No.12692 ベージニオの減量と副作用について

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2021.06.30 ヒロ 0 Comments

現在、乳がんステージ4で、ベージニオとフェマーラ内服治療を続けて一年になります。今はベージニオが効いていて、腫瘍も小さくなっているようです。最初の頃はベージニオ副作用の下痢が酷く、内服開始より2週間で150mgから100mgに減量しました。減量後は副作用も少し治まり、下痢止め(ロペラミド1mg)を使いながら、何とかうまく付き合って来ましたが、内服一年経った今、また下痢が酷くなってきました。主治医からは、下痢はベージニオ副作用のせいなので、
・今の100mgを50mgに減量し、下痢が良くなれば元の100mgに戻す。
・しかし50mgでも下痢になってしまうと次は他の薬に変えるしかない。
・他に効く薬があるかは分からない、と言われました。

主治医は簡単に減量を指示しますが、元々150mgの薬を50mgに減量しても効果があるのか不安です。また、抗体が出来てしまうと50mgでも副作用が出て、ベージニオが使用できなくなるのではという不安があります。今はベージニオが効いていて腫瘍が抑えられているので、この薬が使用出来なくなるのが怖いのと、下痢の副作用は時期的な物があるのでは?と思い、もう一カ月100mgで様子を見る事にしました。
こちらの先生方にお聞きしたいのですが、
①下痢の副作用で身体に負担をかけるより、減量した方が良いですか?
②ベージニオを50mgに減量しても効果はありますか?
③減量後、副作用が治まれば元の量に戻す方法で良いものですか?
④副作用は一旦収まった後で、私のように再度出る事はありませんか?

長くなりましたが、宜しくお願い致します。

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2021.07.01 0 コメント

対象患者さんにとってベージニオがよく効いて症状を改善させることはしばしばみられることですが、一方で下痢の副作用で悩まされるケースも少なからず見られます。薬剤でコントロールのつかない脱水・体力低下などが進行する下痢であれば、ベージニオを減量し、症状の改善を図ることが必要です。副作用が強いために減量するケースでは、減量してもその効果は十分に認められると考えられます。また下痢が治まれば元の量に戻すことも可能かもしれません。ベージニオによる下痢はいったん治まっても再度出現することはありますので、その都度的確な対処が必要となります。(文責 谷)

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