乳がん検診の結果が送られてきて、要精密検査とありました。「マンモグラフィーで局部的な微少石灰化がある。スピキュラを伴う腫瘍。エコーでは、多角形不整形な腫瘍(約1cm程度)構築の乱れあり」と、書かれていました。自分で色々調べたところ、スピキュラを伴う腫瘍は、硬癌という予後のあまり思わしくない癌の可能性が高いとわかり、心配です。上記のマンモ、エコーの診察結果を判断材料とした場合で、非浸潤癌である可能性は少ないですか? ちなみに、約1年前にも同じ病院で乳がん検診を受けており、その時はマンモ、エコーともに異常なしでした。たった1年で腫瘍が1cm近く大きくなっていることはありますか? 進行性のものとかではないですか?
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拝見した内容からは、80~90%の可能性で「硬癌」ではないかと思います。胃癌の「硬癌」は極めてたちが悪いのですが、乳癌の「硬癌」は通常のありふれた癌です。それが1cmの硬癌だと考えてお話しすれば、かなり小さい乳癌だと思います。乳癌検診では触知しない小さい乳癌を見つけるのが重要な役割ですが、検診発見乳癌でも非浸潤癌は20%位しかありませんし、80%は浸潤癌です。浸潤癌でも1cmで見つかったら早期癌で、90%以上の10年生存率ですので、極めて稀に見られる進行性の乳癌を心配なさるのなら、このようなサイトで相談するのではなく、早く精密検査を受けて早く治療を受けられた方が良いと考えます。(文責 久保内)
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