もうすぐ71歳になる母の乳ガンについての質問です。昨年の4月に右乳ガン、リンパ節転移ありでグレード3Cの診断を受けました。乳房のしこりは2㎝ほどでしたが、リンパ節転移がかなり広がっている状態でした。生検結果は、ER 91.79 陽性、HER2 陰性、Ki 67 4.98%。5月よりEC (エピルビシン+シクロフォスファミド)4コース実施、8月よりDOC (タキソテール)4コース実施、11月末に手術 Bp+Ax 。
今年の1月初めに放射線治療を受けるためのCT検査を実施したところ、肝臓に転移発覚、放射線は中止となる。その際に、術後の病理検査の結果の説明がやっとあり、リンパ転移3個、ER (-)0.67% HER2陰性 Ki 67 55% との説明。ホルモン治療ができて、進行も遅いと思っていたのに、まさかのトリプルネガティブの診断にびっくりです。こんなにも違うことがあるのでしょうか? この診断を信じて良いのでしょうか?
予後についての話もあり、2年を目標と言われ、母も娘の私も予期せぬ言葉に頭が真っ白になってしまいました。1/21からゼローダ(10T/日) 2投1休 を開始したところです。3月の結果をみて、ゼローダが無効と判断されれば、Bev +PTx 、ハラヴェンなどを考えているようです。ちなみに、BRCAとPD -L1は陰性でした。
主治医と話していると、死を前提の話し方にしか聞こえず、私としては諦めない治療をしてくれる前向きな医者にお願いしたく、セカンドオピニオンを考えているのですが、この状況でもセカンドオピニオンは有効でしょうか?
抗がん剤以外の手だてはないのでしょうか? 北海道札幌市に住んでいるのですが、このような場合のセカンドオピニオンに適した病院など教えていただくことは可能でしょうか? いろいろ本を読んだり、インターネットで調べてはいるのですが、どうしたらよいのかわからなくなってしまいました。ご回答いただけると幸いです。宜しくお願い致します。
札幌の医療事情は分かりませんが、乳がん学会のホームページなどで乳腺専門医、指導医のいる病院を探して、セカンドオピニオンをすることをお勧めします。術前化学療法後の病理診断で、このようなことは時々あります。
肝転移がある場合、このような抗がん剤の選択は妥当と思います。これ以外にも、ジェムザール、ビノレルビンなども使えますので、どれかは効くと思って治療を続けることが重要だと思います。残念ながら肝転移は最も予後が悪くなる転移部位の一つではありますが、最近の化学療法の進歩でどんどん改善してきていますので、最悪のことを話されているのでしょうが、だれが助かり、だれがだめになるのか誰にも分かりません。(文責 石山)