No.11854 術後の治療方針に関するご相談です

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2016.02.17 T 0 Comments

65歳(閉経済み)の母のことでお尋ねしたいことかあり、メールさせていただきました。先月、部分切除の手術をし、先日下記のような病理の結果が出ました。

浸潤性乳管がん、ステージI
腫瘍のサイズは12×12×8mm
断端陰性、脈管侵襲なし、リンパ節転移なし(0/3)、
核グレード1(NA=1,MC=1)
ER(+)、PgR(-)、ki-67 4%、 HER2(0)

質問させていただきたいのは、放射線治療を受けるか否かです。主治医からはホルモン療法のみでよいと言われていますが、日本乳癌学会の診療ガイドラインで状況を照会すると、「放射線治療を強く勧める」との記載があります。その他も素人なりにいろいろ調べてみたのですが、医師や病院により見解が異なり、悩んでいます。母は足が少し不自由なので、毎日の通院(放射線治療)は負担になると思う反面、母にはガンの再発の可能性を減らして元気でいて欲しいのです。お忙しい中とは存じますが、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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2019.01.13 大西 0 コメント

温存手術後は放射線照射をすることが基本になりますが、ER陽性の高齢者(だいたい70歳以上)では放射線照射のメリットも少なく、照射を省略することもあります。ただし、放射線照射をすることの負担(有害事象だけではなく、通院などの負担も含めて)が大きいのであれば多少のリスクが増えることを認識したうえで治療しない選択をするのも間違いではないと思います。(文責 大西)

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