No.12783 非浸潤がん 術後治療選択について

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2022.02.25 ゆなママ 0 Comments

術前に非浸潤癌診断を受け、全摘を選択しました。病理結果がでて、治療方法を選択しなくてはならず、悩んでいます。以下病理結果です。

非浸潤性乳管癌 0.8×0.5×3.5cm 断端陰性 リンパ節転移なしセンチネルリンパ節2個切除 ptis N0M0ステージ0 グレード1 ki-6710% ER 99%PgR 99% HER2  0

主治医からは、TAM5年を提案されました。長生きの為、全摘を選んだ私ですが、薬の副作用に迷っています。子宮内膜症、チョコレート嚢胞疑いで7年前に出産したのですが、31週での緊急帝王切開になりました。(子宮の状態が良くなかった)? 主治医は、体癌を発症した人は見たことないで終わりだったのですが、乳がんになった今、絶対はないと思って迷っています。私の状態で、服薬する、無治療(5年間 半年に一度マンモ、エコー)では、再発率(局所再発、遠隔転移)にどれぐらい影響があるのでしょうか? 服薬すれば、体癌は1000人に2人が、6〜7人になる。乳がんはすでに発症しているので、健側も時間の問題? どうせ発症するなら無治療もあるのかと、考えがまとまりません。健側の予防とは言うけれど、サブタイプが違えばあまり予防効果がないような? 素人考えに、ひとつの指針をいただきたいです。よろしくお願いします。

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2022.02.25 清水 0 コメント

非浸潤性乳管がんの場合、基本的には術後補助療法の必要はありません。Tamoxifenを内服するのは対側乳がん(ご指摘の通りER(+)乳がん)の発生を予防するためです。しかし、ご指摘の通りTamoxifenを内服すると、子宮体がんのリスクが高くなります。主治医の先生は経験ないとおっしゃっていますが、私は経験あります。ですから、対側の乳がんのリスクと、子宮体がんのリスクを天秤にかけることになります。もう少し詳しくいうと、対側乳がんの発生率は10年で7%程度で、Tamoxifen内服でおおよそ半減します。しかし、対側乳がんは今後の定期的な検査で早期発見できることが予想されるので、予後への影響は小さいと思います。一方、子宮体がんについては、ご指摘のようなriskがありますが、Tamoxifenによって発生する子宮体がんは予後の良いタイプと言われ、診断されてから手術を受ければ、命への影響は少ないと言われています。ますます悩ましいですね。私たちにはどちらが良いとお勧めできません。皆さんが、それぞれのメリット、デメリットをよく考え、自分の考えで決めることが大事です。Mailの内容からは、貴女はTamoxifenの副作用を強く心配しているように思われます。そうならば、Tamoxifenを内服しないで、対側乳房の検査を定期的に行う方を選択したら良いのではないでしょうか。(文責 清水)

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