よろしくお願いいたします。1ヶ月以上継続して右乳頭から血性分泌があるため受診しました。医師からは、「・エコーでは乳管拡張を認めるものの出血原因となる所見なし ・血性分泌の細胞診は問題なし」とのことで、念のため造影MRIを行いました。その結果、エコーでも触診でもわからない(MRIでだけわかるということ?)所見が右乳首の左下にあるが、良性かどうか鑑別困難とのことで、3ヶ月毎の経過観察になりました。2年前にも右乳頭から血性分泌があったため造影MRIを撮っており、その時も同様所見はあったものの良性判定だったようです。マンモは昨年10月の人間ドック以来撮っていませんが、マンモを撮ればより分かった等ありますか?(次回撮る予定のようですが) ちなみにマンモは高濃度乳腺のため読影困難と人間ドックの度に言われています。また、今回MRIでのみわかったという所見は、どういったものが考えられますか? 名称は特に先生はおっしゃってなかったようで、私も聞きそびれてしまいました。ただし、しこりとして触れることがあれば、早めに受診するよう言われました。造影剤を入れたMRIでも鑑別困難ということがあるのか…、しこりが無いのであれば当然生検もできませんよね…? お考えをお聞かせいただけると幸いです。
ご質問有難うございます。血性乳汁分泌とMRIの結果ということですが、あくまでも画像診断は病変(疑いも含めて)があるか、どうかの存在診断になります。マンモ、超音波、MRIなどが検査で行われますが、各々、メリット、デメリットがあり、マンモでは写るのに、エコーでは見えない、など、様々です。従って、造影剤を使ったMRIでも確定診断に至るものではありません。今回、エコー、マンモでは原因となるような病変はなく、MRIで写るとのことですが、実際、何があるかは別として、これ以上、組織診、細胞診は無理だと思われますので、現状は経過観察を行います。経過観察をするなかで、乳管内に病変が写るようなら、組織診などが可能になると思われます。血性乳汁分泌の多くは、良性疾患ですので、不安はあるかと思いますが、慎重に経過観察をおこなうのがベストと思われます。(文責 鈴木)