昨年末に健康診断内でマンモグラフィーを受けたところ微小円形石灰化が見つかり、要精密検査。エコー、MRIも受けましたが、先生からは「非常にグレーゾーン、判断が難しい」とのことで、最後に受けたマンモトーム生検で非浸潤性乳管がんと診断されました。角度を変えて採取したもの全てから癌が見つかったとのこと、恐らく範囲が広いと思われるため、主治医としては全摘を勧めますと言われました。非浸潤だと範囲を見定めるのは非常に難しいとのこと、頭では理解しても、素直に自体を飲み込めないでいます。セカンドオピニオンに行ったところで恐らく同じように言われて終わりのような気もしますが、やはり同意見を持たれますでしょうか。開けてみなければ分からない。でも、全摘しかないのでしょうか。
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たしかにMRIで非浸潤がんの広がりを判断するのが難しいこともあります。おそらく石灰化は、マンモトームの結果、がんに伴う石灰化であることがわかっているので、その石灰化が乳房全体にひろがっているのであれば、全摘をせざるを得ません。 しかし、なんとか乳房を残したい場合には、石灰化の範囲が温存術が可能な大きさであれば、まず温存術で手術を行います。 切除した組織の最終的な病理診断で、断端が広範囲に陽性であれば、改めて全摘+再建を行い、断端が陰性であればよし、陽性がごく一部で乳管内(非浸潤がん)に限局している場合には、術後の放射線照射を残存乳腺に加えて切除断端にも追加照射することで再発を防止する方法もあると思います。 いずれにせよ、病理結果と画像所見が重要ですので、その資料を携えてセカンドオピニオンを受けられるのが悔いの残らない考え方と思います。(文責 徳田)
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