No.13180 抗がん剤を上乗せすべきか?

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2025.03.08 K 0 Comments

52歳、閉経前(昨年10月までは2ヶ月に1回でしたが、現在まできていません)、浸潤性乳管癌、ホルモン受容体(+)、HER2(-)、Ki67(13%)、28mm、リンパ節転移なし、遠隔転移なし と診断され、1月上旬に温存で手術をしました。

病理結果 :

浸潤径28mm (全体としても28mm)、センチネルリンパ節0/3、リンパ管0、脈管0、 gradeⅡ、StageⅡA

大きさとgradeからオンコタイプDXのお話があったので、受けました。再発スコア 27、 9年遠隔再発率16%、上乗せ効果>15%という結果が出て、先生から3週間に1回の点滴を4回での抗がん剤(種類はまだわかりません)をすすめられました。すすめられるということは、受けた方がいいのでしょうか。

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2025.03.09 須田 0 コメント

オンコタイプDXの検査の適応となる患者さんは、早期・ホルモン受容体陽性、HER2陰性、リンパ節転移陰性またはリンパ節転移1~3個陽性の条件で、①「腫瘍が大きい」、②「ホルモンレセプターの発現が弱い」、③「増殖のスピードが速い」、④「リンパ節転移がある」といった化学療法をした方が良いのではと迷う方々です。オンコタイプDXの一番の目的は化学療法が不要な患者さんを見つけ出すことだと考えられています。

オンコタイプDXの「再発スコア」と「化学療法を上乗せするか・しないか」については、リンパ節転移陰性で50歳以上の患者さんでは、再発スコアが25以下であれば化学療法を省略してよいとする報告があります。貴女の場合は、50歳以上でリンパ節転移陰性ですが再発スコアは27ですので、化学療法(例えばレジメンはTC )を行うことをおすすめします。(文責 須田)

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