No.13105 胸壁再発後のホルモン療法の期間(HPNo.11436)

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2024.08.02 S.M. 0 Comments

10年ぶり(過去の質問HPNo.11436)、3回目の質問になります。よろしくお願いいたします。現在61歳。初発は2003年12月、40歳で右乳房全摘。右乳房の下半分に広がっており、一部浸潤しておりました。リンパ節転移2/21、ホルモンレセプター陽性、ハーツー陰性、硬がん、グレート2or3病期2b と言われました。術後治療は、CEF6クール、ゾラテックス2年、ノルバデックス薬約10年(主治医は5年の提案でしたが、無治療に不安があり長くお願いしました)。

2013年12月、術後10年経過で治療を卒業しましたが、2014年6月手術跡に米粒大のしこりを見つけ受診。パンチで取り調べたところ、胸壁局所再発との結果。結局、胸壁手術をし、放射線治療、その後フェマーラ服用となりました。現在はエルデカルシトールも服用しております。当時の病理結果は、「局所再発4ミリ、パンチ摘出と合わせて1センチ以下。グレード2、ER+PR+、ハーツー陰性、Ki67 3%、ルミナ―ルA」です。この20年で主治医も4人目となり、お薬は別の医師の処方で、ここ3年は1年に1回の検査の結果をお聞きする時だけ主治医とお会いしています。先日検査結果をお聞きし、何事もなく無事10年の経過となり、主治医からお薬を終了しても良いのではないかとのお話がありました。不安が有ると話したところ、局所再発で、手術では十分広い範囲を取っている、薬には副作用もあるとの事。また初発の手術は、乳腺の広がりには個人差があり、残念ながらがんが残ったのではないかとのお話が有りました。ただ私は10年前ホルモン療法を止めたとたん、半年程で再発したので不安が有ります。今は骨密度、若い人との比較腰椎87%大腿骨75%、同年代103%93%です。確かに術後の治療ではアロマターゼは7年と10年の差がないとの話も有ります。でも再発では、ホルモン療法が効く限り続けるとも有ります。私の場合はどのように考えたらよいのでしょう? 胸壁再発から10年無事経過したということは、局所再発だったと思ってよいのでしょうか? 10年たっての再発だったので、初発で行った化学療法をすり抜け、ホルモンというエサが無かったから休眠して、エサが復活したらがんも復活したと思っています。胸壁だけでなく、他にも休眠しているがんがいるのではないか? 10年無事でいられたのは、ホルモン療法でエサが無い状態だからではないかとは、考えすぎでしょうか? フェマーラの10年以上の服用をどう思われますか? 晩期再発の例があまりなく、自分でも薬を卒業したい気持ちと、不安な気持ちが有ります。お忙しい中大変恐縮ですが、ご助言お願いいたします。

 

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2024.08.02 0 コメント

20年以上にわたって真正面から乳がんと向き合ってこられたことにまずは敬意を表したいと思います。術後10年経過した際に、フェマーラ服用を終了してすぐに胸壁に再発したという体験をお持ちであり、今回も薬をやめることが怖いという感覚はよく理解できます。しかし、10年を超えるフェマーラ投与の効果を示すデータ、逆にこれによる安全性を示すデータはほとんどなく、やはり医師の立場からはフェマーラを終了して、その後は慎重に経過観察することをお奨めすることになります。(文責 谷)

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