乳がん患者です(非浸潤がん)。今年で13年経過しています。40代後半、出産経験なし。今までにマーカーやや高めはありましたが、再発はしておりません。最近になって、乳がんをしていない胸に、「のう胞」が突然出来ました。ホルモン剤(タスオミン)の有効性は10年と聞いています。主治医は、こののう胞は、年齢的なものだと思うから気にしなくてもいいといいます。対側の乳がんの心配をしています。これは主治医が言う「年齢的なもので、気にしなくていいのでしょうか?」 お忙しい所、恐れ入りますが、回答お願いします。
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”のう胞”は主治医の先生がおっしゃるように、40歳代の女性に多くみられる良性病変で、心配ありません。対側乳がんの発生率は年率0.7~0.8%程度と言われています。つまり貴女と同じ年に100人手術したとすると、術後10年の間に7-8人が対側の乳がんを経験していることになり、術後20年では14~16人と、年と共に一定頻度で増えていきます。ですから、対側乳がんを恐れることなく、定期的な検診(原則は年1度のMMG、場合によってはUSも)をしっかりしてください。蛇足ですが、貴女が乳がんの手術をしたのは30代ですよね。血縁者に乳がん、卵巣がんの方はいませんか? もしいらっしゃるようであれば、遺伝性乳がんの可能性も考えなければいけなくなります。遺伝性乳がんの場合、対側乳がんの発生率はもっと高くなりますから、検診法も変わってきます。一度主治医の先生に相談してみてください。(文責 清水)
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