41歳です。5月31日に乳癌の部分摘出、リンパ郭清手術を行いました。6月23日の病理結果では、ホルモン(-)、Her2(-)、Ki67:60-70%、リンパ転移:1/14で、トリプルネガティブということでした。術前のCT、胸部レントゲン、MRIでは遠隔転移はなしでした。トリプルネガティブということで、術後の化学療法は決まっていましたが、念のため病理の結果を持ってセカンドオピニオンを受けに行ったところ、そもそも現段階で転移はないのかという話になり、CT、血液検査を行いました。血液検査でのマーカーは正常値でしたが、CTで肺に2mmの怪しい影があると指摘され、再度手術をした病院で確認してもらうようにと言われました。肝臓にも怪しい所があるが、エコー所見では脂肪の集積だろうということでした。根治を目指して術後の化学療法に臨むつもりでしたが、転移があったとすると、一気にステージ4になることになり、大変ショックを受けております。トリプルネガティブで、Ki67値も高いとはいえ、こんなに早く転移するものなのでしょうか? 週明けに確認するしか方法はありませんが、いてもたってもいられず、相談メールを出させていただきました。ご助言よろしくお願いいたします。
一般的に癌の転移の能力は、主病変が1mm程度の時に獲得するといわれています。しかし、肺病変は、画像上、小さな病変があっても存在の確認はできますが、良性か悪性か、またそれが転移であるのか、肺自体の病変であるのかという診断はできません。これらを明らかにするためには、検査のための手術をし、病理検査をしなければなりません。いずれにしても現時点で行える治療を進めていくことが必要だと思います。貴女の状態を一番よく把握してくださっているのは主治医ですから、今後の治療方針を充分ご相談の上、納得のいく治療を選択してください。(文責 須田)