No.13175 浸潤2mmかつ微小転移のHER2陽性乳がん

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2025.02.12 Y 0 Comments

乳がんと診断された38歳女性です。治療方針につきまして、ご相談です。手術前は非浸潤乳がん(乳管内に4㎝の広がり)と言われておりました。12月に全摘手術を受け、センチネルリンパ節生検にて、ミクロくらいの微小転移1個あり。病理検査結果、浸潤は2㎜、非浸潤は4㎝でした。核異型度2、組織学異型度2、リンパ管侵襲なし、血管侵襲なし。her2陽性、ki67 39% 。抗がん剤ドセタキセル4クール、EC療法4クール、HER2分子標的薬を18クールにて治療と言われております。この場合、やはり抗がん剤での治療は必要となるのでしょうか? ご回答、よろしくお願いいたします。

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2025.02.12 清水 0 コメント

貴女の質問も生成AIにかけてみました。AIの回答は

抗がん剤治療の必要性

あなたの病状において抗がん剤治療が推奨される理由は以下の通りです:

  • 浸潤性の乳がんであること – 浸潤が2mmとはいえ、がんが体内に広がるリスクが完全に排除されていないため、抗がん剤治療でそのリスクを低減する必要があります。
  • HER2陽性 – HER2陽性の場合、がん細胞の増殖が速く、再発のリスクが高いとされています。HER2分子標的薬と併用することで、このリスクを大幅に低減できます。
  • Ki67 39% – Ki67は細胞増殖の指標であり、高い数値はがん細胞の増殖が活発であることを示します。このため、抗がん剤治療で増殖を抑える必要があります。

治療計画の考慮事項

抗がん剤治療やHER2分子標的薬の使用は、あなたのがんがどのくらい進行しているか、再発のリスク、治療による副作用のリスクを考慮して決定されます。あなたの病状は以下の点で治療の必要性が高いと考えられます:

  • がんの再発リスクをできる限り低減するため
  • がん細胞の増殖を抑えるため
  • 最も効果的な治療を行うため

最終的な治療方針は、あなたの個別の状況や医師との相談に基づいて決定されるべきです。治療の過程で心配な点や不安がある場合は、いつでも医療チームに相談してください。

以上が、あなたの病状に基づく治療方針についての詳細です。ご理解いただけましたでしょうか。引き続き医師としっかりコミュニケーションを取りながら、最適な治療を進めてください。

 

AIは化学療法を推奨していますね。ではNCCNのガイドラインを見てみましょう。そうするとT(浸潤径):<0.5cmかつn1mic(<2mm)の場合は“consider Chemotherapy + Trastuzumab(ハーセプチン)”と書いてあります。AIより一歩下がって、化学療法を行わなくても良いが、行うことを考慮しても良いという回答です。日本では一般的に5mm以下の浸潤径であれば化学療法は不要といわれています。なので、私はNCCNのガイドラインでは化学療法は不要と書いてあるのかと思ったのですが、最近は”考慮する“に変わっていました。となると、年齢も若いので、化学療法を行なっておいた方が、後での後悔は少ないかもしれません。(文責 清水)

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