No.12810 肉芽腫石灰化

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2022.05.13 tsk 0 Comments

乳がんを患い11年目です。1年前に全ての治療が10年かけて終わり、現在45才になります。1年に一度マンモグラフィとエコーをしております。

1)マンモグラフィが、温存手術のため乳房が少なく、挟むだけなく、毎回痛くて泣いています。主治医に相談したところ、MRIでもいいと思うと言われましたが、どうでしょうか?マンモグラフィより細かく見られるのでしょうか?

2)肉芽腫石灰化について、1年に一度検査しています。主治医は、「大きさなど変わりない、問題ない」と言いますが、肉芽腫石灰化が悪性になる可能性とかあるのでしょうか?

3)ホルモン剤をやめて6ヶ月後に生理が来ました。ものすごく不純で、40日間隔とかできたりします。正常にもどりますか?

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2022.05.13 須田 0 コメント

1)マンモグラフィー検査では、一義的には集簇する石灰化像を見つけて、石灰化像の1つ1つの形や全体の分布を分類し、どのくらい癌が疑わしいかを判定し、必要時には生検を行い、非浸潤性乳管癌を確定しようとするものです。術後のフォローアップでも、健側、患側につき、1年に一度マンモグラフィーを行う事が重要です。

2)肉芽腫石灰化は術後の瘢痕組織に伴った石灰化ですので、乳がんとは関係のない石灰化という事になります。多くの場合、明らかに良性の石灰化ですが、石灰化のある場所が瘢痕組織か周囲の乳腺組織か判定が困難な場合があります。このような時、経年的にマンモグラフィーを比較して、石灰化の大きさや数に変化がなければ、癌に伴った石灰化でないと判定することができます。

3)日本人の平均閉経年齢は50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40代の前半、遅い人では50代の後半に閉経を迎えます。現在45歳とのことですので、このまま不順なこともあり得ます。(文責 須田)

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