No.12867 術後の病理結果と放射線

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2022.09.11 PURU 0 Comments

以前一度相談させていただきまして、丁寧に答えていただき、理解できました。ありがとうございました。今回、術後の病理結果がでました。また教えていただけたらと思います。

病理組織診断

Left breast Bp+SN total size about 5mm low grade pTis(DCIS) g. Ly0.V0.pN0(SN=0/1)

左乳腺部分切除検体、センチネルリンパ節生検

提出材料は88×86×30mm大の左乳腺部分切除検体、ならびにセンチネルリンパ節1個です。割面像では明らかな腫瘤病変は同定困難です。組織学的に割面GHIJにかけて間質の線維化や軽度の炎症細胞浸潤、浮腫と出血が認められST-MMT後の組織変化として矛盾ありません。標本26においてcolumnar cell lesionsの集簇像が認められ、わずかに異型上皮の乳頭状増殖像が見られます。コメド壊死(-)分泌型石灰化(+) 既往検体と合わせてLow grade ductal carcinoma in situの像と考えます。間質浸潤像、脈管侵襲は認められません。別途提出された乳頭側、内側、尾側断端に明らかな癌細胞は認められません。切除断端はいずれ方向も陰性と考えます。センチネルリンパ節1個は4分割で標本作製されています。リンパ節に癌細胞の転移は認められません。

上記の病理結果での放射線治療の省略は現実的でしょうか。やはりガイドラインに沿って放射線受けるべきでしょうか。宜しくお願い致します。

 

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2022.09.12 鈴木 0 コメント

放射線治療は、残った乳腺への新規の乳癌の発症を抑える目的に行います。部分切除を行ったのであれば、その組織型がどうあれ、ガイドラインどおりに照射をすべきと考えます。事前に照射もセットで行うよう説明を受けたのではないかと思いますので、しっかりと治療を受けて頂ければと思います。(文責 鈴木)

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