No.12955 異時性両側乳がんの化学療法

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2023.05.22 ひまわり 0 Comments

お忙しい所恐れ入りますが、気になる事があり質問させて頂ければと思います。よろしくお願い致します。2011年右側乳がんの際、化学療法としてcefとパクリタキセル、ハーセプチンを使用しました。今回2023年2月に左側乳がんで全摘をし、その後化学療法が始まりました。

左側 全摘
腫瘍の大きさ  1.6センチ
脈管侵略なし
波及度 エフ
センチネルリンパ節 転移なし(術前のエコー検査で腋窩に4ミリの丸いものが写っており経過観察中)HER2 3+
グレードII
ホルモン陽性

今回の化学療法は、パクリタキセルを3ヶ月、ハーセプチンとパージェタを1年間の予定です。そこで質問させて頂きたいのですが、今回2回目でアンスラサイクリンを使用する事が出来ないのですが、これに代わり何かプラスで治療出来る事はないでしょうか。再発しない為、最大限の治療をしたいと考えております。また、術前の腋窩のエコー検査での4ミリのものは、センチネルリンパ節で陰性であれば気にしなくて良いものなのでしょうか。お忙しい所申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。

 

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2023.05.22 須田 0 コメント

ハーセプチンとパージェタに抗がん剤を組み合わせ手術後の治療を行うと、再発する危険性が半分近くに抑えられることになります。この時に抗がん剤としてアンスラサイクリン系薬剤を同時使用すると心臓への副作用が増加しますので、アンスラサイクリン系薬剤は避ける事になり、タキサン系薬剤の使用を第一に考える事になります。1年間の治療後は、ホルモンレセプター陽性の乳癌ですので、その後5~10年間ホルモン療法を行うことになります。この療法により更に再発を半分程度減らすことができます。

また、センチネルリンパ節転移無しですので心配ないと思いますが、エコー検査での0.4cmのものは、主治医がフォローしていくと思います。(文責 須田)

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