左胸三か所の腫瘤に対して、コア針生検とマントームの結果、すべてADHとの診断が出ました。今後全身麻酔をして、三か所の切除生検を行う予定です。切除生検診断の結果を待たないと、現時点では予測困難かと思いますが、ADHが散らばって複数個所ある場合は どのようなタイプの癌である可能性があるのでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。
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ADH(Atypical Ductal Hyperplasia)自体は良性だが、癌を発生する危険性が高いと考えられています。生検組織にADHがみられると、その後に癌が見つかる確率が、5年以内では7%、10年以内では13%、25年では30%とも言われています。発生する乳癌のタイプは、乳管癌でホルモン・リセプター陽性が多いとされています。それぞれ離れた3か所の部位にADHがあるとすると、今回ADHの中に癌が見つからなくても、今後乳癌を発生する確率はさらに高くなると考えられ、十分な注意が必要となります。(文責 石川)
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