ご丁寧な返信ありがとうございます。参考にさせていただきます。グリコーゲンリッチ乳がんは、教科書的には同等か若干予後が悪くなるというのは、グリコーゲンリッチ乳がんの方が全員再発してるわけではないのですか? 教科書ではなくて、もし先生のご経験的にはどうなのでしょうか? すごく稀な乳がんとみたので、乳がんで再発してしまう数少ない人は、この稀な癌の人なのではと悪い方に思ってしまいます。私の場合は、先生も無治療にしますか? 抗ガン剤はしますか? ホルモンは弱陽性です。
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わたしが経験した方は長期followできていないため、転帰は不明です。稀な癌だから転移再発が多いということはありません。浸潤径が5mmの乳管ガンであれば、術後10年での転移再発率は5%未満です。ということは、Glycogen-rich carcinomaの10年までの転移再発率は浸潤性乳管ガンと同等なら5%未満、若干悪いと考えたとしても7 or 8%未満と考えてよいのではないでしょうか。術後補助療法は無治療もしくは内分泌療法になると思います。最後に一つ確認しておいていただきたいのは、浸潤部の組織型が何だったかです。浸潤部の30%、つまり1.5mmがGlycogen-rich carcinomaだったのでしょうか? 転移再発を決めるのは浸潤部の組織型なのです。(文責 清水)
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