No.13093  胸内リンパ節転移再発

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2024.07.19 T 0 Comments

2018/6 右乳房全摘手術、リンパ節転移3個あり、エストロゲン受容体陽性、プロゲステロン受容体陽性、HER2陰性、ki-6750%、術後化学療法半年パクリタキセル、EC療法、その後放射線、ホルモン療法継続中、

2024/6 採血にて腫瘍マーカーcea1.2.CA15-3 、st-439 5.5 I-ctp3.2

2024/6 PETCT右内胸リンパ節に集積あり、リンパ節転移再発、その後の血液検査で、遺伝子陽性、HER2低発現、現在オラパリブ(リムパーザ)副作用中

1)胸内リンパ節転移は遠隔転移ですか? 局所再発ですか? 根治は目指せますか?

2)手術は出来ますか? 放射線は初発の時にしたので無理ですか?

3)オラパリブより、HER2低発現なので、エンハーツの治療を先にした方がよいですか?

4)根治する為の最善の治療はありますか?

5)進行しない為には、どの治療を初めにすべきですか?

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2024.07.19 石川 0 コメント

1)胸内リンパ節転移は遠隔転移と考えます。根治は他の遠隔臓器転移が無ければ、目指せます。
2)手術は転移したリンパ節の切除になりますが、転移の部位や周囲臓器に浸潤している場合には難しい場合があります。放射線療法は初発の時に、その部位に照射していなければ可能な場合もあり得ます。
3)昨年3月からエンハーツは化学療法歴のあるHER2低発現の再発乳癌にも適応追加となりましたが、オラパリブを先に使用するのが、標準的だと思います。

4)、5)根治する為の最善の治療は施行する前にはわかりません。奏効率が高いと予想される療法から先にしていくのが普通ですが、その効果もやってみなければわかりません。進行させない為にどの治療を初めにすべきかについても同様となります。(文責 石川)

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