温存手術を経て、半年間の化学療法(FEC4回→ドセタキセル4回)、放射線治療(2.66グレイ×16回=42.56Gy)を受け、現在は10年間のホルモン療法中(ノルバデックス)です。
がんセンターに通院していましたが、2021年10月に術後1年検診が終わり、今月から地域連携クリニックでの診察に移行しました。先日、がんセンターからの紹介状を持参し、提携クリニック初回の診察を受けましたが、その際、紹介状に、「半年に1回のNT-proBNP検査をお願いします」との記載があったのが目に入りました。化学療法開始前に心臓エコーを受け、終了後は血液検査でNT-proBNP値を計測したうえで、化学療法による心臓への影響を見ていたのだと思いますが、その時は問題なしと言われていたので、今後も継続してNT-proBNP値を計測するとは思っていませんでした。継続してNT-proBNP値を見るということは、どういう意味を持つのでしょうか? 今のところ、疲れやすいことや、今まで大丈夫だったけど息が上がってしまう動作がある程度ですが、心臓が弱っているということでしょうか? (気になるところと言えば、年齢的には高血圧になっていてもおかしくないのですが、逆に下がっていることです)
年齢は46歳、腫瘍径2.4×1.8cm(浸潤径2㎝?)、センチネルリンパ節1/3個に微小転移(リンパ節郭清なし)、サブタイプはルミナールB型(ERのみ10%)、グレード3、ki67値は50%以上です。よろしくお願いいたします。
化学療法を施行することによる心臓への負担を考えて、心臓のエコーやNT-ProBNP値を測定するなどして、心臓の機能の評価を行うことは必要とされております。しかし、その期間や回数に具体的な決まりはありません。通常測定して異常が認められなければ、1-2回測定して終了することが一般的であると思います。しかし、そのがんセンターが化学療法後の心臓への負担を詳しく調べる方針なのかもしれませんし、あるいは何かの理由で貴女の心機能が変化する可能性を考えておられるのかもしれません。いま受診されている提携クリニックの先生に率直にお聞きになられてはいかがでしょうか?(文責 谷)