No.13115  ホルモン治療中の子宮内膜の厚みについて

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2024.08.30 S 0 Comments

7年前に左乳房全摘、ルミナルAと診断されました。まだ閉経前でしたので、ノルバディックス服用とリュープリンを5年、ここ2年はノルバディックスのみの服用だったのですが、去年あたりから子宮内膜が厚くなってきており(半年に1度検査をしております)、乳腺の先生に相談したところ、現在51歳と閉経しているかは微妙なところなので、フェアストンという薬に変更になりました。ですが、生理らしきものがきてしまい、婦人科で見てもらったところ、まだ内膜が8ミリほどあるようです。子宮体癌の検査も、場所によって取れてない事もあるからと、2ヶ月おきに続けて3回検査しましたが、異常はありませんでした。この内膜が厚いのは、フェアストンの副作用なのでしょうか。このまま飲み続けていいのか不安です。乳がんの再発も怖く、内膜が厚いことで体癌になるのも怖いです。先生方ならどのようなご意見をいただけますでしょうか。長文失礼しました。宜しくお願いします。

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2024.08.30 石川 0 コメント

フェアストンは、ノルバディックス(タモキシフェン)同様、エストロゲン受容体に結合することで抗エストロゲン作用を現します。すなわち子宮内膜や骨ではエストロゲンのような作用がありますので、副作用の可能性は十分あります。フェアストンを止めて、リュープリン単独、またはAI(アロマターゼ阻害薬)併用を、私としては考えたいところです。 がんセンターなどの大規模の医療機関では、一般的にホルモン療法は長くても術後10年まで行われることが多いようです。(文責 石川)

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