No.11923で質問したものです。ご回答有難うございました。PETとPEMでも調べましたが、やはり病変は見えませんでした。生検前のマンモグラフィーでも、病変は見えず、エコーのみで確認できるとのことです。生検で採取した組織5本全てに非浸潤癌のみが見られ、ほぼ99%非浸潤癌でリンパ節転移もないだろう、と言われました。大き目の一部切除手術(生検の針跡から乳頭にかけて60度程度の扇型)が嫌であるのならば、ガンのサブタイプがルミナールA、ホルモン受容体であるため、①手術しないで慎重に経過観察し、見えるようになったら手術(少数派の意見)、②手術をしないでタモフェキシンを服用する、③放射線治療(しこりが目に見えるようになった際の手術で温存が難しくなるのでお勧めしない)、といった方法も考えられると担当医に言われました。また前の病院で渡されたメモにはki67 10%とありました。以下、質問です。
1. 元々(病変が見えなくなる前)は当然手術を受けるつもりでしたので、①の方法で局所再発?で、しこりが見えるようになって最小限の切除で済ませられたら、という気持ちがありますが、浸潤癌となり、遠隔転移の可能性が発生してしまいますか?
2. ②の方法は局所再発、対側の発症に加え、遠隔転移防止にも有効でしょうか?
3. 温存手術では放射線治療が標準治療だと思いますが、今回の場合、タモフェキシンの服用とどちらが再発防止に有効でしょうか?
4. そもそも今回の場合、局所再発が無ければ、遠隔転移も発生しない、局所再発で浸潤癌となれば、遠隔転移の可能性が出てくる、という理解で宜しいでしょうか。
5. 取り敢えず、②の手術無しでタモフェキシンを服用して、副作用が苦痛でなければ服用を継続し、苦痛であれば手術を検討しようかと思っておりますが、やはり先生は手術による切除が第一に必須とお考えでしょうか?
6. 病変位置についてですが、生検をした前の病院の医師ならば、感覚、記憶等で、もう少し限定して切除部分を小さくできる可能性はあると思われますか? (マジックで乳房に病変位置を記した写真等あるか問い合せましたが、無いとの回答は頂いています。) 切除を小さくでくきるのであれば、前の病院に戻るという選択肢もありますが、病変位置を特定する資料作成せずにしこりを全て採取していまった医師に手術を任せて良いものか心配です。またはその医師なりの考えがあり、意図的に行ったと考えることはできるでしょうか。
以上、長文で申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
1. 浸潤癌となり遠隔転移の可能性が発生する危険が増します。
2. 局所再発、対側発症、および遠隔転移の防止にも有効の場合がありえますが、高い確率ではないと思います。
3. 私は放射線治療の方がタモフェキシンの服用より有効と考えています。
4. 局所再発が無ければ遠隔転移も発生しない、局所再発で浸潤癌となれば遠隔転移の可能性が出てくる、という理解でいいと思います。
5. 私はもともとは乳腺外科医でもあり、手術による切除が第一選択と考えています。
6. 生検をした前の病院の医師でも、病変位置については感覚・記憶等ではあやふやで信頼がおけないと考えます。前の医師も彼なりに最善の手を打とうとしたのだと思います。手術中の迅速病理組織所見を参考にして行うのが、安全で切除部分を小さくできる方法と思います。(文責 石川)