No11943で質問した者です。ご回答ありがとうございます。胸の痛みが進行と関係ないと聞き、とても安心しました。陽子線も必要ないのですね。素人がネットで情報を集めている中で取捨選択がわからず、今回教えて頂いてとても助かります。すみませんが、もう少し質問させて頂いてもよろしいでしょうか。
1) 検査した病院では、グレードが3で進行が早く顔付きが悪い癌だと言われました。検査から手術まで1ヶ月半ほど期間が空いていますが、その間進行状況は大丈夫なのでしょうか。一般的には乳がんは進行が遅いと聞きますが、グレードが高いということで気になっています。
2)ki-67が30%ということで、検査の病院では抗癌剤の使用をすぐにでも勧められましたが、セカンドオピニオンの病院では、「手術後の数値でルミナールaになることもある。30%はそんなに高い数値ではない。」と言われました。病院によって意見は違うものなのでしょうか。また、オンコタイプdxという検査をしてもらった方がいいか迷っています。
3)このしこりは5〜6年前からあり、お医者さんにも診せていましたが、当時は心配ないとのことで、そのままになっていました。グレード3でもそんなに放っておいて遠隔転移がないというのは有り得るのでしょうか。また、色々調べたところ、グレードが高いとki-67の数値も高いとありましたが、関係はあるこですか? 予後がとても心配になります。
前回の質問に加え、更なる質問で申し訳ありません。手術まで待つしかなく、不安な気持ちだけが先走ってしまっています。 先生も多忙な中、すみませんがよろしくお願い致します。
1) グレード3といっても核グレードなどいろいろなグレードの種類もあり、それでも大きな病院では2,3か月待ちが当たり前で、その程度では再発などのリスクに変わりがないという研究もあります。
2) Ki-67の基準値にもばらつきがあり、世界中で異論があります。7%以上が髙リスクとか、14%以上が高リスクとか、20%以上が高リスクとか、いろいろあります。検査法やカウントの仕方にもばらつきがあり、あくまでも診療の目安ですから、30%というのは高いとは言えないということもあります。
3) 当院でも患者さんがよく言うのですが、前からあるからといっても本当に同じものを見ているのか不確実ですし、グレードもKi-67はあくまでも悪性度の目安ですから、術後の病理診で全然違う結果になることもあります。癌はすべての部位で同じではないので、全体像に慣れた病理医が診断することで、最終病理診断が決まるので、今から心配しても取り越し苦労になることもあります。 (文責 石山)