現在45歳、左側浸潤性乳管がんで、10/1温存手術(断端陰性)、ルミナールB型(ERのみ陽性、10%のためほぼトリプルネガティブ)、センチネルリンパ節微小転移あり(1/3)郭清なし、脈管侵襲無し、ステージ2、グレード3で、FEC+D療法・放射線治療・ホルモン治療(ノルバデックスおよそ5年)の治療計画です。
11/26からFEC療法を始め(骨髄抑制による白血球および好中球減少が著しく、2回目よりジーラスタも併用しています)、まもなく3回目の化学療法となりますが、生理前から左側首~鎖骨上のリンパ節が痛み、転移ではないかと気になっています。
首のリンパ節のしこりと痛みは手術前からあり、しこりの大きさは変わっていないのですが、痛み方が今までと異なり、ジンジンと痛むようになっています。(今までは、なんとなく痛む、という感じでした) 触ると痛みが強くなります。生理周期とリンパ節の痛みはリンクしていたため、生理が終われば痛みもなくなるのではないか、と思っていましたが、FEC療法で生理が完全に止まると言われていたところ、2回生理が来ており、1回目の生理が完全に終わらないうちに2回目が来たため、生理周期との関連がわからなくなりました(うち、2回目は、21日で来ています)。また、温存手術をしてくりぬいた部分と脇が痛み、くりぬいた部分は気づいたら石のように固くなっています。主治医は、温存手術をした部分は、放射線治療が始まるまで(今のところ、5月ごろの予定
)には、平坦になる、または凹むとおっしゃっていました。
化学療法の実施中に再発・転移することはあるのでしょうか? 術後3か月検診があるはずなのですが、まだ予約が入っていないため、主治医とお話をすることができる時期は未定です。
手術前から有った頸部と鎖骨上のリンパ節ですが、通常手術を施行するにあたって遠隔転移の有無は検索するはずですから、その時点で問題視されていなければ、転移ではないと考えます。また痛みを伴うとすれば、癌の転移と言うよりむしろ炎症を考えます。虫歯とか副鼻腔炎(蓄膿症)とかは考えられませんか? また創部の硬いのは、通常は術後の瘢痕形成ですから、問題となることは少ないと考えます。局所の再発や腋窩の先のリンパ節転移は、通常もっと先(どんなに早くても1~2年とか)に起こります。まだ術後3ヶ月位でしょうから、余程増殖速度の速い癌でも早すぎるような気がします。しかし現実では有り得ないことも稀には起こることもありますし、この相談室に問われても、診察できないので100%の正解を答えられません。どうしても心配なら主治医の診察を受けるべきです。多分杞憂で終わることと思いますが、患者さんの心配事を払拭するのは主治医の役目です。(文責 久保内)