No.12055 このままの治療法でいいのでしょうか?

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2017.08.07 0 Comments

42歳、2012年右乳がん発症。部分切除。25日の放射線、その後タスオミン、リュープリン三か月製剤。2016年11月NCC-ST439上昇
大きさ 浸潤部 6×4㎜
乳管内進展 18mm以内 乳管内病変を含めた全体25×30×7mm
pT pT1b
形状 中間
組織型 invasive ductal carcinoma,papillotubular type with a prominent intraductal component and lobular carcinoma in situ Grading Nottingham grade=1(Total score 5) tubular formation:1 Nuclear pleomorphism:3 Mitotic count:1
浸潤範囲 g f
脈管侵襲 ly0,v0
断端 negative
免疫染色 ER(+) 95%以上,PgR(+)80%,HER-2 score 2,CK19(+)100%
リンパ節 pN0 n1(-)–sentinel(0/2)
Comments 浸潤部は乳管癌であるが、非浸潤部は乳管癌と小葉癌が混在している

現在 リュープリン三か月、レトロゾール、を服用しております。PET検査では光り方が鈍くなっているので、このままの治療法で行くそうですが、腫瘍マーカーはNCC-ST439が86にもなり、CEAも1.1推移だったのが2.2に上昇してきました。このままの治療法で良いのか、どんどん腫瘍マーカーが上がっていくのが不安です。遠隔転移も時間の問題なのか、なんとかここで食い止めたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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2017.08.07 石川 0 コメント

乳癌の腫瘍マーカーとしては、普通CA15-3とCEAは測定しますが、NCC-ST439を測定することはそれほど多くないと思います。NCC-ST439は乳癌だけでなく、膵癌、胆道癌、肝癌,大腸癌などでも高値となることがあります。そちらの方の検策も必要と考えます。また、小さな病巣でもわかることがあるPET-CT検査を一度受けてみたらいかがでしょうか。これら検査で異常所見が無ければ、経過を見ていくことになると思います。どんな腫瘍マーカーでも、偽陽性、偽陰性はつきもので、万全ではありません。(文責 石川)

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