No.13082  プロゲステロンレセプター低値

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2024.06.19 R.S. 0 Comments

2年前、浸潤性乳管癌で部分切除、放射線治療後のホルモン療法中です。浸潤径1センチ、ER陽性PGR陰性、リンパ転移なし、Ki5%でした。ルミナルAで、オンコタイプしていませんが、いまから受けることは可能なのでしょうか? 主治医はしてくれません。

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2024.06.19 須田 0 コメント

術後の病理検査で浸潤径1cm、リンパ節転移(-)ですので、pT1b pN0 stageⅠとなり、サブタイプ分類ではルミナルA、Ki67 5%と、他のサブタイプより予後は良いと考えられるため、主治医の先生はホルモン療法を選択されたのだと思います。

オンコタイプDXの検査の適応となる患者さんは、早期・ホルモン受容体陽性、HER2陰性、リンパ節転移陰性、またはリンパ節転移1~3個陽性の条件で、①「腫瘍が大きい」、②「ホルモンレセプターの発現が弱い」、③「増殖のスピードが速い」、④「リンパ節転移がある」といった化学療法をした方が良いのではと迷う方々です。オンコタイプDXの一番の目的は、化学療法が不要な患者さんを見つけ出すことだと考えられています。

貴女の場合、①③④はクリアしていますが、②についてホルモンレセプターの陽性率の状況をもう一度確認し、もし低値であれば、念のためのオンコタイプdx検査を考えていることを主治医に伝え、2年前の手術検体のブロックがあることの確認も必要ですが、相談されてはいかがでしょうか。(文責 須田)

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