昨年4月に乳房温存術を受けました。ルミナールA、大きさは19×15×17ミリ、リンパ節はセンチネルリンパ1/1、レベルⅠ 4/8、核グレードは3、ER・PgRは陽性、HER2は陰性、Ki-67は30%でした。手術後はECを4回.、DTXを4回、放射線治療を30回受けて、現在はアロマターゼ阻害剤の内服10年と言われて半年経ちました。相談ですが、この場合はベージニオを内服追加した方が治癒を目指せますか? よろしくお願いします。
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2022年2月に術後の再発予防としてのベージニオの使用が承認されてから、リンパ節転移が4個以上あるなどの再発リスクの高い乳癌術後の内分泌療法にベージニオを2年間加えることが、乳癌診療ガイドラインでも「強い推奨」と認定されるようになりました。よって、このケースでも、ベージニオを2年間内服することで、より再発リスクを減少させることが期待できます。しかし一方で、頑固な下痢などのベージニオの有害事象の存在や、この薬剤がとても高額である点などもよく理解した上で、ベージニオ使用の是非を決定する必要があると考えます。(文責 谷)
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