アナストロゾールを内服して、４年になります。１０月２６日には、指先が、しびれから鈍くなり、手の外科で手根管開放術を受けました。乳がんの主治医から、「関係しているかも」と、言われました。風邪をひき、その数日後、耳に響く痛みがあり、耳鼻科で、「咽頭炎は、治っている。これは、耳は何ともない、顎です。耳鼻科でない。」と、言われました。顎関節炎なども起こしますか？ 今は、耳へ響く痛みが起こり、ロキソニン1錠を服用しています。1錠で、10～12時間位は効果があります。また、どのように対応するといいのでしょうか？
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アナストロゾールは閉経後女性の僅かに残るエストロゲン産生を抑えて、腫瘍増殖に歯止めをかけることが目的で投与するので、エストロゲン欠乏の副作用が考えらえます。高齢化で起こる軟部組織の硬化でおこる手根管症候群は、「関係しているかも」という程度の関与と考えます。関節症状も良く見られますが、多くは「1時間程度の朝の手のこわばり」から始まるもので、膝＞股＞肩関節の痛みや腰痛は時々見られます。顎関節は小さい関節で、しかも片側性なら、また上記の関節に何にも症状が無いのなら、アナストロゾールによる関節症状とは言えないのではないでしょうか？
耳が痛いなら耳鼻科でしょうし（別の耳鼻科に相談するのも良いかもしれません）、顎関節なら整形外科か口腔外科でしょう。（文責 久保内）
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