No.12791 腫瘍マーカーと画像

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2022.03.28 匿名 0 Comments

2019両側乳癌部分切除 ddAC×4 DTX×4  終了後2020両側全摘術 放射線療法受けタモキシフェン内服中です。浸潤性小葉癌 ER+ PR+ HER2−

2021、11 定期受診時CEA上昇 造影CT所見なし 腰痛あり PET CT施行 所見なし
2021、2 CEAさらに上昇 胃カメラ 大腸カメラ 子宮頚体癌検査問題なし 造影CT所見なし。次回、CEAさらに上昇するようであれば、画像上転移なくても再発転移の治療を開始することも考えるとのこと。

CEAの変化
2020年10 月  4.5、  2021年1月   4.0、 2021年5月   2.7、   2021年8月   4.7、 2021年11月   26.6、 2022年2月 83.5

1)腫瘍マーカーが上昇しているが画像で見つからない場合の治療方法はどのようにされますか?

2)その場合、効果の判定は腫瘍マーカーのみになりますか?

3)次に使用する薬剤は何になりますでしょうか?

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2022.03.28 俵矢 0 コメント

1)2)3)

CEAが上昇とのことで、乳がんの再発の可能性が最も高いとは思いますが、他の部位原発のがんの可能性も否定できません。通常は画像診断や組織診断で悪性腫瘍の部位が特定できない限りは治療を開始しないです。しかし、この場合、上昇のペースが早いですし、試しに乳がんの治療薬を試してみて、腫瘍マーカーが下がれば、乳がんの再発であると判断して治療を進めると言う担当の先生の判断は理解できます。 その場合、どの薬剤を行うかは特に決まったものはありませんが、化学療法のような副作用の強い治療よりも、内分泌療法を変えてみるなど、副作用が比較的軽い治療からいくことが多いかと思います。効果の判定はCEAと画像診断で行うことになりますが、常に乳がんの再発という判断で良いのか、他部位のがんの可能性はないかということを念頭におきながら治療を進めていくことになります。(文責 俵矢)

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