No.11909 異時性両側乳がん

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2016.06.06 T 0 Comments

異時性両側乳がんです。今後の治療について参考意見を伺いたくメールしました。2005年 腫瘍の大きさ 1.2cmx0.8cmで、右乳房温存術 。右腋下にクルミ大のリンパ節転移1個 her2 +3 ホルモン陽性 組織学的グレード 2 。術後治療は 放射線治療 抗がん剤 EC-T療法 ゾラ と タモキシフェンによるけんホルモン療法を実施。2011年 定期検診にて体側に乳がん確認。タモ服用中の再発のため服用中止、手術し、左全摘出しました。小葉がん 4cm大 ごく一部に硬癌含む リンパ節転移なく 組織学的グレード1 Her2 - ホルモン陽性。2005年の術後以降、生理はなかったのですが、2011年の術後に一度生理有り、血液検査し、完全に閉経状態でなかったため、リュープリンとアリミデックスによるホルモン療法を受け、現在に至ります。リュープリンは2年で終了しています。その後 生理はありません。アリミデックスを使用して5年を経過したため、担当医より服用を終了し、経過観察のみの治療にしても良いと、提案がありました。どうしようかと思案中です。参考意見をお聞かせください。これまでの経過と、腫瘍が大きかったことを考えると、終了に不安もあるのですが…。タモを服用中に体側へ再発していることを考え合わせると、5年以上同じ薬を使用することにも不安があります。宜しくお願い致します。

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2019.01.12 久保内 0 コメント

左側の小葉癌に対しての治療は、リュープリンとアリミデックスでしたが、リュープリン使用後に真の閉経になり、アリミデックス5年投与したのですから、本来はそれで終了です。アリミデックス等アロマターゼ阻害薬は、術後5年以上の投与に有効性が認められていないので通常は終了します。必要に応じてタモキシフェンを投与して内分泌療法を継続する方もおられますが、あなたの場合はタモキシフェン投与中の発生の乳癌のためタモキシフェンを使わなかったので、ここで使用するわけにもいかないでしょう。2度目の乳癌は腫瘍のサイズは大きかったものの、リンパ節転移が無いことや、術後化学療法を施行しなかったこと等を考えると、最初の癌よりもおとなしかったと考えられます。タモキシフェンを使用することも一手ではありますが、第2の癌の補助療法の継続という意味ではなく、右の温存された乳房に新規発生する乳癌の予防という意味合いでしかない、と考えます。(文責 久保内)

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