No.11932 パジェット病

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2016.08.01 B 0 Comments

初めて質問させていただきます。私は50代の主婦です。今年の2月より乳頭に疾患があります。7月までの様子を箇条書きにさせていただきます。
1 2月に乳頭に傷をつけ、ステロイド治療。何となく治らない。
2 4月ごろからかさぶたができる。
3 6月に乳腺膿疱で経過観察している乳腺外科にて、マンモグラフィーと超音波。かさぶたのことをいうと擦過細胞。経過、パジェット細胞が出ずグレー。
4 皮膚科で生検。ただ今特殊染色の結果まち。病理より途中経過、パジェット細胞がでているがメラニン色素あり。特殊染色するとのこと。
5 皮膚科と乳腺外科のカンファレンスで90%以上乳房パジェット病の診断。大学病院を紹介される。
6 大学病院では病理の最終判断がきてないのでなんともいえない。取り敢えず血液検査と、超音波。
7 超音波では多発性膿疱で、今までの様子がわからないと比べられないと、超音波技師の方が話す。リンパ節はどこもはれていない。

ここまでが2月からの流れです。おたずねしたいことは
1) 両側に多発性膿疱があり、マンモグラフィーの画像がきれいではなく、超音波の技師さんも難しそうでしたが、10年以上みていただいている先生からは問題なしと言われています。この場合、パジェット病の診断が難しいですか?
2) また、病理の途中段階でパジェット病の診断がでましたが(先生方の判断)、パジェット細胞にメラニン色素があることはよくあることですか?
3) 今まで膿疱以外に問題を指摘されたことがありませんが、MRI で新しい病気がでることもありますか?
4) 病理途中ですが、パジェット細胞がでたということは、確定されても大丈夫でしょうか?

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2019.01.12 徳田 0 コメント

1) 原発巣が、非浸潤癌のように早期の場合、乳頭病変を画像で評価するのは困難です。
2) メラニン色素があるとすれば、乳癌細胞(パジェット細胞)ではないことになります。
3) 乳頭皮膚のパジェット細胞の原発巣を探す目的で行います。
4) お話から、まだ確定診断がされていない状況と考えます。場合によっては、病理診断のセカンドオピニオンを主治医に依頼してはいかがでしょうか。(文責 徳田)

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