少しでも疑問が減れば嬉しく思います。Aさんは、術後AC→タキソール+ハーセプチンの化学療法を施行し、現在ノルバデックスを内服されています。ノルバデックスを内服して約1年前後と推察致します。術後の化学療法で無月経となったのですが、最近生理のような軽い出血がおありなのですね。さてアドバイスですが、まず婦人科を受診なさって頂き、その出血が生理なのか、婦人科的疾患なのかを確認して頂きたいと思います。生理であった場合ですが、手術をお受けになった乳がんの状態が不明なため詳細なアドバイスできかねますが、このままノルバデックスのみを継続する場合もありますし、リュープリンを追加する場合もございます。この部分はぜひご担当の先生とよくご相談して頂き、お決め頂きたいと思います。(文責 齋藤)

 

No.11992】  16年12月12日   S
再発治療 薬の選択

遠隔転移再発4年目で、46歳です。今後の治療について悩んでいます。

<治療経過>
2005.11右乳がん手術。温存術後、FEC4回、PTX12回→放射線→ノルバデックス5年、ゾラデックス2年
《病理》乳頭腺管がん、充実腺管がん リンパ管侵襲(+)血管侵襲(+)ER(+)10%以上 PgR(+)10%以上 Her2(-)グレード3 リンパ節転移2/6 
2012.11 縦隔リンパ節、胸膜、骨転移(CEA35.2、CA15-3 266.4)
2012.12フェソロデックス500mg4回、ゾメタ開始
2013.3 胃転移 生検《病理》ER(+)、PgR(+)、HER2(1+)、Ki-67 40% リュープリン、フェマーラに変更(2013.3 CEA81.0 CA15-3 3334.4)
2013.6 脳髄膜転移(CEA5.6 CA15-3 1256.1)
2014.6  顎骨腫瘍摘出(親知らず抜歯)
2014.6 右鎖骨上リンパ節転移→生検《病理》ER(+)8、PgR(+)3、HER2(-)、Ki-67 60%
2014.7 肺転移増大 タスオミンへ変更(CEA11.4 CA15-3 843.7)
2014.11 PET-CTにて骨転移増悪のためランマークに変更(CEA17.8 CA15-3 1644.1)
2015.1  アロマシンへ変更(CEA29.3 CA15-3 1990.7)
2015.3  プロセキソールへ変更(CEA43.4 CA15-3 3095.7)
2015.9  脳転移 ガンマナイフ療法(CEA13.9 CA15-3 279.9)
2015.11 CT がん性リンパ管症 骨転移進行 ゼローダへ変更(CEA28.8 CA15-3 479.9)
2016.7  CT 悪化なし(CEA4.9 CA15-3 227.0)
2016.11  CEA10.9 CA15-3 270.4

ゼローダの効果もこれまでとのことで、そろそろまた薬の変更が必要と言われました。選択肢として、アロマシン+アフィニトール、点滴抗がん剤(ハラヴェン、アブラキサン、アバスチン他いろいろ)を提示されました。今の私の体調はというと、体はだるいものの週2回短時間の仕事と家事はできています。可能ならば内服薬で頑張りたいとは思いますが、少しでもがんの進行を抑えれるのであれば、点滴も仕方ないかなとも思います。

質問
1) ホルモン剤から抗がん剤にかわり、またホルモン剤(アロマシン+アフィニトール)にもどるというのは、効果あるのでしょうか?
2) 次に何の薬にするのが最適か、よろしくお願いいたします。

Sさん、ご相談ありがとうございます。私のお返事で少しでも疑問が解消されると嬉しく思います。Sさんは再発が見つかってからホルモン療法と化学療法を合わせて7つの治療をお受けになっています。現在の再発部位は、リンパ節、胸膜、肺、骨、胃、脳髄膜ですね。さてご質問への回答です。
1)効果がある場合ももちろんあります。
2)どの治療法を選択することがベストかは、ご質問内容からお返事することは大変難しいです。以下のお返事内容は、私が拝見していた場合の治療のご提案の一つになります。肺転移が進行して呼吸苦等が出現することが近い将来に予想出来るようであれば、化学療法をお勧めします。肺転移も他の転移部位も小さく、また数も少なく無症状であれば、再度ホルモン治療の一つとして、アロマシン+アフィニトールのご提案も選択肢の一つだと思います。 Sさんは再発してしまってからの治療を担当医の先生と一緒に4年間もお受けになっていらっしゃるのですから、ぜひこれからもご担当先生とよくご相談なさって、後悔の少ない選択をして頂きたく思います。(文責 齋藤)

 

No.11991】  16年12月12日   Y
複数の検査について

肩の痛みを精査するために(骨転移など)、同じ日に以下の順番に検査を受けます。
@ L−肩関節X-P 2R(正・斜) レントゲン
A 乳腺エコー
B 肩部MRI単純+造影
C PET-CT 単純
MRIでも造影剤を使用します。さらにPET-CTでも写りをよくするための造影剤?を口から飲みますが、それぞれ影響を及ぼし正確な判断ができなかったり、身体に悪影響があるということはないでしょうか?同じ日にこのような複数の検査をするのは問題ないのでしょうか?

Yさん、ご相談ありがとうございます。私のお返事で不安が解消されると嬉しく思います。検査ですが、@〜Cまでの検査を同じ日に行っても検査結果やお体に対して特に問題ございません。異常が見つからないこと願っております。(文責 齋藤)

 

No.11990】  16年12月06日   X
保険適応外

左胸にしこりがあり、たまに痛みます。気になるので乳腺科を受診してみようかと、近くの病院を調べ予約しようとしたのですが、自覚症状があると伝えても検診扱いになり、保険適応外と言われました。普通そうなのですか? 確か昔にしこりが気になり、別の病院を受診した時は保険適応でした。(癌ではなく脂肪のかたまりだったのですが)なので、すんなり信用出来ず、ネットで調べても自覚症状がある場合は保険適応されると書かれていたので、こちらにメールさせてもらいました。宜しくお願いします。

昔からあった(良性と診断されていた)しこりが、サイズがそのままで時々痛むようならば、もしかしたら自覚症状のうちに入らないかもしれませんが、診断されていない「しこり」が気になるなら、それだけで立派な自覚症状だと思います。こういう症状は、診てみなければ分からないので、乳腺科受診で良いと思いますし、あなたの場合は(小生は)保険適応と考えます。
ただし、一過性あるいは周期的な「痛み」や、違和感等の知覚の異常をすべて自覚症状にすると、そういう主訴の方からの乳癌発見率が検診での発見率とあまり変わらないので、是非検診に回っていただきたいと考えるのは、医療機関の常ですし、ピンクリボン運動の時期や有名人の乳癌報道で人々の関心が高まっている時は、受診の予約が大変混んでしまっているので、特にそういう対応をされやすいと思います。乳がん検診は定期的に受けて頂いて、その中間期に「しこり」「異常な分泌」等の症状が有れば、乳腺科の外来を受診するという姿勢であって頂きたいものと考えます。(文責 久保内)

 

No.11989】  16年12月06日   Y
母の乳癌について

母(61歳)のことで相談させてください。平成28年9月1日、右胸全摘、腫瘍1.6センチ、リンパ転移なし。病理結果 ホルモン陽性、ハーツー陰性、ki67 48%。現在AC療法3回目投与から6日目。白血球数値低下のため、11月28日に注射。担当医からは、今後の治療方針としてAC療法終了後ホルモン療法と言われております。再発リスクを下げるため、ウィークリーパクリを追加する方法もあるとのことでした。抗がん剤の副作用や体力の低下等が気になるところなのですが、ウィークリーパクリの追加で再発リスクはどの程度下げられるでしょうか? またこのような状況で再発や転移の可能性は何%くらいになりますでしょうか? 母の前で担当医には聞きづらく…(大変心配性なため)、どうぞよろしくお願いいたします。

ホルモン(受容体)陽性、ハーツ―陰性、Ki67=48%とのこと、免疫染色結果から考えると、お母様の乳癌はLuminal B type だと思います。Luminal B typeへの(全身)治療は、ホルモン(内分泌)療法と抗がん剤(化学)療法が勧められています。1.6cmでリンパ節転移なしですので、StageTと考えられますが、StageT全体では10年生存率90%ですが、Luminal B・StageTでは10数%減ってしまいます。(Ki67=48%ですのでもう少し悪いかもしれません)再発率が増加するのは、既に現時点でPETやCTや骨シンチでも発見できないミクロの転移が存在する可能性があるからで、そのミクロの転移を抗がん剤でやっつけられるかどうかにかかっています。しかし、どの抗がん剤が効くのか、何をどの位やったらよいのかは、どんな優秀な医師でもどんな立派な病院でも分かっていないのが現実です。単なる経験則なので、AC療法で良いとか、TC療法が良いとか、AC→Tが良いとか言われているのが現実です。(本当に効くか効かないかは、小生は術前化学療法でなければ分からないと思っています)さてお母様の場合は、アンスラサイクリン(A)とタキサン(T)のどちらが効くかわかりませんが、Ki67=48%と結構高いので、憂いのないようにパクリタキセルを追加されたほうが(あくまで小生の個人的意見ですが)良いかと思います。AC療法の副作用は脱毛・好中球減少・悪心嘔吐等よく知られたものですが、AC後のパクリテキセルはむしろその時期に発毛が始まり、好中球減少も悪心嘔吐もほとんど無く、その意味では結構ラクに過ごせます。ただし末梢神経障害(手足の先の痺れ→手先の細かい作業がしにくくなったり、躓きそうになったりします)が75%くらいの人に出現し、後半加速度的に重くなってきますので、それに対する治療を早めに開始するのが良いと思います。(文責 久保内)

 

No.11988】  16年12月06日   T
今後の治療について

術後の治療について相談をお願いします。10/21に右乳房温存手術を受けました。45歳です。病理結果は、「右内上、Ax省略、in situで断端Ca(+)、浸潤径:1.3cm*1.0cm、硬がん、波及度:ly(+),f(+) NA:2,MC:2=NG2 in situ(+):low papillary,cribriform,flat Needle scar(+) ER(+) PS5 IS2
PgR(+) PS5 IS2 HER2(0) リンパ節SLN1/1(0.5mm)」 です。主治医と相談した治療方針:放射線とホルモン治療を決めましたが、抗がん剤をするかどうかは自分で決めてくださいと言われました、私はもちろん初期治療をしっかりとしたいと思っていますが、抗がん剤の副作用を考えますと、抗がん剤に対する抵抗感もあります、私の病理結果では抗がん剤は過剰でしょうか? どうかご意見をよろしくお願い致します。

ご記載いただいた病理所見だけから病状を理解するとすれば、Stage Tbで Luminal typeと判断されます。ER・PgRの値は高く、HER2陰性なので、Luminal Aであってほしいのですが、NG2とly(+)が気になるところです。Ki67値がわかるとコメントできますが(施行していないなら追加でやってもらうと良いでしょう)、30%以上あれば化学療法(抗がん剤)追加は過剰な治療ではないと考えます。また健康保険の対象外です(そして結構費用がかかります)が、多遺伝子診断(Oncotype Dx等)を追加でなさると、より明確に抗がん剤追加の是非が判明すると思います。もう少し情報を得てから決定されたほうが良いかと思います。(文責 久保内)

 

No.11988-2】  16年12月22日   T
今後の治療について(2)

お忙しい中、お返事どうもありがとうございます。ki67について手術後の病理結果にはありませんでしたが、術前の針生検の結果では、ki67=11%となっています。またOncontypeDXは申し込みましたが、今結果待ちです、以上の追加情報をもとに、再度ご助言頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

Ki67=11%,ER,PRが強陽性、浸潤径が13mmであれば、0.5mmのリンパ節転移があったとしても、効果と副作用のバランスを考えると、内分泌療法のみで良いように思えます。もちろん、副作用は厭わないので、より再発を抑える治療を希望という場合は化学療法を追加することもやぶさかではありません。(文責 清水)

 

No.11987】  16年11月24日   T
今後の治療について

53歳、HER2、ホルモン陽性でリンパ、肝臓に転移ありのステージ4です。ハーセプチン、パージェタ、ドセタキセル半年投与した結果、肝臓、リンパの転移が消え、原発巣が50ミリから20ミリ弱に縮小しました。原発巣の全摘手術を受けます。色々な報告では、手術すると予後がいいという報告もあって、期待しています。ステージ4は手術しないこともありますが、手術することで、再発や生存率などはどうなるのでしょうか? 今後どのような治療をしていけばいいのでしょうか? よろしくお願いいたします。

良いという報告と、変わらないとう報告とあり、乳癌学会のガイドラインにも、局所制御(手術をすることで、その後の出血や痛みや、リンパ節転移のためのいろいろな症状を予防する)の目的で手術を症例を選んで行っても良い、とあります。生存率が改善する患者さんもいらっしゃるということです。今後の治療ですが、病状の進行を防ぐために、ハーセプチンとパージェタは、継続します。ドセタキセルの副作用が重い場合、ホルモン剤や経口の抗がん剤に変えたりすることもあり得ます。今後も、主治医との相談・合意を持って薬物治療を進めていくことになります。(文責 緒方)

 

No.11986】  16年11月22日   M
アナストロゾールは効いているのでしょうか?

初めて相談させていただきます。ルミナールAで、アナストロゾールの治療を進めています。飲み始めて1ヶ月半位で、幸いにもまだ副作用らしきものもありません。恥ずかしい事に55才で閉経後にもかかわらず、いまだに性欲があります。こんな状態は、アナストロゾールは効いているのでしょうか? また性欲というものが再発に繋がるのではないでしょうか? 乳ガンと診断されたのに、こんな自分がいやになります。よろしくお願いいたします。

アナストロゾールの効果と副作用に関しては、関節痛が強い場合は効果が高いと言われてますが、副作用がないからと言って効いていないと決めつけてはいけません。個人差があります。さらに、性欲と再発には関係はありません。いやになる事はないでしょう。まあ、主治医には相談しにくいですね。(文責 緒方)

 

No.11985】  16年11月22日   W 
検査結果(HPNo.11980-2)

前回11980で相談させていただきました。結果が出て、教えていただきたいのです。今回のしこりは前回切除した腫瘍の一部で切除していなかった部分で2年かけて大きくなって来ていると診断されました。2年前のMRIにも小さく写っていました。その時の先生は今他の病人に異動した為なぜ切除していないのか不明です。エコーでは腫瘍が3つありました。
@ 大きさ10×8×7、形状 楕円形•乳管と連続性あり、  境界 明瞭平滑、 内部エコー 不均一、 微細石灰化(+)、 嚢胞変性(+)、 後方エコー 増強 前方境界線との断裂あり、 ハローあり 血流わずか エラストスコア3−4、DCIS否定したい。
A 大きさ8×7×3、形状 楕円形、境界 明瞭平滑、内部エコー 均一 後方エコー不変、血流わずか エラストスコア2、前方境界線との断裂無し
B cystic mass 2個 大きさ6 Axillaに皮質が厚いLN(+)9 MRIで両側腋に馬蹄形の非特異的なリンパ節を認めるとなっています。

先生からは、多分乳頭腫だろう、2つの腫瘍を近い内に切除しましょうとなりました。@の腫瘍は余り良く無さそうに思えますがどうでしょう? 部分麻酔で日帰り手術で出来ますか?

現在の主治医の方針で良いと思います。大きさからは部分麻酔で日帰り手術でできると思いますが、主治医に確認してください。(文責 緒方)

 

No.11984】  16年11月22日   M.I.
治療法についてアドバイスをいただきたく思います

お世話になっております。先日、母親が、摘出手術後の治療法の相談にて想定外の状況を伝えられ、少しでもアドバイスをいただければと思いメール相談させていただきます。HP上の以下のコメントは十分承知しております「一般的な参考意見であることをご了解下さい」
母親(73歳)が乳癌と診断され、約1ヶ月前に摘出手術を行ないました。リンパは摘出しなかったです。そして、先日、その手術結果と今後の治療方法を聞きにいったのですが、アドバイスをいただければと思います。。母親からの電話の又聞きでして、医療用語等の使い方が間違っている可能性がありますが、ご了承ください。

【癌の状況報告】
■リンパ転移無し → 有り
手術中の簡易検査?では「転移無し」との判断で、リンパの摘出を しなかったのですが、後日の詳細検査にて、3つ採取したリンパの うち、1つのリンパにて 2mm強の転移があったとのこと

■摘出した癌細胞 → 進行性のあるもの
HER2 陽性(高め),KI67 高め と診断書に記載されており、進行性 のあるもので、今後の治療は必要とのこと

■ステージ 1〜2程度(当初)→ 2b

【医師からの提案】
■リンパ除去の再手術について⇒再手術をするかどうかを考えてください
■今後の治療方法について
 案@ 抗がん剤(AC療法→ドセタキセル→ハーセプチン) 案A ホルモン療法  ⇒どちらを選択しますか。 参考として、70歳付近での生存率を教えてもらいました。案@ 5年:85%,10年:64%, 案A 5年:80%,10年:55%

【アドバイスいただきたいこと】
1) 医師からは、「どうしますか? 家族/ご自分で判断してください」との状況になっております。 (1)リンパ除去の再手術をしたほうが良いか (2)抗がん剤 or ホルモン療法の選択 を踏まえて、どのような対応がよいのでしょうか?
2) 医師を非難するつもりは全く無いのですが、今までの医師コメントでは、「転移無し」「大丈夫」のような印象でしたが、先日の結果では、「転移有り」「進行性」になり、不信感もでてきてしまっています。わかる範囲でのアドバイスいただき、判断の参考にさせていただきたく思います。

一週間後に医師と再相談になっており、そのときの基礎知識としたいと考えております。どうぞ、よろしくお願いいたします。

1)
(1)リンパ除去の再手術をしたほうが良いか
一般的には「リンパ節郭清」と言っているもので、最終的な治療方針を確認する目的で行います。今回切除した3個は、センチネルリンパ節生検と言って必要最小限のリンパ節を取って転移のないことを確認する目的の治療です。郭清は、脇の下に転移しているリンパ節の個数を調べて、術後の照射や化学療法の是非を確認するためです。ただし、お母様の場合、HER2タンパクが陽性(おそらく3+)なのでハーセプチンと化学療法の組み合わせの治療を受けていただいた方が再発のリスクが下がるタイプです。この治療を受けるか受けないかが再発にかかわってくるポイントで、リンパ節郭清を受けても受けなくても再発には差が出ません。したがって、化学療法を受けるのであれば、切除しなくて良いわけです。
(2)抗がん剤 or ホルモン療法の選択 を踏まえて、どのような対応がよいのでしょうか?
前にも書いたように、HER2タンパクが陽性(おそらく3+)の場合、ホルモン療法が効くタイプでもホルモン療法に抵抗性を示したりするために、化学療法とハーセプチンも受けた方が再発率が下がります。ただし、年齢から強い副作用が予想される化学療法を敢えて受けないと希望される患者さんも当然いらっしゃいます。主治医が二つの選択肢を提示したのは、お母様がこの先どのような生活を望んでおられるかによって、いずれかを選択してくださいという趣旨だと思われます。

2)お母様のように、予想と結果が乖離することは、残念ながら時々あります。あくまで、術前の画像検査は影絵でしかありません。最終的には、病理検査結果で判断する以外ありません。「HER2 陽性(高め),KI67 高め」とは、どういう意味なのか、どうして案@抗がん剤(AC療法→ドセタキセル+ハーセプチン)と案Aホルモン療法が、提示されたか、主治医はどちらを勧めるのか、などなど聞きたいことを箇条書きにして良く聞くことが大切です。きちんと説明してくれる主治医であれば、不信感は払拭されると思います。(文責 緒方)
 

 

No.11983】  16年11月14日   ひまわり
ホルモン治療の追加について

お世話になっております。今回ホルモン療法の追加についてご相談したく、送らせて頂きます。お忙しい所恐れ入りますが、よろしくお願い致します。
わたしは、2011年7月(当時40歳)右乳房全摘出し、非浸潤がんが断端陽性(ぶっつり切れていると言われました)、浸潤がんのしこりは1.5センチ、グレード2、ホルモン陽性、HER2陽性、脇のリンパ節転移はありませんでした。抗がん剤治療、ハーセプチン治療、放射線治療が終了し、タモキシフェン治療5年があともう少しで終わります。(現在再発なし)
そこで質問ですが、今後、タモキシフェン5年追加するべきか、又はアロマターゼ阻害薬を追加するべきか迷っています。月経は、抗がん剤治療の際に止まりそのままです。医師にはタモキシフェンを追加するべきかを質問しましたが、やった方が良いと推奨は出来ないが、やっても良いという話でした。家に帰り調べたらアロマターゼ阻害薬という選択肢がある事を知り迷っています。少しでもリスクを減らせるなら治療をしたい考えです。どうするべきかご助言頂けると、助かります。どうぞ、よろしくお願い致します。

現在の年齢が45歳であれば、一般的に閉経前ですので、アロマターゼ阻害剤は適応ではありませんが、抗がん剤の閉経か真の閉経かはっきりしません。血中エストロゲン、FSHなどのホルモン濃度の検査で確認の上検討されてください。(文責 石山)

 

No.11982】  16年11月14日    H.U.
乳がん 部分切除後の断端陽性について

41歳です。先月10月21日に、粘液癌で左乳房部分切除+センチネルリンパ節生検の手術を受けました。本日、病理結果が出て、断端陽性であることが判明しました。主治医からは、見つかったのは非浸潤癌で、1本の乳管のみであることから、放射線照射を通常よりも5回追加して、30回照射にするか、もし心配であるなら全摘の選択もあると言われました。主治医は、放射線治療の追加でも大丈夫と言われましたが、どちらにしたらいいか迷っています。ご意見をいただけますでしょうか? 検査結果は以下の通りです。

臓器
1 乳腺 (左)
診断
Left breast cancer
所見
左乳房部分切除+センチネルリンパ節生検
Mucinous carcinoma @#1−6 浸潤は#3,4
腫瘍径 約11mm、pT1c、f、ly0、V0
pN0(SLN:0/1)
StageT
DFM<5mm(断端陽性) #1に非浸潤癌あり。
ER(Allred 8=5+3) 
PgR(Allred 8=5+3)
HER2(0)
Ki67LI20%

組織型 粘液癌
TNM、病期(UICC)pT1cN0M0、pStageT

質問
1) 放射線照射の追加でも大丈夫か? 全摘の方がいいのか?
2) 放射線照射の追加と、全摘の場合の、それぞれの再発の確率、放射線照射で非浸潤癌が消えるのか? またそれを確かめる方法はMRIなどで確認することはできるのか?

ぜひご意見をお聞かせください。参考にさせてください。よろしくお願いします。

1) 主治医のいう通りで、どちらでもいいです。より再発の少ないのは再手術ですが、乳房は全摘になります。
2) 断端陽性の程度もまちまちで何とも言えません。さらに断端陽性の定義すらあやふやです。放射線は再発を減らせますが、0ではないとしか言えません。(文責 石山)

 

No.11981】  16年11月14日    Y.S.
経過観察

52才です。18_×17_の腫瘍で、今年2月マンモ、エコー、MRIにて嚢胞内乳頭腫と診断されました。MRIでも悪い染まり方はなかったため、良性とのこと。今月再診ですが,万が一乳がんでも、優しいタイプの顔なので、半年おいても大丈夫とのことでした。でも、もし乳がんになったらと思うと心配で眠れないこともあり、とても長い半年でした。また経過観察と言われたら、様子見ていてもいいでしょうか? このまま不安がずっと続くと思うと、とても苦しいです。よろしくお願いします。

画像診断でそうであっても、細胞診や針生検をして最終的に良性と診断していないのであれば、いずれそういった検査をするか、思い切って摘出するのも一つの選択肢ではないでしょうか。次回診察の際に主治医とよく相談してみてください。(文責 石山)

 

No.11980】  16年11月11日    W  
再検査

38歳になります。2年前乳頭腫になり切除しました。その後定期的に検査をしていて、今年も半年位前にした乳ガン検診では異常ありませんでした。数日前に痛みがあり、触ってみると、しこりがありました。個人病院に行って触診とエコーをした所、1センチほどのしこりでした。詳しく検査をするため、市立病院に来週行きます。エコー診断書には「辺緑は明瞭平滑、乳腺境界線に断裂無し、ただ腫瘤に流入する血流あり、エラストスコアは1です。」となっています。ここでは詳しく教えて貰えなかったのですが、エコーの結果は、どんな状態なのでしょうか? 癌の可能性が高い為に詳しく検査をするのですか?

辺緑は明瞭平滑だと良性のことが多いですが、悪性でないとは言い切れません。乳腺(前方)境界線に断裂あれば、がんの疑いが高くなります。腫瘤に流入する血流が豊富だと、悪性寄りに考えます。腫瘤の硬度が高いほど、悪性の疑いが増します。エラストスコア1は硬度が最低ランクで硬くありません。総合的に判断すると良性の可能性が高いということになります。2年前に乳頭腫の手術もしていますし、万が一のため精査するのだと思います。(文責 石川)

 

No.11980-2】  16年11月22日    W  
検査結果

前回11980で相談させていただきました。結果が出て、教えていただきたいのです。今回のしこりは前回切除した腫瘍の一部で切除していなかった部分で2年かけて大きくなって来ていると診断されました。2年前のMRIにも小さく写っていました。その時の先生は今他の病人に異動した為なぜ切除していないのか不明です。エコーでは腫瘍が3つありました。
@ 大きさ10×8×7、形状 楕円形•乳管と連続性あり、  境界 明瞭平滑、 内部エコー 不均一、 微細石灰化(+)、 嚢胞変性(+)、 後方エコー 増強 前方境界線との断裂あり、 ハローあり 血流わずか エラストスコア3−4、DCIS否定したい。
A 大きさ8×7×3、形状 楕円形、境界 明瞭平滑、内部エコー 均一 後方エコー不変、血流わずか エラストスコア2、前方境界線との断裂無し
B cystic mass 2個 大きさ6 Axillaに皮質が厚いLN(+)9 MRIで両側腋に馬蹄形の非特異的なリンパ節を認めるとなっています。

先生からは、多分乳頭腫だろう、2つの腫瘍を近い内に切除しましょうとなりました。@の腫瘍は余り良く無さそうに思えますがどうでしょう? 部分麻酔で日帰り手術で出来ますか?

現在の主治医の方針で良いと思います。大きさからは部分麻酔で日帰り手術でできると思いますが、主治医に確認してください。(文責 緒方)

 

No.11979】  16年11月11日    O  
乳腺線維腺腫疑について

毎年人間ドックで、マンモグラフィー、超音波検査、触診を受けています。今回、初めて超音波検査にて、左乳房外側上部に乳腺線維腺腫疑あり、数は1個、3×3ミリとの結果がでて、経過観察となりました。マンモグラフィー、触診では異常はありませんでした。乳腺線維腺腫について調べたところ、閉経前の若い女性によくみられるようなことが書いてありました。わたくしは56歳で、52歳で閉経しております。夏ごろから、左乳房の上側にピリピリと痛みを何度か感じたことがあり、少し気になっておりました。最近も左乳房と脇の境目あたりに、少し痛みを感じることがあります。わたくしの年齢で、乳腺線維腺腫ということはありえますでしょうか? 1年後の検診までほっておいてもよいのか不安です。別の病院であらためて検査をするべきか、ご助言をいただきたいと思います。よろしくお願い致します。

56歳、閉経後でも乳腺線維腺腫ということはありえます。3x3mmと小さいので、1年後の検査をしっかり受ければよろしいと思います。(文責 石川)

 

No.11978】  16年11月11日    E.F. 
乳管内乳頭腫

乳管内乳頭腫は癌でしょうか?

乳管内乳頭腫は乳管にできる良性の腫瘍で、がんとは違います。しかし、悪性の乳管内がんと症状、超音波検査などの画像所見が似ていて、また病理組織診断でも見分けがつきにくい場合もあるので、経過観察は必須と考えます。(文責 石川)

 

No.11977】  16年10月31日    W 
乳がんの可能性はありますか?

二年位前に乳管内乳頭腫の切除をしました。その後、定期的に検査をしていて、今年も5月の終りに検査をして、何の問題もありませんでした。昨日の夜にその切除した辺りに少し痛みがあり、しこりを見付けて不安になり、今日個人病院へ行って来ました。一応、痛みは傷の痛みだろうと言われ、しこりは傷痕だと思うが、急に出来たの物なのか前からあった物なのか比較をした方が良いだろうと言うことで、手術をした市立病院にレントゲンの比較をして貰うのですが、もし急に出来たしこりなら、ガンの疑いがあるのでしょうか? しこりは弾力性のある物だと言われました。

乳管内乳頭腫は、増殖性の病変であり、乳がんのリスク因子と考えます。したがって、しこりについては、専門医の診察を受けてがんの可能性を否定すべきと思います。(文責 徳田)

 

No.11976】  16年10月31日    T
胸のしこりと痛み

32歳、3児の母親です。今10ヶ月の子どもに授乳をしています。左胸脇下辺りに痛みを感じ、触ってみるとシコリの様な物が複数触れます。以前にも感じたので、近くの内科ですが、触診・血液検査・一部エコーをして頂いたのですが、大丈夫との事でした。ただ女性だし乳がん検診は受けたほうが良いとの事でした。今日の朝、胸の痛みや、痛みの部分を触ると硬さや、ゴツゴツした感じ、小さなシコリみたいなのが複数触れます。横向きに寝て、腕を上げて、痛みの胸を触ると、線にそり硬く盛り上がった感じです。鏡で見てもボコボコした感じが分かります。今までセルフチェックで胸はよく触っていたのですが、ネットに書かれているような異常はなく、今朝いつもと違うので、凄く不安を感じています。やはり乳がんの可能性はありますか?

年齢的に可能性は、低いと思います。しかし、授乳期であり、セルフチェックはむずかしく、専門医による超音波検査などをおすすめします。(文責 徳田)

 

No.11975】  16年10月25日    A
乳がんステージ1

10月7日 右胸全摘しました。今後の治療について相談よろしくお願いします。43歳です。病理結果は以下の通りです。
組織型 ( 乳頭腺管癌 )
腫瘍径 ( 1 )o
リンパ節転移個数( 0 / 1)個
ホルモン受容体 ER( + )( 20 )% PgR ( - )( 0 )%
HER2 蛋白   ( 0 )
Ki-67      ( 6 )%
組織学的悪性度 ( 2 )

サブタイプ    ( ルミナールA )

悩んでいるのはホルモン療法についてです。ステージ0でしたが、病理検査の結果、ステージ1となり動揺しており、主治医はホルモン療法なしでいいと言われましたが心配です。ホルモン療法無しと有りでは、どの位、再発率、生存率がかわるのか気になります。

おそらく、乳管内がんの広がりが広くて浸潤がんの部分が少しだけあったということなのだと思います。この場合、内分泌療法をすべきか否かは、なかなか悩むところだと思います。患者さんの条件(合併症や家族歴など)、病変の条件(どのようなタイプの乳管内がんであったか、病理学的な検索はどのように行われているか)等によって判断は異なってきますから、この場で、すべきか否かを答えることは非常に困難です。主治医に今のようなことをお尋ねになり、場合によってはセカンドオピニオンを受けるのはいかがでしょうか。(文責 俵矢)

 

No.11974】  16年10月17日    M.J. 
ホルモン療法薬変更について(2)(HPNo.11960-2)

お世話になっております。ゾラデックスは、3ヶ月毎に今年の4月まで使用しておりましたが、6月に卵巣を両方とも切除したため、今後は不要と言われ、現在は使用しておりません。卵巣切除したため、閉経と同じ状態なのでアロマターゼに変更と言われたのですが、違うのでしょうか? よろしくお願いします。

おっしゃるとおり、両側卵巣摘出により「人工閉経」となったことを受けて、主治医の先生が閉経後薬剤であるアロマターゼ阻害剤への切り替えを提案されたものと思います。一般論として自然閉経、人口閉経合わせた閉経状態の女性に対して、ノルバデックス5年間よりもノルバデックスから遠中でアロマターゼ阻害剤に切り替えた方が再発予防効果が強いことはよく知られておりますが、貴女の場合もこれを踏まえてアロマターゼ阻害剤に切り替えた方が再発率が低くなる可能性があります。ただしアロマターゼ阻害剤により骨密度の低下が進行する可能性が十分にありますので、その場合は6ヶ月〜1年くらいの間隔で骨密度も調べてゆく必要がありそうです。骨密度の低下が進行するようであれば骨粗鬆症の薬剤も併用するか、再度ノルバデックスに戻す必要があると考えます。どのタイミングで切り替えが良いのかは明らかでありませんので、切り替えるのであればいますぐでも良いと考えます。現在日本で使用しているアロマターゼ阻害剤は、アリミデックス(一般名;アナストロゾール)、アロマシン(同エキセメスタン)、フェマーラ(同レトロゾール)の3種類ですが、効果、副作用ともにほぼ同じと考えて良いと思われます。アロマターゼ阻害剤の投与期間も10年間とすれば5年間よりも再発予防効果がいくらか上昇する可能性はありますが、その分骨密度の低下に伴う骨折の頻度もいくらか上昇する可能性もあり、その優位は難しいところであると考えます。(文責 谷)

 

No.11973】  16年10月17日    K 
ホルモン療法薬の再変更

いつも拝見し、参考にさせていただき、感謝しています。私は現在52歳です。約4年前に、浸潤性乳管癌(3cm)で部分切除、リンパ節転移1箇所で郭清、放射線治療も受けました(ルミナールA・ステージUb)。その後、ホルモン療法でノルバデックスとリュープリンの注射を2年後、フェマーラにスイッチしました。しかし、膝の痛みがあり、骨密度を測定したところ低下、エディロールカプセル(ビタミンD)を追加処方で飲み始めました。ところが、今年の7月に大量の血尿がありました。元から腎臓の石灰化を指摘されていましたが、無治療でした。石の大きさが 2cmに成長していて、それが原因の出血かもしれない、とのことでした。現在泌尿器科で、ウラリットを処方され飲んでいます。それで、フェマーラからノルバデックスに戻せば、骨密度の心配は無くなる、と言われて、戻しますか?と提案されています。しかし、再発予防効果はフェマーラの方が高いとのことで変更したので、元に戻すという提案に抵抗があります。次回までにどうするか決めてきてください、とのことですが、結論が出せません。それで、相談室の先生方のご意見もお伺いさせていただきたいと思いました。よろしくお願い致します。

結論から申しますと、私ならばノルバデックスに再度戻すことをお奨めいたします。理由は以下の3つです。1)すでにフェマーラを2年間近く服用したことになりますから、再度ノルバデックスに戻しても、<正確なデータはありませんが>おそらく再発予防効果はあまり変わらないことが予想されること。2)そもそもフェマーラなどアロマターゼ阻害剤に少し劣るとは言え、ノルバデックスも再発予防効果は十分に期待できる薬剤であること。3)骨密度の減少は、今後一生「骨折」の可能性を確実に増加させることにつながる重要な合併症であること・・・です。私の外来でも同様の悩みはしばしば生じて、そのたびごとに患者様とよく検討しております。(文責 谷)

 

No.11973-2】  17年06月17日    K 
ホルモン療法期間(5年か10年か?)

このような相談室があることを心強く思い、感謝しながら、いつも参考にさせていただいています。前回、NO.11973で相談させていただいた者です。今回、ホルモン療法の期間について、相談させていただきたいと思います。よろしくお願いします。ホルモン療法が5年となり、次回診察時に継続か終了かを決めることになっています。主治医は、どちらでも・・・とのことです。10年継続の方が、再発率数パーセント下がるとのデータですが、効果と副作用(現状では、ほてりあり。またその他潜在的なもの)を考えると、何を基準に判断したら良いか、教えていただきたいと思います。私の場合、5年と10年の再発率が分かるようでしたら、教えてください。治療・病理診断等は下記のとおりです。

48歳時 右乳癌温存療法 センチネルリンパ節生検1/3転移 腋か郭清ステージUB ER100% PGR70% HER2− MIB-1 5% ルミナールA GradeU(3-2-1) 最大径3cmの浸潤性乳管癌、周辺にDCISを伴い、線維性間質内に個細胞性、索状配列を示して浸潤するscirrhousタイプ、管状構造はごく一部 脂肪織内に浸潤 放射線治療とリュープリン2年
ホルモン療法は、ノルバデックス2年5ヶ月後、フェマーラへスイッチするも、骨密度低下で1年11ヵ月後に、再度、ノルバデックスに戻し、8ヶ月 トータル5年(内訳ノルバデックス3年1ヶ月・フェマーラ1年11ヶ月)
また、骨密度低下時に、ビタミンD処方され飲みましたが、その影響?腎臓結石・尿管結石となり、現在治療中です。

Kさん ご相談ありがとうございます。 私の回答で少しでも疑問が減り方針決定の一助になれば嬉しいです。ノルバデックスを5年で終了するか、10年まで延長するか迷いますね。最新のガイドラインを見ると、閉経後乳がん患者さんのノルバデックス10年内服は推奨グレードB(科学的根拠があり実践するよう推奨する)となっています。しかし長期投与による子宮内膜癌と肺塞栓の発生率を増加させます。現在のKさんの月経状態がわかりませんが、前回のご質問に記載されていた年齢から、月経があったとしても閉経は近いと想像します。何を基準に判断したら良いかお悩みですが、この判断基準は個々の患者さんによって随分異なります。どなたでもお望みですが極僅かでも再発抑制を希望される方は、10年の内服継続を行っています。さらに5年という期間は大変長いですね。今までの内服時の副作用と今後多くはありませんが子宮内膜癌や肺塞栓の事を考え、10年の内服をお勧めしても遠慮される方もいます。ご期待に添えていないかもしれませんが、最終的にはご担当の先生とKさんがよくご相談になってお決めになるのが良いと考えます。(文責 斎藤)

 

No.11972】  16年10月17日    W 
乳がんの可能性はありますか?

18歳女性です。5日前からくらいから左乳房に、にきびのようなものができました。痛みはありません。また、しこりなども確認できないのですが、左腕が痺れるような感じがします。リンパ節に転移していると、そのようなことがあると聞いたことがあるのですが、乳がんの可能性はありますか?

18歳女性、現在症状としては乳房にニキビのようなものができたことと左腕のしびれ、さらには乳房にしこりは確認できないということですので、一般的には乳がんの可能性は極めて低いと考えます。ただしこれらの症状が強くなるようであれば、帯状疱疹といったウイルスの病気は否定できませんので、その際は皮膚科を受診なさってください。(文責 谷)

 

No.11971】  16年10月12日    Y.S. 
乳腺症診断について

既婚者、32歳、出産経験なしです。本日、左胸にシコリが三つある乳腺症と診断されました。恐らく乳腺が詰まっているだけだろうと言われました。サイズは1.2センチと、0.8ミリと、0.8ミリの三つです。次の診察は、一年後に経過観察で大丈夫だろうと言われました。本当にもっと詳しく調べなくて大丈夫でしょうか? シコリは3年前から検診で引っかかっており、なくなることもなく、本当にこのままでいいのかと。御見解を教えてください

ご相談どうもありがとうございます。乳腺エコーをおこない経過観察となったのであれば、先生のご指示に従うのが良いと思います。もしどうしてもご心配な時には、もう一度受診なさって、針生検が必要ないかどうかのご説明をお聞きくださいね。ご不安な患者様の場合には、3ヶ月後にもう一度乳腺エコーをおこなって、しこりに変化がないことを確認することもございます。主治医の先生にご相談なさってみてくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11970】  16年10月12日    A 
やはり癌でしょうか?

35歳、出産経験ありです。約2年前に左胸と肩甲骨の軽い痛みのため、乳腺外科にてマンモとエコーを受けました。マンモでは異常なし、エコーにて乳腺症と診断され、半年後の経過観察となりました。半年後またエコーにて乳腺症との診断、小さいものがいくつかあるとのお話でした。痛みは強くなく、常にでもないため、ホルモン剤も処方はせず、一年後の経過観察となりました。その後一年が経過する前に左胸外側上部にコロコロしたしこりが触れるようになりましたが受診せず、一年経過の今月再びエコーを受けた結果、針生検となりました。しこりは2.5センチくらいあり、エコーの画像の説明では、そのしこりの横に長く黒い物もつながって写っていました。針生検時はやわらかい感じだったとの事。「急にできたしこりだし、悪性の可能性があるので…」と、結果待ちの状態です。やはり癌でしょうか? また針生検後、自分で触ると少ししこりが小さくなった気がするのですが、そういった事はあるのでしょうか?

ご相談どうもありがとうございます。お話だけで診断を推測するのは危険ですので明確なお答えは難しいです。横に長く黒い物が「乳管」であれば、乳管内乳頭腫という良性のしこりの可能性もございます。ただし先生のおっしゃる通り、急にできたしこりであれば、乳がんの可能性も否定はできません。ご心配と思いますが、今は針生検の結果をお待ちくださいね。針生検の結果も、100%確実に答えが出るわけではございません。はっきりしない場合には、小さな傷でしこりを摘出する手術をおこなう場合もございます。主治医の先生と良くご相談なさってくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11969】  16年10月12日   Y.W. 
ノルバディクスの服用期間について

5年前に乳がん(ステージ1 ホルモン陽性 9ミリ リンパ節転移なし)になり、ノルバディクスを5年間服用しました。先日満5年になった際、先生から、これで終わりでいいでしょう、と言われ、現在無治療です。主治医によると、顔つきや腫瘍の大きさから5年が妥当、という事でしたが、ネットなどを見ると、10年服用で10年後からの再発率を下げる効果があるなど、10年服用が推奨されている情報をよく目にして、このまま服用を終わりにしていいのか心配になってきました。よろしくお願い致します。

ご相談どうもありがとうございます。おっしゃるとおり、臨床試験ATLASにおいてタモキシフェン(ノルバデックス)の5年投与と10年投与を比較し、10年投与したグループで10年後以降の再発、死亡の危険性が明らかなに減少すると報告されています。どのような場合に10年にするかの明確な線引きはございません。ご希望があるのでしたら、主治医の先生にご相談なさってみてくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11968】  16年10月12日   A
しこりが気になります

はじめて相談させていただきます。よろしくお願いします。32歳女性です。右側の胸の外側で、乳輪から3センチ程斜め上で、胸の付け根から1センチ内側のところに、よく触ると米粒くらいのしこり、そのすぐ周辺にも直径1センチくらいのしこりがいくつかあります。米粒くらいのしこりは、一つだけ独立してる感じですが、他のしこりは全体に合体しているような、独立していなくて、どこからはじまっているのかよくわからない感じです。固さは、どれも石ころほど固くなく、消しゴムくらいで、ツルッとしていています。それが気になり、この前、婦人科で診察してもらいました。マンモグラフィーと超音波、触診をしてもらったのですが、左側の胸に良性の石灰化があるのみで、気になっていた右側は異常なしでした。その時は安心したのですが、何日かたって、一体しこりは何だったのか? 先生も念入りに触診したのにわからない(しこりが見当たらない)と言われ、本当に異常なしだったのか、不安になってきました。もしかしたら、マンモグラフィーに、ちゃんと、しこりのある部分が写っていなかったのではないか?と、心配になってきました。マンモグラフィーの撮影範囲は、どこからどこまでなのでしょうか? 胸の付け根や脇の下まで撮影されるものなのでしょうか? わたしは胸が小さいのですが、小さくても、ちゃんと、しこりが気になる胸の外側が写っているものなのでしょうか? 異常なしと言われたのに気にしすぎだと思いますが、どうも悪い方に考えてしまいます。ちなみに生理2週間くらい前で、ちょうど今頃、排卵日だと思います。排卵日なのか、右胸だけが張っている感じもあります。その関係でしこりがあるのかも?とも考えたりします。すごく長くなりすみません。ご回答、よろしくお願いします。

ご相談どうもありがとうございます。乳腺の張りが強い場合は、乳腺の表面がでこぼこして、しこりの様に触れる場合があります。皆様がしこりと感じても、検査の結果何も写らなければ、ご心配なさらなくて大丈夫です。マンモグラフィーは脇の下の乳腺までを含めて、見落としがないように撮影されているのが通常です。胸の大きさは問題ありません。どうしても悪い方、悪い方に考えてしまうと思いますが、もしご心配であれば、乳腺外来の先生を受診なさってくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11967】  16年10月12日   S.A
やはり再発でしょうか? (HPNo.10046-6)

10046で質問させていただいた者です。無事2人目も授かり、妊娠出産と時間が空いてしまいましたが、2年半ぶりに市の乳がん検診に行ってきました。触診異常なし。マンモグラフィー 術側の不均一高濃度、カテゴリー3。もう一人の読影医はカテゴリー4で、再受診しました。エコーは問題なし、どうでしたか?と聞いたら、エコーしたの?と言われて、目も通していませんでした。エコー検査もマンモグラフィーもささっと見る程度で、引っかかった場所を細かく見ている感じはせず、不安です(担当医ではない方がエコーをしました)。検診の際も、しこりが気になると伝えている途中で、「これは検診で診察じゃないから答えられない」と遮られてしまい、不信感でいっぱいです。来週、以前手術をした病院に行く予定ですが、まだ1歳にもならない子供もおり、不安で寝ることもできません。やはり再発でしょうか? 術側なので局所再発になるのでしょうか? 非浸潤がんは再発リスクも少ないはずですが、温存だったからでしょうか…(術前 全摘の選択肢はなく、最初から温存でやりますと、医師に言われました)。まとまりのない文になってしまいましたが、ご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

ご相談どうもありがとうございます。乳房温存術後にマンモグラフィーをおこなうと、傷のひきつれなどで正確な診断が困難となることがあります。手術をしてくださった主治医の先生に画像をご覧になっていただき、判断を仰いでみてくださいね。検診の先生は、異常があるかないかのご判断しかできません。そのフィルムだけで診断をしなければならないので、判断は厳しくなります。ご不安なお気持ちでお過ごしになるのはおつらいと思いますが、次回の診察をお待ちくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11966】  16年10月12日   I
左胸脇近くのしこり

先日しこりが気になり、受診しました。左胸脇近くです。去年は乳腺がつまってるからと言われました。まだ授乳中です。触診し、エコーを細かくみていて、検査しましょうと言われ、針みたいなものをさしていたようです。先生は口数が少なく、「血流が悪いみたいだ、金曜日結果が出ます。」だけでした。怪しいですか?と聞いたら、うなずいているようでした。しこりは動かず、小豆のようです。1センチないくらいでしょうか。凄くおっぱいが垂れたし、子供が引っ張って吸うと伸びます。しこりが見つかったほうの乳首が少しむくんでいます。乳首が少しだけ沈みます。怪しいですよね。他の病気の可能性はありますか? 不安でたまりません。よろしくお願いします。

ご相談どうもありがとうございます。ご不安だと思いますが、針の検査をされたのであれば、結果をお待ちくださいね。乳がんではないことを確認するのが針の検査の一番の目的です。結果が出るまでは先生も何とも言えず無口だったのかもしれません。授乳中はミルクが乳管につまって、しこりの様に触れることがあります。ご心配と思いますが、結果をお待ちくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11965】  16年10月12日   S  
ノルバディクス服用中です

55歳の主婦です。今年2月に石灰化で乳がんを見つけていただき、手術をしました。閉経前でした。術後の検査結果は、ホルモン陽性、ハ−ツマイナス、リンパ転移なし、断端マイナスki67が30%、7ミリの乳頭腺管ガンでした。ノルバディクス、リュウプリン3か月製剤で治療中です。放射線は5週間終了済みです。知人から、遺伝子の関係で、ノルバディクスが効かない人がいるので、cyp206という遺伝子検査を受けてみるように勧められました。主治医を私は信頼しており、もし必要なら主治医からそういったお話があるのではと思っております。自分から主治医に切り出すのはいかがなものかと思います。でも、知人も私の心配をしてくれてのことなので。いかがなものでしょうか?

ご相談どうもありがとうございます。治療を頑張っていらっしゃいますね。ノルバデックス内服前にCYP2D6を計測することは一般的ではありません。乳がんガイドラインでも推奨されておりません。特にご心配なさらずに内服してくださいね。主治医の先生にもご相談してみてくださいませ。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11964】  16年10月07日   A  
右胸の乳癌

43歳です。6年前から毎年、マンモとエコー検査を受けていました。6年前当初より右胸の石灰化を指摘され、MRI検査をしましたが、異常なしでした。今年は6年前から受けている病院と異なる病院でマンモとエコー検査をした際、少し気になる箇所があるとの事でマンモトーム検査をしたところ、右胸が乳がんと。非浸潤がんで初期とこのこと。ただ場所が広いので全摘出した方がいいと。これは6年前からあったという事なのでしょうか? 同じ場所をずっと指摘されているのか、詳しくわかりません。ただ大まかな場所は同じように思います。

直接画像を拝見していないので何とも言えませんが、疑問がある場合は、主治医によく伺って下さい。不安なお気持ちはよくわかりますが、幸いにも初期の段階で見つかったのですから、前向きに治療に取り組んで頂きたいと思います。(文責 須田)

 

No.11963】  16年10月07日   M  
乳がん経過観察中の卵巣摘出

お世話になります。49歳、2年前に非浸潤性乳管癌で右乳房を全摘し、無治療で経過観察中です。最近になって、左卵巣にチョコレート嚢腫(4.5センチ)が見つかり、年齢と悪性化の心配のため、摘出を勧められました。手術する病院へ転院したところ、乳がんの既往歴から、左だけでなく、両方の卵巣の摘出を強く提案されてます。今のところ不順になりがちですが、生理は月に1回(時に2回)きており、両方の卵巣摘出後の更年期症状が心配です。私の乳がんは女性ホルモン感受性ありなので、ホルモン補充は難しいと考えています。その点を婦人科の主治医に話しましたが、数か月の我慢、と言われるだけで、特に更年期症状が出たときの対応はお話されませんでした。どうしても片方の卵巣を残したいのならそうしますが・・・とはおっしゃって頂いています。そこで、教えていただきたいのですが、

1) 乳がんの既往歴があると卵巣がんのリスクはどの程度高くなるのでしょうか?
2) 乳がんの観察中、更年期症状が出た場合、皆さん、どんな治療をされるのでしょうか?
3) 症状が辛い場合、短期間のホルモン補充治療をすることはありますか? その際、短期間とはどれくらいなのでしょうか?
4) 卵胞ホルモンのみの補充では乳がんに影響が少ないと読んだことがありますが、どうでしょうか? もしそうなら、子宮摘出も視野に入れた方が良いのか、と思っています。

乳腺外科の次の診察が約1年後なので、この場をお借りしました。どうぞご回答のほど、よろしくお願いいたします。

1) 日本人が乳癌にかかる可能性は12人に1人、卵巣がんにかかる可能性は82人に1人と言われています。また、乳癌や卵巣がんになった人のそれぞれ約10%が遺伝性のがんで、遺伝子の異常が共通しており、遺伝性乳癌卵巣がん症候群といいます。これは日本人に特化したデータではありませんが、遺伝性卵巣がんの場合は、通常の卵巣がんに比べて、卵巣がんにかかる可能性が8〜60倍高くなるという報告があります。従って、貴女の乳癌が遺伝性のものであるとすれば、卵巣がんになるリスクは高くなると考えられます。
2)3)4) 内分泌療法中に、ホットフラッシュ、動悸、不安、睡眠障害等がおこることがあります。その際には、発生頻度の少ないホルモン剤に変更したり、セロトニン作動性抗うつ剤や降圧剤などの薬剤を使用したりしますが、ホルモン補充療法は再発リスクを増加させるので、一般には行いません。(文責 須田)

 

No.11962】  16年10月07日   M.T.
右胸のしこりについて

初めて相談させていただきます。37歳 出産経験なし。母方の叔母が数年前に乳がん、母親が現在卵巣がん治療中です。今年2月、健康診断で右胸(外側)に腫瘤あり/要精密検査(触診により。マンモは異常なし)と通知があり、3月初旬に乳腺科を受診しました。エコーで7mm大のしこりがあり、血流があるのが気になるとのことで、同日中に針生検を受けましたが、結果は「脂肪分の豊富な乳腺だか、著変を認めず。悪性所見認めず」とのことでした。念の為3ヶ月後に診察とのことで、6月に受診した所、5mm大に小さくなっていたため、次は1年後の検診で大丈夫ですよと言われ、安心していました。しかし、8月末くらいからしこり部分が簡単に触ることができ、なんとなく大きくなったような気がしてきました。たまに軽く痛む感じもあるのですが、悪化するようなことはあるのでしょうか? そもそも6月の受診から半年も経っていないのですが、気にしすぎでしょうか?

腫瘤が大きくなった可能性がある場合は、念のためにも受診したほうがよいと思います。乳癌のダブリングタイム(腫瘤の体積が倍になる時間)は、一般的には3〜4カ月と言われています。不安な気持ちを取り除くためにも受診してください。(文責 須田)

 

No.11961】  16年10月07日   N.I
今後の通院について

33歳、出産なしです。乳癌検診のエコー、カテゴリー3で要精密検査になり、現在も定期的に乳腺外来に通院しています。今後の事で悩んでおり、ご相談しました。2012年までの触診・エコー検診では「異常なし」でした。2013年4月、エコーでシコリ発見。その場で検診から保険診療に変わり、マンモグラフィーと細胞診が追加になりました。細胞診の結果は「良性腫瘍」。半年毎にエコー、1年毎にマンモグラフィーとエコーの定期検査を受けています。3年6ヶ月の間には、5ミリ以下のシコリも2つ増えましたが、現在も全てのシコリに変化なしです。検診からずっと診察してもらっている先生が、乳癌等の治療患者が増えた為、検診廃止と治療していない検査だけの患者は、検査延期か、転院の方向で現在動いています。

@ 今のA病院に継続診察で1年1回に延ばしてもらい、半年後の検査は、B病院で受ける。この場合、2ヵ所の病院に1年1回ずつでも保険診療になりますか? 
A 転院して半年毎に定期検査を受ける。(紹介しようとしている先生は、乳腺専門医ではなく乳腺認定医で2次病院)

@なら次回の予約、Aなら紹介状をお願いしなければなりませんが、@かAを迷っていて結論がでません。ご意見とアドバイス頂ければ幸いです。長文になりましたが、宜しくお願いします。

日本の法律では、保険の適応は病気の場合に限られますが、「良性腫瘍」でも乳腺疾患の範疇ですから保険診療になります。
地域によって医療事情が異なるので、@ A どの方法がよいかはわかりませんが、いずれにせよA病院の医師に6カ月ごとの follow が必要だと判断されているのですから、不安を取り除くためにも、どこかで診察を受ける必要があります。貴女の不安に思う気持ち、、疑問に思うことを主治医に相談して、納得のいく結論を出してください。(文責 須田)

 

No.11960】  16年09月29日   M.J.
ホルモン療法薬変更について

お世話になっております。以前に何回かご相談させていただいた者です。毎回適格でわかりやすいご回答をありがとうございます。今回は、ホルモン療法のお薬を変更したほうがいいかどうかの相談です。現在43歳です。2015年1月に右全摘手術をしたときの病理の結果は下記のとおりです。
乳頭腺管癌
切除断端 陰性
脈菅浸潤なし
浸潤がんのサイズ 1.2×1.1cm(周りに5.2×2.3cmの範囲で非浸潤がんがあり、さらに乳頭をはさんで対極にも2.0×1.9cmの非浸潤がん、その他にも微小な非浸潤がんがいくつかあったとのこと)
センチネルリンパ節転移 なし(0/6個)
核異型度 3
Ki-67 4.9%
ER 陽性(80%)
PgR 陽性(95%)
HER2 2+、FISH法で陰性

手術の翌月からノルバデックスを開始、その翌月からゾラデックスも開始しました。乳がんと同時期に見つかった子宮筋腫が大きくなっていたため、今年の6月末に、子宮全摘+両側の卵巣切除 の手術を受けました。7月の乳腺外科の診察の時から、ゾラデックスは今後不要、とのことで中止となりました。次回の診察が、10月中旬の予定ですが、次回からノルバデックスをアロマターゼ阻害薬に変更したほうがいいかもしれない、と言われました。閉経後の治療成績はアロマターゼ阻害薬のほうがいいとの結果が出ているが、絶対に変更しなくてはいけないというわけでもないので、次回までに考えてきてください、といったようなことを言われました。

1.やはりノルバデックスからアロマターゼ阻害薬に変更したほうが、再発率は低くなるのでしょうか?
2.変更の時期としては、次回(来月、ノルバデックス開始から約1年半)からというのは適切な時期でしょうか?
3.アロマターゼ阻害薬は3種類ほどあるようですが、どれが一般的なのでしょうか? 効果や副作用に違いはありますか?
4.アロマターゼ阻害薬に変更した場合、何年くらい続けるのが効果的なのでしょうか?(ノルバデックスは10年位、と聞いていました)
5.ホルモン療法開始後、少し骨密度が低下しているのですが、アロマターゼ阻害薬に変更することで、骨密度の低下がより進むでしょうか? ノルバデックスやゾラデックス使用時よりもさらにエストロゲンが低下するようなので、全体的に副作用はアロマターゼのほうが強いのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

質問有り難うございます。ノルバデックスからアロマターゼ阻害剤に変更する治療法は、治療開始時に閉経後にある方の乳癌に対する治療法です。現在はゾラデックスで閉経状態にあるものと思われますが、もともと閉経前で治療に入られたので、このままノルバデックスを5年内服することで良いと思います。従って、個別の1-5に関するご質問には回答しませんので、ご容赦下さい。(文責 鈴木)

 

No.11960-2】  16年10月17日   M.J.
ホルモン療法薬変更について(2)

お世話になっております。ゾラデックスは、3ヶ月毎に今年の4月まで使用しておりましたが、6月に卵巣を両方とも切除したため、今後は不要と言われ、現在は使用しておりません。卵巣切除したため、閉経と同じ状態なのでアロマターゼに変更と言われたのですが、違うのでしょうか? よろしくお願いします。

おっしゃるとおり、両側卵巣摘出により「人工閉経」となったことを受けて、主治医の先生が閉経後薬剤であるアロマターゼ阻害剤への切り替えを提案されたものと思います。一般論として自然閉経、人口閉経合わせた閉経状態の女性に対して、ノルバデックス5年間よりもノルバデックスから遠中でアロマターゼ阻害剤に切り替えた方が再発予防効果が強いことはよく知られておりますが、貴女の場合もこれを踏まえてアロマターゼ阻害剤に切り替えた方が再発率が低くなる可能性があります。ただしアロマターゼ阻害剤により骨密度の低下が進行する可能性が十分にありますので、その場合は6ヶ月〜1年くらいの間隔で骨密度も調べてゆく必要がありそうです。骨密度の低下が進行するようであれば骨粗鬆症の薬剤も併用するか、再度ノルバデックスに戻す必要があると考えます。どのタイミングで切り替えが良いのかは明らかでありませんので、切り替えるのであればいますぐでも良いと考えます。現在日本で使用しているアロマターゼ阻害剤は、アリミデックス(一般名;アナストロゾール)、アロマシン(同エキセメスタン)、フェマーラ(同レトロゾール)の3種類ですが、効果、副作用ともにほぼ同じと考えて良いと思われます。アロマターゼ阻害剤の投与期間も10年間とすれば5年間よりも再発予防効果がいくらか上昇する可能性はありますが、その分骨密度の低下に伴う骨折の頻度もいくらか上昇する可能性もあり、その優位は難しいところであると考えます。(文責 谷)

 

No.11959】  16年09月29日   A.S.
乳ガンの可能性

42才です。3年以上前に胸の下側(胸と胸ではないところの境目あたり)に、米粒のようなしこりを見つけました。次の日すぐに病院へ行き、触診、超音波検査をしたところ、「経験上、多分良性。また半年後に来て下さい。」と言われ、バカな私はそれから今まで受診せず放置してしまいました。あれから3年以上経ちましたが、しこりはあの時と同じ場所に、同じような米粒大で触れます。私は昔から非常に痩せ型で、胸もAカップないので、普通のサイズの方より、しこりは探しやすいと思うのですが、他のしこりはないように思います。乳頭からの分泌物もありません。もちろん近々受診しますが、乳ガンの可能性はどのくらいあるのか不安です。何かお言葉いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

質問有り難うございます。3年以上経過して、変化のないしこりであれば、まず心配ないと思います。次回の検査で変化なければ、経過観察も不要と思われます。(文責 鈴木)

 

No.11958】  16年09月20日   M.F.
授乳中のしこりについて

29歳、3歳と8か月の子どもがいて、現在授乳中です。10代の頃から右乳にしこりがあり、22歳のときに乳腺外来にて調べてもらい、年齢、エコー的にも線維腺腫だろうとのこと。一番大きいしこりを注射器のようなものでとり検査し、結果、線維腺腫でした。それから1年に一度エコーをしてもらっていたのですが、特に異常なし。ただ、毎回エコーをしてもらっていたのですが、毎回かなり長い時間エコーをし、何枚も写真?をとっていたのが、とても不安でした。複数の線維腺腫があるみたいでした。そして出産、授乳と続き、この5年ほど検診にいけておらず、3か月ほど前に左のわきの下、といっても横乳、肋骨のあたりにしこりをみつけました。以前からあったものなのかは不明ですが、自分では気づきませんでした。大きさは2.5センチほどです。横に寝て腕をあげると、しこりの部分が浮き出るくらいです。わきの下は危険だと聞いたことがあるので、とても不安で、授乳中ですが検査にいくべきかどうか、授乳が終わった後にいくべきかと悩んでいます。また、以前右乳にあった一番大きいしこりは、かなり小さくなりました。授乳したおかげで線維腺腫は小さくなることってあるんでしょうか? よろしくお願いします。

授乳中に気付いたしこりであれば、乳がんより乳瘤(ミルクが溜まったしこり)である可能性が高いように思いますが、乳がんでないとは言い切れないので、たとえ授乳中であっても、新しく気付いたしこりであれば、検査を受けに行くことをお勧めします。“脇の下が危険”ということはありません。繊維腺腫が授乳で小さくなることはありませんが、妊娠出産を契機に腫瘤が柔らかくなって触った時にわかりにくくなることはあります。(文責 清水)

 

No.11957】  16年09月19日   FS
ランマーク皮下注射投与について

初発から6年、53歳です。3年目に腰椎、胸椎、2箇所ずつ、また肝臓に2箇所転移が見つかり、ホルモン剤をノルバデックスからアリミデックスに変更、月一回のランマーク皮下注射投与(+デノタスチュアブル)が始まりました。状態は安定しています。先日主治医から、「ランマークを毎月ではなく3ヶ月に一回の投与でも効果が出ているという発表が、学会などでも出始めており、すでに2年以上投与しているので、顎骨壊死をはじめとする副作用を考えると、今の状態では、毎月でなくてもいいのではないかと思います。」と言われ、3ヶ月ごとにしてみようか迷っていますが、私自身は、良くはならなくても、できるだけ普通の暮らしを続けることを望んでいます。この夏2年ぶりに行った骨シンチでは、胸椎のひとつはより濃くなり、新たに仙骨もうっすらと影が出ていましたが、逆に腰椎は薄い影になっていました。長い治療になりそうですので、いろいろな治療のパターンがあると思います。先生のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。

勉強不足ですみません。ランマークが3か月投与で効果があるという話は知りませんでした。しかし、もう一つのBMAであるZOMETA(ジェネリックであればゾレドロン酸)は3か月と間を空けることの有効性が証明されているので、私はZOMETAに変えて3か月に一度の投与をしています。ランマークもゾメタも長期になると下顎骨壊死の頻度は高くなる印象があり、疼痛等がない骨転移の場合、投与間隔をあけるという選択肢は十分に考慮に値します。(文責 清水)

 

No.11956】  16年09月19日   M
抗がん剤や放射線治療は必要ないのでしょうか?

先日、右乳房全摘と、リンパ切除手術を受けました。以下、病理結果で、今後ホルモン治療のみの予定なのですが、抗がん剤や放射線治療は必要ないのでしょうか? よろしくお願いいたします。

病理結果は、乳頭腺管がん
大きさ1.2と0.9
核異型度2
lyあり
リンパ節転移レベル1  2個
ホルモン感受性 エストロゲン受容体ER70% プロゲステロン受容体PR50%
HER2蛋白なし
Ki-67 20%

病理所見からはKi67が20%という値を高いと判断するか低いと判断するかで、Luminal AかLuminal Bにわかれます。多くの病院は15〜20%くらいをLuminal AとBの境界にしています。Luminal Aと判断すれば、リンパ節転移2個でも術後治療は内分泌療法が勧められ、Luminal Bと判断されれば、化学療法の追加が推奨されます(主治医の先生はLuminal Aと判断しているのでしょう)。私も基本的には内分泌療法で良いと思いますが、貴女が化学療法の副作用を厭わず、将来の再発のリスクを少しでも下げたいと考えているならば、化学療法を追加するという選択肢もあると思います。リンパ節転移2個の場合の術後照射をするかしないかについても、まだ議論があるところだと思います。(私は個人的には古いガイドラインに従ってあまりお勧めしていません) この問題も含めて、主治医の先生と、そのメリット、デメリットをよく話し合って、納得のいく治療を受けるようにしてください。(文責 清水)

 

No.11955】  16年09月19日   B 
乳管癌の手術を控えております

お世話になります。東京都に住む50代の主婦です。今週末、非浸潤乳管癌の疑いで手術を控えています。実は7月に皮膚疾患の疑いで(メラノーマ)乳頭から2センチのマージンで手術をいたしました。症状は乳首のかさぶたと無色の浸出液でした。皮膚生検の結果、色素のうすいメラノーマの疑いで急いで手術になりました。結果HE染色までの結果ですが、非浸潤乳管癌の疑いが出たため、診断がかわりました。このため皮膚科から乳腺外科にかわり、今週末追加切除になりました。ここで質問させていただきます。
1) 6月に乳ガン検診で石灰化と乳腺症はあるものの心配するものではないので、また1年後といわれていました。
2) 乳頭のかさぶたのため大学病院の乳腺外科にて、乳房MRI も超音波もしましたが、ここでも問題なしでした。

このようにたまたま切ってみたら発見できたというケースは良くあることですか? また、8月のはじめに術前検査をしているのですが、あれから1ヶ月たっていても何も検査は要りませんか? センチネルリンパ節は前回の手術で検査済で、全くの陰性でしたが、1ヶ月の間に次のリンパ節に転移することはありませんか? また、HE染色までですが、先生は、今回の乳管癌はとても質のよいものでラッキーですよと言っていました。HE染色まででわかる情報はどのくらいありますか? 悪性良性の他に、病気の種類まではわかると思いますが、他にも情報があるからラッキーだとおっしゃったのでしょうか? 切除部分までは非浸潤乳管癌ですが、全部とらなければわかりません。MRI 上からは、もしかしたら全部とれている可能性もあるので、部分切除で十分でしょうと言われました。沢山の質問で申し訳ありません。お応えいただけると幸いです

診察をしたわけではないので詳しくはわかりませんが、Mailの内容から判断するとPaget病のように思われます。たまたま切ってみたらガンであったということはよくあることではありませんが、Paget病の場合は切開生検で診断をつけることはよくあることです。Paget病であれば、ゆっくり増殖するガンなので、1ヶ月で進んでしまうということはありません。Paget病であれば、HE染色のみで診断がつき、おとなしいガンであるということもわかります。(文責 清水)

 

No.11954】  16年09月19日   M 
乳がんステージ4の診断を受けました

8月24日に母が倒れて、救急車で運ばれたところ、乳がんステージ4と診断を受けました。骨、肺、肝臓に転移があるようです(脳にはなかったようです)。母は2年以上も自覚があったにも関わらず金銭的な問題と家族に心配をかけたくないとの思いから乳がんを隠していて、病院に運ばれた時には左胸の乳首まで溶けてなくなっていたようです。ネットで探しても、そこまで症状を進ませている患者さんの情報が見つからず、母はどうなってしまうのかと不安です。すぐに抗がん剤の治療が始まりました。25日に右胸の首あたりから何かを埋めこみ、その場所から26日にド セタキセルを投与しました。27日に肩の痛みが出ました。本人は筋肉痛みたいな感じと言っていましたが、夕食後のロキソニンを飲んで効いてくるまでのおよそ30分間、「あー!あー!」と声をあげるほどの痛みでした。温パックをもらって肩にあてると多少は違うようでしたが、それでも声をあげていました。また、右足の膝から下に痛み、しびれが出ていました。さすると少しやわらぐようでしたが、これも「いたたたた」と声が出る感じでした。また、左わき腹のあたりに本人は「差し込みがきた」と表現する痛みがくるようです。今は痛み止めは粉末状の「オキノーム」カプセル入りの「オキシオコドン」「ロキソニン」「ボルタレン」これらをすべて使っています 。母の具合はどんな感じなのでしょうか? ご返信よろしくお願いいたします。

抗がん剤の副作用で、投与後筋肉痛のような痛み、しびれがでることがよくあります。また、治療に反応して痛みが出ることもあります。多くの場合、長くは続きませんので、ご安心ください。 これからは進行が少しでも遅くなるように、いろいろな治療が続きますが、副作用も様々なものが予想されます。予測困難な場合もありますが、少しでも負担が軽くなるよう担当医は配慮してくれるかと思います。(文責 加藤)

 

No.11953】  16年09月19日   H  
今後の治療について

現在ホルモン療法をしていますが、一年半はこちらでみますが後は開業医に戻って下さいと言われました。開業医は小さな病院で、マンモグラフィがあるだけです。この先の検査などに不安を覚えます。ここでの診察を希望するなら、主治医はなく毎回違う医師で、非常勤の医師にもなると言われました。手術を終えたばかりで、こんなにも早く病院を戻されるものですか? ステージVb、全摘で、数ミリの腫瘍が残っていました。

病院によって対応が異なります。「@ずっと(長期間)フォローアップ可能 A比較的短期間で他院(開業医やクリニック)へ行かなければならない」 に分かれます。最近は医業も分業化が進み、Aの病院が増えてきています。受診者の方々からすれば、おっしゃるように@を希望される場合がほとんどであると思います。ただ、これは病院の方針として決まっていることが多く、なかなか変えることは難しいかもしれません。また@の場合でも、「 A)ずっと主治医が変わらず担当する B)主治医は決まっておらず、毎回担当医が変わる」とに分かれます。これも方針が決まっている場合が多く、Bは心細く感じる方も少なくありません。治療前に確認できればよいのですが、そこまでされる方は少ないでしょう。今回のように手術後突然説明を受け、困惑される方が多いようです。しかし@-Aが望ましいと思っている医師も、あまりの多忙ぶりに頭を抱え(特に受診者が殺到する医師)、@-BやAにせざるを得ない状況におかれることも多々あるでしょう・・・。乳がんの術後は思ったより多くの検査を必要としません。開業医やクリニックでのフォローは待ち時間が少なく、診療時間にゆとりを持てることもあり(かならずしもそうとは限りませんが)、大病院の3時間待ち1分診察より多くの長所もあろうかと思いますので、選択肢の一つとしてお考え頂ければ幸いです。(文責 加藤)

 

No.11952】  16年09月14日   T  
こんなに待っても大丈夫でしょうか?

ご相談させて下さい。8月2日にマンモグラフィーで要検査になり、翌3日に乳腺外科を受診しました。触診でしこりを触知、「しこり1.6センチ、エコー上リンパ転移見当たらず」と診断を受けました。12日にマンモグラフィー、MRI、超音波エコー、針生検査を受け、25日にCT、骨シンチを受け、9月2日に結果が出ました。ステージ1の浸潤性乳管癌、しこり1.8センチでした。サブタイプがHER2陽性、ホルモン受容体陰性のHER2タイプ、術後化学療法とハーセプチンという標準治療になるとの事。全摘する予定ですが、手術が10月17日と1か月半先で、せっかくリンパ転移なしの状態なのに、待ってる間に転移しないかと不安です。抗がん剤治療もハーセプチンもしっかり治療して、頑張る覚悟は出来ています! こんなに待っても大丈夫でしょうか? よろしくお願いします。52歳です。

Tさん ご質問ありがとうございます。私のお返事で心配が減れば嬉しく思います。現在の状態は1.8cmのHER2タイプ浸潤性乳管癌の手術前ですね。手術まで1ヵ月半のお時間がさぞご心配と思います。残念ながら大丈夫とも大丈夫で無いとも言い難いと考えます。治療に対して前向きのお気持ちを維持して、お待ち頂きたいと思います。(文責 斎藤)

 

No.11951】  16年09月14日   K
左乳房にえくぼがあります

現在、左乳房にえくぼがあります。10年以上検診に行っていなかったのですが、えくぼが気になり、先日乳ガン検診で、触診、マンモグラフィ検査を受けました。口答では、しこりがある。画像の説明では、放射線状になっているので、要精検と言われました。本日電話があり、なるべく早く検査に来てくださいとの事で、5日後に予約しましたが、不安です。またリンパ節に時々違和感を覚えるのですが、転移でしょうか?

Kさん ご質問ありがとうございます。触診、マンモグラフィで精密検査が必要と言われ、ご心配と推察致します。しかし5日後に精密検査の受診があるのですから、その精密検査をお待ち頂くのが良いと思います。違和感と転移が必ず一致するわけではありません。ご心配は尽きないと思いますが、予約された施設での精密検査が現時点では最善と考えます。(文責 斎藤)

 

No.11950】  16年09月14日   T.S.
精密検査不要

48才、身内に癌にかかった人はいません。8月の乳がん検診の結果は、「視触診 異常なし、超音波 異常なし、マンモグラフィー 左局所的非対称陰影 腫りゅうの可能性のある陰影あり。総合的にみて精密検査は不要。」という結果でした。自覚症状なしです。精密検査なしで、1年もほおっておいて良いのでしょうか? とても心配になったので相談しました。よろしくお願いいたします。

T.S.さん ご質問ありがとうございます。私のお返事で心配が減れば嬉しく思います。マンモグラフィで腫瘤の可能性のある陰影を認めましたが、超音波検査では異常なしの結果だったのですね。腫瘤(しこり)の発見は超音波検査の方が優れていると報告されています。このため総合的に精密検査不要になったのだと思います。現時点でのお胸の触診状態をご自身でご記憶頂き、定期的に自己触診して1年間変化が無ければ、1年後の検診で良いと考えます。ご自身の触診で変化があれば、その時に診察をお受け下さい。(文責 斎藤)

 

No.11949】  16年09月10日   F
肝臓、肺への転移

乳癌と診断され早2年、ステージ4と宣告され、転移もしているから手術もできなく…昨日59歳の母親が朝から息苦しい状態が続き、救急車を呼んで通院している病院に運ばれました。ホルモン治療、抗がん剤といろいろやってきましたが、抗がん剤の強いのもやりました。CTの結果、肝臓、肺に転移していると…。2ヵ月前にとったCTにも肺に影がありました。はじめは息苦しさは抗がん剤の副作用からきているとの話でしたが…。担当医師に呼ばれ、一度抗がん剤治療はやめ、息苦しさをとる治療に専念すると言われました。その後抗がん剤をやるのかは、また話し合いましょうって言われ…ぶっちゃけどうしていいのかわかりません。抗がん剤治療をやめたら、最悪のケースも考えないといけなくなりますよね? このままなにもできないのでしょうか?

既に聞かされておられるとは思いますが、ステージ4の乳癌とは「乳房に発生した乳癌が局所療法で手の届く範囲を超えて広がった状態」で、『手術が出来ない』のではなく『手術をしても根治につながらない』状態であり、既に初診時の2年まえにはすでにそういう状態だったということです。このステージの方は、3~5年以内に命を落とされることが多く、10年生存される方は極めて稀で10%以下でしかありませんが、内分泌治療や化学療法(癌の全身治療)が上手く当たった場合に、副作用が無く続けられた方に限られるのですが、なかなかそういう方にはお目に掛かることは有りません。癌の全身治療は、効果の有る限りは続けて良いのですが、強い副作用が生じる場合が有り、癌よりも先に患者さんの体調を著しく損なうことになると良くない(場合によると命にかかわる)ので、慎重にしなければならない場合が有ります。この場合はそのような状況と考えられますので、主治医の先生とよくご相談頂いて今後のことを決められたら良いと思います。(文責 久保内)

 

No.11948】  16年09月10日   T  
乳輪のデキモノ

42歳、出産経験1回(6年前)、授乳は1年半位です。2週間前に両方の乳頭から黄色の分泌液があり、慌てて乳腺外科を受診し、触診とエコーをして頂き、問題なしでした。9ヶ月前に検診でマンモをしている為、受診時にマンモはしませんでした。まだ受診から10日ほどですが、受診時にはなかった症状が出て、たいした事はなさそうに感じながらも、母と母の姉が乳癌になったことがあり(再発なし)、家族性の可能性もあるとの話を聞いたりしたので、不安になり、質問させて頂きます。右乳輪内の右上脇側に直径2-3mm位のデキモノ(ニキビ?オデキ?イボ?腫瘍?)が出来ました。見つけた日は、パンパンに腫れた水ぶくれの様な球の半分が出ている感じで、中に白いものが見え、手前に血管が見える感じでした。表面はツルツルでした。見つけてから4日経ち、少ししぼんだ感じで、赤いポツっとした感じになってきました。特に痛みや痒みはありません。分泌液も出ませんでした。(潰したりもしていません) 1ヶ月以内に、長湯の後に2回位、乳輪のモンゴメトリー腺から白いニュルニュルが出たりはしていて、これはネットで調べると皮脂らしく、気にせず洗っていましたが、今回のデキモノからは白いニュルニュルは出てきておらず、別物な雰囲気です。エコーで大丈夫だったばかりで、乳輪のデキモノが癌などの怖いものである可能性はあるのでしょうか? 受診したばかりで、ただのニキビな感じもして、再受診するのをためらっています。よろしくお願いします。

乳輪内には皮膚成分・モントゴメリー腺・僅かな乳管成分等様々な成分が有り、比較的複雑ですが、意外に疾患は少ないようです。記載されている内容からは炎症性のものを想定したいところですが、直接拝見してみないと正確な診断はつきません。是非乳腺外科に受診してください。乳輪部から乳癌が出来るかということについてですが、非常に症例が少なく30年近く乳腺外科をしていて2例の経験が有ります。いずれも乳輪の硬結(部分的に硬い)を触れただけですが、マンモグラフィ・エコーでは所見が有りません。診断が付かず患者さんの希望でその部の切除生検をして漸く診断できましたが、いずれも1cm以下の極めて早期の乳癌でした。乳輪皮膚の色調の変化や、液体の貯留等は伴わないので、ここで言われている病変とは異なるとは思います。(文責 久保内)

 

No.11947】  16年08月26日   M.S. 
肺/肝臓転移疑い

68歳の母について相談させていただきます。3年6ヶ月前にトリネガ両側乳がんの全摘手術を受け、抗がん剤治療後、3ヶ月ごとに腫瘍マーカー検査、半年ごとにマーカー+造影CT検査を受けて経過観察しておりました。先日受けた定期検査で、腫瘍マーカー値はこれまで通り異常なし、しかしCT画像の肺と肝臓に影があると、医師より告げられました。肺の影は小さく、医師はそれほど重要視しているようには見えませんでしたが、肝臓については現時点でその影が腫瘍かどうかも判断できない状態とのことで、3ヶ月後にもう一度CT検査をしてどうなるか様子を見ようと言われました。この医師の判断は適当と考えられますか? 現時点でエコーやMRIなど追加の検査を受ける必要はないのでしょうか? 乳がんの転移巣は、見つかるのが早くても遅くてもそれほど予後に影響はないとよく聞きますが、三ヶ月もただ待っているだけでいいものかと、とても不安に思っています。CTに写った影が悪性の腫瘍でない場合もあるのでしょうか。ご意見をお聞かせいただけたら幸いです。

造影CTで転移か判断できない病変は、経過観察になります。3か月は妥当です。ある程度、間隔をあけなければ判断はできません。MRIを追加しても、大きな違いはありません。何より、「乳がんの転移巣は、見つかるのが早くても遅くてもそれほど予後に影響はない」ので、余計な検査は行いません。転移が確認されれば、選択の余地なく抗がん剤治療が始まります。3か月の違いで、内容や治療の結果が変わるわけではなく、しっかり見極めてからでも手遅れになる訳ではないのです。脂肪肝や血管腫といったがん以外の可能性ももちろんあります。(文責 緒方)

 

No.11946】  16年08月26日   Y.T. 
経過観察で良いのでしょうか?

37歳、出産、授乳経験ありです。8月に、健康診断で乳腺エコーをしました。結果、左線維腺腫となりました。今回で3年間続けて検査をしてきて、去年は異常なしだったのに、今年はそういう結果となりました。電話で大きさを聞いた所、約8ミリとの事。また、明らかに良性なので、1年経過観察で良いと言われました。1年で8ミリになってしまったのに、本当に経過観察で良いのでしょうか? 時々、チクっとした痛みもあります。

良いです。痛みは、線維腺腫と関係ありません。(文責 緒方)

 

No.11945】  16年08月26日   T
再発後のタモキシフェンについて

67歳、発病10年目です。よろしくお願い致します。
2006.12月、左乳房切除・腋窩リンパ節郭清。硬癌、腫瘍径3.2×1.7、乳管内進展著明、リンパ節転移なし。NG1、HER2(0)、断端(-)、PRのみ(+)、MIB1(-)。アリミデックス開始。
2010.6月、PET-CTにより左腋窩リンパ節に局所再発。リンパ節1個摘出。フェマーラに変更。
2015.1月、フェマーラ終了。
2015.11月、左手術アト付近にしこり発見。12月、皮ふ転移2個、摘出。タモキシフェン開始。

長くなりましたが、昨日婦人科検診(毎年)の結果、タモキシフェンの作用により子宮の壁が厚く(7ミリ)なっている。今後も影響を受け肥大していけば、最悪ガン化もあり得るとのこと。子宮体癌の細胞取得検査は、出産経験のない私にはかなり難しい。3センチ位で安定していた筋腫も大きくなっているそうで、婦人科医師は、この際卵巣を含め子宮を摘出してしまえば、今後、何の心配もなく乳がん治療を受けられるという事でした。次回に、一応体癌検査ができるか試してみるが、摘出についても検討してきて下さいと言われ、戸惑いながら帰宅しました。私としては、主治医に様子を見ながらタモキシフェンを続けるか、他の薬に変更可能か意見を聞きたく思っています。先週、60日分を貰った所ですが、その前にご教示頂けると大変有難く思います。
乳がん自体がこれで納まるのか不安でしたのに、又新たながんと向合うのかと・・・乳がん自体の検査もその前に必要でしょうか? その結果、無治療にするという選択肢は無謀でしょうか? 子宮摘出も理解はできるのですが、循環器内科(発作性心房細動)の治療も受けている為不安があります。それでも2つ目のガンに対しては、予防策を取っておくべきか、ご教示何卒よろしくお願い致します。

タモキシフェンによる子宮体癌のリスクは、さほど高くありません。一般的には、定期的に検診を受けつつタモキシフェンの治療を継続できますが、Tさんのように検診自体が困難な場合は、悩みどころです。次回の婦人科受診までに、乳癌の主治医とご相談いただくのが、最優先の選択肢です。また、初回のホルモン感受性が、PgRのみ陽性というところが、気になります。ER-/PgR+は、一般的にあり得ない状況で、ほぼホルモン感受性陰性と考えるべきです。その後の、リンパ節や皮膚のホルモン感受性を調べられていると思われますので、感受性の再確認は必要です。フェマーラ内服の5年間は、再々発はなかったことから、感受性は陽性の気がしますが・・。そうであれば、ホルモン療法で治療を進めていくことになります。閉経後のホルモン療法は、複数あり、タモキシフェンとトレミフェン以外は体癌や筋腫の増大をきたすことはありません。実際、タモキシフェンに効果があるかどうか、新しいしこりが出るまでわからない〜出れば効いていないから変更、出なければ使い続ける〜わけですから、子宮をとるのも選択肢の一つですが、フェマーラを再開するとか、他のホルモン治療を試みるとか、手術を避け、体に負担をかけない選択もありです。また、放射線治療も選択肢に入ります。というわけで、乳癌の主治医とご相談いただくのが、最優先の選択肢です。(文責 緒方)

 

No.11945-2】  17年02月11日   T
再発後のタモキシフェンについて/新たに肺に影

昨夏、No.11945にて質問させて頂き、丁寧なご回答を有難うございました。新たな展開となりましたので、再度よろしくお願い致します。現在68歳、術後11年目です。前回の皮ふ転移摘出後の検査では、ホルモン感受性は調べていないとの事で、不明です。又、子宮体癌の検査結果は、16年07月時点で問題なく、次回は1年後で良いという事でした。その為、私の意思でタモキシフェンは少し休薬してみたいと主治医の先生に申し出、無治療となり、血液検査等の通院は継続してきました。今回、循環器クリニックで受けたレントゲンの確認の為、CT検査を外科主治医に依頼しました結果、肺野:左下葉に小結節影(+)、縦隔肺門リンパ節腫大(−)、左腋窩リンパ節やや増大? の所見報告をうけました(循環器クリニックの指摘箇所は問題なし)。遡って検索された所、15年7月のCT画像に既にごく小さい影が認められるとの事でした。 大きさは、まだ1p位で小さい為、2ヶ月後まで経過観察した上で対応しましょうと言われました。長くなりましたが、ご教示頂きたいのは
1)皮ふ転移は局所再発ではなかったという事ですね。初発から11年目を迎えている現在、この様な状態で今後ズルズルと進行度合いが加速していくのでしょうか? 
2)これまでの再発位置が全て左創部周辺の為、左肺の影もやはり転移の可能性が高いと思いますが、乳がん由来のもので無いこともありますか?
3)循環器や子宮の状態を維持しながら、今後の治療をどの様にすべきなのか不安を感じています。いくつかの選択肢をご教示ください。

よろしくお願い致します。

ホルモン感受性を調べないのは、転移ではなかったからでしょうか? 転移なのに調べなかったのでしょうか? そこを確認し、転移であれば、残った標本から感受性を調べることをお勧めします。肺の単発結節は肺癌のことも考えられ、当院であれば呼吸器外科に依頼し、VATSという方法で肺結節を摘出、または少なくとも気管支鏡で針生検、細胞診などをして診断します。肺癌であれば内分泌療法は無効ですから。(文責 石山)

 

No.11944】  16年08月17日   N
乳がんの2bと診断されました(2) (HPNo.11943-2)

No11943で質問した者です。ご回答ありがとうございます。胸の痛みが進行と関係ないと聞き、とても安心しました。陽子線も必要ないのですね。素人がネットで情報を集めている中で取捨選択がわからず、今回教えて頂いてとても助かります。すみませんが、もう少し質問させて頂いてもよろしいでしょうか。
1) 検査した病院では、グレードが3で進行が早く顔付きが悪い癌だと言われました。検査から手術まで1ヶ月半ほど期間が空いていますが、その間進行状況は大丈夫なのでしょうか。一般的には乳がんは進行が遅いと聞きますが、グレードが高いということで気になっています。
2)ki-67が30%ということで、検査の病院では抗癌剤の使用をすぐにでも勧められましたが、セカンドオピニオンの病院では、「手術後の数値でルミナールaになることもある。30%はそんなに高い数値ではない。」と言われました。病院によって意見は違うものなのでしょうか。また、オンコタイプdxという検査をしてもらった方がいいか迷っています。
3)このしこりは5〜6年前からあり、お医者さんにも診せていましたが、当時は心配ないとのことで、そのままになっていました。グレード3でもそんなに放っておいて遠隔転移がないというのは有り得るのでしょうか。また、色々調べたところ、グレードが高いとki-67の数値も高いとありましたが、関係はあるこですか? 予後がとても心配になります。

前回の質問に加え、更なる質問で申し訳ありません。手術まで待つしかなく、不安な気持ちだけが先走ってしまっています。 先生も多忙な中、すみませんがよろしくお願い致します。

1) グレード3といっても核グレードなどいろいろなグレードの種類もあり、それでも大きな病院では2,3か月待ちが当たり前で、その程度では再発などのリスクに変わりがないという研究もあります。
2) Ki−67の基準値にもばらつきがあり、世界中で異論があります。7%以上がリスクとか、14%以上が高リスクとか、20%以上が高リスクとか、いろいろあります。検査法やカウントの仕方にもばらつきがあり、あくまでも診療の目安ですから、30%というのは高いとは言えないということもあります。
3) 当院でも患者さんがよく言うのですが、前からあるからといっても本当に同じものを見ているのか不確実ですし、グレードもKi-67はあくまでも悪性度の目安ですから、術後の病理診で全然違う結果になることもあります。癌はすべての部位で同じではないので、全体像に慣れた病理医が診断することで、最終病理診断が決まるので、今から心配しても取り越し苦労になることもあります。 (文責 石山)

 

No.11943】  16年08月13日   N
乳がんの2bと診断されました

初めてご相談させて頂きます。よろしくお願いします。37歳女性です。7月初旬に乳腺外科にてバネ式の生検検査とマンモグラフィーをし、乳がんの2bと診断されました。腫瘍の大きさは4cm リンパに転移あり(多分ひとつ) 核グレード3(6点) 亜型(浸潤性) ki-67 30% エストロゲンレセプター陽性 プロゲステロンレセプター陽性 HER2 1+ ルミナールB とのことです。

1) 最初の病院では、抗癌剤が効くタイプなので、最初に半年間抗癌剤をしてから手術と言われましたが、セカンドオピニオンで行った病院では、まず全摘とリンパ郭清の手術をしてから病理検査後に抗癌剤をするかどうかを考えるとのことでした。手術は今月末の予定です。わたしなりに調べてみましたが、手術で全摘後1ヶ月後くらいからホルモン療法と放射線、場合によっては抗癌剤ということになるのでしょうか?
2) また、陽子線や重粒子といった治療法も有効なのでしょうか? 
3) しこりのある乳房がすごく痛みます。ズキンズキンと波打つようだったり、針を刺すような痛みで、痛み止めを飲んでもあまり効きません。こういった時はどのようなことが考えられるでしょうか。癌が進行しているのではと、とても心配になります。

お忙しい中恐縮ですが、教えて頂けるとありがたいです。 よろしくお願いします。

1) 創傷治癒や感染の有無、最終病理診断の判明の時期にもよりますが、そのような予定です。
2) 再発予防としては普通の電子線照射で十分だと思います。
3) 痛みと病気の進行とは無関係と思いますが、組織診の影響や検査後の出血なども考えられます。痛みの発症時期との関係など確認してみてください。(文責 石山)

 

No.11943-2】  16年08月17日   N
乳がんの2bと診断されました(2)

No11943で質問した者です。ご回答ありがとうございます。胸の痛みが進行と関係ないと聞き、とても安心しました。陽子線も必要ないのですね。素人がネットで情報を集めている中で取捨選択がわからず、今回教えて頂いてとても助かります。すみませんが、もう少し質問させて頂いてもよろしいでしょうか。
1) 検査した病院では、グレードが3で進行が早く顔付きが悪い癌だと言われました。検査から手術まで1ヶ月半ほど期間が空いていますが、その間進行状況は大丈夫なのでしょうか。一般的には乳がんは進行が遅いと聞きますが、グレードが高いということで気になっています。
2)ki-67が30%ということで、検査の病院では抗癌剤の使用をすぐにでも勧められましたが、セカンドオピニオンの病院では、「手術後の数値でルミナールaになることもある。30%はそんなに高い数値ではない。」と言われました。病院によって意見は違うものなのでしょうか。また、オンコタイプdxという検査をしてもらった方がいいか迷っています。
3)このしこりは5〜6年前からあり、お医者さんにも診せていましたが、当時は心配ないとのことで、そのままになっていました。グレード3でもそんなに放っておいて遠隔転移がないというのは有り得るのでしょうか。また、色々調べたところ、グレードが高いとki-67の数値も高いとありましたが、関係はあるこですか? 予後がとても心配になります。

前回の質問に加え、更なる質問で申し訳ありません。手術まで待つしかなく、不安な気持ちだけが先走ってしまっています。 先生も多忙な中、すみませんがよろしくお願い致します。

1) グレード3といっても核グレードなどいろいろなグレードの種類もあり、それでも大きな病院では2,3か月待ちが当たり前で、その程度では再発などのリスクに変わりがないという研究もあります。
2) Ki−67の基準値にもばらつきがあり、世界中で異論があります。7%以上がリスクとか、14%以上が高リスクとか、20%以上が高リスクとか、いろいろあります。検査法やカウントの仕方にもばらつきがあり、あくまでも診療の目安ですから、30%というのは高いとは言えないということもあります。
3) 当院でも患者さんがよく言うのですが、前からあるからといっても本当に同じものを見ているのか不確実ですし、グレードもKi-67はあくまでも悪性度の目安ですから、術後の病理診で全然違う結果になることもあります。癌はすべての部位で同じではないので、全体像に慣れた病理医が診断することで、最終病理診断が決まるので、今から心配しても取り越し苦労になることもあります。 (文責 石山)

 

No.11942】  16年08月13日   K
今後の治療について(3)(HPNo.11923-3)

ご回答有難うございました。早速ですが、乳房温存手術の整容性維持のために、手術中の病理組織学的断端検索をきちんと行っている病院は、具体的にどちらの病院があるか、教えていただくことは可能でしょうか。ネットで検索いたしましたが、よく分かりません。神奈川在住でなく恐縮ですが、東京都内の出来れば西部では無く、北部東部を希望しております。もしご存知でしたら、宜しくお願い申し上げます。

大学病院であれば一般に行っているはずですが、それ以外では常勤の病理医がいないと難しいと思われます。また、非常勤で病理医が行う施設も考えられますが、それぞれホームページに記載されていると思います。間違いないのは癌研有明病院でしょうか?(文責 石山)

 

No.11941】  16年08月11日   M.S. 
ステージW(HPNo.11934-2)

No.11934の手術の件で相談させて頂きました。手術の件は、これから主治医と相談していきます。以前、主治医に、今後の治療で 「肝臓と骨の転移で、放射線の治療があるのか?」を聞きましたら、私の場合はやらないと言われました。ステージWは、手術も放射線の治療もなく、ただ延命だけの治療なのかと、悲しくなりました。原発巣を手術して肝臓の癌が消えたら、肝臓に対してケモセラピーの治療は出来るのでしょうか❓ 調べたら、そのような治療をした例が書いてあったので、私もやりたいので、質問させて頂きまました。長く生きて行きたいので、とにかく出来る治療があれば、やりたいのです。仕事も休職中です。生活していくためにも仕事復帰したいのです。宜しくお願い致します。

骨転移でも疼痛や骨折の可能性があれば、放射線療法も行います。肝臓の転移に対してもいろいろな化学療法なども行われています。効果の程度は施行してみないとわかりませんが、諦める段階ではないと考えます。(文責 石川)

 

No.11940】  16年08月11日   Y 
今後の治療について

相談よろしくお願いします。病理結果は以下の通りです。
腫瘍1.3×1×1p f ly1 v0 リンパ転移なし グレード1 ER:20% PgR:陰性 HER-2:陰性  Ki67-10%
悩んでいるのはER20%しかないことです。今後ホルモン療法だけでいいのでしょうか? 再発率、生存率が気になります。よろしくお願いします。

StageT(腫瘍径1.3×1×1p、リンパ転移なし)、グレード1、ER:20%、PgR:陰性、HER-2:陰性、Ki67-10%なら低悪性度となり、化学療法できなくはないですが、普通はホルモン療法だけとなると思います。(文責 石川)

 

No.11939】  16年08月09日   K 
今後の治療について(2)(HPNo.11923-2)

No.11923で質問したものです。ご回答有難うございました。PETとPEMでも調べましたが、やはり病変は見えませんでした。生検前のマンモグラフィーでも、病変は見えず、エコーのみで確認できるとのことです。生検で採取した組織5本全てに非浸潤癌のみが見られ、ほぼ99%非浸潤癌でリンパ節転移もないだろう、と言われました。大き目の一部切除手術(生検の針跡から乳頭にかけて60度程度の扇型)が嫌であるのならば、ガンのサブタイプがルミナールA、ホルモン受容体であるため、@手術しないで慎重に経過観察し、見えるようになったら手術(少数派の意見)、A手術をしないでタモフェキシンを服用する、B放射線治療(しこりが目に見えるようになった際の手術で温存が難しくなるのでお勧めしない)、といった方法も考えられると担当医に言われました。また前の病院で渡されたメモにはki67 10%とありました。以下、質問です。

1. 元々(病変が見えなくなる前)は当然手術を受けるつもりでしたので、@の方法で局所再発?で、しこりが見えるようになって最小限の切除で済ませられたら、という気持ちがありますが、浸潤癌となり、遠隔転移の可能性が発生してしまいますか?
2. Aの方法は局所再発、対側の発症に加え、遠隔転移防止にも有効でしょうか?
3. 温存手術では放射線治療が標準治療だと思いますが、今回の場合、タモフェキシンの服用とどちらが再発防止に有効でしょうか?
4. そもそも今回の場合、局所再発が無ければ、遠隔転移も発生しない、局所再発で浸潤癌となれば、遠隔転移の可能性が出てくる、という理解で宜しいでしょうか。
5. 取り敢えず、Aの手術無しでタモフェキシンを服用して、副作用が苦痛でなければ服用を継続し、苦痛であれば手術を検討しようかと思っておりますが、やはり先生は手術による切除が第一に必須とお考えでしょうか?
6. 病変位置についてですが、生検をした前の病院の医師ならば、感覚、記憶等で、もう少し限定して切除部分を小さくできる可能性はあると思われますか? (マジックで乳房に病変位置を記した写真等あるか問い合せましたが、無いとの回答は頂いています。) 切除を小さくでくきるのであれば、前の病院に戻るという選択肢もありますが、病変位置を特定する資料作成せずにしこりを全て採取していまった医師に手術を任せて良いものか心配です。またはその医師なりの考えがあり、意図的に行ったと考えることはできるでしょうか。

以上、長文で申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

1. 浸潤癌となり遠隔転移の可能性が発生する危険が増します。
2. 局所再発、対側発症、および遠隔転移の防止にも有効の場合がありえますが、高い確率ではないと思います。
3. 私は放射線治療の方がタモフェキシンの服用より有効と考えています。
4. 局所再発が無ければ遠隔転移も発生しない、局所再発で浸潤癌となれば遠隔転移の可能性が出てくる、という理解でいいと思います。
5. 私はもともとは乳腺外科医でもあり、手術による切除が第一選択と考えています。
6. 生検をした前の病院の医師でも、病変位置については感覚・記憶等ではあやふやで信頼がおけないと考えます。前の医師も彼なりに最善の手を打とうとしたのだと思います。手術中の迅速病理組織所見を参考にして行うのが、安全で切除部分を小さくできる方法と思います。(文責 石川)

 

No.11938】  16年08月09日   K 
体外受精(HPNo.11927-2)

たびたびのご相談申し訳ございません。乳がんの再発率は高いと聞きます。体外受精を決心し、現在治療を進めておりますが、妊娠することで再発リスクは跳ね上がると言われました。体外受精と同時進行でがん検診を受け、早期発見に努めたいのですが、もしも仮にがんを見つけた場合、どのようになるのでしょうか。また乳がんと体外受精の両方に精通しているお医者様はいらっしゃるのでしょうか。

がんを見つけた場合、根治的治療を目指すのが基本だと思いますが、どの治療を行うかは貴方と主治医との相談になると思います。早期に発見できれば、妊孕性を温存した治療法を行える可能も高くなります。体外受精は産婦人科医の担当であり、乳がんは主に外科が担当するので、両方に精通している医師はまず皆無と考えたほうがよさそうです。(文責 石川)

 

No.11937】  16年08月09日   K 
小さなしこりと今後の治療について

4年半前に乳がん温存手術をしました。現在49歳です。ステージ1、グレード1、ER70%、PGR70%、HER2 1〜2+ fish法で増殖幅なし Ki67 20% しこりの大きさは9mm、センチネルリンパ生検でリンパ転移無しです。放射線治療をし、リュープリン2年。現在はタモキシフェンのみ服用中です。手術の1年半後(約3年前)に脂肪幹細胞の注入の再建をしました。1か月程前にとった胸の部分(胸壁)に小さなしこりを見つけました。今週エコーの予定です。針生検はしなくてよいのかと聞くと、それは大袈裟だと言われました。

1) エコーのみで再発かどうか判断ができるのでしょうか?
2) 針生検は何センチになったらできますか?しこりが小さすぎるとできないのでしょうか?
3) エコーで問題なしとなった場合、経過観察となるのでしょうが、どのような間隔で、どんな検査を行っていくのが一般的なのでしょうか?
4) 再発の場合は、どのような治療になるのでしょうか?

回答よろしくお願いいたします。

1) 腫瘤が小さいと難しいですが、ある程度は悪性かどうか判断できると思います。
2) 針生検にもいろいろな針(方法)があります。わたくしは5mm大が目安と考え施行しています。しこりが小さすぎると、吸引法で数個は採取しないと不正確な診断(偽陰性)になることが懸念されます。
3) ふつうは経過観察となります。一般的にはエコーで大きさ、形、硬さの変化を見ていくことになります。
4) 再発の場合は、おそらく腫瘤切除後、化学療法が主となると予想されます。(文責 石川)

 

No.11936】  16年08月02日   K 
今後の治療について

現在40歳。出産、授乳経験者です。半年前に左の1つの乳腺から赤い分泌物があり、産婦人科にある乳腺科を受診。マンモとエコー、分泌物の検査で、乳腺症との診断を受けました。2ヶ月前から、左乳房とくに乳首に痛みを感じ、1ヶ月前に左乳首のすぐ上にしこりを発見。今度は外科の乳腺科を受診。マンモ、エコー、触診をしましたが、「診断が難しい。3ヶ月待つか、すぐに検査をして白黒つけるか…。」と言われ、すぐにコア生検を受けました。マンモでは、全体が白っぽく判断が難しい。エコーでは、境界線がハッキリしない丸っぽい黒いものあり。大きさ1*5センチ。触診でしこりを絞るが、分泌物なし。しこりを触ると痛みあり。大きさ、痛みは、生理とは関係なし。2週間後の結果では、良性腫瘍。炎症からのしこりということで、放置しておいていいとのこと。「痛みがあるので、日帰りでの除去手術も可能です。」ということで、なんだか鼻で笑われたように終わりました。良性で安心はしたのですが…。最近、左の肩から鎖骨下に腫れがあり、それも先生に相談したのですが、気のせいと、触りもしてくれませんでした。やっぱり、自分の体のことだから心配だし、身内がみんな癌でなくなっているから不安です。切除した方がいいのか? 他の病院に行った方がいいのか? 意見を聞かせてください。

針生検で良性とのことですので、経過観察が一般的と思います。しかし、どうしても症状が気になって、不安につながるのであれば、切除により、すっきりしてしまうのが良いと思います。メスいれることになり、多少の変形が残る場合もあるので、あなたにとって、どちらが良いかで判断してください。(文責 徳田)

 

No.11935】  16年08月02日   M.S. 
ダイエットサプリメントについて

よろしくお願い致します。39歳です。昨年秋に、右胸全摘→ホルモン治療しています。ステージ1、センチネルリンパ節転移なし、悪性度グレード1、ホルモン感受性ER++,(8)PR++(7)。ハーセプチン0。ki67 42.3%。術後はホルモン治療だけです。ゾラデックス三カ月に1回注射約二年の予定。タモキシフェン毎日服用、約10年の予定。ホルモン治療中は太りやすいと聞いて、毎日ウォーキングや、食事に気をつけていますが、補助的に、糖質吸収などを抑えるダイエットサプリメントを併用したいと思っています。ギムネマ、ファビノール、キトサンは、一般的に併用しても問題ありませんか? 主治医と話すのはもちろんですが、あまり食事療法やサプリメントには積極的ではないようで、まずこちらにお聞きしたいと思いました。

一般的には、副作用はなくても、ホルモン療法剤との相互作用や、乳がん自体の再発に及ぼす影響については、検証されていません。したがって、サプリメントの併用はお勧めしません。(文責 徳田)

 

No.11934】  16年08月02日   M.S. 
手術できるでしょうか?

ステージ4、ハーツ陽性➕3、グレード3、ホルモン陰性。肝臓 骨 尾てい骨 腰骨転移。50代半ばです。4月より、ハーセプチン➕パージェタ➕タキソテール5回点滴、浮腫があります、7月末、ハーセプチン➕パージタ1回点滴終わって、残り3回もハーセプチン➕パージェタの予定とのことです。抗がん剤がなしになり、大きくならないか不安もあります。胸は、張ったような、きゅっとするような感覚があります。手術を希望していましたが、ランダムで手術しない方になってしまいました。転移が消えたら手術希望ですが、主治医は、手術はしない方を薦めます。気持ちは、手術して原発巣を取り、前向きに生活していきたいです。原発巣があるという不安で、手術出来ないと、後ろ向きの考えになってしまいます。自分で調べたら、手術した例はあります。手術したいのですが、出来るでしょうか?

遠隔転移を有する乳がんで、薬物療法が有効な場合に、原発巣の手術の意義があるのかどうかを調べる試験に参加されているのだと推察いたします。現時点では、意義があるのかどうかが明らかではないので、試験を行って、その結果を次の方に伝えていく必要があるのです。しかし、試験を継続するかどうかは、あなたに決定権があります。主治医とよく話し合って結論を出してください。(文責 徳田)

 

No.11934-2】  16年08月11日   M.S. 
ステージW

No.11934の手術の件で相談させて頂きました。手術の件は、これから主治医と相談していきます。以前、主治医に、今後の治療で 「肝臓と骨の転移で、放射線の治療があるのか?」を聞きましたら、私の場合はやらないと言われました。ステージWは、手術も放射線の治療もなく、ただ延命だけの治療なのかと、悲しくなりました。原発巣を手術して肝臓の癌が消えたら、肝臓に対してケモセラピーの治療は出来るのでしょうか❓ 調べたら、そのような治療をした例が書いてあったので、私もやりたいので、質問させて頂 きまました。長く生きて行きたいので、とにかく出来る治療があれば、やりたいのです。仕事も休職中です。生活していくためにも仕事復帰したいのです。宜しくお願い致します。

骨転移でも疼痛や骨折の可能性があれば、放射線療法も行います。肝臓の転移に対してもいろいろな化学療法なども行われています。効果の程度は施行してみないとわかりませんが、諦める段階ではないと考えます。(文責 石川)

 

No.11933】  16年08月01日   M 
ランマ-ク皮下注

6年前、初発乳がんの骨転移の治療が始まったのですが、ランマ-ク皮下注射の1回目30分ぐらいして、突然の動悸がありました。少しして治まりました。2回目投与の夕方に、腹部に赤い発疹2個出現、翌日搔きむしる程の痒みが出ました。翌日治まりました。毎日の食事に変化なく、発疹が出たのは12年ぶりです。ランマ-ク皮下注射の副作用でしょうか? 元々、薬の添加物等に反応するため、服薬はDLSTの検査をした結果で異常のない薬しか飲んでいません。現在ヘアストンのみ服用中です。また、皮膚科の外用薬は、反応するため使用できません。来月受診するときに主治医に相談しますが、ゾメタ(添加物が少ないので)に変更して様子をみたいと思っています。先生のご意見をお聞かせください。よろしくお願い致します。

ランマークは、ヒトの免疫グロブリンですので、発疹が副作用として出現することもあります。したがって、副作用の程度と効果を天秤にかけて判断すべきです。効果については、ゾメタよりランマークの方が、骨転移にともなう症状の改善効果が明らかにすぐれていることが示されています。(文責 徳田)

 

No.11932】  16年08月01日   B 
パジェット病

初めて質問させていただきます。私は50代の主婦です。今年の2月より乳頭に疾患があります。7月までの様子を箇条書きにさせていただきます。
1 2月に乳頭に傷をつけ、ステロイド治療。何となく治らない。
2 4月ごろからかさぶたができる。
3 6月に乳腺膿疱で経過観察している乳腺外科にて、マンモグラフィーと超音波。かさぶたのことをいうと擦過細胞。経過、パジェット細胞が出ずグレー。
4 皮膚科で生検。ただ今特殊染色の結果まち。病理より途中経過、パジェット細胞がでているがメラニン色素あり。特殊染色するとのこと。
5 皮膚科と乳腺外科のカンファレンスで90%以上乳房パジェット病の診断。大学病院を紹介される。
6 大学病院では病理の最終判断がきてないのでなんともいえない。取り敢えず血液検査と、超音波。
7 超音波では多発性膿疱で、今までの様子がわからないと比べられないと、超音波技師の方が話す。リンパ節はどこもはれていない。

ここまでが2月からの流れです。おたずねしたいことは
1) 両側に多発性膿疱があり、マンモグラフィーの画像がきれいではなく、超音波の技師さんも難しそうでしたが、10年以上みていただいている先生からは問題なしと言われています。この場合、パジェット病の診断が難しいですか?
2) また、病理の途中段階でパジェット病の診断がでましたが(先生方の判断)、パジェット細胞にメラニン色素があることはよくあることですか?
3) 今まで膿疱以外に問題を指摘されたことがありませんが、MRI で新しい病気がでることもありますか?
4) 病理途中ですが、パジェット細胞がでたということは、確定されても大丈夫でしょうか?
 

1) 原発巣が、非浸潤癌のように早期の場合、乳頭病変を画像で評価するのは困難です。
2) メラニン色素があるとすれば、乳癌細胞(パジェット細胞)ではないことになります。
3) 乳頭皮膚のパジェット細胞の原発巣を探す目的で行います。
4) お話から、まだ確定診断がされていない状況と考えます。場合によっては、病理診断のセカンドオピニオンを主治医に依頼してはいかがでしょうか。(文責 徳田)

 

No.11931】  16年08月01日   N 
再発のリンパ摘出について

初発は9年前、非浸潤で温存、センチネル生検済みです。今回、取り残しではなく新たに出来たと思われる早期の(おそらくまた非浸潤)癌が見つかりました。2回目だし出来やすいんだろうとの事で、全摘予定です。1度センチネル生検をしてるので、今回術前にリンパの流れを確認してセンチネルリンパ節が確認できなかった場合に、リンパ節を摘出するかしないか考えておいて下さいと、主治医から言われました。リンパ節摘出後の副作用や不自由さのリスクと、摘出しなかった場合に、もし1部浸潤していて全身に回る事を最小限にとどめられないリスクと、どちらを取るべきか判断が出来ません。何を基準に考えれば良いでしょうか? 術中に浸潤があるかどうかわかるものなんでしょうか。初発の時に断端陽性かどうかは術中に出来ました。現在49歳です。よろしくお願いします。

乳腺部分切除および残存乳腺への放射線後の残存乳腺の局所再発については、全摘が標準的です。腋窩については、センチネルリンパ節生検後で腋窩リンパ節転移が臨床的になさそうであれば、再度のセンチネルリンパ節生検は可能で、そういう患者さんが増加していますが、局所再発率の解析が不十分で、標準とはされていません。したがって、同定できなかった場合には、郭清が標準です。再発巣が非浸潤癌であれば、郭清の必要はないと考えられますが、断端とは異なり、術中に病変の全範囲を正しく判断するのは困難です。したがって、センチネルリンパ節の同定ができなければ、最終的な病理の結果をまって、浸潤部がなければそのまま、浸潤癌が認められれば、改めて腋窩の郭清を行うというのが、納得できる方法かもしれません。(文責 徳田)

 

No.11930】  16年07月26日   F 
外科的生検

現在40歳。先日、MRI・針生検とバコラ生検をうけました。病理結果として、「針生検では検体は7片あり、5片は末梢乳管を含む乳腺組織が採取されています。2片は線維性結合組織で、乳腺固有の腺組織は含まれていません。7片のうち3片の一部に挫滅した部分があり、評価が困難ですが、標本を見る限り、明らかなcarcinomaのfocusは認められません。次にバコラ生検では検体は6片あり、4片は乳腺が採取されていますが、腫瘍性病変は認められません。1片はfibrocollagenou tissueが採取されています。一部にscirrhous carcinomaが否定出来ないfocusが見れますが、検体が挫滅してるために組織像が不明瞭です。再建による確認をおねがいします。残りの1片はfibroadipose tissueが採取されています。乳腺固有の腺組織は含まれておらず腫瘍性病変も認められません。」という所見でした。この結果、主治医に外科的生検をするように言われ、大変不安です。やはりこれではグレーゾーンで外科的手術を受けなくてはならないのでしょうか? また挫滅した組織では癌にみえても仕方ないと思うのですが? よろしくお願いします。

バコラで採取していて、良悪性鑑別困難という診断結果なので、外科的生検でがんであるのかないのかを病理診断してもらったほうが安心かと思います。(文責 俵矢)

 

No.11929】  16年07月26日   N 
乳癌の可能性はありますか?

触診とマンモグラフィーとエコー検査を受けました。しこりはなく、マンモグラフィーも異常なかったのですが、エコー検査で、影が2つ見つかりました。大きくなると良くないという事で、半年後、再検査を受ける事になりました。乳癌の可能性はありますか?

画像をみないとなんとも言えませんが、半年後に再検査ということはがんの可能性はないとは言えないけれども低い と主治医の先生は考えていらっしゃるのかと考えます。(文責 俵矢)

 

No.11928】  16年07月26日   K   
経過観察

一ヶ月半前にマンモトーム生検をし、両性の線維腺腫と言われ、半年後に経過観察です。時々、しこりを触ってチェックするのですが、この頃、しこり周辺が、時々痛くなる時がありました。今朝触ると、大きくなっている? しこりが大きいというか、周りが少し硬くなっている?ので、しこりが大きい気がする?そんな感じです。半年を待たずに、病院に行った方が、良いでしょうか? 宜しくお願いします。

マンモトーム生検後に針を刺したところが、傷が治る過程で硬くなっているのを触れているだけかもしれませんね。ただ診察しないとなんともいえませんので、半年を待たずに一度診ていただくのがよいかと思います。(文責 俵矢)

 

No.11927】  16年07月16日   K  
心配です

38歳の妻のことです。 5年ほど前に乳がんの手術を行っています。その後、半年毎の検診です。 5月末の検診の際、マンモで「少し気になる」と言われました。白くぼやっとしている部分があるが、エコーも問題なく、経過観察ということで、次回がまた半年後で す。 1か月が経過したところですが、どうしても気になっています。「本当に問題ないのか?」「半年後でよいのか?」電話で病院に問い合わせましたが、看護師の方が「問題ありません、安心してください」と言います。もう一度検査をするべきか、精密検査等を行うか、違う病院かなど、安心するために出来る行動はありますでしょうか。担当の先生はとてもプライドが高いため、患者の悩みは聞いてくれません。(自分の判断が絶対なので経過観察です) その場合は夫である私が話を聞きに行くことは可能なものでしょうか。

術後約5年が経過、おそらくこれまで大きな問題もなく順調に経過されたのだと思います。若くして乳がんの診断をされ、手術をお受けになり、苦労を重ねてやっと5年経ったという思いでしょう。定期検診で今回主治医の先生がおっしゃった「少し気になる」の一言で、いろいろと悪い想像をしてしまい「夜も眠れない思い」で過ごしておられるものとお察しいたします。私も乳腺外科医として同様の事柄をしばしば経験しますが、これは主治医の先生の診断を疑っているのではなく、この5年間で経験してきたたくさんの辛い思いが、「不安」を過剰に刺激するものであると理解しています。主治医の先生に直接お話が難しそうであったら、乳腺外科外来の看護師さんにこの旨お伝えし、とにかく「夜も眠れない思い」であることをご相談されたらいかがでしょうか? 追加の検査を受けたり他院に行って診察を受けても、おそらく今の思いは払拭されないと思います。「あなたがたご夫婦が納得のいく説明」を伝言でも良いので、主治医の先生から頂けるようお願いするべきであると考えます。(文責 谷)

 

No.11927-2】  16年08月09日   K  
体外受精

たびたびのご相談申し訳ございません。乳がんの再発率は高いと聞きます。体外受精を決心し、現在治療を進めておりますが、妊娠することで再発リスクは跳ね上がると言われました。体外受精と同時進行でがん検診を受け、早期発見に努めたいのですが、もしも仮にがんを見つけた場合、どのようになるのでしょうか。また乳がんと体外受精の両方に精通しているお医者様はいらっしゃるのでしょうか。

がんを見つけた場合、根治的治療を目指すのが基本だと思いますが、どの治療を行うかは貴方と主治医との相談になると思います。早期に発見できれば、妊孕性を温存した治療法を行える可能も高くなります。体外受精は産婦人科医の担当であり、乳がんは主に外科が担当するので、両方に精通している医師はまず皆無と考えたほうがよさそうです。(文責 石川)

 

No.11926】  16年07月12日   M.O  
妊娠中の乳がん検診について

初めて相談させていただきます。現在36歳、妊娠7ヶ月です。先日、職場の健康診断で、妊娠中ということもあり、触診とエコーのみの乳がん検診を受けてきました。その際、触診で右胸上部にしこりの様なものが触れると言われ、エコーで詳しく入念にその部分を見て頂きました。エコーをした先生は、「しこりが何処にあるのかな、これかな?」と言った感じで触診をされ、それからエコーで見てもらいました。結果は、「悪性の様なものは見つからない、妊娠中という事もあり乳腺が発達しているし、乳管が開いている。ここに悪性の物があるとするなら、グレーのモザイク状になった物が写るはずだけど見られない。」と言うものでした。しかし、私の性格もあるのですが、最初の触診でしこりらしきものがあると言われたのが気になってしまっています。この場合、癌の可能性ってあるのでしょうか? それとも気にしすぎでしょうか? その日以来、自分でも触ってしまい、触れば触るほど何かあるような気もしてしまって、胎教にも悪いなと感じています。

・30歳から毎年乳がん検診を受けている
・前回の検診から3年のブランク
・2年前に第1子出産
・第1子授乳期に右胸上部に乳腺炎を発症経験あり

以上のような経歴もあります。些細な質問かもわかりませんが、毎日気が気ではありません。スッキリさせたいです。何卒よろしくお願いいたします。

ご相談どうもありがとうございます。触診でしこりを触れるのに精密検査でしこりが見当たらないことは日常的に十分にあり得ることです。特に妊娠中の乳腺は発達しており、全体に硬くしこりのように触れる場合がございます。乳腺エコーで問題ないと言われたのであれば、その結果を信じて良いでしょう。心配なお気持ちはとても良くわかります。結果が大丈夫であったことを信じて、毎日笑顔で大切な赤ちゃんを、お腹の中で大きく育ててくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11925】  16年07月12日   H 
再検査は必要ですか?

年齢49歳、女性です。家族歴なし、父母方の従妹が乳がんにて全摘。1か月前から、左乳房の左上部から乳首の横を通り乳房の下まで、細い針金10CMが入っているような、つるようなしこりもあり、乳腺専門外科を受診。一週間前に、3Dマンモ、エコーを行ったところ、「針金のようなしこりはリンパ管炎で問題ないが、その奥の方に石灰化、エコーで血管が密集しているところが見える、初期の乳がんです。切除すれば治ります。」と、言われました。その翌日、造影MRIを取り、昨日結果を聞きに行ったら、「癌の所見は見られないから、念のため6か月後にまた来てください、」と。こんなことはありますか? 癌だと断定されていたため、見落とされているのではという不安があります。生検をやってくれと言いましたが、必要ないですと却下。グレーの場合は組織診断と聞きますが、エコー・マンモがクロで、MRIがシロの場合は、グレーにはならないのでしょうか。どうぞよろしくお願いします。他のクリニックで再びマンモ。エコーをやっていただいた方がよいですか? 

ご相談どうもありがとうございます。症状からは乳房の皮下の血管が炎症をおこす「モンドール病」の可能性がございます。何らかの原因でおこる血管炎が起こり、硬くなった血管が針金状に触れます。通常は経過を見て行く中で消失していくことが多いです。もしご心配でしたら病院を変えて診察をおこなっていただいても良いかと存じます。ご不安なときには一歩を踏み出してみるのも良いと思います。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11924】  16年07月12日   M 
乳癌の胃転移

初めてお便りさせていただきます。58歳 女性です。2014年2月 浸潤性小葉癌の診断、ER:100% PgR:70% HER2スコア 0 術前化学療法 AC療法 ドセタキセル。
2014年8月 右全摘手術、リンパ節転移7こ、大胸筋に微少浸潤、放射線治療 25プラス5、ホルモン剤 フェマーラ。
2015年12月 胃の不快感が有ったため胃カメラ検査にて、乳癌の胃転移確認、同時に骨転移、ホルモン剤 フェソロデックス。
20016年6月 CTにて胃壁の変化が明瞭化、骨硬化も新たな部位に生じる、その他の臓器に転移などの問題はありません。CEA 5.3、*CA15-3 146.3 ランマーク治療開始

次回受診から化学療法を始めるつもりで、「ゼローダ」 「TS-1」 のどちらにするか考えて来る様に言われました。探してみたものの、参考になるものが見つかりません。まして、胃転移されている方の例など見当たりません。主治医も、効果はそれぞれだから、使ってみないと分からないと言われます。私も、そう思うのですが・・・。それでも、何か参考になるものが有ればと、こちらに辿り着いた次第です。胃転移は珍しいと聞きます。転移部位に関係なく、薬を選んで良いのですか? より腹腔内に効果がある薬は、どちらでしょうか? もうひとつ、胃転移は予後が良くないと書いた物も目にしました。その点も、お教え頂きたいです。以上の2点につきまして、ご回答頂けると幸いです。お忙しい中、申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。

ご相談ありがとうございます。乳がんの消化管転移の報告はございます。私たちも日常の診療で消化管転移の患者様を担当させていただいております。純粋に消化管に転移を起こしているのか、腹膜転移の結果、消化管転移の状態を呈しているのかの判断が難しい場合はございます。転移の部位に関係なく、治療薬を選択して問題ありません。ご指摘の通り、消化管転移は経過が早いという報告もございます。ゼローダかTS-1かの判断は難しいですが、副作用を比較するとTS-1の方が比較的穏やかです。長期的に継続して行くことを考えてご判断くださいませ。今後は緩和ケアも同時進行でおこなっていかなくてはいけません。決して諦める必要はありませんが、積極的治療と同時進行で、お腹の痛みや不安を緩和する治療もおこなっていただいてくださいね。応援しています。(文責  高橋)

 

No.11923】  16年07月12日   K 
今後の治療法について

これまでマンモグラフィー、超音波、超音波下マンモトーム検査を受け、非浸潤がんと診断されたものです。診断を受けた病院は、通いにくい立地で、温存手術後の5週間の放射線治療通院が困難であること、全摘の場合は同時再建を希望しているが、対応していないため、通いやすい病院に転院しました。転院先病院で、超音波、MRIを撮ったところ、元々5mm程度であったしこりが、マンモトーム検査により、確認できなくなっていました。紹介状によると、マンモトーム検査では5回採取したそうです。主治医によれば、「通常はこのような小さな非浸潤ガンならマンモトームの前にMRIを撮っておくべきであるが、今となってはどうしようもない。」とのことです。しこりの場所がはっきり分からないので、この範囲ならば、元のしこりをカバーするであろう範囲を大き目に切除し、切除したものを調べて、ガンがあれば切除できて良かった、無い場合はマンモトームで全てガンが取りきれていたことが分かり良かった、と進めていくことを提案されました。切除部分があまり小さいと、元のしこりがあった場所とは異なる場所を切除した疑いが払拭できない、とのことです。MRIより確認がしやすいものにPETがあるが、PETで場所が特定できることは過度に期待しない方が良いと言われましたが、取り合えす検査を受けてみるかどうしようか、悩んでいます。また、既にガンが無いのなら、乳房は切除したくないですし、何か方法はないのでしょうか? 大きく切除するのなら同時再建の方が良いか、とも悩んでおります。宜しくお願い申し上げます。

貴女の場合、現時点では非浸潤癌と診断されていますが、最終的には、切除した標本を病理検査で確認します。切除標本をすべて調べて、浸潤している部分がなければ、最終診断として「非浸潤癌」ということになります。また、病理検査では、病変部がすべて取り除かれていることも確認しますので、乳腺の切除は必須です。
次に場所の特定についてですが、PET検査では、乳癌に限らず1p以内の病変を描出させるのは難しく、従って、0.5mm程度の病変部位を特定するのは困難だと思われます。ただし、乳房専用のPET検査装置「PEM」では、より小さな病変でも描出できる可能性があります。また、別の方法として、前医師によるマンモトームを行う前の2方向マンモグラフィーに病変が描出されているのであれば、その画像をお借りして、2方向の組み合わせで、およその病変場所を推定し、乳腺の切除範囲を決めることも可能です。主治医と充分ご相談の上、納得のいく方法を選択してください。(文責 須田)

 

No.11923-2】  16年08月09日   K 
今後の治療法について(2)

No.11923で質問したものです。ご回答有難うございました。PETとPEMでも調べましたが、やはり病変は見えませんでした。生検前のマンモグラフィーでも、病変は見えず、エコーのみで確認できるとのことです。生検で採取した組織5本全てに非浸潤癌のみが見られ、ほぼ99%非浸潤癌でリンパ節転移もないだろう、と言われました。大き目の一部切除手術(生検の針跡から乳頭にかけて60度程度の扇型)が嫌であるのならば、ガンのサブタイプがルミナールA、ホルモン受容体であるため、@手術しないで慎重に経過観察し、見えるようになったら手術(少数派の意見)、A手術をしないでタモフェキシンを服用する、B放射線治療(しこりが目に見えるようになった際の手術で温存が難しくなるのでお勧めしない)、といった方法も考えられると担当医に言われました。また前の病院で渡されたメモにはki67 10%とありました。以下、質問です。

1. 元々(病変が見えなくなる前)は当然手術を受けるつもりでしたので、@の方法で局所再発?で、しこりが見えるようになって最小限の切除で済ませられたら、という気持ちがありますが、浸潤癌となり、遠隔転移の可能性が発生してしまいますか?
2. Aの方法は局所再発、対側の発症に加え、遠隔転移防止にも有効でしょうか?
3. 温存手術では放射線治療が標準治療だと思いますが、今回の場合、タモフェキシンの服用とどちらが再発防止に有効でしょうか?
4. そもそも今回の場合、局所再発が無ければ、遠隔転移も発生しない、局所再発で浸潤癌となれば、遠隔転移の可能性が出てくる、という理解で宜しいでしょうか。
5. 取り敢えず、Aの手術無しでタモフェキシンを服用して、副作用が苦痛でなければ服用を継続し、苦痛であれば手術を検討しようかと思っておりますが、やはり先生は手術による切除が第一に必須とお考えでしょうか?
6. 病変位置についてですが、生検をした前の病院の医師ならば、感覚、記憶等で、もう少し限定して切除部分を小さくできる可能性はあると思われますか? (マジックで乳房に病変位置を記した写真等あるか問い合せましたが、無いとの回答は頂いています。) 切除を小さくでくきるのであれば、前の病院に戻るという選択肢もありますが、病変位置を特定する資料作成せずにしこりを全て採取していまった医師に手術を任せて良いものか心配です。またはその医師なりの考えがあり、意図的に行ったと考えることはできるでしょうか。

以上、長文で申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

1. 浸潤癌となり遠隔転移の可能性が発生する危険が増します。
2. 局所再発、対側発症、および遠隔転移の防止にも有効の場合がありえますが、高い確率ではないと思います。
3. 私は放射線治療の方がタモフェキシンの服用より有効と考えています。
4. 局所再発が無ければ遠隔転移も発生しない、局所再発で浸潤癌となれば遠隔転移の可能性が出てくる、という理解でいいと思います。
5. 私はもともとは乳腺外科医でもあり、手術による切除が第一選択と考えています。
6. 生検をした前の病院の医師でも、病変位置については感覚・記憶等ではあやふやで信頼がおけないと考えます。前の医師も彼なりに最善の手を打とうとしたのだと思います。手術中の迅速病理組織所見を参考にして行うのが、安全で切除部分を小さくできる方法と思います。(文責 石川)

 

No.11923-3】  16年08月13日   K 
今後の治療法について(3)

ご回答有難うございました。早速ですが、乳房温存手術の整容性維持のために、手術中の病理組織学的断端検索をきちんと行っている病院は、具体的にどちらの病院があるか、教えていただくことは可能でしょうか。ネットで検索いたしましたが、よく分かりません。神奈川在住でなく恐縮ですが、東京都内の出来れば西部では無く、北部東部を希望しております。もしご存知でしたら、宜しくお願い申し上げます。

大学病院であれば一般に行っているはずですが、それ以外では常勤の病理医がいないと難しいと思われます。また、非常勤で病理医が行う施設も考えられますが、それぞれホームページに記載されていると思います。間違いないのは癌研有明病院でしょうか?(文責 石山)

 

No.11922】  16年07月08日   S 
針生検

60才です。乳首の横辺りに1.5センチのしこりがあります。押しても痛くないです。針生検を3ヶ所しました。良性でしたが、エコーが不明瞭な為、疑惑が残りました。「針生検で良いとこだけに当たったかもしれない」と言われましたが、失敗したのでしょうか? 宜しくお願い致します。

針生検や細胞診では、採取する部分が目的の場所より浅かったり深かったりすると、目的の標本が採取できない場合があります。盲目的に針を刺すので、失敗ではなく、だれが行っても、このようなことは起こり得る検査です。よくわからない場合は、再度検査を受けたほうが良いと思います。(文責 須田)

 

No.11921】  16年07月08日   M
手術後の膨らみ

乳がんで右全摘手術をしました、手術してから一か月が過ぎました、胸がかなり大きいので、切った長さも少し長いように感じられます。最初は、少し膨らんでいるけど、まだ手術したばかりだからと思っていましたが、まったく膨らみがなくなりません。切った最初の部分が、ぷっくり膨らんでしまいました。病院の先生に聞いたら、脂肪腫だから、気になるようなら整形で切りますとのこと、驚きました。最初に少し膨らみがあったのに、何も対処してくれませんでした。もう治すには、切るしかないのですか。また他にも、乳がん全摘の人で、私の様な人がいらっしゃいますか。よろしくお願いします。

直接診察をしていないので、手術後の胸部の状態は不明ですが、術後の整容的な問題に関しては、個人個人、千差万別です。乳房の再建を含め、どのような形成を行いたいのかを、貴女の状態を一番よく把握してくださっている、手術をしていただいた先生にご相談するのがベストです。おそらく形成外科のDrにも相談してくださったのではないでしょうか? どうしても不安で納豆がいかない場合は、セカンドオピニオンをしてみるのもいいかもしれません。(文責 須田)

 

No.11920】  16年07月08日   R.M. 
病理検査・ki67のみ結果待ち

抗がん剤が必要になる可能性があるかどうか、心配です。45歳、閉経前、4月からマンモ、エコー、MRI、CT-PETなどを行い、左乳房温存術を6月中旬に受けました。マンモトーム生検では、ki67の数値を病院側が 術後の検査で変わるかもしれないという理由から
わかっていませんでした。術前は、しこり1つ 1.4cm、ホルモン陽性、HER2 1(陰性)、術後の病理検査で分かったのは、病理学的腫瘍径 1.5×1.2 センチネルリンパ節生検 陰性(0/1)浸潤がん 充実腺管がん 高度ホルモン陽性 HER2 1(陰性) グレード2 脈管浸潤 なし 増殖能 中間
これがすべての情報です。抗がん剤治療については、ki67の数値のみで決まってしまうのしょうか? オンコタイプDXを検討した方がよいでしょうか?

現時点で分かっていることは、 Luminal type の乳癌であるということです。Ki67 が高値であるか低値であるかの分類については、施設によって異なる場合があります。数値が微妙な場合は、オンコタイプDXで多遺伝子解析を行って、化学療法を行うかどうか検討するのも、一つの方法です。保険診療ではないので費用が掛かりますが、治療法に迷っているときには、目安になると思います。(文責 須田)

 

No.11919】  16年07月08日   Y
放射線治療について

初めて投稿します。昨年2015年11月に右乳癌(浸潤がん)ステージUbの診断を受け、乳房切除術(胸筋温存)+腋窩リンパ節郭清手術をした結果、しこり3.5cm、腋窩リンパ節への転移は1箇所、ホルモン0%、HER2 3+とのことでした。術後、この時点では放射線療法はなしでとのお話で、12月末から、EC療法を4回→パクリタキセル+ハーセプチンによる点滴を受けてきました。先日、抗がん剤(パクリタキセル)が最後になり、放射線治療のお話しになりました。放射線治療はないものと思っていたため、戸惑っています。話を聞くと、手術の時にリンパ節に7つほど腫れがあったらしく、(うち、転移が認められたのは1つなのですが) その数字が記録にあり、放射線治療も受けるか聞かれました(放射線治療は別の病院になります)。突然の選択で、迷いながらも副作用や費用の事を考え、放射線治療は受けないことにしたのですが、全摘とリンパ節郭清後でも、放射線治療を受けた方が良かったのでしょうか。また、受ける場合、時期としては抗がん剤の終わった今でないといけないのでしょうか。よろしくお願いします。

乳房切除後、腋窩リンパ節転移4個以上の場合、放射線療法(胸壁全体と鎖骨上窩に照射)が標準治療として強く推奨されていますが、転移個数1〜3個の場合でも推奨されます。この場合、標準的な抗癌剤治療を先に行って放射線照射の開始が遅れたとしても、胸壁及びその周囲のリンパ節への再発リスクは増加しないと考えられています。あなたの場合、リンパ節転移が1個ありますので、主治医から科学的根拠のある放射線療法を推奨されたのだと思います。疑問や不安がある場合は、もう一度主治医とご相談なさって、納得のいく治療を選択してください。(文責 須田)

 

No.11918】  16年06月28日   nao
皮膚改善の方法がありませんか?

リュープロレリン、タモキシフェンの副作用で、皮膚にひどいかゆみや、皮膚が裂けるなどあり、リュープロレリンだけは医者に相談後、やめました。しかし、タモキシフェンは続けるように言われたのですが、粘膜炎症が続き、耐えられません。皮膚改善の方法がありませんか? あまりの辛さに、しばらくタモキシフェンをストップしたら、しこりが大きくなっていました。もともと皮膚が弱く、薬を飲むとむくみが出たり、吐き気がしたことはありましたので、極力、薬を飲まずにきたのですが、今回はそういうわけにもいかず、困っています。どうぞよろしくお願いします。

質問有り難うございます。ご質問頂いた内容だけでは情報が不十分で、適格にお答えできません。
@ 何のためのホルモン療法なのか? 中止したら、しこりが大きくなったということは、再発されてしまっているのでしょうか?
A 術後の再発予防にしても、再発してしまった場合の治療にしても、効果と副作用のバランスで治療の継続、中断、中止、変更は考えるべきです。
再発してしまっているのなら、皮膚科との相談の上、治療効果を見ながらリュープレロリン、タモキシフェンを継続する方法、一方、治療効果はあるが、副作用としてきついのであれば、別の薬剤(ホルモン療法、抗がん剤)を選択するということになります。皮膚の副作用は、特効薬がないので、担当の先生とよくご相談ください。詳細がわからず、コメントはこれくらいにさせて頂きます。あまり、お力になれず申し訳ありません。(文責 鈴木)

 

No.11917】  16年06月28日   MH
手術後の治療法について(2)(HPNo.11910-2)

先日はご回答ありがとうございました。(No.11910)
その後、主治医の先生と相談し、ドセタキセル×4回とハーセプチン1年の併用療法を開始したところです。ホルモン療法は、抗癌剤治療が終わってから開始となるそうです。リンパ節転移ですが、前回の質問で説明が不十分でした。転移があったのはセンチネルリンパ節に1個だけでした。この場合でも放射線治療は行った方が良いのでしようか? また、放射線治療を行うとなった場合も、抗癌剤治療が終わってからとの事でした。積極的に勧めない理由としては、皮膚が硬くなってしまう為、エキスパンダーを入れている期間が長くなってしまうとの事でした。前回、回答頂いた再建後の合併症(グレードC)とは、どの様な事でしょうか? 度々の質問で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

質問有り難うございます。
全摘後の腋窩リンパ節転移1-3個の場合に、胸壁+腋窩に放射線治療を行うことは、一定の見解がないのが現状ではありますが、先に回答させて頂いたように、乳癌診療ガイドラインでは1個だけ転移があったとしても、全摘後のリンパ節転移陽性例には、放射線治療が勧められると記載されています。腕のむくみの頻度が増えることは懸念されますが、最善の方法としては放射線治療を勧めます。確かにエキスパンダーを入れておく時期が長くなり(最低でも半年から8ヶ月程度か)、フルに拡張してからの放射線治療になりますが、再発リスクを減らすのか、エキスパンダーを入れておく期間が長くなるのが問題なのか、ということになります。
合併症のグレードCというのは、エキスパンダーを挿入後に放射線治療を行うと、合併症が増えるため、放射線治療は勧められないという推奨グレードの分類で、合併症の種類云々ではありません。(文責 鈴木)

 

No.11916】  16年06月24日   T   
乳癌の可能性

初めて相談させていただきます。私は現在19歳の学生なのですが、左胸右側上部にしこりを発見しました。しこりは少し固く、よく動きます。それ以外の異変は特にありません。父方の祖母が乳癌を患ったことがあり、乳癌ではないかと少し不安に思っています。一度病院などで検査を受けたほうがよいのでしょうか。また、10代でも乳癌検査を受けられるのでしょうか。ご回答、よろしくお願いいたします。

19歳という年齢を考えると、乳がんの可能性は低いと思いますが、検査をお勧めします。(文責 清水)

 

No.11915】  16年06月24日   C 
抗ガン剤を受けるか悩んでいます

初めて相談させていただきます。5月半ばに左乳房温存、リンパ節切除しました。病理検査の結果がでましたが、抗ガン剤を受けるか悩んでいます。費用、日常生活など考慮して、できるなら受けたくありません。以下は結果です。
しこりの大きさ:1.7 リンパ節転移:1/22(センチネルリンパ節) 脈管侵襲:3+ 組織学的グレード:3 増殖能:高い ホルモン感受性:陽性  ER:3b(70%)  PgR:2(2%)  HER2:1+  Ki67:28% 断端:陰性 遠隔転移:なし
ご意見をうかがいたいです。よろしくお願いします。

年齢がわかりませんが、T1だがn1である事、脈管侵襲3+、ki67=28%というデータを見ると、化学療法をお勧めします。(文責 清水)

 

No.11914】  16年06月24日   I  
手術した方の胸に新たなしこり

初めてメールさせて頂きます。京都市在住、31歳です。去年温存で右の乳ガン手術をしたのですが、手術した方の胸に新たにしこりがみつかり、不安です。最初の手術をしたのは平成27年の10月で、ハー2陰性でホルモン受容体陽性だったため、12月まで放射線治療を行い(5週間)、現在はノルバデックスの服用とゾラデックスの注射を三ヶ月に一度受けています。リンパ節や他の臓器への転移はありませんでした。
術後から右の胸のハリと鈍痛がかなりありましたが、現在は、ハリは少しずつましにはなってきています。最近のニュースの影響もあって、このハリが心配になり、手術した総合病院とは違う近所のクリニックでエコー検査をしてきました。結果、右の乳頭近くに、押したらくぼみを伴うしこりがあると言われました。このしこりが、放射線治療などの影響でできているものなのか、去年の乳ガンとは別に新たにできているものなのかは、詳しい検査をしてみないとわからないと言うことで、結局、手術をした総合病院に紹介状を書いてもらいました。来週頭に受診する予定なのですが、これは乳ガンの可能性が高いのでしょうか? 去年の乳ガンの後、主治医のすすめで95GCという検査を受け、再発の可能性は低いとは言われていました。そのため、胸のハリを気にしないでいたのですが・・・。前回の定期受診は平成28年5月頭で、その時にも軽く触診?(しっかり触診ではなく、ペタペタっと触られるのみ)はして頂きましたが、なにも言われませんでした。治療に伴うしこりだったために先生は何もおっしゃらなかったのか、しこりを見落とされていたのか、わかりません。受診できるまで不安で不安で仕方なく、インターネットでいろいろ検索して、こちらのサイトを見つけました。お忙しいところ申し訳ありませんが、先生のご意見をうかがえたらと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

実際に見てみないとなんとも言えません主治医の先生によく診てもらってください。(文責 清水)

 

No.11913】  16年06月24日   S 
今後の治療について

今後の治療について悩んでおり、投稿させていただきました。現在40才、先月左乳房の乳がんに対して、皮下乳腺全摘、センチネルリンパ節生検、自家組織で同時再建しました。術中迅速で乳頭直下断端に乳管内伸展がありましたので、乳輪乳頭は切除しています。病理の結果は下記のとおりです。

Ductal carcinoma in situ,It. breast, pTisNX
D領域 g, ly0,v0
切除断端positive(外側断端 exposed)
Van Nuys classification:High grade DCIS(solid,cribriform,flat,comed,clear cell type)
免疫染色結果:ER(Score3b:50%以上) PgR(Score3b:50%以上)
HER2(score1:参考所見)
背景の乳腺組織:sclerosing adenosis,cyst,apocrine adenosis,usual epithelial hyperplasia,FA-like hyperplasia,columnar cell change/hyperplasia

D領域に広範にhigh grade DCISが広がっています。迅速時の乳頭直下組織にはDCISの進展がありますが、追加切除された乳頭部には明らかな悪性所見は認めませんでした。

主治医からは、非浸潤癌でホルモンは陽性。乳管内の広がりは5CM程度。ホルモン療法をするか、しないか、検討するようにとだけ言われました。手術前は浸潤癌と聞いていたので、予想外の結果に頭が真っ白になり、聞きたい事も聞けませんでした。次の予約までに時間が空いてしまうので、自分で病理結果を解読しようと調べているのですが、理解できない部分が多く、困っています。

1) わたくしの場合の所見をわかりやすく教えていただけないでしょうか。
2) 癌は取りきれたのか、High grade DCISとはどういう状況なのでしょうか。
3) 上記を踏まえて、無治療の場合と、ホルモン療法をする場合のメリット、デメリットを教えていただけませんか。

長文、乱文で申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

お答えの前に、是非主治医の先生に確認した方が良いと思われることがあります。切除標本がDCISだったことを受けて、針生検の標本を見直してもらうことです。その結果、針生検の病理所見は見直しても浸潤癌だったのか?それとも、見直したら非浸潤癌だったのかということです。それが浸潤癌であれば、TisN0ではなく、T1aN0ということになります。
1)D領域:がんがあった場所は左乳房の外下1/4の範囲
  G:がんの広がりが乳腺組織内に留まっていない(脂肪組織、皮膚、筋肉には及んでいない
Ly0,v0:標本上ではリンパ管、血管の中にがんはありません。
  切除断端positive:切除した標本の外側の端にがんがありました。(残っている組織にがんがある可能性があります)
  Van Nuys classification: 非浸潤がんが浸潤がんになりやすさををあらわす分類
  High:非浸潤がんの中では悪性度が高く、浸潤がんになりやすい
  免疫染色結果:参考の結果で、非浸潤がんでは関係ありません。
  背景組織:様々な良性の変化が見られます。

2)“外側断端がpositive”とありますから、外側に残存している可能性はあります。しかし、乳頭側断端が陽性で、追加切除した乳頭乳輪にはガンがなかったということもあるので、絶対に残っているとも断言できません。断端陽性の部位が同定できれば追加切除するか、経過を見るかどちらかになります。”High Grade DCIS”について:DCISについては、基本的に遠隔転移のリスクが非常に低い乳がんです。そして、中には一生浸潤癌にならないでDCISのままでいる顔もあるのではないかと言われています。そこで、Van Nuys分類と言って、DCISが浸潤癌になりやすさを表しています。言い換えるとHigh Grade DCISとは浸潤癌になりやすい非浸潤がんということです。ということは、切除標本の検査は5mmの厚さに切った面を検査していますから、その5mmのければ中に浸潤がんがある可能性について、確率は低いのですが、考えないといけません。
3)非浸潤がんの術後治療は原則として無治療です。治療する場合、その目的は二度目のがんの発生を予防することです。しかし、閉経前の場合に使うお薬はTamoxifenですので、内服することで子宮体癌が増えるというデメリットがあります。(文責 清水)

 

No.11912】  16年06月15日   A.H.
胸のシコリがいびつ

61才です。毎年乳ガン検査を受けています。開業医のエコーだけの年もありましたが、町ぐるみ検診は去年の9月に触診とマンモだけでした。1ヶ月前に、何年も前から陥没乳頭なのですが ふと急に気になり総合病院の外科 (9月に町ぐるみ検診した外科)で受診しました。念入りな触診で、十中八九大丈夫!と言われ、マンモもして帰り、結果は二週間後です。吸引器で乳首を吸引したら、右は偏平ながら少し出ましたが、左はなかなか出ないので、手でいじっていると、右にはないシコリがありました。外科の先生は金曜日だけなので、乳腺外科に行き、またマンモとエコーをしてもらうと、シコリではなく乳腺!との事でした。二週間後外科に行き、シコリの事を伝えエコーをしたら、形がいびつだったのか誰が見てもガン!と言われ、針生検をする事になりました。乳腺外科に再び行き、エコーのやり直しをしたら、「 ああこれか、調べた方がいい」と言われ、 今、針生検の結果をたまらない気持ちで待っています。血液検査と造影剤CTもしました。鏡で見ても左右対称です。シコリは撫でるだけでは分かりにくく、指先を押し込むと分かります。乳汁や血は出ません。シコリとエコーの形がいびつだと乳ガンの可能性は高いようにネットでは書いてあり、自営の店もずっと閉店しています。心配です。宜しくお願いします。

ご相談ありがとうございます。 私のお返事でA.H.さんの心配が少しでも減れば嬉しく思います。現在は、左乳房のしこりに対して行った針生検の結果を待っている状況と拝読しました。 結果をお待ちになる間は大変不安な時間であると推察いたします。しかし既にマンモグラフィ、エコー、造影CT、採血、そして針生検まで、できる検査は十分お受けになっています。今しばらく針生検の結果をお待ちになって頂きたいと思います。(文責 斎藤)

 

No.11911】  16年06月15日   S
ホルモン療法について

現在再発乳癌で、ホルモン療法をしていますが、閉経前乳癌で、ホルモン療法は保険適用では、タモキシフェン、リュープリン、ゾラテックスが基本であると思いますが、効きが悪くなった場合、リュープリン+フェマーラは保険適用にはならないのでしょうか? 浸潤性小葉癌、ホルモン感受性乳癌には効果があるとみた記憶があります。ただ保険適用ではなく、リュープリンで骨密度減少ぎみなので、使用にはデメリットもあると思っていますが、抗がん剤を長く続けていくよりも、少しでも効果があるのであれば、使用してみたいと思うのですが、無理なのでしょうか? 現在、皮膚、胸壁のみに癌があり、全摘後の再発で手術不能です。よろしくお願いします。

ご質問ありがとうございます。 私のお返事でSさんの疑問が減れば嬉しく思います。まず閉経前乳癌に対するリュープリン+フェマーラ療法ですが、フェマーラの効能又は効果に「閉経後乳癌」と記載されているため、保険適応にはなりません。使用可能な地域・地方もあると伝え聞いていますが、本邦の保険診療では原則使用禁止です。しかし閉経前状態でも閉経後ホルモン療法を継続して使い続けたいというお気持ちは十分理解できます。Sさんのご担当の先生とよくご相談のうえ、今後の治療薬剤をお決め頂きたいと思います。(文責 斎藤)

 

No.11910】  16年06月15日   M.H. 
手術後の治療法について

43歳です。手術前診断では 超音波33o、骨転移の所見 なし、ダブルマスター 陰性、針生検 硬癌、ER(+)PGR(+)HER2(2+)CXP・n.p 遠隔転移なし、T2N0M0 stageUAでした。CEF療法×4回後に左乳房全摘出しました。病理結果は、浸潤径18×11o 乳頭腺管癌+充実腺管癌 核グレード1(unclear atypia2 、mitotic count1) 組織グレードU(Elston&Ellis )f+ s- ly1 v0 切除断端陰性 リンパ節転移陽性(1/18) 化学療法効果判定・Grade 1a ER(+)PGR(+)HER2・3+ Ki67・1.3 でした。術後の治療法てすが、腫瘍の性質が変わったので、ハーセプチン1年とホルモン療法5年と言われました。タキサン×12週は行ってもあまり効果が期待出来ないので積極的には勧めない、放射線治療も再建手術などを考えると積極的には勧めないと言われました。自分としては再発は避けたいので、最善策をとりたいと考えます。ご意見をお聞かせ下さい。宜しくお願いします。

ご質問ありがとうございます。私のお返事でM.H.さんの疑問が少しでも解消すれば嬉しく思います。少し長くなります。M.H.さんは術前化学療法の後に乳房切除術をお受けになり、化学療法後の乳がんは、大きさ18mm、リンパ節転移1個、ホルモン受容体陽性、HER2蛋白陽性の状態です。今後の薬物療法ですが、以下の理由から、私はタキサン系薬剤+ハーセプチンの併用療法をお勧めします。
@リンパ節転移陽性乳がんに対して術後療法としてアンスラサイクリン(今回術前にお受けになったCEF療法)にタキサンを併用することが勧められる。(ガイドライン:グレードB)
AHER2陽性乳がんには術後化学療法+ハーセプチンが強く勧められる。(グレードA)
この術後化学療法+ハーセプチン療法の臨床試験に用いられた化学療法は、多くがタキサン系薬剤でした。以上の理由により、タキサン系薬剤併用のハーセプチン療法を私であればお勧めすると思います。また、腋窩リンパ節転移1個の方への乳房切除後放射線治療は実践するよう推奨(グレードB)となっていますので、放射線治療をお受けになることも合わせてお勧めいたします。ただし将来再建手術をご希望なさる場合は、再建後の合併症の危険性を考えると放射線治療は勧められない(グレードC2)となっています。今後の化学療法と放射線治療については担当の先生とよくご相談になり、後悔しない納得のいく方針をお決め頂きたいと思います。(文責 斎藤)

 

No.11910-2】  16年06月28日   M.H. 
手術後の治療法について(2)

先日はご回答ありがとうございました。(No.11910)
その後、主治医の先生と相談し、ドセタキセル×4回とハーセプチン1年の併用療法を開始したところです。ホルモン療法は、抗癌剤治療が終わってから開始となるそうです。リンパ節転移ですが、前回の質問で説明が不十分でした。転移があったのはセンチネルリンパ節に1個だけでした。この場合でも放射線治療は行った方が良いのでしようか? また、放射線治療を行うとなった場合も、抗癌剤治療が終わってからとの事でした。積極的に勧めない理由としては、皮膚が硬くなってしまう為、エキスパンダーを入れている期間が長くなってしまうとの事でした。前回、回答頂いた再建後の合併症(グレードC)とは、どの様な事でしょうか? 度々の質問で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

質問有り難うございます。
全摘後の腋窩リンパ節転移1-3個の場合に、胸壁+腋窩に放射線治療を行うことは、一定の見解がないのが現状ではありますが、先に回答させて頂いたように、乳癌診療ガイドラインでは1個だけ転移があったとしても、全摘後のリンパ節転移陽性例には、放射線治療が勧められると記載されています。腕のむくみの頻度が増えることは懸念されますが、最善の方法としては放射線治療を勧めます。確かにエキスパンダーを入れておく時期が長くなり(最低でも半年から8ヶ月程度か)、フルに拡張してからの放射線治療になりますが、再発リスクを減らすのか、エキスパンダーを入れておく期間が長くなるのが問題なのか、ということになります。
合併症のグレードCというのは、エキスパンダーを挿入後に放射線治療を行うと、合併症が増えるため、放射線治療は勧められないという推奨グレードの分類で、合併症の種類云々ではありません。(文責 鈴木)

 

No.11909】  16年06月06日   T
異時性両側乳がん

異時性両側乳がんです。今後の治療について参考意見を伺いたくメールしました。2005年 腫瘍の大きさ 1.2cmx0.8cmで、右乳房温存術 。右腋下にクルミ大のリンパ節転移1個 her2 +3 ホルモン陽性 組織学的グレード 2 。術後治療は 放射線治療 抗がん剤 EC-T療法 ゾラ と タモキシフェンによるけんホルモン療法を実施。2011年 定期検診にて体側に乳がん確認。タモ服用中の再発のため服用中止、手術し、左全摘出しました。小葉がん 4cm大 ごく一部に硬癌含む リンパ節転移なく 組織学的グレード1 Her2 − ホルモン陽性。2005年の術後以降、生理はなかったのですが、2011年の術後に一度生理有り、血液検査し、完全に閉経状態でなかったため、リュープリンとアリミデックスによるホルモン療法を受け、現在に至ります。リュープリンは2年で終了しています。その後 生理はありません。アリミデックスを使用して5年を経過したため、担当医より服用を終了し、経過観察のみの治療にしても良いと、提案がありました。どうしようかと思案中です。参考意見をお聞かせください。これまでの経過と、腫瘍が大きかったことを考えると、終了に不安もあるのですが…。タモを服用中に体側へ再発していることを考え合わせると、5年以上同じ薬を使用することにも不安があります。宜しくお願い致します。

左側の小葉癌に対しての治療は、リュープリンとアリミデックスでしたが、リュープリン使用後に真の閉経になり、アリミデックス5年投与したのですから、本来はそれで終了です。アリミデックス等アロマターゼ阻害薬は、術後5年以上の投与に有効性が認められていないので通常は終了します。必要に応じてタモキシフェンを投与して内分泌療法を継続する方もおられますが、あなたの場合はタモキシフェン投与中の発生の乳癌のためタモキシフェンを使わなかったので、ここで使用するわけにもいかないでしょう。2度目の乳癌は腫瘍のサイズは大きかったものの、リンパ節転移が無いことや、術後化学療法を施行しなかったこと等を考えると、最初の癌よりもおとなしかったと考えられます。タモキシフェンを使用することも一手ではありますが、第2の癌の補助療法の継続という意味ではなく、右の温存された乳房に新規発生する乳癌の予防という意味合いでしかない、と考えます。(文責 久保内)

 

No.11908】  16年06月05日   M 
乳がん治療中の卵子凍結について

初めて投稿させて頂きます。質問にお答え頂ければ有難いです。乳がん治療中の卵子凍結の件なのですが…。10年ほど前から不妊治療をしており、体外受精に向けて準備をしていたところ乳がんが見つかり、大変ショックを受けました。手術前に卵子凍結を行おうと思いましたが、ホルモン受容体陽性だったので、排卵誘発剤を使用すると過剰にホルモンが分泌されるとの産婦人科医の話だったので、ガンの進行を早めてしまったり、がん細胞を増殖させてしまうより、早く取ってしまった方が良いとの判断でした。なので手術を今年の2月下旬にうけ、今は放射線、ホルモン療法、リュープリン注射をやっています。やはり子供を諦める事が出来ず、抗がん剤前に卵子凍結をしたいと思っております。大まかな病理結果は、ホルモン受容体ER3b50%以上 PgR3b50%以上 Ki-6730% HER23+ リンパ節転移無 腫瘍の実測値1.8×1.3p 硬癌(f)浸潤性入管癌 Ng:3(Na:3 Mc:3)v1、ly1  cT1bNOMOc stage1 T(1c)M (0)N(0)トリプルポジティブ グレード3 核異形成?3です。

1) 今現在、放射線、ホルモン治療、リュープリン注射をしていますが、卵子凍結をするにあたり、薬も注射も続けたままで凍結してもよいのでしょうか? 全部やめて、数カ月あけて(薬が抜けるまで)凍結したほうがよいですか?
2) タモキシフェン(服用約2カ月)リュープリン注射(12周ごと1回済)をしたことにより、卵子への影響はありますか?(その卵で受精卵を作った場合、奇形児が産まれるリスクはあるのか?)
3) 卵子凍結は自然周期で1コ採卵するのを何か月も続けた方がいいのか(例、3コ採卵したいなら3カ月のように。) 排卵誘発剤を使って一度に何個も卵を作って採卵してもよいのか?(後者は再発リスクが高いような気がしますが。)
4) 卵子凍結するには早くても1カ月(排卵誘発剤を使用する場合)ないし、自然周期なら数カ月は抗がん剤治療に進めないが、手術終了後6カ月も抗がん剤治療まで期間をあけてもいいのか?
5) ホルモン療法+リュープリンで卵巣に作用していると思いますが、そこへ排卵誘発剤を使用してもいいのか?

色々お聞きしてしまい申し訳ありません。宜しくお願い致します。

1)2) リュープリンには催奇形性は無いということですが、投与している限り排卵は望めないので、休薬して時間が経たないと採卵は無理だと思います。またタモキシフェン投与中の催奇形性は有るものの、これは受精卵が体内に存在する場合です。最近では排卵誘発にタモキシフェンを使用することもあるとのことですが、限定的に超短期投与ですので、長期投与中では廃案は起こりにくい状態になっていると考えます。
3) 不妊治療の常識では、ただでさえ妊娠しにくい方から採卵するので、通常では排卵誘発剤を用いて複数個の採卵をすると聞いています。
4) 基本的には、乳がん治療をきっちり続けて癌の再発から身を守ろうとされるのか、癌には目を瞑って不妊治療をなさろうとするのかの二者択一だと思います。二兎を追うようなことをしても、決して良い結果にはならないと考えます。
5) 不妊治療のための採卵希望の場合は、産科の専門医にお尋ねください。(文責 久保内)

 

No.11907】  16年06月05日   K.M. 
手術後の治療方針について

どうぞよろしくお願いいたします。89歳の母の手術後の治療についてです。2月下旬に右胸にしこりを見つけ、4月下旬に部分切除しました。先日検査結果の報告と今後の方針についてのお話がありました。今後放射線照射を受けるか、無治療にするかを、早めに決めなくてはなりません。助言をお願いいたします。
アポクリン癌 2.0×0.8p 浸潤径 0.4×0.3
ホルモン受容体 無し
HER2タンパクの発現 陰性 1+
組織学的悪性度(核異形度)3
切除断端 マイナス
脈管侵襲 リンパ管 マイナス 血管 マイナス
増殖マーカー Ki-67 48%
Stage 切除した部分だけでみればT(リンパを見ていないのでわからないが、もし問題があればUAくらい)

ここ数年衰えは目に見えてきておりますが、年齢の割には元気で、健康な方と思います。手術前の検査で、全身麻酔の手術が可能であるとのことでしたが、リンパに転移している可能性はそれほど高いわけではないという印象と、やはり高齢ですから、全身麻酔による万一の危険を避けて、部分切除を選びました。というわけで、リンパは調べておりません。手術前日から手術後4日間、血圧が上200前後で下がらず心配でしたが、その後、特に問題もなく、通常どおり過ごしています。今後の治療について、ホルモンとハーセプチンは効かない。年齢と体力を考慮して抗がん剤は使わない。ということで説明を受け、理解しています。放射線照射について、予防的にはした方がよいが、毎日通うことと、いくつかの副作用について困難を感じるなら、無理にしなくてもよいといった印象です。放射線の技術が上がっているとはいえ、何の危険もないわけではないし、放射線をかけなかったところに転移する可能性もあるわけですし、本人の自力の可能性に賭けるのもありかな…と思う一方、再発するとしても5年くらい先だろうというお話をうかがってはいますが、わずかな苦痛と危険をさけて、もしかしたら10年元気でいられる可能性を損なうのもどうかと思います。比較的おとなしいタイプのがんであることや、高齢であることを鑑みてもなお、放射線治療を選ぶ有用性は高いでしょうか。検査結果は上記のとおりですが、放射線の治療を受けることをお勧めになりますか? お考えを聞かせていただければ幸いです。最後になりますが、このような場を提供してくださることに感謝いたします。

術後の放射線治療は、あくまでも温存手術を補う局所療法であり、乳房温存療法のガイドラインにもあるように、術後の放射線治療を回避するべき症例(過去の同じ部位の放射線治療歴・膠原病等の基礎疾患・認知症等で放射線治療が危険である場合・最近では乳癌遺伝子保有者等)では、術式は乳房切除(全摘)にするべきです。例外として「切除断端を十分陰性で取ることが出来るなら、臨床試験等の場合は除く」と有りますが、通常放射線治療はするべきです。ただしその目的は、局所再発を防止(本来部分切除で切除断端陰性の場合、放射線治療無しで7~8%の局所再発率を、放射線治療により1~2%まで減少させて、数年後に乳房切除という再手術を予防)して、局所のコントロールを乳房切除並みに引き上げることにあり、遠隔転移を予防することにはなりません。お母様の場合、本来は乳房切除が適応と考えられる乳癌に対し、やや甘い適応で温存手術になったと考えられますが、今後発症する可能性のある局所再発とリンパ節転移に目をつぶれば、『放射線治療無しという選択肢』は有りだと考えます。一つ付け加えさせて頂ければ、記載されたデータから読み取ると、StageUAの乳癌の10年生存率は80%ですが、triple negative typeでKi67=48%と結構高いので、遠隔臓器再発率はその裏返しである20%よりずっと高くなり、「比較的おとなしいタイプの乳癌」というのには当たらず、むしろ「小さく見つかったけれど結構お転婆な乳癌」という印象を受けます。とは言え、「89歳なので抗がん剤は使わない」という方針は、それはそれで尊重して良いと考えます。(文責 久保内)

 

No.11906】  16年05月24日   H   
治療方針について(3)(HPNo.11802-3)

【No.11802】にてご質問させていただいたものです。お世話になります。その後、AC療法3ケ月、ハーセプチン+パクリタキセル3ケ月の術前化学療法を終え、術前検査を行った結果、抗がん剤の効果があり、画像上がん細胞が消失したくらいになりました。当初8cm大のがんであり、リンパ節転移陽性であったことから、「乳房全摘+リンパ節郭清」の手術になることと覚悟していました。ところが、担当医より、この状態であれば「乳房部分切除+センチネルリンパ節生検」で手術して、リンパ節は、センチネルリンパ節生検の結果により周囲のリンパ節切除範囲を決め、乳房については、病理検査の結果、取り残しがなければ1ケ月半程度放射線治療を行い、取り残しが合った場合は全摘などの追加再手術をしたらどうかということで、薦められました。そこでご意見を伺いたく思います。

1)一般的に上記手術方針で問題ございませんでしょうか?
2)当初、ステージVaと言われていたがんでしたので、とても心配していましたが、現在の状況で乳房部分切除+放射線治療でも、乳房全摘でも、今後のリスク(生存率、再発率、治癒率など)は変わらないものでしょうか?

手術は6月初めになりますが、乳房全摘でなくても生存率や再発率などのリスクも変わないのであれば、放射線治療をしたとしても、切除範囲が少ないに越したことはございません。ハーセプチンは、まだ来年まで投与が続きます。本日、思いがけないことを担当医に言われたため、本当に大丈夫かなと、帰宅後やや不安に思い始めました。是非、ご意見をお聞かせ下さい。お手数おかけいたしますが、どうかよろしくお願いします。

1) 8cmのしこりが、化学療法で小さくなったことは、大変良いことです。一般的に、小さくなる際に同心円状に小さくなったのであれば、切除範囲は小さくできます。乳房切除が温存術に変更になる可能性は、この場合です。他には、8cmの範囲でパラパラとがんが存在して、治療効果があるのですが、それぞれが小さくなったり、非浸潤がんの形で残ったりして、切除しなくてはいけない範囲は変わらないというパターンもあります。このパターンでは、画像上、消失したように見えて非浸潤がんの形で残っていることがあります。どちらであるかは、メールなどでは判断できないので、主治医の先生に良く聞いて決めるほかありません。
2) 変わりません! ただし、温存術を受けた場合は、局所再発というリスクが発生します。また、全摘を受けた場合でも、腋窩リンパ節の転移が多く残っている場合(4個以上)は、放射線治療を受けた方が生存率に差が出てきます。いずれにしろ、良く主治医と相談して、納得して治療法を選択することに尽きます。(文責 緒方)

 

No.11905】  16年05月24日   Y 
マンモグラフィのみの検査

先日人間ドックの乳ガン検査で、マンモグラフィのみの検査をしました。結果は、カテゴリー3で、微小円形、淡く不明瞭集簇性分布とありました。再検査は早い方がいいのですか? それと集簇性だと悪性でしょうか? 年齢は44歳で、出産は一度しています。

マンモグラフィの検診で用いられるカテゴリーの分類は、5段階で表記されます。カテゴリー3は、良性(ガンでない)の可能性が高いが、ごくまれに悪性の可能性もあるしこりや石灰化に対して付くものです。集簇していないとカテゴリー2となり、良性の石灰化となります。急がなくても大丈夫ですが、マンモ以外の検査を併せて受けておけば良いと思います。(文責 緒方)

 

No.11904】  16年05月17日   さくら
脳転移の症状(2) (HPNo.11887-2) 

先日はありがとうございました。早速、主治医の先生に症状を話して、脳のCTをとっていただきました。結果は、脳転移は見られないということでした。やはり認知症の可能性があるかと思うのですが、本人の前で主治医の先生に「念のため認知症の検査をしていただきたく、その科にまわしていただけないでしょうか」と言えなくて、帰ってきてしまいました。直近の出来事の記憶など、加齢による物忘れとは違うようなところがあります。ガンの相談ではないのですが、認知症の検査をしたほうがよいのでしょうか? お忙しいところ申しわけありません。どうぞ宜しくお願い致します。

今おかかりの病院が総合病院なら、その病院の神経内科か精神科にかかることになるのでしょうが、乳腺科の看護師でも受け付けの人でもいいので、とりあえず相談してみるのもいいのでは。そうでなければ普通に老年医学とか痴呆外来などのクリニックを探すのでしょうか。(文責 石山)

 

No.11903】  16年05月17日   F.M.
ゾメタでも治療は可能なのでしょうか?(HPNo.11899-2)

先日は、お返事有り難うございました(HPNo.11899)。乳腺科を受診し、全身の造影剤使用のCT検査をした結果で確定診断をし、再発転移として治療するといわれました(PETのない施設なので)。現在 背中の痛みは完全になくなりました。運動をしても痛みは出ません。次回の診察は6月末です。薬のアレルギー反応検査を依頼し、異常なしの確認ががとれたら、フェアストン40r3錠剤服用開始することになりました。質問させていただきます。骨転移はゾメタの点滴と思っていたのですが、ランマ-ク皮下注射と聞かされました。帰宅後、分子標的の薬とわかり、化学物質過敏症の患者はハ-セプチンでひどい副作用が出たと、アレルギーの先生に以前言われたことを思い出しだしました。この12年、点滴投与以外はしたことがなく、皮下注射できるかどうかわかりません(浮腫みが常にあり、皮膚の状態がひどいので)。ゾメタでも、治療は可能なのでしょうか? お返事、よろしくお願い致します。

アレルギーは個々の状態により異なるので、分子標的薬だからアレルギーが多いというわけでなく、実際は投与しないとわかりません。アレルゲンテストなどして投与するなら問題ないと思います。(文責 石山)

 

No.11902】  16年05月12日   B  
転院先について

3年前のGW前に初めて受けた乳癌検診でひっかかり、要精密検査となりました。その後、6ヶ月毎に定期検査を行い、経過観察中です。定期検査でエコーとマンモグラフィを受けました。結果、変化なしでした。4月から通院中の乳腺科医師が減り、凄く混んでいて、治療が必要な人が優先になり、私のような安定している経過観察の人は、転院する話がありまして・・・。半年後の10月の定期検査が、初診からずっと3年半診てくれた現主治医の診察が最後になります。次回の定期検査までに転院先を決めないと紹介状が作成できません。転院先は、主治医の先生が紹介する個人病院か、自分で希望する病院のどちらかになります。自分で希望する病院は、住んでいる地域の市町村医療機関検診施設である大学病院名を伝えたら、「経過観察だけでの受け入れどうだろう?」と言われました。この大学病院では、2年前から市町村医療機関乳癌検診(エコーのみ)をこっそり受けていたので、データーがあり、毎回、次年度検診でOKになってます。

1) 転院相談を兼ねて定期検査の前に今年度の医療機関乳がん検診を申込みするのですが、検診から8ヶ月という短い期間で検診に行っても大丈夫ですか? 
2) 同じ医師で検診予約をとり、今後の相談をして、受け入れ許可して頂くと、次の主治医が乳腺認定医の先生になります。現主治医と同じ乳腺専門医の曜日に予約し相談した方がよいですか?
3) 転院先は、大学病院と個人病院のどちらが良いですか?

宜しくお願いします。

地域の医療事情はよく分かりませんし、経過観察中というのはどの程度のものかもわからず、判断ができませんが、現在大学病院の検診を受けているのであれば、とりあえず紹介状を大学あてに書いてもらえばいかがですか。こっそりかかっているというのも正直に話したほうがうまく連絡が取れるのでは?(文責 石山)

 

No.11901】  16年05月12日   S 
乳ガン検査、治療について

初めて相談させて頂きます。45歳、出産経験無しです。先月末に、乳ガン検診を受けました。昨年8月に、マンモ、エコー検診をを受けたので、少し早いと思いましたが、芸能人の方の乳ガンの話や、少し胸に違和感を感じたので、初めて行く乳腺クリニックで検診を受けた所、エコーで異常があり(7ミリほどの腫瘍に、血流がありました)、翌日造影MRIをとりました。先週末MRIの結果を聞きに行った所、MRIにも影があるので、80%乳ガンだろうと、先生から話がありました。MRI、エコーの画像からして、0期非浸潤癌であろうという話で、腫瘍の摘出手術をすすめられました。手術は、日帰りが可能で、1時間ほどで終わり、摘出すれば今後の治療も必要ないとのお話でした。針生検は、癌細胞が散らばって再発してしまうので、やらない方が良いとのお話でした。全く乳ガンについての知識がなく、ネットで調べたりしているのですが、生検無しの手術というのは、あるのでしょうか? また、針を指すと、癌細胞が散らばってしまうのでしょうか? 飛び込みで行ったクリニックなので、先生の事も全くわからず、このままお願いすべきか判断ができません。今のクリニックの先生の話されるとおり、1日も早く摘出したいと思う気持もあるのですが、乳ガンは、手術後にも治療が必要との話しをネットで目にしたりして、このままで良いのか、乳ガンと言われたショックと、ネットに溢れる情報にどうしようもなくなってしまい、こちらにたどり着きました。長々と、的を得ない文章で申し訳ありません。ご助言をいただきたく、お願いいたします。

摘出手術というのは、検査目的なのか、治療目的なのかで、まったく意味が変わります。乳がんの診断を病理学的にしないで治療を行うことは原則的にありませんし、針生検が癌をまき散らすというのはあまり科学的でないように思います。いずれにしてもセカンドオピニオンを受けるか、今回の手術の目的を確認されたほうがいいと思います。(文責 石山)

 

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