No.11869 局所再発に入るのでしょうか?(HPNo.11864-2)

1958 views
2016.03.22 S 0 Comments

先日はありがとうございました。pet検査の結果、右胸骨傍下に集積がありました。これからMRIをします。手術をしてから3ヶ月毎にマンモグラフィー、エコー、新超音波(abus)を欠かさず受けて来ました。それらの検査では発見出来ないものもあるのでしょうか。集積がある場所は右乳房と鎖骨の間あたりです。局所再発に入るのでしょうか? 何度も申し訳ございません。よろしくお願いします。

Changed status to publish
2019.01.12 清水 0 コメント

どのような画像検査をどんなに頻回に行っても、転移、再発は一定の大きさにならないと見つかりません。ですから画像検査で転移、再発の所見がないということ(画像検査で異常なしと言われること)は、転移、再発がないということではなく、その検査で見つけることができる大きさの転移、再発がないということです。また、転移、再発を早く見つけても遅く見つけても予後に差がないことが知られています。ですから、現在の乳がん術後経過観察のガイドラインでは一年に一度のマンモグラフィー検査以外の画像検査は推奨されていません。貴女の再発は傍胸骨リンパ節転移と思われます。転移再発の分類で言えば、局所再発の範疇に入ります。薬物治療、外科治療、放射線治療などが考えられますが、大事なことは、現在画像検査で見えている傍胸骨リンパ節だけが転移ではなく、画像検査に見えていない転移が他にあるであろうと考え、見えていない転移を治療するという意識を持つことです。(文責 清水)

Changed status to publish
Question and answer is powered by AnsPress.io
  • 会員の紹介
  • 乳がんについて