No.12298 病理検査の結果について

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2019.12.11 M 0 Comments

人間ドックで、マンモグラフィーでは異常がなかったのですが、エコー検査で7mmの腫瘍が発見されました。MRIを撮りましたが、その結果でも判断できず、マンモトームの結果、「ER+90%, PgR+90%, HER2 score0, Ki-67 5%(hot spot)で、乳管内を充満するように増殖する癌を認める。類円形で比較的大きさのそろった核と好酸性の細胞質を有する腫癌細胞からなる。ごくわずかに腺腔形成がうかがわれるところもある。間質への浸潤は見られずductal carcinoma in situを考える。免疫組織化学的に腫瘍細胞はCD56・synaptophysionがびまん性に陽性、ChromograninAも部分的に陽性となり、神経内分泌分化が示唆される。」という結果がでました。

1ヶ月後に、1cmほど4箇所切って、摘出し、手術中に検査もし、念のためセンチネルリンパへも広がっていないか確認も行います。術後、念のため、放射線治療を1日10分、1ヶ月行うと言われました。丁寧な説明と適切な対応だと、その時思ったのですが、冷静になって他の処置方法はないのかと不安になってきました。この処置方法は正しいと思われますか?

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2019.12.11 斎藤 0 コメント

Mさん、ご相談ありがとうございます。私の返事で少しでも不安が減れば嬉しく思います。

Mさんはエコーで7mmのしこりが見つかり、針生検で非浸潤性乳管癌と診断され、これから手術をお受けになる予定です。

ご質問内容に記載の「1cmほど4カ所切る」という術式がちょっと想像できないのですが、おそらく乳房部分切除術とセンチネルリンパ節生検をお受けになるのだと思います。ガイドラインでは非浸潤性乳管癌に対して手術をしないで経過観察をすることは勧められないと記載されています。乳房部分切除術の後に、放射線治療は現在の標準治療です。安心して今後の治療をお受け頂きたいと思います。(文責 斎藤)

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