No.11923 今後の治療法について

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2016.07.12 K 0 Comments

これまでマンモグラフィー、超音波、超音波下マンモトーム検査を受け、非浸潤がんと診断されたものです。診断を受けた病院は、通いにくい立地で、温存手術後の5週間の放射線治療通院が困難であること、全摘の場合は同時再建を希望しているが、対応していないため、通いやすい病院に転院しました。転院先病院で、超音波、MRIを撮ったところ、元々5mm程度であったしこりが、マンモトーム検査により、確認できなくなっていました。紹介状によると、マンモトーム検査では5回採取したそうです。主治医によれば、「通常はこのような小さな非浸潤ガンならマンモトームの前にMRIを撮っておくべきであるが、今となってはどうしようもない。」とのことです。しこりの場所がはっきり分からないので、この範囲ならば、元のしこりをカバーするであろう範囲を大き目に切除し、切除したものを調べて、ガンがあれば切除できて良かった、無い場合はマンモトームで全てガンが取りきれていたことが分かり良かった、と進めていくことを提案されました。切除部分があまり小さいと、元のしこりがあった場所とは異なる場所を切除した疑いが払拭できない、とのことです。MRIより確認がしやすいものにPETがあるが、PETで場所が特定できることは過度に期待しない方が良いと言われましたが、取り合えす検査を受けてみるかどうしようか、悩んでいます。また、既にガンが無いのなら、乳房は切除したくないですし、何か方法はないのでしょうか? 大きく切除するのなら同時再建の方が良いか、とも悩んでおります。宜しくお願い申し上げます。

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2019.01.12 須田 0 コメント

貴女の場合、現時点では非浸潤癌と診断されていますが、最終的には、切除した標本を病理検査で確認します。切除標本をすべて調べて、浸潤している部分がなければ、最終診断として「非浸潤癌」ということになります。また、病理検査では、病変部がすべて取り除かれていることも確認しますので、乳腺の切除は必須です。
次に場所の特定についてですが、PET検査では、乳癌に限らず1㎝以内の病変を描出させるのは難しく、従って、0.5mm程度の病変部位を特定するのは困難だと思われます。ただし、乳房専用のPET検査装置「PEM」では、より小さな病変でも描出できる可能性があります。また、別の方法として、前医師によるマンモトームを行う前の2方向マンモグラフィーに病変が描出されているのであれば、その画像をお借りして、2方向の組み合わせで、およその病変場所を推定し、乳腺の切除範囲を決めることも可能です。主治医と充分ご相談の上、納得のいく方法を選択してください。(文責 須田)

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