昨年11月に温存手術、今年1月から放射線治療を受けました。治療中は、皮膚のかゆみや赤みと、傷口ではない場所の痛みがありましたが、無事放射線治療を終えました。その後、傷跡に沿ってどんどん硬くなり、それに伴って放射線治療前にはなかった引き攣りがあることに気付きました。この硬さや引き攣りは、徐々に良くなっていくのでしょうか。もう元の柔らかい皮膚には戻らないのでしょうか。
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放射線治療は、「温存療法後の局所再発を防ぐ目的で、全乳房切除と同様の効果を持たせるために行う治療」です。この治療後の障害は比較的軽微で、頻度も少ないのと、ガイドラインでは強く推奨されているので、「温存療法後は受けなければならない治療」と義務のように受けさせる乳腺外科医が大多数です。しかし、少ないとは言え、皮膚・皮下の障害、肺に照射された場合の放射線生肺臓炎(難治性になること有り)等、軽微でない場合も有ります。前者は皮膚科での治療になりますし、後者では呼吸器内科での治療になります。いずれの場合も、治療を担当した放射線科医を経由して当該科を紹介して後遺症の治療をどうするかを決めることになろうかと思います。あなたの場合は(必ず)放射線科医に再受診して、皮膚科への診療(治療)依頼してもらうことが重要です。(文責 久保内)
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