No.12897 抗がん剤の使用について

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2022.11.22 匿名 0 Comments

先日、右全摘の手術をしました。病理の結果は以下の通りです。

浸潤性乳管癌(硬癌)

浸潤癌の部分 0.34×0.11cm(非浸潤部を含めた全体の広がり2.3cm×1.2cm×0.4cm)

リンパ節 2mm以下の微小転移1個あり(1/4)

ER80%  PgR50%  Ki67 40-50%  グレード2

主治医からは、抗がん剤の使用を提示されました(EC4回、またはEC4回+PTX4回)。オンコタイプDXにも出して頂いており、結果待ちなのですが、浸潤部分が少ないため判定不能の結果が出る可能性も高いと言われています。まだ子供が小さく、長くそばに居たいという思いはありますが、抗がん剤はできればやりたくないという思いも強く、考えても考えてもどうしたらよいか決められずに、大変悩んでおります。やはり抗がん剤をした方が良いのでしょうか。した場合としない場合の転移再発率はどのようなものなのでしょうか。アドバイスを宜しくお願い致します。

 

 

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2022.11.23 須田 0 コメント

貴女の場合、今後の治療としてホルモン療法は行うことになりますが、更に追加の化学療法としてエピルビシンを含む治療法が主治医から提案されています。主治医から提案されているエピルビシンを含む治療法は再発を半分近く減少させることが知られておりますが、更に、数値で示された、より正確な情報を得るために、オンコタイプDx検査を行っていることになります。オンコタイプDx検査は、再発の可能性と抗がん剤の効果の程度を予測する検査で、10年以内に再発する確率が数値で示されます。この結果を考慮して適した治療選択ができます。

化学療法が提案されている場合、オンコタイプDx検査で「不要」と判断されれば、患者さんの身体的・経済的負担は減りますが、「再発の可能性が高い」と出た場合は、科学的根拠に基づく必要な治療ということになります。検査結果は3週間前後かかりますが、結果を待って吟味、貴女の思い・子供さんの状況等を考慮して、主治医と一緒に最善の治療を考え、選択することになります。応援しています。(文責 須田)

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