No.12144 乳房パジェト

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2019.01.15 KA 0 Comments

初めての相談になります。宜しくお願い致します。62歳です。乳頭の痒みと皮剥けで受診した皮膚科からの紹介で乳腺外科に移り、マンモグラフィ、超音波検査を行い、問題なしとの結果でした。同時期、同病院の皮膚科にもかかり、塗り薬を出して貰うためでしたが、こちらで生検を行いました。結果が悪性で、パジェトという癌ですとのお話。直ぐに乳腺外科に再度受診、左乳房全摘センチネルリンパ生検を行うということで、検査の予定が入りました。これからCT, MRIと受ける予定です。純粋な乳房パジェトでも全摘出しか選択肢はありませんか? セカンドオピニオンを受けようかと思っていますが、必要はありませんか? 宜しくお願い致します。

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2019.01.15 高橋 0 コメント

ご相談どうもありがとうございます。乳房パジェット病は、「乳がん全体の中における頻度は0.5%~2%とされ、多くは非浸潤性ないしは微小浸潤に限られ、予後は良好であることが多い。」とされております。乳房MRI検査で病気の広がりを確認し、多くの場合には乳房全摘出術が適応とされ、検査結果とご本人様の強いご希望により乳房部分切除をおこなう場合もございます。乳房部分切除をおこなった場合には、手術後に約一ヶ月の放射線治療の通院をおこなう必要がございます。まずは必要な検査をお受けになって、ご自身の状況に適した手術の方法をご相談なさるのが良いかと考えます。乳房全摘になったとしても、乳房再建という選択肢がございます。もし様々な先生の意見をお知りになりたいときには、セカンドオピニオンも大切ですが、検査情報が揃っていなければ相談もできません。あらゆる可能性を考慮しながら、まずは病気を完治させることを目標に検査や治療に取り組んで行ってくださいね。これからも応援しています。(文責 高橋)

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