右乳がんで、乳頭乳輪温存しての皮下乳腺全摘をしました。浸潤径9ミリで、リンパにも血管にも転移はなかったので、ホルモン治療をせずに妊娠を優先しています。ホルモンレセプター90で、ホルモン治療がよく効くタイプki67は10%、HER2 Fish陰性です。現在36歳ですが、次回は6ヶ月後の検診で、妊娠の可能性がある場合には採血のみ。エコー検査もあるような事を言われましたが、あやふやにされている感じです。通常の検査は、診察に加えてCT、MRI、マンモグラフィ等の画像診断をするとの事でした。
質問1) 半年もしくは1年に1回の多数の画像検査、特にCTは被爆量が多いので避けたいです。通常はどのような検査が望ましいのでしょうか?
質問2) 妊娠を優先させるのでホルモン治療はしませんと主治医に話した時に、『えっ!?ホルモン治療してないのっ!?て、周りから言われるレベルですよ』と、言われました。私の病理検査結果から、ホルモン治療をせずに妊娠を優先させる事がそれほど高リスクな事なのでしょうか? 私なりに色々調べ、ホルモン治療についての後ろ向き試験の結果を自分に照らし合わせると、なんとも言えない程低い確率での再発率でした。主治医が言うのは、再発率は低いかも知れないが、完治を目指すと言う上で、ホルモン治療をしないのはもったいないと言う事でしょうか?
1)妊娠の可能性があれば、経過観察中はCT、MRI、マンモグラフィの画像診断は、被曝等の悪影響を避けるため行わないのが普通です。したがって 視触診、超音波検査がまず基本です。
2)乳頭乳輪温存皮下乳腺全摘術施行後で 浸潤径9ミリで、リンパ管にも血管にも腫瘍細胞は認められなかったので、またKi67は10%だったので、ホルモン治療をせずに妊娠を優先させることは、再発リスクから考えて、無謀なこととは思えません。ホルモン治療しない選択肢は十分あると私は考えます。相談者が言われるように、主治医は、再発率は低いかも知れないが、完治を目指すことを第一の目標としているのでしょう。しかし、今回の場合は、相談者の気持ち(希望)を優先して、方針を決定されるのが妥当と考えます。(文責 石川)