No.12828 治療法について

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2022.07.01 M.T. 0 Comments

2020年乳癌告知、トリプルネガティブ、パクリタキセル12回。全摘手術、AC療法4回 放射線治療25回。ゼローダ6ヶ月。今年2月に肺転移、リンパ節転移発覚。ハラヴェンで一度は縮小したものの、6月のCTで再増悪し、ハラヴェンは効果が弱くなってきたと言われ、次の治療法を提示されました。しかし、すごく迷っています。ジェムザール、ナベルビン、PDL-1が陽性だったためアブラキサン+アテゾリズマブの3つを提示されました。ただ、パクリタキセルがあまり効果がなかったので、アテゾリズマブ+アブラキサンは効果がないかもということでした。主治医に聞くと、3つとも同じぐらいの薬剤の強さだということで、余計に迷ってしまいました。効果がありそうなのはどれでしょうか? 宜しくお願いします。

 

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2022.07.01 清水 0 コメント

一昔前は、トリプルネガティブは抗がん剤だけと言われていましたが、最近はトリプルネガティブ乳がんの中には、さまざまのタイプが混ざっていることがわかってきて、その特徴に合わせた治療が勧められます。現時点では二つ解っていて、その一つが免疫チェックポイント阻害薬です。PDL-1が陽性であれば免疫チェックポイント阻害薬が有効ですから、提案されている中では、まずアブラキサン+アテゾリズマブを試すべきだと思います。もしパクリタキセルが不安であれば、もう一つの免疫チェックポイント阻害薬であるキートルーダと他の抗がん剤の組み合わせを検討してはどうでしょうか。もう一つはBRCA遺伝子変異の有無による治療薬の検討で、BRCA1/2の遺伝子検査を行なって、遺伝子変異が陽性であればリムパーザが有効になります。(文責 清水)

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