No.12262 タモキシフェン10年服用後のその後治療

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2019.10.20 セイ 0 Comments

現在55歳、多発性小葉ガン、最大腫瘍1.8センチで、2009年よりタモキシフェンを10年服用してまいりました。今後の治療法はあるのですか? 突然薬を止めて良いのでしょうか? このガンは細胞が小さいとの事なので、転移が心配です。心の持ちようを教えて下さい。

 

 

 

 

 

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2019.10.21 0 コメント

乳がん術後に10年間タモキシフェンを服用して現在に至るとのこと、まずは本当にお疲れ様でした。10年経ったからといって、乳がんの場合再発する可能性がゼロになった訳ではなく、タモキシフェンの服用を終了することがとても怖いというお気持ちは、よく理解できます。しかし、タモキシフェンを10年以上服用しても今後の再発率を減少してくれるかどうかはよくわかっていないこと、タモキシフェンの有害事象(ホットフラッシュなど更年期様症状、子宮体がん・血栓症の発生率の上昇など)もあることなどより、10年で終了することが標準であると考えます。これまでの10年間は乳がんの再発を予防することに全力を注いでこられたことと思いますが、これからは大腸がんや肺がんなど、他のがんになる可能性や、がん以外の重大な病気も乳がんの再発と同程度に重要であると位置づけて頂き、「一病息災」の考えで健康に留意して頂ければと考えます。本当にお疲れ様でした。貴女の今後のご健康をお祈り申し上げます。(文責 谷)

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