No.13174 EC療法とTC療法について

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2025.02.12  S.T. 0 Comments

55歳、閉経後、浸潤性乳管癌にて、2024.12.24に左乳房部分切除をしました。既往に家族性高コレステロール血症で、内服コントロール中です。ステージ1 、リンパ節転移なし。病理の結果、腫瘍1.7ミリ、Ki67-25% 核異型度3  組織異型度3 、脈管侵襲あり、リンパ管侵襲あり、静脈侵襲なし、断端陰性、ER60%、Pgr0%。オンコタイプDXをしてRS32,9年遠隔転移率20%、上乗せ効果15%以上の結果となり、医師からはEC療法を2週間に1回、4クール行い、その後放射線治療と言われました。2/13に初回入院予定です。治療法を調べていると、現代はTC療法の方が効果が上回っているとの情報を見て、更には初期治療がとても大切であるとのことで、不安になりました。ルミナールBには、ECやAC-Tが効果があるとの情報もあり、混乱しています。提案していただいたEC療法の2週に1度のdose-〜という方法が、より効果的なのでしょうか。主治医は、薬は2種類じゃなくてもいいと思う、との言葉もあり、何の薬のことを言っていたのかはわかりません。タキサンのことでしょうか。ご教示いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

 

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2025.02.12 清水 0 コメント

この質問も生成AIにかけてみました。AIの答えは、

このようなケースにおいて、最適な術後補助化学療法は、患者のリスクプロファイルと予後を考慮しながら個別化されるべきです。RS32、9年遠隔転移率20%、上乗せ効果15%以上というデータから、化学療法の導入が推奨されます。具体的には、アンスラサイクリン系薬剤(例:ドキソルビシン)とタキサン系薬剤(例:パクリタキセルまたはドセタキセル)の併用療法が一般的に用いられます。このレジメンは、高リスクの浸潤性乳管がんに対して有効性が示されています。また、ホルモン受容体陽性(ER60%)であることから、化学療法終了後にホルモン療法(例:タモキシフェンまたはアロマターゼ阻害剤)を追加することも考慮されます。この併用により、再発リスクをさらに低減することが期待されます。患者の健康状態や他の合併症、治療に対する耐性などを総合的に判断し、最適な治療計画を立てることが重要です。担当医と密に相談しながら、最も効果的かつ安全な治療法を選択してください

ちなみにNCCNのガイドラインでは、ddAC->ddPTX, ddAC->w-PTX, TCの3つのレジメンが推奨されていました。ACとECはほぼ同じなので、主治医の先生はddECを勧めているのですね。PTXはパクリタキセルのことで、dd PTXは2週毎投与法、w-PTXは毎週投法です。”->”は順次投与(AC投与終了後PTXを投与する)という意味です。私の個人的な意見は、AIの答えと同じで、RS scoreが高いので、アンスラサイクリン(AC or EC)とタキサン(PTXもしくはDTX:NCCNではPTXを推奨)を順次使った方が良いように思います。(文責 清水)

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