68歳です。抗がん剤点滴を半年投与の後、右乳房全摘手術(リンパ節はoPせず)でした。初診から数えますと、そろそろ4年と少しになります。術後より、アリミデックスのみを服用。抗がん剤副作用の後遺症に加えて、アリミデックス1㎎によるとみられる手足関節、腰、股関節の痛み、こわばり、朝起床時の両足の痙攣するような吊りつっぱりの痛みなどなど、この4年を迎えて、一段と痛みの強さを増してきたように感じています。起きてぼつぼつ動き始めますと、なんとか普通に行動出来ていて、今のところ寝込むことはありません。しかし、服用が5年という約束ですので、後一年はこのまま服用頑張っていけるかなぁと不安を感じています。アリミ10年という説も出ているようですが・・・。私の場合、それまではとても耐えて行けそうにありません。骨粗鬆症に対するお薬「ベネット」「エディロール」も整形で頂いて服用しています。しかし、アリミデックス服用のその行き着く先が、個人差はありましょうが、ガンは抑えたとしても、立ち上がることも出来ない身体になってしまってはと思うと、アリミデックスをこのまま飲み続けることに非常に不安を感じます。あと一年は体の様子をみつつ頑張るべきか、それとも骨粗鬆症の心配の無いホルモン治療剤なんて、あるのでしょうか。主治医にたずねるべきですし、尋ねるつもりではいますが、言葉の少ない怖い雰囲気の医師です。今までに何度もお話はしているのですが・・・。少し私自身としても、色々知ったり調べておきたいと思いまして。近頃はウツに近い状態も出てきて、薬をこっそりやめたいなど゛、悪魔のささやきの誘惑に負けそうなのです。よろしくご゛指導お願いします。
アリミデックスの副作用である手足の関節痛や手指のこわばりは、しばしば経験します。我慢しうる程度の軽度のものについては、そのまま経過を見ることもありますが、貴女の場合は、その症状は決して軽いものではなく、その対処が必要です。同等の薬剤という観点では、アリミデックス以外のアロマターゼ阻害剤(フェマーラ、アロマシン)に変更することも考えられますが、これではやはり関節痛やこわばりが治まらない可能性も高いので、タモキシフェン(ノルバデックス)に変更するのが一般的です。タモキシフェンにはこれらの副作用は少なく、またこの時期からの薬剤のswitchでは、再発予防効果もほぼ変わらないと考えます。主治医の先生とよくご相談ください。(文責 谷)