No.13104 病理レポートの記載について

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2024.08.02 Y.K. 0 Comments

お世話になります。浸潤性小葉がんで、今年3月末に右胸部分切除をしました。その後放射線治療をして、現在ホルモン剤治療中です。オンコタイプはどうしようか迷いましたが、やっていません。手術のあとの面談では、浸潤径7mm、組織学的グレード1、核グレード1、リンパ転移なし、脈管侵襲なし、1ER90%、PgR90%、ki67は17.5%、HER2なし等の説明をいただきました。病理のレポートも読んで見たかったので、カルテの開示請求をして、先日開示していただきました。

病理のレポートには、「Histologial grade 1, nuclear grade 1」とあって、これは組織学的グレードと核グレードのことだと思いますが、それとは別に「structural atypia 3」と書いてありました。次の診察のときに主治医(このときから替わったのですが)にお聞きしてみたところ、お忙しいせいかあまりご説明いただけなかったのですが、グレードは1なので心配ありませんと言われました。 structural atypia 3の意味とは、どういうことでしょうか。オンコタイプをやったほうが良かったのだろうかと心配しています。また、HER2なしとお聞きしていましたが、レポートでは1+となっていました。これも「HER2なし」になるのでしょうか。それと、レポートには、これとは別に「HER2:4B5」という記載があったのですが、これはなんでしょうか。教えていただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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2024.08.02 0 コメント

「structural atypia」とは「構造異型」のことであり、悪性度の度合いによって細胞の並び方や組織の構築が乱れてくる程度を表したものです。組織学的グレードは、核グレードとこの構造異型とから算出しております。それゆえ、主治医の先生が、組織学的グレードが1なのだから心配ありませんと仰ったのだと思います。またHER2の評価ですが、通常の免疫染色法では0,1+、2+、3+の4段階の結果として報告されますが、0と1+はHER2陰性になります。また「HER2:4B5」はHER2の検査を行う際に使用する医薬品の名称です。(文責 谷)

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