毎年会社の健診で乳がん検査をしており、昨年1月の検査(マンモグラフィー)迄は異常がありませんでした。その後、秋頃に左の乳房に固いしこりを確認したのですが、なかなか検査に行けず、今年の健診で、やはり異常を指摘され、クリニックを受診。超音波誘導下吸引式組織生検で良性の葉状腫瘍と言われ、今月初旬に局所麻酔で摘出手術を受けました。腫瘍の大きさは約5㎝。先日組織検査の報告があったのですが、気になる文言が入っていたので、質問させて頂きました。下記に転記します。
全割1-11:#1-11にはほぼ陳旧化した類臓器型主体の線維腺腫が認められます。また#7-9の線維腺腫辺縁には10㎜程度の大きさの良性葉状腫瘍が併存しています。断端ですが、#10-11の線維腺腫辺縁には娘結節が存在しており、残っている可能性があります。また葉状腫瘍も切除面に接しており、これも残っている可能性があります。経過観察され変化が有ったら再検。
術前には、病変より少し余裕を持った切除をすると言っていましたが、上記の検査結果をみると、娘結節と葉状腫瘍の取り残しがあるという事でしょうか。そういう事であると、再発のリスクはかなり高くなるのでしょうか。ドクターは線維腺腫の一部に小さな葉状腫瘍があったので、早い段階で切除でき良かったが、再発の可能性もあるので、次回定期検査は半年後で、万が一、しこりを確認したら受診して下さいと仰っていました。
質問有り難うございます。これは、実際に手術をされている主治医が、どれくらいの安全域を含めて(正常の乳腺を含めて)切除したのか、ギリギリで切除したのかがわかりませんので、詳細はコメントできませんので、主治医とよくご相談下さい。病理結果からすると、切除した線維腺腫の近傍に別の線維腺腫(娘結節)があり、取り残しがあるかもしれない(切除面に露出しているとは書いていない)、葉状腫瘍も見つかったが、こちらも切除面に近接している(露出しているとは書いていない)、とのコメントです。あきらかに、腫瘍の露出があるわけではなさそうですから、慎重に経過観察で宜しいかと思われます。(文責 鈴木)