はじめまして。2月14日にトリプルネガティブ浸潤型との診断を受けました。しこりは1.5センチ程で、ステージ1、温存可能、グレード3、ki67は60%超です。術前抗がん剤で、昨日3月12日から、アブラキサンを3週間毎4回、その後別の薬に変えて3週間毎4回投与予定です。最近、元々指摘されたしこり以外に小さなしこりを見つけ、昨日の診察時エコーで診てもらうと、やはり6ミリほどのしこりがあるとのこと。先生はそれでも温存可能とおっしゃいましたが、乳首にもチリチリした違和感があり、既に浸潤しているのでは?と不安で、全摘を選択すべきかとも思います。1月末に、近くの病院と今の病院と両方でマンモとエコーの検査を受けて、その時は気づかれなかったしこりが既に6ミリになっているということを考えると、他のトリプルネガティブの方の情報を参考にさせていただいても、抗がん剤の頻度や回数が少な過ぎる気がしますが、大丈夫でしょうか。だらだらと申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
化学療法は、術前に行っても術後に行っても、効果は同等ということになっています。術前に行って、さらに必要な時には、術後に化学療法を追加して行います。
直接診察していないので、1.5cmの主腫瘤と0.6cmの腫瘤との位置関係がわからず、確かなことは言えませんが、多発乳癌であるとすれば、最初から乳房を全部切除する乳房切除術が選択される事もありますし、2つの腫瘤が近くにあれば、温存手術は可能と思われます。術前化学療法を行うのであれば、提案されている化学療法を行い、その後、乳房切除術または温存療法の為の部分切除術が行われ、摘除標本を病理検査して化学療法が効いているかどうか評価することになります。その結果を踏まえて、化学療法を追加するかどうかを、主治医と相談することになると思います。なお、全部切除する乳房切除術と乳房温存療法(乳腺部分切除術+乳房照射)の治療効果は同等とされていますが、温存療法の場合は術後放射線療法が必要になります。前向きに病気と向き合うためにも、納得のいく治療を受けることが大切です。貴女の状態を一番把握して下さっている主治医と充分ご相談ください。(文責 須田)