今後の治療について質問させてください。現在56才です。
2009.11 右乳がん、温存手術+放射線治療
2014.10 右乳がん再発 全摘手術 ホルモン治療(ノルバティックス)現在まで服用中
病理検査結果 浸潤性乳管癌 最大径:1.9cm、グレード:2、ER:70%、PgR:90%、HER2:2+、Ki-67 LI:30% ルミナールB
2017.04 再建手術
2019.07 肺転移2か所(右8mm、左9mm) 摘出済
10年前に乳がんが発覚し、温存手術と放射線治療、5年前に再発し、全摘手術、その後ホルモン治療をしてきました。今回、CTにて影を発見し、摘出手術を実施したところ、肺転移とのことでした。(今回は、目に見えるものは切除し、現在、その他の転移は見えていないとのことです)
今後の治療について、主治医より、抗がん剤治療(EC療法)プラスホルモン療法(注射)を提案されました。肺転移が発見されたということは、今後またどこかに転移が発見されるのではないかと不安です。また、今まで抗がん剤治療をしたことがありません。一番標準的な抗がん剤とのことなのですが、抗がん剤が色々ある中で、この治療方法でよいのか、今の自分にあった治療方法が何なのか、自分のような経緯の方は、どんな治療をしているのか、できる治療がある限り実施していきたいと考えています。もし、先生ならどのような治療を進めていかれるか、ご意見をお聞かせ願います。
よろしくお願いいたします。
ご相談どうもありがとうございます。再発されて、とても驚かれていらっしゃることと存じます。少しでもお力になれましたら幸いです。
ルミナールBタイプとのことですので、化学療法が有効であり、ホルモン療法、抗HER2療法のすべてで効果が期待できます。従いまして、主治医の先生のおっしゃるように、アンスラサイクリン系であるEC療法とホルモン治療をおこなっていくことが望ましいと存じます。加えまして、タキサン系の抗がん剤やハーセプチンも組み合わせて治療に取り入れていくことも選択肢に入ってまいります。主治医の先生とも良く相談されて方針を決定なさってくださいね。応援しています。(文責 高橋)