54歳、ホルモン陽性、HER2+で、ki44、リンパ節転移なし、グレード3、サイズ35-40mm、左浸潤性乳癌。術前化学療法で、WPX+トラスツズマブ12週のうち10週が終わったところです。しこりはだいぶ小さくなりましたが、CRは無理そうです。CRにならないと予後が悪いのでは?と、担当医に相談したところ、このあとAC療法を3ヶ月追加してから手術でも良いと言われました。AC療法はある程度効果はあるから、と。手術については、腫瘍が乳頭に近いので、CRになったとしても温存は難しいかも、でも希望があればチャレンジはできると言われています。今後の治療について質問です。
1) ①WPX+トラスツズマブ12週+AC療法後に手術、CRなら術後療法でトラスツズマブ投与 ②WPX+トラスツズマブ12週終了後に手術、NCRのため術後療法でカドサイラ投与 ①と②生命予後はどちらが良いのですか?
2) 術前化学療法でCRになることを優先した方が、すでにあると思われる微小転移をたたき、遠隔転移を防げるのですか?
AC療法は最新のNCCNガイドラインで第一選択ではないので、当初は治療計画には入っていませんでした。かつ副作用がきつそうなので心配ですが、最終的に長生きできる方を選びたいです。よろしくお願いします。
1) ①WPX+トラスツズマブ12週+AC療法後に手術、CRなら術後療法でトラスツズマブ投与する場合と、 ②WPX+トラスツズマブ12週終了後に手術、NCRのため術後療法でカドサイラ投与する場合の生命予後の比較は、いろいろな条件が違いすぎて難しいと考えます。どちらにせよCRになった場合の方が、予後はよくなる可能性が高いとは思いますが、絶対ではありません。
2) 術前化学療法でCRになることを優先した方が、既にあると思われる微小転移をたたき、手術前の遠隔転移による再発を防ぎやすくなると考えられているようです。(文責 石川)